魔法少女と竜と漆黒の狂戦士と A's編 空白期 第十一話
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    一ヶ月後、零冶は炎の中を走っていた。

 

 

零冶  「クソッ!何処だ!?」

 

 

    周りは炎の海。その中を零冶はひたすら走っていた。

 

 

零冶  「何処だ!ギンガ、スバル!!」

 

 

    何故零冶が炎の中を走っているのか、時は少しだけ遡る。

 

 

 

 

     その日の夕方    

 

 

零冶  「・・・ふぅ。折角、今日は休みなのに何で俺が買い出しに行かなきゃならないんだ?」

 

 

ロキ  『仕方ないよ。負けたのは零冶だもん。』

 

 

    ロキが仕方ないと言って笑った。零冶はナンバーズ達とのジャンケンに負けて買い出しに出掛けていたのだ。いつもなら

    チンクが行ってくれるのだが、チンクは今メンテナンス中だった。

 

 

零冶  「え〜と、コレとアレも買ったし、もう無いよな「ピピピ、ピピピ」・・・ん?」

 

 

    突然、零冶が持っていた通信機が鳴り始めた。

 

 

零冶  「どうした?」

 

 

ジェイル「零冶君、悪い知らせと最悪な知らせがあるんだが・・・。」

 

 

ロキ  『良い知らせがないじゃん・・・。』

 

 

     それはジェイルからだった。しかし、いつになく声が焦っているように感じた。

 

 

零冶  「で、悪い知らせから聞こうか?」    

 

 

ジェイル「ミッドチルダ臨海空港で大規模火災が起きた。」

 

 

零冶  「・・・・・・テロか?」

 

 

ジェイル「恐らくは・・・。それともう一つの事だが落ち着いて聞いてくれ。」

 

 

    ジェイルは真剣な雰囲気で言った。

 

 

ジェイル「クイント君の娘、スバル・ナカジマとギンガ・ナカジマがその空港に取り残されているんだ。」

 

 

ロキ  『零冶!』

 

 

零冶  「っ!!」

 

 

    零冶はジェイルの知らせを聞いた瞬間、通信機を切って、すぐに駆けだした。

 

 

零冶  「ルナ、封印解除!!」

 

 

ルナ  「了解、封印解除!」

 

 

    そして、零冶は狂戦士の甲冑を着て、空を飛んだ。零冶の視線の先には夕日よりも赤く燃え上がる空港が見えていた。

 

 

零冶  「クソッ!待ってろ、ギンガ・スバル!!」

 

 

    零冶は空港に到着すると、そのまま炎の中に突っ込んだ。

 

 

    そして、時は今に戻る

 

 

零冶  「ルナ、周囲に生命反応はあるか!?」

 

 

ルナ  「生命反応有り、極至近に1つ、少し離れた場所に1つあります。」

 

 

零冶  「よしっ、先ずは近くにいる奴からだ!ルナ、方向は!?」

 

 

ルナ  「2時の方向です。直線距離、20m。あの壁の向こう側です。」

 

 

零冶  「ならば突っ切るぞ!ルナ、ライフルモード!」

 

 

ルナ  「了解、ライフルモード!」

 

 

    零冶はバレットを構える。そして、

 

 

零冶  「デモンズバスター!!」

 

 

    ドゴオオォォン!!

 

 

    零冶は壁に向かって魔法を放ち、大穴を開けた。そして中に入ると、

 

 

ロキ  『いた!!』

 

 

???「たす・・・けてよ。誰か・・・助けて。」

 

 

    女の子がいた。ギンガでは無かったので、恐らくスバルだろう。

 

 

    だが、スバルがしゃがみ込んだ時、スバルの後ろにある石像がひび割れていった。

 

 

零冶  「ルナ、封印解除!」

 

 

ルナ  「了解、封印解除!」

 

 

    零冶は斬魔刀を取り出した。そして、石像が耐えきれずに足元から折れ、スバルに向かって倒れていく。

 

 

スバル 「きゃああああ!!!」

 

 

    だが、零冶は縮地を使って距離を詰めて斬魔刀で

 

 

    ドゴォン!!

