転生先は魔法少女リリカルなのは……何だそれ?
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「よっしゃー!ほな出発しよか!」

 

「出発は良いが……何でシグナムさん達が居るんだ?」

 

高町の家に再び集合した俺達だが、八神はシグナムさん達と一緒に戻って来た。

 

「居たら悪りぃのかよ」

 

「こら、ヴィータ!…銭湯は大勢の方が楽しいやん!」

 

「まぁ良い…行くなら、さっさと行くぞ」

 

「そうだね、お母さん行ってきます」

 

「行ってらっしゃい♪」

 

「ベスタ〜いってきま〜す」

 

「あぁ」

 

そして俺達は銭湯に向かう、桃子さんは今日の晩飯の準備をしたいから美由希さんに翠屋に行って貰ってるらしい、ベスターは家に戻っていたので理由を話して連れてきた。

 

「沢原」

 

「なんすか?シグナムさん」

 

「近い内に私と模擬戦をしてくれ」

 

「は?」

 

銭湯に向かう途中でシグナムさんが話し掛けて来たが、何か試合…模擬戦を申し込まれた。

 

「シグナム、あかんで!」

 

「しかし!」

 

「龍君ごめんなぁ、実は少し前にクロノ君に龍君の話を聞いたんよ、龍君も聞きたかったら勝手にしろって言ってたやろ?」

 

「まぁな」

 

「そんで話を聞いたシグナムが、それから龍君と模擬戦がしたいって」

 

成る程そう言う事か…それにしても何でこんなに模擬戦をしたがるんだ?

 

「シグナム、龍は余り魔法を使いたがらないから駄目だよ」

 

「しかしテスタロッサ、お前は気にならないのか!沢原の強さがどれ程か!」

 

「それは……まぁ私も出来れば一度…」

 

おいおい、ハラオウンお前止めに入ったんじゃないのか?

 

「……面倒い、却下だ」

 

「なんだと!貴様はそれでも!…待て、沢原!!」

 

俺は足早に銭湯に向かう。

 

「ちょっと待ってよ、龍君!銭湯の場所知らないでしょ!」

 

「龍、なのは待って!」

 

その後を高町とハラオウンが追っ掛けてきた。

 

〜なのは視点〜

 

暫くして、私達は銭湯に到着しました。

 

「じゃあ彩羽の事頼むな」

 

「うん!任せて」

 

「……そうだ、これ」

 

「?…シャンプーハット?」

 

龍君が男湯に向かおうとした時、シャンプーハットを渡して来ました。

 

「彩羽はそれがないと、髪洗うの嫌がるんだよ」

 

「そうなんだ」

 

「じゃあな」

 

そして龍君は男湯に行き、私達も女湯の脱衣場で服を脱いで御風呂に向かいました。

 

「わぁー!広ーーい!」

 

「ホント、広いですぅ!」

 

御風呂場に付いたら、彩羽とリインは喜んでいました。

 

「彩羽、御風呂に入る前に体洗わないと駄目だよ」

 

「リインもな」

 

「「はーい!」」

 

そして私達は体を洗う事に成ったのですが……

 

「はやて!!アンタ何処触ってんのよ!」

 

「主はやて!公共の場では控えて下さい!」

 

「この時間帯は人少ないし大丈夫や!それに、いつも言ってるやろ?これは只の……スキンシップや!!決してセクハラや無い!」

 

「はやてちゃん、止め!ふぁーー!」

 

…痺れを切らしたはやてちゃんが、皆を襲っていました……因みに私とフェイトちゃんは襲われてません…何故なら

 

ゴシゴシ…ゴシゴシ

「なのはお姉ちゃん!フェイトさん!気持ち良い?」

 

「うん♪とっても気持ち良いよ♪」

 

「ありがとう♪彩羽」

 

私とフェイトちゃんは彩羽に背中を洗って貰ってる最中だから、これを邪魔するなら私のレイジングハートとフェイトちゃんのバルディッシュでO☆SHI☆O☆KI…だよ☆

 

「彩羽もういいよ、後はお姉ちゃん自分でやるから」

 

「私も」

 

「うん!」

 

「よっしゃ!暇潰しは、この辺にして……彩羽!次は私の!」

「待ちなさい!次は私よ!」

 

「私も洗って欲しいなぁ〜」

 

