IS -インフィニット・ストラトス- 〜恋夢交響曲〜 第二十三話
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六月も最終週に入り、IS学園は月曜日から学年別トーナメント一色に変わる。その慌ただしさはものすごく、今こうして第一回戦が始まる直前まで、全生徒 が雑務や会場の整理、来賓の誘導を行っていた。それらからやっと開放された生徒たちは急いで各アリーナの更衣室に走る。ちなみに男子組は例によって広い更 衣室を三人で使っている。おそらく、反対の更衣室では本来の倍の女子生徒を収容して、大変なことになっているだろう。

 

「しかし、すごいなこりゃ・・・」

 

一夏の言うとおり、更衣室のモニターから見える観客席は、各国政府関係者、研究所員、企業エージェント、その他諸々の顔ぶれが一堂に会している。

 

「三年にはスカウト、二年には一年間の成果を確認にそれぞれ人が来ているからね。一年には今のところ関係ないみたいだけど、それでもトーナメント上位入賞者には早速チェックが入ると思うよ」

 

「ふーん、ご苦労なことだ」

 

さすがのシャルルの解説。一夏は他人行儀だが、しかし今回は少なからず俺たちに注目している企業や研究所もいるはずだ。

 

「ま、一夏はボーデヴィッヒさんとの対戦だけが気になるみたいだな」

 

「まあ、な」

 

鈴とセシリアはやはりトーナメント参加の許可が下りず、今回は辞退せざるを得ない状態だ。二人は国家代表候補生であるのに、トーナメントで結果を出すどころか参加できないのは非常にまずい状況だろう。

 

「自分の力を試せないっていうのは、正直つらいだろう」

 

一夏が悔しそうに左手を握りしめていた。なんとまあ、お前が怒っても仕方ないだろうに。

 

「感情的にならないでね。彼女は、おそらく一年の中では現時点での最強だと思う」

 

「ああ、わかってる」

 

ペアを組むと決まってから、一夏とシャルルはかなり息が合うようになっている。シャルルが一夏の気持ちをくんで気を利かせたり、一夏もシャルルのことがなんとなくわかるようになって、コンビとしてはかなりのものになっている。

 

「どうしたの、なんだか遠い目をしてるけど」

 

「いや、お前らいいコンビになったなってさ」

 

「・・・あ、そう」

 

褒めたはずなのになんだかシャルルの機嫌が悪くなってしまった。

 

(ほんとは奏羅と組みたかったのになぁ・・・)

 

なんか、無意識に悪い言い方をしてしまったのだろうか・・・?

 

「さて、こっちの準備はできたぞ」

 

「おう、わかった」

 

この二人は一回戦一組目からなので、ISスーツの着替えは済んでおり、それぞれ、自分のISスーツの最終確認をしていた。ちなみに俺は激励というやつだ。

 

「そろそろ対戦表がきまるはずだよね」

 

当初、ペア対戦は予定されていなかったせいか、従来まで使っていたシステムが正しく使えなかったらしく、本来なら前日には出来るはずの対戦表も、今朝から生徒たちが手作りの抽選くじで作っていた。

 

「一年の部、Aブロック一回戦一組目なんて、運がいいよな」

 

「え? どうして?」

 

「待ち時間にいろいろ考えなくても済むだろ。こういうのは勢いが肝心だ。出たとこ勝負、思い切りの良さでいきたいだろ?」

 

「まったく、一夏らしいな」

 

「ふふっ、そうだね。僕だったら一番最初に手の内をさらすことになるから、ちょっと考えがマイナスに入っていたかも」

 

なんというか、対照的な二人だな。しかし、対照的だからこそコンビとして成り立ってるのだろう。

 

「おっ、対戦相手が決まったみたいだな」

 

モニターがトーナメント表へと切り替わった。そしてそこに表示される文字を見つめる。

 

「――えっ?」

 

「――なっ?」

 

「――はっ?」

 

でてきた文字を見て、俺たちは同時にぽかんとした声をあげる。一夏、シャルルの一回戦の対戦相手はボーデヴィッヒさん、そして箒のなんとも異色のペアだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

「まかせ〜、こっちこっち〜」

 

「あ、いたいた」

 

場所は変わってアリーナの観客席。二人の激励に行っていた俺の代わりに、布仏さんが席をとっていてくれる手はずになっていた。

 

「悪かったな、こんなことさせちゃって」

 

「謝らなくていいよぉ〜。私たちはパートナーだからね〜」

 

ちなみに、一夏とシャルル、俺と布仏さんで一回模擬戦をしたことがあったが、コンビとしては息が合っている方だと自分では思っている。布仏さんの遅さが、 相手のテンポを崩すことが多々あり、そこを俺が隙をつくというコンビネーションで立ちまわるのが、俺たちの戦術パターン。