 

 

    砕いた。

 

 

スバル 「・・・え?」

 

 

    スバルは石像が砕かれた事に目を白黒させる。そして、その砕いた相手を見て驚いた。

 

 

零冶  「・・・大丈夫か?」

 

 

    そこには髑髏の兜に全身が漆黒の鎧に包まれた人が立っていたのだから。

 

 

スバル 「え?あ・・・うん。大丈夫・・・です。」

 

 

    スバルは少し放心していたが何とか戻ったようだ。

 

 

ロキ  『うん、何処にもケガは無いみたいだよ。』

 

 

零冶  「そうか・・・良かった。それじゃ、ここから出るぞ。」

 

 

スバル 「・・・ふぇ?どうやって?」

 

 

    スバルは首を傾げた。周りにあるのは壁と炎の海なので出られないと思ったのだ。

 

 

零冶  「上だよ。・・・デモンズバスター!!」

 

 

    零冶は再びルナをバレットに変え、天井に向かって魔法を撃つ。そして、出口ができた。

 

 

零冶  「君の名前は?」

 

 

スバル 「私・・・スバル。スバル・ナカジマ。」     

 

 

零冶  「それじゃスバル、今から「マスター!高魔力反応有り、高速接近中です!接敵まで10秒!」っ!!」

 

 

    しかし、そこへ魔導師と思われる者が近くにまで来ていた。零冶は一瞬の思考の後、スバルを魔導師に運んでもらうことにした。

 

 

ロキ  『この魔力・・・もしかして。』

 

 

    ただ、ロキは接近する魔力反応に何か身に覚えがあったみたいだ。

 

 

零冶  「スバル、すぐに魔導師の人が来てくれる。俺はもう一人を助けに行ってくるから、その人に助けて貰うんだ。いいな?」

 

 

スバル 「うん・・・。あの!もう一人は多分、私のお姉ちゃんなの!だから、助けてあげて!!」

 

 

零冶  「もちろんだ。」

 

 

    そう言うと零冶はギンガを助けに行くために走って行った。そして、入れ替わりに魔導師と思われる少女が現れた。

 

 

 

 

??? 「君!大丈夫!?」    

 

 

スバル 「うん、大丈夫。」

 

 

    少女はスバルにケガが無いと分かると安堵した。

 

 

なのは 「よかった・・・。私は管理局の高町なのはって言うの。」

 

 

    なんと、現れた少女は高町なのはだった。

 

 

なのは 「すぐにここから出してあげるから・・・って!何あれ!?」

 

 

    なのはが上を見ると、天井に穴が開いていて空が見えていた。そんななのはを見て、スバルがおずおずしながら答えた。

 

 

スバル 「あ、あの・・・さっき黒い髑髏の人が助けてくれたの。」

 

 

なのは 「黒い・・・髑髏?」

 

 

スバル 「うん!真っ黒な鎧を着た人だったよ!とっても大きな剣と銃を使ってたの!」    

 

 

なのは 「真っ黒な鎧・・・大きな・・・・剣と銃。」

 

 

    スバルは少し興奮して言っていた。だが、なのははスバルの言葉にある人物を思い出していた。

 

 

なのは 「・・・まさか。でも、彼はもう・・・・。」

 

 

     その時、小さいながらも瓦礫が崩れ落ちてきた。

 

なのは 「っ!考えるのは後ね。兎に角、ここから出るからしっかり掴まってて!」

 

 

スバル 「うん!」

 

 

    そうしてなのははスバルを連れて空に飛び上がった。

 

 

なのは 「・・・・・・零冶君。」

 

 

    なのはは空に飛び上がった時、ポツリと今亡き思い人の名前を呟いた。そして、スバルの目には漆黒の鎧の姿がしっかりと

    焼き付いていた。

 

 

 

 

 