彩羽が私とフェイトちゃんの背中を洗い終わったのを知るとはやてちゃん達は次は自分が洗って貰おうと、コッチに来ました…そして順番はジャンケンの結果

 

1番はやてちゃん

2番すずかちゃん

3番アリサちゃん

 

と成りました…けど

 

「はやてちゃん…彩羽に変な事しないでよ」

 

「それは大丈夫や!」

 

はやてちゃんが可笑しな事をしないか、髪を洗いながら見張ってたけど…はやてちゃんは彩羽に体を洗って貰ってる最中、至福の笑みを浮かべてました。

そして彩羽は、すずかちゃんとアリサちゃんの背中も洗い終わった。

 

「彩羽、髪洗って上げるからコッチに来て」

 

「は〜い!……♪♪」

 

私が呼ぶと彩羽は小走りで私の所に来て、椅子に座って足をブラブラさせてます。

 

「彩羽、はい!シャンプーハット」

 

「なのはお姉ちゃん、ありがとう!」

 

彩羽にシャンプーハットを渡すと、彩羽は自分で頭に被せます。

 

「それじゃあ洗うよ〜」

 

「うん♪」

 

そして私は彩羽の髪を洗います…それにしても彩羽の髪、凄く綺麗だなぁ

 

「はい!終わったよ」

 

「なのはお姉ちゃん、ありがとう♪」

 

「なのは、彩羽の体は私が洗うから御風呂に入ったら?」

 

「う〜ん……じゃあお願いフェイトちゃん」

彩羽の髪を洗い終わると先に御風呂に入ってたフェイトちゃんが彩羽の体を洗うと言ってくれたので任せる事にしました…さてと、どの御風呂に入ろっかな〜……うん!ここにしよ!

 

「はふぅ〜〜……気持ち良いです〜」

 

「隣、良いかな?」

 

「はい!どうぞです〜」

 

御風呂に入ると、小学校低学年位の子が気持ち良さそうに入っていました…それにしても、です〜ってリインみたいな言葉使い

 

「こんばんわ!お父さんかお母さんと来たの?」

 

「違うです〜、一人で来たです〜」

 

「そうなんだ、お名前は何て言うの?」

 

「私は神様です〜!」

 

……え?神様?…あ!成る程

 

「そっか神様なんだ、凄いね〜」

 

「エヘヘ〜〜照れるです〜」

 

きっとアダ名かな…名字か名前に神って字が入ってるから神様…このくらいの子供なら有りそうだし

 

「あ!ちょっと用を思い出したです〜、失礼するです〜」

 

「うん、バイバイ」

 

そして女の子は去って行きました。

 

「なのは」

 

「あ!フェイトちゃん!……あれ?彩羽は?」

 

「小さい子供は男湯に行けるって聞いて、リインと一緒に龍の所に行ったよ」

 

「そうなんだ」

 

女の子と入れ違いでフェイトちゃんが来たけど彩羽の姿が見当たらないので聞くと、どうやらリインと一緒に龍君の所に行ったみたい。

 

「そうだ、フェイトちゃん!さっき面白い子が居たんだよ」

 

「面白い子?」

 

「うん!小学校低学年位の子で、自分の事を神様って言ってたんだよ」

 

「へぇ〜……フフ…アダ名かな?」

 

「にゃはは…多分そうだよ」

 

そして私とフェイトちゃんが楽しく話してると、はやてちゃんがセクハラしてきました……

 

〜龍視点〜

 

「ん?」

 

バシャバシャ

「お兄ちゃ、どうしたの?」

 

「いや…今、悲鳴が聞こえたような……」

 

バシャバシャ

「きっと、はやてちゃんが誰かの胸を揉んでるんですぅ」

 

「アイツ……そんな事してんのか」

 

数分前に男湯にやって来た、彩羽とチビッ子が泳いでると何か悲鳴が聞こえた気がしたが、チビッ子曰く八神の奴が誰かの胸を揉んでる……との事だ。

 

「皆がどれだけ成長してるかは、触った方が良く解るって言ってました!…あ!でも私みたいな小さい子供にはしてこないですよ」

 

当たり前だ、子供にそんな事したら同姓だろうがダメだろ

 

「ふーん……で、ターゲットは胸が大きい順で行くとシグナムさんかハラオウン……って所か」

「きっと、なのはさんとフェイトさんですぅ、他の人のは一通り触ってましたし」

 