 

「はい、飲み物だよ〜。オレンジジュースでよかった〜?」

 

「ありがとう、気がきくな」

 

布仏さんから飲み物を貰って口にそれを流し込むと、スッと俺の周りに影が差した。

 

「なにイチャついてるんだ〜、奏羅?」

 

・・・聞いたことがある声が聞こえる。おもに、最近電話越しでよく聞く声だ。

 

「・・・なんでここにいるんだよ、リリィ」

 

そう、その影の正体は俺の中学の同期で同じ研究所に所属している女の子、リリツィア・ティナークだった。

 

「うちの研究所だってスカウトくらいしにくるわよ。それに、一回はこのあたりに来なきゃいけなかったし」

 

「マリア先生は来てないのか?」

 

「マリア先生なら向こうの方で企業の人と一緒に座ってる」

 

そういいながら俺の隣に座るリリィ。お前、こんなところで俺に絡んでていいのかよ・・・?

 

「で、その子とはどんな関係なんだ?」

 

「そんな興味津々に聞かれても、今回組んだパートナーとしか・・・」

 

「ほんとか〜? じゃあじゃあ、あんたは奏羅のことどう思ってるの?」

 

今度は布仏さんに絡み始めるリリィ。年相応の女の子というか、なんでこんなに女の子は恋愛ごとに反応するんだろうか?

 

「なにが〜?」

 

「いや、奏羅のこと好き? それとも嫌い?」

 

・・・どっちの答えも聞きたくないな、それ。

 

「うんとね〜、大好き〜」

 

「・・・えっ?」

 

「ほほ〜う?」

 

なるほど、好きでもなく嫌いでもなく、大好き――って、えええええええええっ?

 

「それにおりむ〜も大好きかなぁ〜。それと――」

 

一夏の名前を挙げた後、自分の友達の名前を挙げていく布仏さん。つまりはloveではなくlikeということだよな、うん。

 

「なんだ、つまんないなぁ〜」

 

「・・・お前なぁ」

 

なにを期待してるんだよ、こいつは。そんな会話を繰り広げているうちに、アリーナの真ん中には、一夏とシャルル、ボーデヴィッヒさんと箒のコンビが定位置についていた。

 

「あれが、かの有名な織斑一夏君か・・・」

 

「ああ、そうだな」

 

「隣も男の子なのね。名前は?」

 

「・・・シャルル・デュノア」

 

「へー、じゃあデュノア社の」

 

「ああ、御子息ってことだな」

 

「でも、あそこの社長に息子がいたなんて聞いたこと・・・むぐっ!」

 

「・・・そろそろ試合が始まるから、お前はもう黙れ」

 

危なかった、こいつ言ってはいけないことを言うところだった。俺の安堵のため息とともに、試合のブザーが鳴り響いた。

 

「お〜、いきなり即時加速とは。一夏君って結構せっかち?」

 

「いや、あれには理由があるんだけどな」

 

一夏がボーデヴィッヒさんに向かって一直線に突き進むが、予想通り途中で止まってしまう。

 

「あれ? 途中で止まっちゃったんだけど?」

 

「ああ、あの黒いIS、シュヴァルツェア・レーゲンにはAIC(アクティブ・イナーシャル・キャンセラー)が搭載されてるからな」

 

「あれか・・・。ていうか、実戦であれを使おうだなんて、ドイツはよっぽど操縦者の反射神経に自信があるのね」

 

「AICって慣性停止能力のこと〜?」

 

「ああ、あってるよ」

 

まさか布仏さんがこの単語を喋るとは思ってなかった。まあそれは置いといて、AICは物質に力が加えられるときに必ず発生する慣性力を停止させる作用がある。要は、見えない紐で縛られて動けなくなるっていうことだ。

 

「あれじゃ、攻撃が直撃だね。あっけないなぁ・・・」

 

「いや、そうでもないよ」

 

一夏にレールガンを放とうとするボーデヴィッヒさんにシャルルが一夏の後ろから頭の上を飛び越えてアサルトカノンを放つ。それにより砲撃は空を切り、さらにシャルルの追撃でボーデヴィッヒさんは間合いをとる。

 

「これはタッグマッチだからな」

 

「・・・奏羅が勝ちほこってどうするのよ」

 

痛いところをつかれてしまった。そして布仏さん、憐みを持った目で俺の頭をなでないでください。

 

(しかし、シャルルはよく動くよな。こりゃ作戦がうまくいくかもな)

 

二人の作戦は『箒を先に倒そう』作戦。シュヴァルツェア・レーゲンの得意なのは一対多数、なおかつボーデヴィッヒさんの性格上、箒を助けることはしないは ず。なので、ボーデヴィッヒさんに目をつけられている一夏をおとりにし、シャルルが速攻で箒を撃破。そのあと一対二の状況でたたみかけるというものだ。この作戦の肝は『一夏がいかにして生き残るか』、それが課題だったのだが、シャルルが箒と戦いながら一夏をうまくカバーするので、その点では作戦が成功しそうだった。

