魔法少女リリカルなのはStrikers 〜蒼き剣聖〜
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 「ようやく始動するんやな私の・・・いや、私たちの夢の部隊が」

 

 部隊長室ではやては感傷に浸っていた

 

 「部隊を作るのに約4年・・・・長かったけどそれはそれでいい思い出やな。それに・・・」

 

 

 はやてはコンソールを叩きある画像を提示した

 

 「好きになった人と一緒に働けるのはすごい嬉しいことや///」

 

 その画像にはリインに頼んで撮ってもらった刹那の写真が写っていた

 

 その時

 

 「はやてちゃん入るですよ〜〜」

 

 「リ、リイン!?ちょっと待ってな〜〜」

 

 リインの声が聞こえはやては急いで見ていた写真を終い、数回息を吐き落ち着くと

 

 「入っていいで〜〜」

 

 リインを中に入れた

 

 「はやてちゃんそろそろ挨拶の時間なので迎えに来たですよ〜〜」

 

 「おおきになリイン。ほな行こか」

 

 はやては席から立ち上がり、局員が集まっている食堂に向かって歩き出した

 

 

 

 

 

 はやてが食堂に赴き挨拶している時刹那は

 

 「ZZZZZZZ・・・・」

 

 隊舎の屋上で寝ていた。本人曰く『自分は民間協力者だから居ても意味ないだろう』っということなので日光浴をしながら寝ているのである

 

 

 『起きてくださいマスター。なのはさんから通信がきました』

 

 「うん?何だってんだよ人が気持ちよく寝てるって時に・・・」

 

 刹那は通信を開くとディスプレイが表示されなのはが映し出された

 

 「どうしたんだなのは?」

 

 『どうしたんだよじゃないよ!今までどこに居たの!』

 

 「どこにって隊舎の屋根で上で寝てたけど?」

 

 なのはに問いに答えると

 

 『はやてちゃん怒ってたよ。紹介するときに刹那君がいないから』

 

 「民間協力者のことなんか紹介しなくてもいいだろう。ほとんどの奴が俺のこと知ってるんだから」

 

 『それでも挨拶するのが常識だよまったく』

 

 「へいへい俺が悪うござんしたよ」

 

 なのはに謝ると

 

 『FWの皆に紹介したいから訓練場に来て、今すぐにだよ?また寝たらだめだからね!』

 

 刹那にそう言いなのはは通信を切った

 

 「ったく、あいつは俺の母ちゃんか?」

 

 刹那がそう愚痴ると

 

 『普段だらけているマスターにとっていいかただと思いますよ』

 

 「そうか?」

 

 『はい。そう言うことでならはやてさんもそうですね』

 

 「別にどうでもいいけどな。訓練場に行くか、またなのは式のOHANASIされたくないからな」

 

 刹那は屋根から飛び降り着地すると訓練場に向かった

 

 

 

 「刹那さんこっちです」

 

 訓練場に着き、なのはを探していた刹那はシャーリーに呼び掛けられ振り向くとなのはとFWメンバー4人、桃髪のポニーテールの女性、赤髪で三つ編みにしている少女を見つけた

 

 「なのはこいつがが如月刹那なのか?」

 

 「そうだよヴィータちゃん。皆紹介するね、この人は如月刹那君、民間協力者として私たちに協力してくれることになった人だよ」

 

 「如月刹那だ。局員じゃないから気軽に話しかけてくれ」

 

 刹那が挨拶すると

 

 「せ、つ、なさん」

 

 FWの一人が刹那の名前を呟いた

 

 「うん?」

 

 刹那は自分も名前を言った少女を見ると

 

 「あの時の子か。大きくなったな」

 

 刹那はその少女を見て自分が助けた少女だと思いだし頭を撫でた

 

 「あ、あの時は助けていただきありがとうございました。私、刹那さんのように誰かを助けられるようになりたくて・・・」

 

 「魔導師としての道を歩いてきたっか?」

 

 「は、はい」

 

 「そうか」

 

 「え〜〜とお話し中悪いんだけど皆の紹介をしたいんだけどいいかな」

 

 バツが悪そうな表情でなのはが刹那達に言った

 

 「おっと、そうだったな」

 

 「そんじゃあ、あたしからだな。スターズ部隊副隊長のヴィータだよろしくな」

 