「大変だな、アイツ等も……まぁ俺には関係ないか」

 

俺の予想にチビッ子が、此処に来る前に起こった事を話して現在八神に襲われてるのが高町とハラオウンと言ってきた。

 

「お兄ちゃ!!なのはお姉ちゃんのピンチ?!!」

 

「ん?……まぁピンチなんじゃねぇの」

 

「トォ!!いろはが助けに行くぉ!」

タタタタタ

 

「あ!彩羽待つですぅ!私も行くですぅ!」

 

高町のピンチと聞き彩羽は走って女湯に戻り、チビッ子もその後を追い女湯に戻っていった…やれやれ、これで漸く静かに成ったか

 

「それにしても、この感じじゃあアイツ等が風呂を上がるのは暫く掛かるか……女の風呂は長いって聞くし、どうやって暇を潰すか…」

 

「だったら私と御話するです〜」

 

「は?……何で、てめぇが此処に居るんだ」

 

どうやって暇を潰すか考えてると聞き覚えの有る声がしたので振り向くと……

 

「お久しぶりです〜、神様です〜」

 

この俺に傍迷惑な事を多々してきた、超ド天然の神が居た。

 

「質問に答えろ、何で此処に居るんだ」

 

「諸々の事情で少しリフレッシュに来たんです〜」

 

「諸々の事情ってなん……いや…どうでも良いか」

 

「聞かない方が良いですよ……うぷ…思い出しただけで気分が……うぷ」

 

おいおい大丈夫かよ?そんなに気分が悪く成る事って、よっぽどだぞ。

 

「まぁそんな事より最近は余り進展が無いですけど、楽しんでますか?」

 

「……まぁ、それなりに」

 

「それは良かったです〜……おっと!そろそろ私は帰るです〜」

 

「おい…もう変な物を落とすなよ」

 

「大丈夫です〜、危ない物は全部置いてきましたから!それじゃあ、またお会いしましょう!」

 

こうして、神?は帰って行った…つうか神がこんな簡単に地上……で良いんだよな?地上に居て良いもんなのか?

 

「はぁ考えるだけ無駄か…さてとアイツ等は…魔力の感じからしてまだ居るな…仕方ねぇサウナにでも入るか」

 

そして俺がサウナから出たのは、約1時間後だった。

 

「来たか…遅ぇぞ」

 

「ごめんね、龍君」

 

「お待たせ、龍」

 

風呂から出たのは、同じ位の筈なのにコイツ等が脱衣場から出てきたのは、更に20分後だった…女ってのは着替えるのに、ここまで時間が掛かるのか?

 

「まぁまぁそう言わんと、所で…どや?これだけの美人の御風呂上がり姿を見て何か感想無いんか?」

「「「「はやて((ちゃん))!!」」」」

 

「アホか」

 

どや顔で俺に聞いてくる八神に、高町、ハラオウン、バニングス、月村が声を上げる。

 

「なんやねん、その言葉は!少し位興味有るやろ!!」

 

「はぁ…」

 

ブチッ!

「そぉかぁ〜…そ〜いう態度なら……」

ムニュ!!

「ちょっと!はや…ぅ…んぁ!」

 

モミモミ!

「どうや!!このフェイトちゃんの爆裂ボディ!もう溜め息なんか付かせへんで!」

 

「ダッ!メ……りゅ!見な…んん!」

 

グゥ〜〜

「…腹減ったな、桃子さんが飯作ってるだろうし……帰るか」

 

「……」

 

俺の態度に何故か怒る八神だが、俺は無視して外に出る。

 

「はやて!!いい加減に!」

 

〔ソニックムーブ!!〕

 

「して!!」

 

バチィーーン!

「ヘブッ!!…………フェ…イトちゃん、ソニッ……クムーブでビンタは反則……や…ろ」

ガクッ

 

すると、気前の良い音が響いた…どうやら天罰が降ったみたいだ

 

〜フェイト視点〜

 

「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ…」

 

「すずか、そっち持って」

 

「うん」

 

私は我を忘れ、腕にソニックムーブを掛けて、はやてにビンタをした。

そしてアリサとすずかがはやてを担いで外に向かう。

 

「フェイトちゃん大丈夫?」

 

「はぁ、はぁ…うん大丈夫だけど……うぅ〜はやてのバカァ、龍の目の前で胸を揉むなんて……恥ずかしすぎるよ〜」

 

