真・恋姫無双〜白き牙を持つ者〜 #??? |
〜第???話 仲達 〜
私は今日も夢をみた
いつもの大陸が壊れてしまう夢を
私は何の為に生まれたのだろう
この夢を私に何をさせたいのだろう
分からない分からない分からない
何もしないまま、ここで朽ち果てるべきだろうか
分からない・・・
私は今日も月を眺める
そんなとき微かな物音が入り口から聞こえた
ああ、虫か何かだろう
私は気にせずに、ただ流れる涙を拭わずに月眺める
「女よ、何を泣いている」
とうとう幻聴まで聞こえるほどになったようだ
しかし、この茶番に付き合うのもいいだろう
「国・・・未来・・・無い・・・」
これで通じるわけが無いと分かってても
声を出す事すら私は面倒だった
「この国「漢」が無くなるという事か?」
私は少しだけこの声の持ち主にほんの少し興味が出てきた
まだまだ先だろうが「漢」が無くなるのは予想ができたからだ
しかし、私の心にはその答えでは響かない
「否」
「外敵に滅ぼされて、この国自体が破壊されてしまうか?」
私の中に浸み込んでくるその言葉
私の心が呼吸を始める
何故?何故??何故???
私が見た夢を事を知っているの?どうして??
私はその声をする方に顔を向ける
そこには真っ白な髪の「厳」という文字の入った仮面をつけた青年が立っている
仮面のせいか、その青年を「視る」事ができない
だから私は問いかけた
「何故?」
「何故と言われてもな、そういう知識があった
そういう君はどうしてそう思う?」
私は君なんて名前じゃない、そんな呼ばれ方は嫌いだ
「司馬懿(しばい)」
「司馬懿は何故そう思う?」
「夢」
「夢・・・ね」
そう、私のは遠い未来に起きる紛れもない事実の夢なのだから
それよりも私はこの青年が気になってしょうがない
何故「視」えないのか・・・
自然と私は仮面の青年へと近づいていく
そして青年の頬へと手をもっていく
「仮面」
「不審者だからな顔を見られちゃマズイ」
悪戯をする無邪気な声が聞こえる
違う、私が言いたいのはそういうことじゃない
私は顔でそれを否定し
両手で青年の顔を挟み、目を間近で見ようと顔を近づける
何も視えない、視えるのは彼の澄んだ目とそこに宿る力強い意思だけ
「無理・・・不思議」
家族以外でこんなことは初めて
不思議な感覚だ
そういえば、私は名乗ったのにこの人の名前を聞いてない
「貴方・・・誰?」
「俺?俺の名はー・・・」
「仲達!?誰かそこにいるのですか!」
大事な時に母がきたようだ・・・
これからが大事なのに相変わらず母は空気が読めない
私が心配なだけと分かっているのだけれど
「司馬懿よ俺の名前は「仲達!起きてるのでしょう!」くだ
それと天下三分の計、君なら分かると思う
今後は堂々と仮面を脱いで会いにこよう
もし、俺が気になるならその時についてこい」
そういって仮面の青年は天窓から出て行った
私は彼が言った事を反芻する・・・天下三分の計?
彼が気になるならついてこいといった
絶対次きたらついていこう・・・
私が「視れ」ない人なんて気になって仕方が無い
気がつけば私は笑みがこぼれていた
こんな気分はいつ以来だろうか
次に彼が来た時に答えを聞かせてやろう
司馬懿仲達の本気を見せつけてあげよう
でも、名前よく聞こえなかった
「百・・・?」
名前も不思議な青年だったな
今日は楽しく眠れる気がする・・・
あとがきっぽいもの
前の話の仲達さん編です
前の話で分かり難い所が分かってもらえればいいかなと思い書きました
後、この話で白(はく)の今後がちょっとだけ分かるようにしました
駄文ですがこれからもよろしくおねがいしますm(_ _)m
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この話は、第16話の仲達さん目線です 少し更新ができそうない為の場繋ぎではない・・・はず? |
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コメント | ||
ZEROさん>どこの時代も母親は空気が読めないものなんです・・・多分(tokkey) 母親空気読めよ・・・・・(神帝) shirouさん>そう、実は後の華蝶仮面のライバルになるホワイトタイガーマスクの正体は白だったのです! って番外編構想できそうなネタですねw(tokkey) アルヤさん>KY母親のせいなので許してあげて下さいw(tokkey) マスク・ド・厳か・・・・これに白と虎で・・・・・ホワイトタイガーマスクですね、わかります(厳どこいった)。(shirou) 惜しいぞ仲達!(アルヤ) |
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