    零冶はスバルと別れた後、入り組んだ通路を走っていた。

 

 

零冶  「ルナ!ギンガは何処だ!?」

 

 

ルナ  「ここから11時の方向に35m。次の角を左に曲がって真っ直ぐ行った所です。恐らく非常階段かと。」

 

 

零冶  「了解!」

 

 

    零冶は縮地を使って駆ける。そして、鉄製のドアが見えた。そのドアを零冶はバレットで撃ち抜く。すると、

 

 

ギンガ「きゃあああああ!!」

 

 

    階段が崩れ、ギンガが落ちてきた。

 

 

零冶  「よっと!」

 

 

ロキ  『ナイスキャッチ!』

 

 

    零冶は飛び上がり、ギンガをキャッチした。

 

 

零冶  「大丈夫か?」

 

 

    零冶は上の階まで上がり、ギンガを降ろした。

 

 

ギンガ 「・・・え?あ、はい!あの・・・助けてくれてありがとうございます。」

 

 

    ギンガは丁寧にお辞儀をした。

 

 

零冶  「気にするな。それより、ここから出るぞ。それと、お前の妹も魔導師が助けたから心配ない。」

 

 

ギンガ 「え!?スバルは無事なんですか!?」

 

 

零冶  「ああ。他の魔導師が救出した。ギンガ、お前の事は妹から聞いている。」

 

 

ギンガ 「・・・よかったぁ。・・・?」

 

 

     すると、安堵していたギンガが突然首を傾げて零冶をジロジロ見た。

 

 

零冶  「ん?何だ?」

 

 

ギンガ 「あの・・・どこかで会いましたか?」

 

 

    零冶は一瞬動揺したが、ギンガにはバレなかった。

 

 

零冶  「・・・いや、無い。勘違いだろう。」

 

 

ギンガ 「そうですか・・・。」

 

 

    ギンガは少し納得いっていなかったが、気にしないようにした。すると、再びルナから警告があった。

 

 

ルナ  「マスター!再び魔力反応有り!高速接近中です!接敵まで後8秒!」

 

 

零冶  「もう一人いたか!デモンズバスター!!」

 

 

ギンガ 「きゃっ!?」

 

 

    零冶は右側にある壁に向かって魔法を放つ。すると、壁が崩れて外に通じる道が出来た。

 

 

零冶  「ギンガ、魔導師がすぐにここへ来る。そいつに外まで運んで貰え!」

 

 

ギンガ 「え?あ!ちょっと!」

 

 

    零冶はそう言うと電気が消えて真っ暗な通路へと姿を消した。そこへ、金髪の魔導師が現れる。

 

 

??? 「大丈夫ですか!?」

 

 

ギンガ 「あ、はい。大丈夫です。」

 

 

フェイト「私は時空管理局のフェイト・テスタロッサです。すぐにここから出て・・・これは一体・・・?」

 

 

    フェイトがギンガの後ろにある大穴を見て驚愕した。

 

 

ギンガ 「あ、それはさっき私を助けてくれた人が空けたたんです。」

 

 

フェイト「助けてくれた?その人は今どこに?」   

 

 

ギンガ 「えっと、何だか慌ててあっちに走って行きました。」

 

 

フェイト「・・・・・・。」

 

 

    フェイトは零冶が走り去った通路を見た。だが、フェイトは何かを気配を感じたらしく、その通路に向かって足を

    進めようとしたが、崩れ落ちた瓦礫によって阻まれた。

 

 

フェイト「っ!・・・兎に角、ここから出ましょう。私に掴まって下さい。」

 

 

ギンガ 「はい。」

    

 

    そして二人はその場を後にした。外に出たフェイトはギンガに助けた人のことを聞いた。

 

 

フェイト「あなた、名前は?」

 

 

ギンガ 「あ、ギンガ・ナカジマです。」

 

 

フェイト「そう。ねぇ、ギンガ。さっき貴女が言ってた助けてくれた人ってどんな人だったか覚えてる?」

 