なのはが心配してくれるけど、私は両手で目を覆って、しゃがみ込みます…今にも恥ずかしい気持ちで爆発しちゃいそう

 

「だ!大丈夫だよ!!龍君見てなかったし、全く興味無さそうだったから!…………あ!」

 

チーーーーーン

 

なのはの励ましの言葉は私から恥ずかしい気持ちを一掃してくれた………けど、同時にショックを受けました。

 

「ハハハハ……ウン、ソウダヨネ…龍、私に全く興味無さそうだったもんね、きっと私魅力無いんだよ、こんな脂肪の固まり邪魔なだけだよね…ハハ……ハハハ……ぅ……うぅ…」

 

「フェイトちゃん、泣かないで!大丈夫!きっと!……大丈夫だから!」

 

なのはの言葉は今まで私を何度も救ってくれた…けど、今回だけは

 

「……お家に帰りたい」

 

無理だよ。

〜龍視点〜

 

銭湯から高町の家に戻る途中、ハラオウンはかなり落ち込んでたが彩羽が【フェイトさん大丈夫〜?】と声を掛けたり、手を繋いだり【元気出して〜】等々言った事により、高町の家に戻る迄には元に戻っていた。

俺は高町から【ホント!誰のせいだろうね!!】と言われたので【?八神だろ】と答えると【いや!え〜っと…そうなんだけど!そうじゃ無いの!】と意味の解らない事を多々言われた。

 

そして高町の家に戻った俺達は桃子さんが用意してくれた晩飯を御馳走に成った。

 

「龍、少し良いか?」

 

「何すか?恭也さん」

 

晩飯を食べ終わった後、彩羽と高町、ハラオウン、八神、バニングス、月村は対戦ゲームをしていて俺は傍観者として見ていると恭也さんに声を掛けられた。

 

「いや、なんだ…………稽古に付き合ってくれないか?」

 

恭也さんは小声で俺に言ってくる…稽古って事は剣術のか?……まぁ今日はトレーニング出来なさそうだったし、泊まらして貰うんだから断るのは失礼だな

 

「良いっすよ」

 

「良し!じゃあ道場に行くぞ」

 

「あれ?龍君、お兄ちゃん何処行くの?」

 

そして俺は恭也さんと道場に向かう為にリビングを出ようとしたら高町に声を掛けられた。

 

「龍に稽古を手伝ってもらおうと思ってな」

 

「ちょっと待ってよ、お兄ちゃん!この対戦が終わったらアイスとか買いに行こうって話してたんだよ!」

 

「お前等だけで行ってくれば良いだろ」

 

「でも龍君、アイス自分で選びたいでしょ?」

 

「アイスはいつも彩羽が選んでるから問題ない」

 

「そう言う事なら……まぁ」

 

なんとか高町を納得させ、俺は恭也さんと道場に向かう。

 

「所で龍、お前は剣術を覚えてたりするのか?」

 

「剣術を覚えてる中学生なんて滅多に居ませんよ」

 

「確かにな……そうか…」

 

「どうしたんすか?」

 

俺が剣術を覚えてないか聞いた後に恭也さんは何かを少し考えている。

 

「龍、俺から剣を学ばないか」

 

「え?」

 

恭也さんの言葉に俺は驚いた。

 

「俺は美由希に剣を教えて居たんだが、才能が有ると言ってもアイツは女だ…なのはがミッドとか言う所に行けば美由希が翠屋を任されるだろう、本人も何だかんだで乗り気だからな」

 

「…つまり恭也さんは自分の流派をちゃんと継いでくれる弟子が欲しいんすか?」

 

俺は恭也さんの言った事の答えを予想して言う。

 

「それも有るんだが……」

 

「?」

 

「本音を言うと…男の弟子が欲しくてな、俺も父さんから学んだんだが、こういうのは男に教える方が良いだろ?」

 

恭也さんは少し照れた顔をして、本音を話す。

 

「まぁそうっすね」

 

「それに弟子と言うからには俺にとって弟の様なモノだ、まともな奴を選びたい…昔、王神と聖が教えろと言ってきたが、アイツ等の目的は剣を学ぶ事じゃなくて、なのはに近づく為だと態度で解ったから、直ぐに断った…まぁアイツ等は誰かから何かを学ぶなんて、きっとしないだろうがな」

 