 「ぐす、スターズ3スバル・ナカジマです」

 

 「スターズ4ティアナ・ランスターです」

 

 「次は私たちだな。ライトニング部隊副隊長のシグナムだよろしく頼む」

 

 「ライトニング3エリオ・モンディアルです」

 

 「ライトニング4キャロ・ル・ルシエです。こっちは飛龍のフリード・リヒです」

 

 「きゅくる〜〜〜」

 

 全員の挨拶が終わるとフリードが刹那のところまで飛んでき、肩に止まった

 

 「フリード駄目だよ。戻って」

 

 それを見たキャロがフリードにそういったが。刹那は気にしてないと言った

 

 「それじゃあ早速訓練を始めようか」

 

 「「「「はい!!」」」」

 

 FWメンバーは元気よく返事をし初日の訓練が始まった

 

 

 

 「へぇ〜〜スカウトされるだけあって全員大した実力だな。まぁ、粗いところがあるけど」

 

 刹那はなのは達と一緒にディスプレイでFWメンバーの訓練を見ていた

 

 「っで、お二人さんはまだ教えないのか?」

 

 刹那がヴィータとシグナムに尋ねると

 

 「まだ、よちよち歩きの新人だからな。あたしが教えるのはもう少ししたらだ」

 

 「私は何かを教えるのは苦手でな。言うことがあっても『ただ近づいて斬る』ぐらいだ」

 

 「まぁ、剣士が教えるとしたらそれぐらいだしな」

 

 刹那は苦笑いで言うと

 

 「時に如月はテスタロッサと戦って勝ったそうだな」

 

 「まぁな。だけどそれがどうかしたか?」

 

 「テスタロッサから如月は強いと教えられてな。良かったら私と一戦交えてくれないか?」

 

 「・・・・バトルマニアめ」

 

 シグナムの言葉を聞きヴィータは頭を抱えた

 

 「・・・・いいぜ。フェイトと同じで自分で確かめなきゃ済まないタイプだな」

 

 「では行こう」

 

 シグナムは嬉しそうな顔でなのはのところに向かった

 

 「刹那」

 

 「うん?」

 

 ヴィータに声をかけられ振り返ると

 

 「死ぬなよ」

 

 刹那にそう言い、ヴィータはシグナムの後を追った

 

 

 

 「ティア、どっちが勝つんだろうね」

 

 刹那とシグナムの模擬戦の見学のためFWメンバーは観戦スペースにやってきた

 

 「やっぱりシグナムさんでしょうね。そういうあんたはどうなのよ?」

 

 スバルに聞かれ返答し聞き返すと

 

 「私は刹那さんかな〜。エリオとキャロはどっちだと思う?」

 

 「僕はシグナムさんだと思います」

 

 「わ、私もです」

 

 スバル以外のメンバーはシグナムが勝つと予想した

 

 「皆シグナムが勝つと思ってんな」

 

 「まぁ、普通はそうだろうね。私も刹那君とフェイトちゃんの模擬戦を見なかったらシグナムさんって言ってたかもしれないし」

 

 「そんなに強いのかあいつ?」

 

 ヴィータが聞くと

 

 「強いよ」

 

 なのはが答えると

 

 「そんじゃあ、その実力見させてもらうか」

 

 ヴィータはそういい、試合を見るのに集中した

 

 

 

 

 「変わったBJだな。いや、むしろ鎧といったほうがいいかもしれん」

 

 騎士甲冑になったシグナムはBAを纏った刹那にそう言った

 

 「実際これは鎧だからな。・・・さて、無駄話は終わりにして始めようか」

 

 刹那はエクシアを構えていった

 

 「そうだな・・・時間は無限ではない」

 

 シグナムも刹那の言葉に同意し剣を構えた

 

 そして、瓦礫が落ちた音を合図に

 

 「「おぉおおおおおっ!!」」

 

 刹那とシグナムの剣がぶつかり衝撃波が発生した

 

 

 

 

 

 「うぉおおおおっ!!」

 

 「はぁあああああっ!!」

 

 刹那とシグナムの剣がぶつかり合うたびに発生する火花は剣がぶつかるたびにその量が増していた

 

 「せい!!」

 