 

ギンガ 「はい。髑髏の兜をしていて、全身真っ黒な鎧を着た人でした。声からして、多分男の人だったと思います。あ!それと長くて

    大きな銃を使っていました。さっきの穴はその銃で真っ黒な魔法で空けたんです。」

 

 

フェイト「真っ黒な鎧に大きな銃・・・。」

 

 

    フェイトはその姿にある人物を思い出した。いつも自分達を守ってくれて大好きな男の子、でも自分たちを助けるために

    自ら犠牲になった・・・・・・黒澤零冶という少年を。

 

 

フェイト「でも、零冶は虚数空間に・・・・・・。」

 

 

    フェイトはそんなはず無いと思った。でも、どうしてもギンガが言った人の事が頭から離れなかった。

 

 

フェイト「・・・はやてに報告しよう。」

 

 

    フェイトははやてに報告すると決めた。

 

 

 

 

零冶  「・・・行ったか?」

 

 

    零冶は通路の角に身を隠していた。

 

 

ルナ  「はい。それと、最初の魔力反応ですが・・・恐らくなのはさんと思われます。」

 

 

零冶  「そうか・・・。まさか・・・フェイト達が来るとは思わなかった。」

 

 

ロキ  『やっぱり・・・懐かしい魔力だと思ったよ。』

 

 

    どうやらロキは何となく分かっていたようだった。

 

 

    そして零冶は影でフェイトを見た時に驚いた。あれから6年経った今、フェイトはすっかり大人びていたがすぐに判った。

 

 

ルナ  「マスター・・・・・・よろしかったのですか?」

 

 

    ルナは少し心配するような声で聞いてきた。

 

 

零冶  「・・・ああ。俺にアイツと会う資格なんてない。フェイト達を傷つけた俺なんかに・・・。」

 

 

ロキ  『零冶・・・。』

 

 

ルナ  「マスター・・・。」

 

 

    零冶は一瞬悲痛な表情をしたが、すぐに頭を振って元に戻った。

 

 

零冶  「さて・・・後はこの火を消すか。」

 

 

    零冶は最後の仕上げとばかりに呪文を唱え始めた。

 

 

零冶  「清き澄んだ河が流れ行く。その河は地獄の最下層を流れる河なり。」

 

 

    すると水が空港を流れていき、全ての階層の床が水で満たされる。そして、

 

 

零冶  「その河、一切の慈悲は無く渡りし罪人を凍てつかせん!凍れ!コキュートス!!」

 

 

    水が触れた場所が凍り付き、炎までもが凍った。そして出来上がったのは白銀となった空港だった。

 

 

零冶  「これで大丈夫だろう。ルナ、退き上げるぞ。」

 

 

ルナ  「・・・了解しました。」

 

 

ロキ  『・・・うん。』

 

    そして零冶は闇に包まれ、姿を消した。

 

 

 

 

 

    時空管理局本局のとある執務室

 

 

??? 「・・・はぁ。」

 

 

    ここで一人の少女が溜息をついていた。その原因はもちろん、先の臨海空港大規模火災の件についてだ。

 

 

??? 「一体何がどうなっとんのか解らへん。」

 

 

    それは火災がピークに達した時の事だった。少女が各部隊に指示を送っていた時、突然空港の周りにある海水が一斉に空港に

    向かって行ったのだ。それが空港を満たした時、一瞬にして空港が凍り付いた。それを見た人たちは皆唖然としていた。

    もちろん、少女も含めてだ。

 

 

??? 「あれほどの大規模魔法、恐らくAAA魔導師じゃ無理やな。となると最低でもSランク以上・・・。」

 

 

    そして少女は頭を抱えて唸った。

 

 

??? 「うぅ・・・何でこんな時に次から次へと問題が起きるんや。面倒やなぁ・・・。」

 

 

    すると、突然ドアがノックされた。

 

 

??? 「遅かったなぁ。入ってええよ。」

 

 