成る程、まぁ俺は自分がまともとは思わねぇが、あのバカ二人よりはマシなつもりだし良いんだが…剣術……か

 

「恭也さん達の剣術って、どんなのっすか?」

 

「永全不動八門一派・御神真刀流小太刀二刀術と言う、まぁ簡単に言うと小太刀二刀流だ」

 

「二刀流……」

 

恭也さんの答えに俺は少し考える…二刀流か……それならアレの時に使えるか…まぁチカラなんて有るに越したこと無いし、何より…

 

「解りました、その話お受けします」

 

「そうか」

 

俺自身、興味が有る…翠屋で恭也さんの剣を見たが凄かったし

 

「なら、早速始めるぞ」

 

そして恭也さんは壁に有る四本の木刀を取り、その内の二本を俺に投げ渡す。

 

パシッパシッ

「行きなりっすか?」

 

「お前なら実戦が一番だ……日頃から鍛えて居るんだろ」

 

「……ジャージ着てるのに、何で解るんすか…」

 

木刀を受け取ると、恭也さんは俺が鍛えてるのを言い当てる。

 

「なのはから、お前は魔法を余り使いたがらないと聞いた時から大体予想してたさ…お前は翠屋で俺の剣を最初は大雑把に避けていたが、最後の方は見切っていたからな」

 

「納得です」

 

「さて、無駄話はこれ位にして……やるぞ」

 

「……うす」

 

そして俺は恭也さんと稽古を行う、数分後に皿を洗い終わった士郎さんと美由希さんが見学に来た。

 

〜なのは視点〜

 

龍君とお兄ちゃんが道場に行った直ぐ後に私達はスーパーで明日の朝ご飯の材料とアイスを買いに来ました。

 

「朝ご飯の材料は、これで良し……じゃあ最後にアイス選ぼっか」

 

「「「「了解♪」」」」

 

「わぁ〜〜い!アイスゥ〜♪」

 

彩羽を先頭に私達はアイスコーナーに向かう。

 

「やっぱりアイスと言えばバニラよね」

 

アリサちゃんはバニラアイスを選ぶ。

 

「私は抹茶かな」

 

すずかちゃんは抹茶アイスを選ぶ。

「よっしゃ!私はクッキーバニラで!」

 

はやてちゃんはクッキーバニラを選ぶ。

 

「私はイチゴにしようかな」

 

「あ!私も」

 

私とフェイトちゃんはイチゴアイスを選ぶ。

 

「彩羽は何が良い?」

 

「いろは、コレ!」

 

彩羽が選んだアイスは二つに割る事が出来る棒アイスでした。

 

「いろは!いつも、お兄ちゃとパッキン!って半分個にするの!」

 

彩羽が笑顔で棒アイスを選んだ理由を教えてくれます…そっか、だから龍君は彩羽が選んでくれるって言ったんだ

 

「くは!……可愛い…やっぱり可愛い過ぎる!」

 

「はやてちゃん、声が大きいよ」

 

「せやかて!パッキンやで!パッキン!くぅ〜…龍君羨まし過ぎるわ、なぁアリサちゃん」

 

「…ええ…流石に今のは私も殺られたわ、彩羽の可愛さに…」

 

理由を聞いたはやてちゃん膝を着き、アリサちゃんは右手ではやてちゃんの肩を掴んでます。

 

「にゃははは、二人共大袈裟だよ…可愛い過ぎるのは認めるけど」

 

「彩羽、他に食べたいの有る?私が買って上げるよ」

 

「ホントォ!フェイトさん!」

 

「うん♪」

 

「じゃあ……ソフトクリームゥ!!」

 

他の皆が彩羽の可愛さに浸っていると、フェイトちゃんが彩羽にアイスを買って上げると言って、彩羽も喜んでアイスを選ぶけど、はやてちゃん、アリサちゃん、すずかちゃんも奢って上げると言いましたが彩羽は、そんなに食べれないと断りました。

そしてファミリー用のアイスも買って私達はスーパーを後にしようとしたのですが……

 

「おぉ!なのは、フェイト、はやて、アリサ、すずか、会いたかったぜ!」

 

「「……王神君」」

 

「「げ……王神」」

 

「帝……退院してたんだ」

 

「?」

 

スーパーを出て直ぐに王神君と会ってしまいました。

 

〜王神視点〜

 

ふふふ……買い出しに行かされた時は、最悪な気分だったがなのは達に会えるとは…いやオリ主である俺からしたら当然の出来事か

 

