魔法少女リリカルなのは DevilStrikerS ー模擬戦 vsシグナムー
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「さ〜てと、やりますか」

 

「ああ。さあバルダ、今のお前の力を私に見せてもらおう」

 

 

 

さて、何故こうなったのかは時を遡ること数時間前…

 

 

 

 

 

バルダの部屋は当初、子供故にエリオとキャロと相部屋にしようと思ったが…流石に三人一緒の部屋は狭いのでたまたま空いていたキッチン付きの空き部屋があったため、そこに決まったのであった。

 

そして今日は訓練は無いのでバルダは食堂の人達に食材を分けて貰い、ピザを作っていた。

 

「ふぅ、できたぞ〜俺特製…スペシャルミックスピザ!!」

 

 

 

 

ーーーコンコン…ーーー

 

 

 

 

バルダがピザを作っていた時不意にドアをノックする音が聞こえた。

 

「うん?誰だろ。もしかして俺のピザの臭いを聞きつけて来たスバルさんかな?はいはーいピザは逃げませんよ〜」

 

スバルと思い、ドアを開けると

 

「バルダ、いきなりで済まないが模擬戦をするぞ」

 

シグナムだった。しかも模擬戦しようと言ってきた。

そしてドアを開けたことによりバルダの部屋からピザの香ばしい臭いが流れてくる。

 

「ふむ、何やら香ばしい臭いがするな。匂いからしてピザでも作ってたのか?それだったなら済まなかったな」

 

シグナムは素直に謝罪する。しかしバルダは気まずいと思い。

 

「いえいえ気にしないで下さい。何なら焼いたピザ食べてから模擬戦にしません?んーと…あれだ、腹が減っては戦は出来ぬってね」

 

そして一緒にピザを食べないかと勧める。

 

「良いのか?」

 

それはさすがに此方が気まずいと思うシグナムだが

 

「良いですよ。何、気にしなくて結構です。ただし…」

 

急遽真剣な表情をするバルダ

 

「ただし?」

 

「六課の食堂のメニューにピザを追加してってはやてさんに頼んでください」

 

真剣な顔でいう割に軽い頼みだったので少し拍子抜けしてしまうシグナム 。

 

「ふっ、わかった。主はやてにはそう伝えとこう」

 

その後バルダとピザをごちそうになり今に至る――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――――――――――

 

 

 

 

「先のピザ、とても美味しかったぞ」

 

「それは何より♪にしても…」

 

「ああ」

 

「随分ギャラリー増えましたねー」

 

そう。静かに模擬戦をするつもりだったが情報がどこから漏れたのか、今じゃなのはやスバル、ティアナといったフォワード陣を始め、色々な面子がいた。

 

「まあ、これ以上増えないうちにやるぞ」

 

「そうっすね」

 

そう言ってバリアジャケットを展開、己のデバイスを構えた。

 

「ヴォルケンリッターが一人…烈火の将シグナム」

 

「時空管理局嘱託魔導師、バルダ」

 

「「いざ!」」

 

「「尋常に!!」」

 

「「勝負!!!」」

 

こうして、模擬戦が開始された。

 

 

 

 

「「はああああ!!」」

 

 

 

 

模擬戦開始の合図が鳴った直後にバルダとシグナムは同時に間合いを詰め、互いの剣をぶつけ合った。

だが体格的にシグナムに軍配が上がり、シグナムはそのままバルダを押し返した。そして体制を崩したバルダに追撃をかけるが

 

「くっ!」

 

何時の間に取り出したのかバルダの左手にはルナがあり、シグナムに向けて魔力弾を放った。

それをシグナムは剣の腹の部分で防ぐ。その間にバルダは体制を立て直しシグナムから距離を取る。

 

「ディバインバスター!」

 

充分に距離をとったところでバルダは砲撃魔法を放つ。

 

「!これは高町の…レヴァンティン!」

 

〈ロードカートリッジ〉

 

「紫電一閃!!」

 

 

 

 

ーードガアアアン!ーー

 

 

 

 

二人の魔法がぶつかり合い、凄まじい轟音と共に爆発が巻き起こる。

 

バルダはその様子を見ながら剣を構え、警戒する。すると爆発した際にまった煙が消え、全体が明らかになる。

 

「えっ!?いない?」

 

しかし煙が消えたが…そこにいるはずのシグナムがいなくなっている事に驚くバルダ。

 

〈マスター!上だ!〉

 

するとアベンジャーがバルダにそう警告した。

 

「はああっ!」

 

アベンジャーの言ったとおり、シグナムが上から飛んで切りかかって来た。

 

「ちょっと、飛行魔法で飛んで来るのってズルくない?まあいいか…ハイタイム!!」

 

バルダはすぐさま迎撃すべく、下から切り上げる技…ハイタイムで迎え撃った。

 

 

 

 

――ガキィィィィン――

 

 

 

 

「ふむ、やるようになったな…よく反応した。それにデバイスの感知能力もかなり高い。中々のスペックだ」

 

「そりゃどうも。俺もシャーリーさんも作った甲斐があったよ」

 

そう言って二人は離れる。

 

「ラピッドショット!!」

 

先程からシグナムと斬り合ったが、やはりまだ剣の腕だけではシグナムには勝てそうにない。そう悟ったバルダは二丁拳銃のデバイス…ソル&ルナでシグナムの隙を作り、そこをつく事にした。

 

「!」

 

シグナムは魔力弾を弾きながらバルダに仕掛けようとするがバルダの凄まじい連射速度に近づけないでいた。

 

「くっ、これでは……レヴァンティン!!カートリッジロード!!」

 

〈Ja!エクスプロージョン!!〉

 

 

 

 

―――ガシュン!―――

 

 

 

 

「飛龍一閃!!」

 

長剣から連結剣になり、シグナムの飛竜一閃は魔力弾を薙ぎ倒してバルダの元へ殺到していった。

 

「ヤバ…!!」

 

〈プロテクション〉

 

危ないと感じたバルダは咄嗟に防御魔法を張る。

 

 

 

 

――ズガアアアアン!!――

 

 

 

 

「ふぃー危なかった。流石はシグナムさんだ」

 

結果、バルダはシグナムの攻撃に耐えた。

 

「っ!」

 

一方のシグナムはけずりきれなかったことに少し悔しそうにする。

 

「けど…今度はこっちの番だぜ!!」

 

「Drive!!」

 

バルダは大剣を逆手に持ち変えて斬撃を魔力に乗せて飛ばした。

 

「くうっ!」

 

防御魔法を発動させるがバルダのドライブの威力は凄まじく、シグナムは吹き飛ばされた。

 

「よし!!このまま一気に「翔よ…隼!!」な!?」

 

 

 

ーーードガアアアン!!ーーー

 

 

 

 

 

バルダが追撃を掛けようとすると、物凄い速さで紅蓮の炎をまとった矢が飛んできて、バルダに直撃し、そこでバルダの意識は途絶えた。

 

 

説明
十一話目です。
今回は題名通り戦闘描写があります。何か不自然な点がありましたら言ってください。ではどうぞ
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