SAO〜黒を冠する戦士たち〜 第四十九技 伝えあう想い
[全3ページ]
-1ページ-

 

 

 

 

 

 

 

第四十九技 伝えあう想い

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

-2ページ-

 

 

 

キリトSide

 

俺はアスナが落ち着くまで待っている。

 

かくいう俺も気持ちを落ち着かせる時間がほしかったわけで丁度良かった。

 

「落ち着いたか…?」

 

「うん(グス)、大丈夫…。へへ、ごめんね…。泣き出しちゃったりして…」

 

「かまわないさ…。それよりも、俺の代わりに泣いてくれたんだろ?…ありがとう」

 

「えへへ…(ギュッ)//////」

 

アスナは笑顔で応えると俺の胸元に顔を((埋|うず))めてきた。

 

俺は彼女の頭に手をおいて優しく撫でてあげた。

 

するとアスナは上目遣いで俺を見上げた。

 

「キリトくん、ありがとう…。元気、でてきたよ///」

 

そんなアスナを俺は堪らなく愛おしいと思い彼女の頭と腰に腕をまわして抱き締めた。

 

「キ、キリトくん/////////!?」

 

いきなり俺が抱き締めてたのでアスナは混乱している。

 

少しだけジタバタと暴れているが、俺は抱き締める腕の力を弱めずに彼女の耳元に口を寄せた。

 

「アスナ…。君のことが好きだ……」

 

「キリ…ト、くん…」

 

「君と、ずっと一緒にいたい…。君の傍に居続けたい…」

 

「キリトくん…/////////」

 

俺は自分の想いをアスナに告げた。

 

俺の正体を教えて、それでも俺を見てくれる彼女のことが好きだから。

 

アスナは顔を真っ赤に染めている。

 

けれど、俺から目を逸らさずにしっかりと俺の眼を見据えている。

 

「わたしも、キリトくんのことが好き……大好きです/////////」

 

彼女の返事に俺はもう一度強く抱き締めた。

 

もう離さないといわんばかりに。

 

アスナも俺を強く、強く抱き締めてくれた。

 

ふと俺はアスナを抱き締める力を弱めた。

 

「キリトくん…?」

 

アスナが不安げな表情で俺の顔を覗き込んでくる。

 

俺はその不安そうな表情を打ち消すためにアスナの唇を奪った。

 

「ん…、んむ……ん、アスナ……」

 

「んむ……んちゅ、んん…ぴちゅ…、キリト、くん……/////////」

 

優しく、それでも少し強引にアスナにキスをしていく。

 

唇だけでのキスに留まらずに舌も絡めていく。

 

お互いの唾液を交換したりするため、淫らな水音が部屋の中に響く。

 

「んぅ…、ぴちゅ……んん、ふぅ…」

 

「んん、んむ……、んく…ん…ぷはぁ……/////////」

 

キスを終えるとアスナはトロンとした表情で俺の胸元に倒れこんだ。

 

「はぁ…はぁ…、キリト、くんの…はぁ…。キス…はげしいよぉ/////////」

 

そんな風に抗議するも全然怖くなく、可愛いので俺は悪びれることもない。

 

「これではげしいって言ってられないぞ……。

 いまから、もっとはげしいことするのに(ニヤリ)」

 

「ふぇ…? それって…、まさか/////////!?」

 

アスナはキスの余韻のせいか頭が回らなかったようだが、すぐに理解すると顔を真っ赤にさせた。

 

「アスナは『オプションメニュー』の一番深いところにある『倫理コード解除設定』のこと知ってる?」

 

アスナは知っているようで顔を真っ赤にさせたままコクリと頷いた。

 

さっきは意地の悪いように笑って言ったが、俺は表情を真剣なものに変えてアスナにしっかりと訊ねる。

 

「アスナ…。嫌なら嫌と言ってくれてかまわないから…」

 

「……いやじゃ、ないよ…。その…、わたしでよければ…/////////」

 

「アスナがいいんだ…」

 

「あ……はい/////////」

 

俺達は二人でアスナの寝室に向かった。

 

ベッドに着くと部屋の明かりを消してから『倫理コード解除設定』を操作して服を脱いだ。

 

そして、俺達は体を重ね合った。

 

キリトSide Out

 

 

 

To be continued……

 

 

 

 

 

-3ページ-

 

 

 

 

 

後書きです。

 

今回でキリトとアスナが結ばれました。

 

この話を楽しみにしていてくださった方々も多いと思います。

 

上手く書けていれば幸いです。

 

今後はキリトとアスナのイチャラブが多くなりますのであしからず・・・。

 

それでは・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

説明
第四十九話になります。
キリトの正体すら受け入れたアスナ。
二人の想いは・・・。

どうぞ・・・。
総閲覧数 閲覧ユーザー 支援
28065 26490 29
コメント
アサシン様へ 確かに理性の方ですねw(本郷 刃)
解除するの論理じゃなくて理性でしょう(笑)・・・・・・おっさん臭い・・・・・・ボソボソ(アサシン)
鎖紅十字様へ はい、こちらのキリトは黒衣衆のカップルことシャインとティアから聞いています(本郷 刃)
クロス様へRe やっぱりそうですよね〜w(本郷 刃)
こっちのキリト君は論理コードしってたんだ〜黒衣衆のカップルから聞いたかな?(鎖紅十字)
本郷様へRe 何故か納得出来る自分も怖いですw(クロス)
クロス様へ これを書きたくて始めたといっても過言ではないのが怖いですw(本郷 刃)
本郷様へ いや〜キリトとアスナが本当の意味で結ばれましたね。次回も楽しみにしてます!(クロス)
タグ
ソードアート・オンライン SAO キリト アスナ 原作キャラ オリキャラ キリト×アスナ 原作キャラ×オリキャラ オリ×オリ チート 

本郷 刃さんの作品一覧

PC版
MY メニュー
ログイン
ログインするとコレクションと支援ができます。

<<戻る
携帯アクセス解析
(c)2018 - tinamini.com