「全員揃って、こんな夜に何をしているんだ?」

 

「別にアンタには関係ないでしょ!」

 

「ふっ……相変わらずアリサはツン…その子供は誰だ?」

 

アリサが相変わらず俺に照れ隠しをしてくるが、俺はなのはの後ろに幼女が居るのに気付いた…何だこの魔力は!…S…いやSSクラスの魔力量だ、まさかコイツが3人目!……いや入院中に聖のカスと口論に成った時に、3人目はなのはと子供の時に出会ってると言ってたな…だとしたら、この幼女はイレギュラーか?チラッ

 

「なのはお姉ちゃん……この人誰ぇ?」

 

ふふふふ……ははははははは!!良い!良いぞ!なんて可愛い幼女だ!……今の内から手懐ければ将来……へへ良し

 

ニヤッ

「俺は、王神 帝だ宜しくな」

スッ

 

俺はニコポをした後にナデポの為に幼女の頭を撫でようと手を近付ける。

 

ガシッ!

「アンタ…ウチの癒しの天使に何しようとしとるんやぁ〜?」

 

「この子に触れるんじゃないわよ…」

 

だが、はやてとアリサに邪魔されてしまった…全くコイツ等は

 

「おいおい、そんなに嫉妬しなくても俺はお前達しか見てねぇぜ」

ニコ

 

「「「「「……」」」」」

 

ふ……決まったな

 

「皆!早く帰ろ」

 

「ちょっと待て、なのは!」

ガシッ

 

「何!離してよ」

 

「お前達……泊まりか?」

 

「……それが何?関係ないでしょ」

 

関係ないだと?こんなチャンス逃してたまるか!

 

「俺も行く、良いだろ」

 

「ダメに決まってるでしょ!!もう!離してよ!」

 

なのはの奴は俺の手を振り払おうとするが…離してたまるか

 

「てぇぇぇい!!」

ポカッ!!

 

「ッ!……あ゛?」

 

足に痛みを感じるので、なのはから手を離して下を見ると先程の幼女がファイティングポーズを取っていた。

 

「むぅ〜〜、なのはお姉ちゃんを苛める人は、いろはが許さないぉ!!」

 

「彩羽、駄目だよ危ないから」

 

「でもフェイトさん!この人なのはお姉ちゃん苛めたもん!なのはお姉ちゃん嫌がってたもん!だから、いろは許さない!」

 

何言ってんだ……まぁ子供には解らないか。

 

「皆、アイス溶けちゃうし早く戻ろう」

 

「そ!そうだね!すずかちゃんの言う通りだよ!…皆帰ろう」

 

「待てよ!話はまだ!!」

 

「これ以上は流石に怒るよ…王神君」

 

帰ろうとするなのはを呼び止めると、なのはは怒った顔をする…ちっ!流石にやり過ぎたか

 

「解ったよ」

 

「……ふん!」

 

そしてなのは達は去って行った…くそ!チャンスだったのに…まぁ良いか、それにしてもあの幼女…

 

「へへ…イレギュラーにしては中々だったな」

 

将来が楽しみだ。

 

〜なのは視点〜

 

「最後にあんな奴と会うなんて思わなかったわ」

 

「ホンマや…ん?ちょい待って、アイツが居る言うことは」

 

「多分、剣も退院してるね…」

 

「顔を見ずに、終業式を迎えられると思ったのに」

 

「「「「はぁ〜〜」」」」

 

私の家に戻る最中、皆は王神君と聖君が退院したと言う事実に溜め息を付きます…ホント、後一日位入院してれば良いのに

 

「むぅ〜〜……」

 

「彩羽、どうしたの?」

 

「いろは!!あの人嫌い!」

 

彩羽は珍しく不機嫌な顔をしていたので理由を聞くと、先程の事をまだ怒っていた。

 

「解ったから、もう怒った顔をしないで、お姉ちゃん彩羽の笑ってる顔、大好きだよ」

 

「!……うん♪」

 

彩羽に笑顔が戻り、やっと私の家に着きました、家に着く迄はやてちゃんとアリサちゃんが王神君が彩羽を泣かせてたら、絶対許さない…と言ってた…まぁ当然です

 

ガン!ガガガ!ガン!ガン!

