ガンダム学園で僕と握手 005 武力介入<00・運命・∀・V>
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「やれやれ、スメラギさんも人使いが荒いぜ…」

ロックオン・ストラトスは、担任教師のスメラギからの信頼が厚く、よく仕事を押し付けられる。

なお、今日の仕事は入学式の手伝い、いわゆる雑務である。

ティエリアは生徒会の仕事があるので忙しく、アレルヤはそもそも影が薄いし、今日もセルゲイ先生に娘をくれと言っているのかもしれない。

刹那は…年齢的におそらく今日入学なのかもしれない。

「とりあえずあいつをマイスターに誘うか」

なお、ロックオン・ストラトス、ティエリア・アーデ、アレルヤ・ハプティズムの3人はガンダムマイスターという組織に(ゲーム内で)所属している。

そんなこんなで、ぼちぼちと生徒が登校してきた。

「シン、服装乱れてるわよ」

「うるさいな、ルナには関係ないだろ」

「入学初日だ。ある程度きちんとした方がいい」

シン・アスカ、ルナマリア・ホーク、レイ・ザ・バレルの3人は今日からこの学校に通う。

ロックオンは「入学式の会場はこちらです→」という立て札を持ちながらその光景を見る。

そしてさらにまた別の生徒も来た。

「お嬢様、こちらへ」

「別に言われなくても分かってるわよ! 姉さんもう入学してるし」

ロラン・セアックとソシエ・ハイムの二人も今日からここに通う。

女の子と二人登校いいなぁと思いつつもその光景を見るロックオン。

彼も本気を出せば彼女の一人や二人など簡単に作れるのだが、彼は純粋にこの世界を楽しむことはできないでいた。

また、見知った人物のおかげで、戸惑いもあった。

「はぁ…」

「ロックオン! ロックオン!!」

「おおハロ、手伝ってくれるか」

少しだらけてきたロックオンだが、それを見たハロが立て札を持つのを手伝った。

なお、「ハロ」を持っている人間は珍しくは無い。

この学校にも何人もいる。

「シャクティは心配性だなぁ」

「ウッソは分かっていないんだわ」

ロックオンの前を通りかかったウッソ・エヴィンという少年もハロ持ちである。

こういう風な感じに。

だから全然珍しくは無いのだが…

「じー」

無いのだが…

「じー」

ロックオンのハロを見つめる一人の女の子。

「あー…(フェルトじゃねえかよ…困った困った)」

どうやら刹那だけでなく、フェルトもこの学校に入学するらしい。

しかも、どうやらこっちでもハロが好きらしく、ロックオンは対応に困っていた。

「あー、ハロ好きなのか?」

フェルトはコクリと頷くだけで何も話さない。

ティエリアやアレルヤの時もそうだったが、知っている人間に「この世界」で初めて会うと、どう対応していいか分からないロックオン。

そんな気まずい雰囲気になりかけた時、騒ぎが起こった。

「お前、俺を誰だか知ってるのか? AEUクラスのパトリック・コーラサワー。模擬戦(イメージトレーニング)でも負けなしのエース、スペシャル様なんだよ!」

ロックオンは頭を痛めた。

やはり問題を起こすのはアイツ、パトリック・コーラサワーだ。

と、いうことは…

ロックオンは嫌な感じがして現場へと向かった。

「何とか言えよ! 俺は名乗ったんだぞ!」

「…俺がガンダムだ」

「は?」

どうやら、マリナ・イスマイールがコーラサワーのナンパに困っていたらしく、刹那はそれに武力介入したらしい。

そして、迷言を吐いた後、コーラサワーをぶん投げた。

「俺は!」

さらにコーラサワーの反撃パンチを捌く刹那。

「スペシャルで!」

さらに今度のパンチはかわす刹那。

「2000回で!」

その隙に懐に入って正拳突きをする刹那。

「模擬戦(イメージトレーニング)なんだよ〜!」

コーラサワーは吹っ飛んでその場に倒れ込む。

そして、ロックオンも頭を抱えて倒れ込みたくなった。

「(刹那かよ…また問題児じゃねぇか…)」

「俺がガンダムだ」

マリナはポカンとその光景を見ていた。

 

 

 

 

説明
宇宙暦0093.シャアはアクシズの光に包まれ意識を失った。だが、気がつくとシャアは見知らぬ世界にいた!その世界は、歴代のガンダムのキャラクターたちが学園を中心に生活している世界だったのだ!シリアス成分は少な目で、ほぼギャグのバカコメディ。キャラ崩壊なんて日常茶飯事!作品は1stなどの宇宙世紀作品を始め、平成4作品とSEEDや00などオールです。<>内に主な登場作品を記載しています。
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