    そこに入ってきたのは栗毛をツインテールにした少女と金髪を背中まで伸ばした少女、高町なのはとフェイト・テスタロッサだった。

 

 

なのは 「ごめんね、はやてちゃん。ちょっと気になることがあって調べてたの。」

 

 

はやて 「気になること?」

 

 

フェイト「うん。空港で起きたアレについてなのはと調べてたの。正確には“探していた”だけどね。」

 

 

はやて 「探していた?何を?」

 

 

    なのはとフェイトはお互いに顔を見て頷いた。

 

 

なのは 「実は私達が助けた子、スバルとギンガって子を覚えている?」

 

 

はやて 「うん。あの姉妹やろ?それがどうしたん?」

 

 

    はやては首を傾げた。

 

 

フェイト「その子達、私達が助ける前に誰かが助けたらしいの。」

 

 

はやて 「ええ!?でも、あそこに突入したのはフェイトちゃんとなのはちゃんだけやで!?」

 

 

なのは 「うん。それで、助けてくれた人の事を聞いたんだけど・・・。」

 

 

    なのははそこで言葉を濁らせた。フェイトも少し言いづらそうにしていた。

 

 

はやて 「?どうしたん?」

 

 

フェイト「あのね、はやて。落ち着いて聞いてね?」

 

 

はやて 「だからどうしたんやって!」

 

 

    はやてが焦れったそうに聞く。

 

 

フェイト「その助けた人の姿・・・・髑髏の兜に“全身真っ黒な鎧”を着ていたらしいの。」

 

 

なのは 「それに壁に大穴を空けた時、“巨大な剣と大きな銃”を使っていたみたい。」

 

 

はやて 「・・・・・・え?」

 

 

    ドクンッとはやての心臓が鳴った。そして、はやての脳裏にあの時の記憶が蘇る。

 

 

    『はやて・・・手を・・・離せ。このままじゃ、お前までも落ちる。』

 

 

    『っ!?バカ!!何を言うんや!!それに、一緒に遊園地に行くって約束したやろ!?』

 

 

    『・・・ごめん。約束・・・守れないみたいだ。』

 

 

    『アカン!!絶対にアカンよ!!そんなことしたらウチ、零冶兄ぃのこと恨むで!!』

 

 

    『はやて・・・・・・・・元気でな。』

 

 

    『零冶兄ぃぃぃぃぃぃぃ!!!!』

 

 

はやて 「まさか・・・。でも!あの時、零冶兄ぃは虚数空間に落ちたって・・・。」

 

 

    はやては脳裏に浮かんだ記憶を振り払って言った。

 

 

なのは 「うん・・・でも、以前ユーノ君が言ったことがあるの。虚数空間は魔法が発動しないことしか解ってないって。

     つまり、全くと言っていいほど解らないことが沢山あるの。」

 

 

フェイト「だから、何が起きても不思議じゃない・・・。」

 

 

    はやては二人の言葉を聞いて脱力し、椅子に座り込んだ。

 

 

はやて 「じゃあ・・・零冶兄ぃが生きてるかもしれへんの?」

 

 

なのは 「うん。」

 

 

フェイト「可能性はあるよ。それに確証がないけれど、あの子達が言ってた“巨大な剣”と“大きな銃”それと“真っ黒な鎧”。

     どれも零冶が使ってた装備と似ている・・・どう考えても零冶しか思いつかないよ。」

 

 

    すると、はやての目から涙が溢れた。

 

 

はやて 「・・・よかった・・・・生きててくれたんやね・・・零冶兄ぃ。」

 

 

なのは 「でも、まだ確証がないの。今日探してたのもその人なんだけど、見つからなかったの。」

 

 

フェイト「だけど、零冶の可能性も十分にありえるよ。空港を凍らせた魔法だって零冶の魔力なら可能だしね。」

 

 

    それでも、と言ってはやては立ち上がった。

 

 

はやて 「よし、分かったわ!例の件と平行して零冶兄ぃの行方についても調べてみるわ!!」

 