 

「何?この音」

 

「多分お兄ちゃんと龍君だよ」

 

家に着くと道場の方から大きな音がしてフェイトちゃんが驚くので、私は音の正体を予想します。

 

「そう言えば、龍が恭也さんの稽古相手して……って!アレから1時間位は経ってるわよ!」

 

「恭也さんも龍君も凄いね」

 

アリサちゃんとすずかちゃんも続いて驚きます。

 

「なぁ皆、面白そうやし見に行かへん?」

 

「「「「賛成!」」」」

 

そして私達は道場に向かいます。

 

ガン!ガン!ガン!…………

 

「あれ?終わっちゃったのかな?」

 

道場の入口の前に着いた途端に音が止みました。

 

「取り敢えず、入って」ガラッ!「え?……!!!!」

 

「はぁ、はぁ……ん゛?お前等戻ってたのか……」

 

私が扉に手を掛けようとしたら、急に扉が開き、前には…

 

「「「「「キャアアアアア!!!」」」」」

 

「「?」」

 

右手にジャージの上着と白いタンクトップを持った…………汗だくで上半身裸の龍君が居ました。

 

「りゅりゅ!龍君!!あの!えっと、その!あぅあぅ!」

 

私は何か言わないと行けないと思ったのですが何も言えず…

 

「ななな!なんちゅう格好し!してんねん!」

 

はやてちゃんは顔を赤くしつつも、龍君にツッコミをして…

 

「アア!アンタ!彩羽も居るのよ!」

 

「アリサさ〜〜ん前見えないぉ〜」

 

アリサちゃんは彩羽の目を塞ぎ…

 

「………龍………の………はだ…はだk…ふにゅ〜〜」

 

フェイトちゃんは耐えきれず、後ろに倒れ…

 

「はわわわ!フェイトちゃん確り!…」チラッ「あぅ〜」

 

すずかちゃんは倒れたフェイトちゃんを支えつつ龍君をチラ見しては顔を赤くする。

 

「お前等、どうしたんだ?」

 

「「「「早く服を来て!!」」」」

 

何処か納得のいかない顔をしつつ龍君は服を着て、汗を流すため御風呂場に向かいました…この時お父さんとお兄ちゃんは【やれやれ】と言いたそうな顔をし、お姉ちゃんは笑ってました…それにしても今まで気付かなかったけど………龍君の身体凄かったな…うぅ〜〜思い出しただけで顔が〜

 

〜龍視点〜

 

シャワーを浴び終えてリビングに戻ると高町達は黙々とアイスを食べていた。

 

「ん?彩羽、いつものアイスはどうした?」

 

「冷蔵庫に有るぉ!これフェイトさんが買ってくれたの!」

彩羽はいつもと違うアイスを食べていたので聞くとハラオウンに買って貰ったようだ。

 

「そうか、悪りぃなハラオウン」

 

「えぇ!!いや、だだ大丈夫だよ!うん!そんな別に……(うぅ顔が熱い…冷やさないと)」

 

俺が礼を言うとハラオウンは顔を背けて必死にアイスを食べる…アイツそんなにアイスが好きなのか?

 

そして漸く寝る事に成った、高町、ハラオウン、八神、バニングス、月村、彩羽は客間で一緒に寝る事に成り、俺は恭也さんの部屋で寝る事に成った。

 

〜すずか視点〜

 

私達はなのはちゃんの家の客間で布団を敷いて寝始めたのですが…私は全然眠れませんでした

 

(駄目だ〜〜目を閉じると、りゅ!龍君の姿が〜)

 

〜アリサ視点〜

 

全く呆れるわ!おお!女の子の前であんなに堂々と…ははは!裸で居るなんて!!……でも

 

(アイツ凄い身体してたわね…男子の裸位、水泳の授業で見たこと有るけど……あんな……って!!何考えてるのよ!私は!!)

 

〜はやて視点〜

 

いやぁ〜〜それにしても驚いたわ、まさかこんな事に成るなんて…皆もう寝てもうたんかな?てゆーか、起きてんの私だけ?

 

(いや、べべべ!別に興奮してるわけや、あらへんで!只ちょっと!ほんのちょっとドキドキしてるだけで……って!ちゃうわーー!!なんで私が龍君にドキドキしなアカンねん!なのはちゃんとフェイトちゃんや有るまいし!)