 つばぜり合いの中、刹那は少し力を緩めシグナムの態勢を崩すと、そのまま蹴りを喰らわせ蹴り飛ばす

 

 「ライトニングホイール」

 

 歯車の形をした魔力刃を形成しそれをシグナムめがけて投げた。シグナムは空に飛びあがりそれをよけたが

 

 「逃がさないぜ」

 

 刹那は籠手に内蔵されているアンカーを射出しホイールに引っ掛けると、魔力のワイヤーを巧みに操りシグナムを攻撃した

 

 「っく」

 

 シグナムはそれを躱し、躱しきれないものは剣で弾き飛ばししのいでいた

 

 「レヴァンティン」

 

 『explosion』

 

 レヴァンティンから弾薬が一発排出されると、剣が連結刃へと変わった。連結刃は刹那を囲うように展開された

 

 「おぉおおおおおっ!!」

 

 刹那はワイヤーにつながれたホイールを頭上で回し囲っていた連結刃を弾き飛ばした

 

 「何だと!?」

 

 「クロックアップ」

 

 シグナムが驚いているうちに刹那はクロックアップでシグナムの頭上に移動し

 

 「はぁっ!!」

 

 エクシアを振り下ろしシグナムを地面に叩き落とした

 

 

 

 「す、すごいあのシグナム副隊長を地面に叩き落とした」

 

 二人の模擬戦を見ていたFWメンバーは刹那の実力に驚いていた

 

 「すげぇなあいつ」

 

 ヴィータも刹那の実力に驚いていた

 

 「(普段はどこか抜けてるような顔してるのにどうして戦う時の顔はこんなにかっこいいんだろう///)」

 

 なのはは刹那の顔を見て顔を赤くした。実を言うとなのはは4年前、刹那に助けられたとき刹那を見て一目ぼれしてしまったのである。そして、今回のことで再開できたことを一番喜んでいる

 

 「(・・・もう少しアプローチをかけようかな?直感だけどフェイトちゃんとはやてちゃんも刹那君のこと好きそうだし)」

 

 模擬戦を見ながらなのはは今後のことを考えていた

 

 

 「もう終わり・・・な訳ないだろう?」

 

 シグナムが落下した地点まで降り、瓦礫の中に埋まっているシグナムに声をかけると

 

 「・・・当然だ」

 

 瓦礫が吹き飛び連結刃が飛び出てきた

 

 「おっと」

 

 刹那はそれをよけて距離をとると

 

 「まだだ!!」

 

 連結刃の速度があがり刹那を追尾してきた

 

 「蒼波刃!!」

 

 刹那は剣圧を飛ばし、追ってきた連結刃を弾き飛ばした

 

 「ふふふ、ここまで血がたぎってきたのは久しぶりだ」

 

 連結刃が普通の剣に戻り、シグナムは笑って言った

 

 「はぁ〜〜シグナムさんその性格直したほうがいいと思うぜ」

 

 刹那が呆れて言うと

 

 「・・・無理だな。たとえ主に直せと言われてもこればかりは直すことは出来ん」

 

 「・・・さいですか」

 

 刹那がため息を吐くと

 

 「もう少し刃を交えたいがFW達の訓練時間を減らすわけにもいかん。次で決着をつけよう」

 

 「いいぜ、エクシア」

 

 「レヴァンティン」

 

 「「カートリッジロード!!」」

 

 『road cartridge』

 

 『explosion』

 

 互いの愛機から2発の弾薬が排出され、シグナムの剣は炎を纏い、刹那の剣は刀身に魔力が込められ蒼く輝き、更に雷を纏った

 

 「紫電一閃!!」

 

 「ライトニングスラッシュ!!」

 

 二人は同時に動き、互いの間合いに入ると同時に剣を振った。炎と雷がぶつかると爆発が発生した

 

 

 

 「・・・・・今回は俺の勝ちみたいですね」

 

 「っふ、そのようだな」

 

 爆煙が収まると、地面に倒れ切っ先を向けられたシグナムがいた

 

 「また機会があったら私と戦ってくれるか?」

 

 シグナムが聞くと

 

 「・・・・週に一回でいいなら」

 

 刹那は苦笑いで答えた

 

説明
第07話
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9804 9330 6
コメント
続きが気になるのでおじゃる。(ohatiyo)
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