 

(問題は箒を倒した後だ。シュヴァルツェア・レーゲンが一対多に特化している以上、二対一だろうと不利なのは変わらない)

 

アリーナでは、一夏がボーデヴィッヒさんに距離を詰めて近接戦闘を行っている。しかし、AICにより動きを止められ、ワイヤブレードにより装甲の三分の一ほどの破損とともに、床へと叩きつけられた。

 

「あいたたた・・・。こりゃ一夏君まずいんじゃないの?」

 

「おりむ〜・・・」

 

リリィと布仏さんが心配そうな声をあげる。確かにこの状況、追撃により一夏がやられてしまう。

 

「何度言わせるんだ? これは――」

 

一夏にレールガンの砲撃が襲いかかる。しかし、それは一夏に届くことはなかった。

 

「タッグマッチだよ」

 

一夏とボーデヴィッヒさんの間には、箒を倒し、盾を構えた俺のルームメイト、シャルル・デュノアがいた。

 

 

 

 

 

 

 

 

「これで決めるっ!」

 

零落白夜を発動させた一夏は、ラウラへと直進する。

 

「触れれば一撃でシールドエネルギーを消し去ると聞いているが、それなら当たらなければいい」

 

AICによる見えない拘束攻撃が連続で一夏に襲いかかるが、それを一夏は急停止や転身、急加速で回避する。それを見たラウラは、ワイヤーブレードでの攻撃を絡めて一夏へと攻勢を仕掛けた。

 

「一夏! 前方二時の方向に突破!」

 

「わかった!」

 

それを後ろで見ていたシャルルが、一夏へと回避方向の指示をしながらラウラを牽制し、一夏への防御を行う。

 

「ちっ・・・小癪な!」

 

ワイヤーブレードをかわした一夏が突きの構えでラウラへと突進を仕掛ける。これはAICで捕まえるには、線よりも点のほうが圧倒的に難しいと考えたからだ。

 

「無駄なことを! 腕にこだわる必要はない。ようはお前の動きを止められれば――」

 

「ああ、なんだ。忘れているのか? それとも知らないのか? 俺たちは二人組なんだぜ?」

 

慌てたラウラが視線を動かすが、ゼロ距離に接近したシャルルが、ショットガンの六連射を叩き込む。その瞬間、ラウラの大型レールカノンは轟音とともに爆散した。

 

「くっ・・・!」

 

二人はAICの致命的な弱点を予想していた。それは『停止させる対象物に意識を集中させていないと効果を維持できない』。その予想はこの攻撃によって現実へと変わっていた。

 

「一夏!」

 

「おう!」

 

再度、零落白夜を発動させた一夏だったが、ここで予期せぬ出来事が起こってしまった。

 

「なっ!? エネルギー切れかよ!」

 

蓄積されたダメージが大きかったのか、零落白夜のエネルギー刃は音とともに小さくしぼみ、消えてしまった。

 

「残念だったな。 限界までエネルギーシールドを消耗してはもう戦えまい! あと一撃でも入れば私の勝ちだ!」

 

ラウラは腕のプラズマ刃を展開すると一夏へと飛び込む。ラウラの猛攻を、一夏は必死にこらえていた。

 

「やらせないよ!」

 

「邪魔だ!」

 

ラウラは一夏への攻撃の手を休めないまま、援護に入ろうとしたシャルルをワイヤーブレードで牽制する。

 

「うあっ!」

 

「シャルル! くっ――」

 

「次は貴様だ! 堕ちろっ!」

 

被弾したシャルルに気をとられた一夏の隙をつき、ラウラは正確に攻撃を叩き込む。

 

「ぐぁっ・・・!」

 

白式から力が消え、一夏が床へと落下する。

 

「は、ははっ! 私の勝ちだ!」

 

「まだ終わっていないよ」

 

勝利宣言をするラウラに即時加速によりシャルルが突撃していく。

 

「なっ・・・! 『即時加速』だと!?」

 

ラウラの顔が驚愕の表情へと変わる。事前データにはシャルルは即時加速を使えるとは書いていなかったのだ。

 

「今はじめて使ったからね」

 

「ふっ・・・。だが、私の停止結界の前では無力!」

 

そう言ったラウラがAIC発動体制へと変わる。しかし、動きが止まったのはラウラだった。

 

ドンッ!