 

〜フェイト視点〜

 

駄目だ……やっぱり龍の……は…ははは裸が頭から離れない……でも寝ないと、そうだ!羊を数えれば寝れるって前になのはが……よよよ!良し

 

(えぇっと………腹筋が一つ腹筋が………って違う!うぅ〜駄目だ、寝れないよ〜)

 

〜なのは視点〜

 

早く寝なくちゃ!早く寝なくちゃ!早く寝なくちゃ!早く寝なくちゃ!早く寝なくちゃ〜〜……駄目!!全然眠れないの!

 

(こうなったのも全部、龍君の所為だもん!……でもちょっと得したかな…もし、お付き合い出来たら将来は………にゃーー!ダメ!絶対無理!正気を保てないの!)

 

「すぅ……すぅ……エヘヘ、なのはお姉ちゃ〜〜ん……すぅすぅ」

 

私が眠れないで居ると隣の彩羽はスヤスヤと気持ち良さそうに寝てました。

 

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神様の雑談…のコーナーです〜

 

いや〜〜さっぱりしたです〜

 

さてと!帰りに買った、この超高級アイス!税込1050円を頂くです〜

 

では、ゴッドスマイルでリリカル☆マジカル、さよならです〜

 

美味しかったです〜…さてとお仕事でもするです〜

 

えっと、この書類は…………

 

説明
第三十一話…私が扉に手を掛けようとしたら、急に扉が開き、前には…
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コメント
オリ主(笑)は派手に爆死すればよろし(狂)
久しぶりに読み返したら上半身裸の所でブロリーの姿が浮かんだ…(日隠 夜行)
↓いやいや〜神様がゴッドストーンか何か使って原作組とヴォルケンsと龍以外の奴の記憶から抹消したうえで存在を魂のレベルで消滅させよう(頭翅(トーマ))
こいつは次元震発生級の攻撃で消し炭決定だな(駿亮)
こいつは「YES ロリータ NO タッチ 」の精神を守れない紳士の風上にも置けない奴だな(tiruno9)
さすがに他の作品には持っていけないだろ…どうせなら地上部隊に送り込んで、脳みそどもの実験材料になってもらおうぜ?(神薙)
その意見に賛成!(匿名希望)
カマバッカ王国に捨ててきたほうがいいんじゃない?(ZERO&ファルサ)
少女とは愛でるもの!!『 YES ロリータ NO タッチ 』!!ロリコン無罪!!紳士無罪!!手を出す奴には死あるのみ!!(匿名希望)
ちょっと王神の身ぐるみ剥いで歌舞伎町に捨ててくるわ(anngetuuteki)
でも、1リッター2000円の牛乳もあるから、ガチでありそう。(匿名希望)
たしかにアイスも凄いけども、YesロリータNoタッチを破ったオリ主(笑)を吊るし上げないと気がスマンのだよ(匿名希望)
それより1050円のアイスってすごくねwww(匿名希望)
神様の書類仕事がすごい気になる。どんな騒動に発展するのやらw(tububu12)
どうせなら、もう一人の馬鹿と一緒に誰も知らない所で相討ちになって欲しい…。(神薙)
王神(腐れ脳みそ)にちょっとアサシン送っとくわww(妖刀終焉)
ゼブラさーん、ここにチョーシにのってるヤツがいますよーww(日隠 夜行)
望み薄だけど、もう一人のバカは多少はまともであることを祈る。これと同レベルがもう一人いるのは嫌すぎるorz(mujina)
ちょっとだれか、管理局のハラオウン提督呼んで来い。アルカンシェルぶっ放そう(ディアーリーズ)
彩羽が泣かされたらアリサがフルボッコってあったが、アリサよりも早く龍とベスターが殺っちゃいそうだね(大雅)
あぁ、オリ主(笑)は終わったなwwww(haruneru)
誰かア〇ネス呼んで来い。早く始末しなきゃ♪(青髭U世)
神のデスクワーク=新たな転生者、という方程式ですね、分かります、って事で男のダチキャラ希望(笑)(神薙)
とりあえず 王神殴らせろw( ' ^'c彡))Д´)(妖精の尻尾)
フルボッコフラグですか・・・殺っちまえ♪(黄金拍車)
おお、オリ主(笑)の頭上に死兆星が見える(天内)
死亡フラグだな(VVV計画の被験者)
自分はアイスガリガリ君派ですね。そして王神ついに死亡フラグを立てたか・・・(観月 衛)
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