IS-インフィニット・ストラトス ネクサス 約束ーPromiseー |
「・・・・・・・・なんでここにいるんだ、箒?」
放課後の第三アリーナ。一夏とセシリアはクラス対抗戦に向けて練習をしようとしてたのだが、そこに打鉄を装備した箒の姿があった。
「私も一夏の特訓に付き合おうと思ってな。」
「いや、別に相手がいなくても・・・」
「何を言っている!お前のISはまだ一次移行してないだろ!!」
「・・・わかった。」
「ではいくぞ。」
箒はブレードをコールし、一夏に右から切りかかる。一夏もブレードをコールするが、箒のブレードの流れに沿って動き、そして一気に下から上へと振り上げる。箒のブレードは弾き飛ばされる。一夏はブレードを箒の首に突き付けた。
「・・・・・・・・・参った。」
「次は私ですわ。」
「来い。」
「ふう、疲れた。」
一夏は更衣室の座席に座っていた。セシリアとの結果は一夏の勝ちであった。
「お疲れ一夏。はいこれ。」
「ありがとな、鈴。」
鈴はタオルとスポーツドリンクを一夏に手渡した。
「模擬戦も見たけどあんたすごいわね。」
「ちょっとな。」
「一夏。」
一夏に箒が話しかけてきた。
「先にシャワーを浴びてるからな。」
「わかった。」
そう言って箒はその場を立ち去った。
「一夏・・・・今のどういうこと?」
「ああ、俺は箒と同じ部屋なんだ。」
「あ、あああ、あんたあの子と一体何の関係なのよ。」
「前に言っただろ。幼馴染だって。」
「・・・だったらいいのね。」
「へ?」
「幼馴染だったらいいのね!!!」
「お、おう。」
「というわけだから部屋代わって。」
「ふざけるな!」
寮の部屋、時刻は夜の八時をとうに過ぎていた。鈴は箒に部屋を代わってほしいと言って来た為箒は激怒している。
「いや〜、篠ノ之さんも男と一緒の部屋じゃ何かと苦労するだろうと思ってね〜。それにほら、気を使うだろうし、のんびりできないし。その辺私だったら大丈夫だから。」
「別に嫌ではない。それにだ!これは私と一夏の問題だ。部外者が口出しすることではない。」
「大丈夫。あたしも幼馴染だから。」
「だからどうしてそれが理由になるのだ!」
そんな2人をほっといて一夏はカメラの手入れをしていた。
「「一夏!!」
箒は木刀を、鈴は左チョップを一夏に食らわそうとするが、一夏は後ろを振り向かずに二人の攻撃を止める。そしてそのまま2人をベットに飛ばす。二人は自らに起こったことに物も言えない状態になっていた。
「箒、鈴。いきなり攻撃してくるな。特に箒!木刀はまずいだろ」
「す、すまない。」
「それに鈴。部屋替えは無理だぞ。」
「な、何でよ。」
「織斑先生に許可もらったか?」
「うっ。」
さすがの鈴もこれには歯が立たなかった。
「ね、ねえ一夏。あの約束覚えてる?」
「あれか。ここじゃ何だから廊下で話そう。」
そう言って鈴と一夏は廊下に出た。
「あの約束だよな。『料理が上達したら、毎日あたしの酢豚食べてくれる?』だったよな。」
「ええ、覚えててくれたのね。」
「まあ、いろいろあったから忘れそうだったけどな。」
「忘れそうって・・・・・・・まあいいわ。覚えててくれたんだから。」
「あれってまさか毎日味噌汁とかって意味かな〜と思ったけど・・・」
「///////」
「鈴?」
「う、うんうん。料理って誰かに食べてもらうと上手になるから。」
「そうだよな。」
「う、うん。それじゃあ私部屋に戻るね。」
鈴はそう言って部屋に戻っていった。そのやり取りを箒は扉にコップをくっつけて聞いていた。
「な、なんだ。そういうことか。」
箒は安心した。
「だが・・・・すごいな・・・・・鈴は・・・・」
そして時はあっという間に過ぎ、クラス対抗戦は始まった。初戦の相手は鈴だった。
説明 | ||
自主練にアリーナに行った一夏とセシリアだが、そこには打鉄を装備した箒の姿があった。 | ||
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コメント | ||
誤字報告2 織村先生に→織斑先生に 部屋の戻るね→部屋に戻るね 鈴はそう言って鈴は部屋に戻っていった→鈴はそう言って部屋に戻っていった(ゴマ煎) 誤字報告1 対抗戦に向けての練習→対抗戦に向けて練習 まさ一次移行→まだ一次移行 弾き弾き飛ばされる→弾き飛ばされる あのこと一体何の関係→あの子と一体どんな関係 私だったら大丈夫だからと思ってね→私だったら大丈夫だから どうしてそれが何の理由になるのだ→どうしてそれが理由になるのだ(ゴマ煎) ブラインドタッチで二人を一蹴って・・・この一夏すげー・・・・(i-pod男) |
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