IS 〜零の名を冠する深緑の翼〜 |
「さて、セシリア・オルコット。お前に聞きたいことがある」
相変わらずビットを躱しながら大和は言う
「なんですの!?」
セシリアもセシリアで多少イラつきながらも返答する
「なんで、そこら辺を動き回っている銃のようのものを二つ以上撃たない?それと何故お前は動かん?」
「・・・・・・!?」
セシリアはまさか「それが出来ないから」と答える分けにもいかず、返答に困り、大和はこの沈黙で核心を持った。
つまり彼女はビットを操作しているときは集中力がかなり必要な為、動けないのだ
大和はセシリアに接近し、途中にあったビットを切り捨てセシリアの前に付いたら瞬時加速(イグニッション・ブースト)でセシリアの頭上に行き、シールド一体型ミサイルポッドを展開し残りのビット3機に狙いを付けミサイルを打ち出す。打ち出されたミサイルは全てビットにあたり、ビットは粉砕された。
********
「そ、そんな・・・」
私は、ブルーティアーズを4基破壊され言葉がでません。恐らくは顔は驚いたまま固まっているでしょう。
「セシリア・オルコット」
大和さんから個人間秘匿通信(プライベート・チャンネル)を受信しましたわ。
「はい」
わたくしも一応返事をします。後にとんでもない言葉が来るとは知らずに
「死ぬ覚悟はあるか?」
後にわたくしはこの言葉がわたくしを変えてくれたと話すことになるでしょう。
今のわたくしにはいつ話すかなどわかりませんが
「わかりません…」
数瞬間を置いてやっと答えることが出来ましたが、我ながら情けないです。
「そうか…ISは兵器だ。いくら絶対防御があるとはいえ死ぬことだってある。その辺はわかっているだろ?」
事実、ISの絶対防御を貫通し、操縦者に直接ダメージを与えるためだけの武器も存在します。
今は条約によって禁止されていますが全ての国や地域が守っているとは限りません。
「はい…」
一体この方はどこでどういうことをしていらっしゃたのでしょうか?
「なに、今すぐ死ぬ覚悟を決めろとは言わん。今は戦争中では無いしな」
どうしてこの方はこんなにもお強いのでしょうか?
「織斑先生、これから兵器同士の戦いをお見せします」
「わかった。全校生徒に告ぐ、この試合、よく見とけ」
─知りたい
「動けるか?」
「えぇ」
まずはこの試合で結果を出しますわ
******
大和が日本刀のようなブレードを構え、
セシリアがライフルを構える
最初に動いたのは大和だった。大和がブレードを構えセシリアに向かって突進する。
セシリアは牽制も兼ね、ライフルを撃ちつづけるが、大和がでたらめな動きをしながら避ける。
「かかりましたわ!わたくしのブルーティアーズは6基ありましてよ!!!」
と、至近距離から二発のミサイルを撃つが
「元から当たるのが承知ならば、さほどの脅威でもない!!」
とそのままセシリアに特攻
「なっ!無茶苦茶しますのね!!」
とセシリアは若干驚くがすぐに銃を捨て
「来なさい、インターセプター!!」
とショートブレードを展開(オープン)させ、お互いがお互いに突き刺す
そこでセシリアのシールドエネルギーは切れ、ISが強制解除される。
大和はすぐにブレードを収納(クローズ)し、セシリアをお姫様だっこの状態で抱きかかえる。
そして、織斑先生に許可を貰いISを装着したまま保健室へ向かった。
ー後書きー
珠鋼さん、感想ありがとうございます。”原作にはないIS学園の日常”を参考にさせていただきます。
他にもラジオ部初出演の大和くんに質問や、ラジオ部のコーナーも募集します。またこの作品に関するご意見、ご感想お待ちしてます
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拾 「元から当たるのが承知ならば、さほどの脅威でもない!!」 | ||
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次回も、楽しみにしてます!(ryuujin5648) | ||
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