 

なのは 「うん。私達の方でもそれらしい人がいないか調べてみるよ。」

 

 

フェイト「そうと決まったらアリサやすずかにも知らせた方がいいかもね。」

 

 

はやて 「せやな!アリサちゃん達にも知らせてやらなな!!」

 

 

    そうして三人は必要な報告を終わらせて、それぞれの部屋へと戻っていった。

 

 

 

なのは 「零冶君・・・きっと生きてるよね?私・・・信じてるから。」

 

 

 

フェイト「零冶・・・・・今度会ったら必ず・・・私の思いを伝えるよ。」

 

 

 

はやて 「零冶兄ぃ・・・・・・絶対に見つけたる。そして会ったら・・・もう絶対に離さへんから!」

 

 

 

    果たして三人は零冶と会うことができるのだろうか。

 

 

 

 

説明
ついにあの事件が起こる
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コメント
必然的に斬魔刀とライフルモードは使えませんねww(クライシス)
ギンガに『助けてくれた人=ゼロ・ユンカース』って気付かれそうな予感w(ウィーグ)
ありがとうございます。頑張って書きます!(クライシス)
このあとどう接触するか気になりますね。楽しみに待っています(ginga+)
う〜ん、跡形もなく消えてますね。(クライシス)
バレてしまったね…ところでトリプルブレイカー受けた片達大丈夫ですか?(kaito)
Hydrogenさん、もち零冶を捜索します!(クライシス)
ふかやんさん、中々難しいです。零冶も悔やんでいるが故に会えないのですよ。(クライシス)
それにしても、零冶もいっそのこと無事だと言う事を知らせてもよいのではないかと思うんですが…。はやてたちもその事で悔んでいると言うのに…(ふかやん)
鎖紅十字さん、すいません、書き直すのわすれてましたw(クライシス)
actさん、即効でばれましたねw(クライシス)
バレたねww 3人はどうするのだろうか。だって零冶に敵対しても勝てないし。よし、悩んでいる隙にナンバーズとくっつけてしm・・・そこに3色の砲撃が炸裂し、そして誰もいなくなった(Hydrogen)
はっはぁ〜ロキさんあいつもてもてだよぉ〜・・・リア充爆発しろお!!!フラグ乱立させんなよ!!!レイジのバカ!!あ、チンクさん。え、うるさい?あとレイジの悪口いうな?はい、すいません(鎖紅十字)
バレてますよwww は!!いかんいかん。本妻達が捜索という名の狩りに移るぞ。零冶、今のうちにナンバーズ達(本妻はドゥーエ。理由一番好きだから)と教会で夫婦の証となる誓いのk・・・・・・・三つの砲撃が着弾した。そこには、更地しかなかった・・・・・・(act)
おもいっきりバレとる(頭翅(トーマ))
カイさん、ですよねぇ。ま、そういう方向でやってみます。(クライシス)
氷屋さん、あ、すいません。書き直しますw  そうですね、問い詰められて真っ白に燃え尽きてしまうスバルが目に浮かびますw(クライシス)
ディバイン見てないから、どの道デモンズになりますよね、スバルの性格で考えたら(カイ)
ふむ・・・ってことは将来試験の時にそれをみてなのは達に問い詰められるんですね、はやて 「ええ!?でも、あそこに突入したのはフェイトとなのはだけやで!?」呼び捨てで名前呼ぶのはフェイトとアリサで後の幼馴染たちはちゃん付けで呼んでるので違和感がw(氷屋)
カイさん、可能性が大ですwwでも、やっぱディバインの方が似合ってるような・・・。(クライシス)
古手さん、やっとなのは達を出すことが出来ましたw(クライシス)
あれ?このままだと、スバルのバスターはディバインじゃなくてデモンズになるんじゃないですか?(カイ)
キタ━━━━(Д゚(○=(゚∀゚)=○)Д゚)━━━━━!!! さぁ、本妻達が登場しましたぜ(古手雅樹)
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