 

「!?」

 

下方向からの射撃、それはシャルルが捨てた残弾ありのアサルトライフルを構える一夏からの攻撃。これは、事前にシャルルが一夏のISに使用許可を出していた武器だった。

 

「これならAICは使えまい!」

 

「それがどうした! 第二世代の攻撃力では、このシュヴァルツェア・レーゲンを堕とすことなど――」

 

そこまで言ったラウラにある武器が頭に浮かぶ。それは、単純な攻撃力なら第二世代最強と謳われた装備――

 

「この距離なら外さないよ」

 

「『盾殺し(シールド・ピアース)』・・・!」

 

リヴァイヴ・カスタムの盾の装甲がはじけ飛び、中から六九口径パイルバンカー『灰色の鱗殻(グレー・スケール)』が姿を現した。

 

「おおおおっ!」

 

ズガンッ!

 

ラウラの腹部にパイルバンカーが続けざまに三発撃ちこまれる。それとともにISに紫電が走り、強制解除の兆候を見せた。

 

 

 

 

 

 

 

 

(こんな・・・こんなところで負けるのか、私は・・・!)

 

相手の力量を見誤った、それは間違えようのないミス。しかし――

 

(私は負けられない! 負けるわけにはいかない・・・!)

 

ラウラ・ボーデヴィッヒ、それが私の識別上の記号(なまえ)。人工合成された遺伝子から作られ、鉄の子宮から生まれた。

 

(ただ、戦いのために作られ、生まれ、育てられ、鍛えられた)

 

軍のために、あらゆる攻撃方法、戦術、兵器の操縦方法を体得した。ISも例外ではなく、その適合性向上のために行われた処置『ヴォーダン・オージェ』によって異変が生まれた。

疑似ハイパーセンサーとも呼ぶべきそれは、脳への視覚信号の爆発的な速度向上と、超速戦闘状況下における動体反射の強化を目的とした、肉眼へのナノマシン移植処置。その処置を施した目のこと、それが『越界の瞳(ヴォーダン・オージェ)』。

 

(しかし、この処置によって私の左目は金色へと変質し、常に稼働状態のままカットできない制御不能へと陥った)

 

その副作用により、トップの座から転落。そしていつしか押された、『出来そこない』の烙印。しかし、そんな中出会った、あの人――織斑千冬のおかげで、もう一度私は頂点へと返り咲けた。

 

(あの人は、堂々として、凛々しくて、強かった。なのに――)

 

優しそうな、気はずかそうな表情に教官を変えてしまう弟、それが認められなかった。だから――

 

(力が、欲しい)

 

ラウラの奥底で何かがうごめく。

 

『――願うか・・・? 汝、自らの変革を望むか・・・? より強い力を欲するか・・・?』

 

言うまでもない。力があるのなら、それを得られるのなら、私など、空っぽの私など――

 

『もう少し他のことに興味を持ってみたらどうだ?』

 

いつか聞いた言葉がラウラの頭によみがえる。それは、いつだったか、自分にぶつかってきた男の言葉。しかし、今の彼女にはもはやどうでもいいことだった。

 

(貴様の言葉など関係ない、何もないのが私なのだから。だから――)

 

力を・・・比類なき最強を、唯一無二の絶対を――私によこせ!

 

 

 

 

 

 

 

 

「――ら、奏羅!」

 

リリィの言葉にはっとする。周りを見ると、心配そうなリリィと布仏さん。

 

「まかせー、大丈夫?」

 

「試合終わった瞬間に頭を抱え出すんだもの。びっくりしたじゃない」

 

シャルルがボーデヴィッヒさんに『灰色の鱗殻』を直撃させ、シュヴァルツェア・レーゲンに紫電が走った時、急に俺の頭に何かが流れ込んできた。あれは、間違いなく――

 

「ラウラ・・・ボーデヴィッヒの・・・声・・・?」

 

プライベート・チャネルは使用していない。しかし確かに聞こえた、彼女の暗い過去。

 

「ボーデヴィッヒさんは!?」

 

俺は立ち上がってアリーナを見た。そこにはシュヴァルツェア・レーゲンをまとったボーデヴィッヒさんの姿はなかった。

 

「なに・・・あれ・・・?」

 

リリィがつぶやく。そこには、黒い全身装甲のIS。ボディラインはラウラ・ボーデヴィッヒのそれを表面化し、最小限のアーマーにフルフェイスの装甲。そしてその手には、かつて織斑先生がふるっていた『雪片』が握られていた。

 

(あの声が本物なら、あれはボーデヴィッヒさんの望んだ姿。あんなものが・・・)

 

彼女は言っていた『自分はからっぽ』だと。そして空っぽの彼女が望んだのが今のあの人間でも何でもない姿なら――

 

「そんなのって・・・悲しすぎるだろ!」

 

「そ、奏羅!?」

 

俺はリリィの声を無視し、頭で考えるよりも早くアリーナへと走り出していた。

 

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恋夢交響曲・第二十三話
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