真・恋姫無双〜白き牙を持つ者〜 #20 |
〜第19話 †旅行記 洛陽滞在編† 〜
「ぶるわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
「ぬふぅぅぅぅぅん!!」
「チェストおおおおおおお!!」
「やるわぇねぇ〜ん・・・龍臣(たつおみ)ちゃん
お姉さん的にここまでやるなんて予想外よん☆」
うげぇ・・・
筋肉隆々スキンヘッドにサイドにおさげでピンクのビキニ1枚の変態が
くねくねしながらウインクしてくる
暫く激しい悪夢にうなされそうだ
「だぁぁぁぁれぇぇぇが
世界の妖怪辞典で最も気色の悪い生物ですってぇぇぇぇ!」
「言ってないから落ち着いてくれ貂蝉(ちょうせん)」
俺は今、洛陽にある貂蝉のお店「漢女(おとめ)の館」にきている
頼んでおいた斬馬刀を取りに来たのと
まぁどれだけ身体が馴染んでるかの鍛錬だな
後はちょっと気になる人物がいるから洛陽に今いるかどうかの確認
ちなみに冒頭の叫びは鍛錬中の叫びね
け、決して二人で怪しいことしてたんじゃない!
「しかし、まだまだ気を上手く使い切れてないな
貂蝉の本気はまだこんなもんじゃないんだろ?
後、俺のここでの名前は白(はく)だから」
「ぬふぅ〜ん、結構本気でやったわよん
漢女道継承者としてはうかうかしてられないわねん
だから自信もっていいのよん「厳白虎(げんはくこ)」ちゃん」
その名前を呼ばれた瞬間俺の中の血と気が沸騰するんじゃないかと思った
「貂蝉、その名はまだ俺は秘密にしてたつもりなんだが?」
しかし、俺の声はとてつもなく冷淡なものだ
それを名乗るには俺はまだ・・・
「あ、あらん・・・そうだったのね
すでに名乗ってるモノだと本当にごめんなさいね
(私が本気で今鳥肌が立ったわご主人様もいいけどやっぱりこの子も)」
「いや、管理人と呼ばれるモノだから知ってて当然だよなすまん」
「なんでもってわけじゃないんだけどねぇん
次はお茶でもしながら・・・聞きたい事があるんでしょん?」
「そうだな、よろしく頼む」
鍛錬を終えて、ひとまず「漢女の館」へ入る
一応ここに来る事は高順にも子義嬢にも言ってあるので先に中でお茶をしてもらってる
内装は・・・ひどくピンクです
従業員は皆貂蝉のように筋骨隆々ばっかかと思ったら
普通に、女装をした男の子(深いスリットの入ったチャイナ服)
身長が高くガッシリした男には燕尾服(執事っぽい感じのチャイナ服)など
思った以上にまとも・・・なんかなぁ
高順はこの店の会員だったようで洛陽に立ち寄る時の行きつけらしい
子義嬢はここの料理スタッフとして雇われてるようだ
なんでも子義嬢が来てから料理面で充実したらしく飲茶の美味しいお店でも有名になったそうだ
by 阿蘇阿蘇(あそあそ)より
それはおいておこう
「さて貂蝉、雪華(せつか)さんを元の状態に戻す為に必要な事ってのは?」
「そうねぇん、前にも言ったと思うけど今のところ一番条件に合ってるのは
漢中(かんちゅう)かしらね、あそこには五斗米道(ゴッドヴェイドー)の総本山なのよ」
「え?五斗米道(ごとべいどう)じゃないのか?」
「正史ならそうなんだけど、ここではゴットヴェイドーなのよねぇん
ちゃんとこの発音じゃないと怒られるから気をつけてねぇん」
「ゴットヴェイドーね・・・」
「そう、ゴットヴェイドー
この人達は気を探る能力に非常に優れた人達なのよぉん
人に病魔があれば気の乱れを浄化して病気を治しちゃうわん」
「それが雪華さんを元に戻すのに必要なんだ?」
「大地の気脈を探ってもらって特に強い霊脈を探り当ててもらわないと難しいわねん
その霊脈の中心で白ちゃんがもってる彼女の気と
聖域から持ってきた木片なり種なりを霊脈に刺すなり埋めるなりして気を流し込んで
聖域を新たに作らないと駄目なのよねん
聖域ができた時にはそこから芽か樹が生えてくると思うわん」
「それだけですぐ戻るのか?」
「いいえ、気を流し込んでさらにかなりの時間・・・最低でも10年
それ以上経たないと完全に元の姿には戻らないとおもうわん
後は定期的に白ちゃんが聖域でせっちゃん(雪華)の代わりに気を流し込んで
聖域の浄化作業することが大事かしらん」
「なるほどな・・・定期的って事はかなり頻繁に行かないと駄目なのか?」
「詳しくは私は分からないわん、その辺はせっちゃんから聞いた方が早いかしらね
夢とか話しかけてきてくれてるんでしょ?」
「最近はお酒が飲みたいだの我儘ばかりで困った人になってるよ」
「贅沢させたのは白ちゃんのせいなんじゃないかしらぁん?」
「全くその通りだから余計に困ったもんさ・・・」
そんな感じで談笑している
その様子を子義嬢はずーっと睨むように見ているし
高順は何故かニヤニヤしながら見ている
こっちは重要な話をしてるんだから待ってなさい
「斬馬刀の方は仕上がったのか?」
「ええ、ばっちしよぉん!」
ウインクしながら親指を立てる仕草がまた・・・気色悪いぜ
「性能としては特別な素材とかは使ってないわよぉん
ただ、気を通しやすくしたのと運搬の為に軽くしておいたわん
それ以外は折れるし、欠けたりもする
ただその辺の鍛冶職人でも直せるはずよぉん」
「直した後に気の通り悪くなったり重くなったりしないのか?」
「ぐふふふふ・・・
それは私からの〜お・と・め・の・い・の・りの力で大丈夫☆」
両手を頬に持ってきて顔を赤らめてくねくね・・・殴っていいのかな
子義嬢、矢を撃ちたいの分かるけど一応こんなのでも重要な人だからやめよーね
高順、爽やか笑顔で剣を抜いたら従業員が怖がるからやめてねー
最後に聞きたい事だけきいて
さっさと二人と洛陽散策でもしよう・・・
荒んだ心に武器は危険なんです
「そ、そうかそれは非常に助かるよ貂蝉
最後に一つだけ聞きたいんだが・・・」
「あらぁん・・・なにかしら?
白ちゃんの御願いならある程度きいちゃうわよぉん」
「盧植(ろしょく)って人物は洛陽で私塾開いてるか?」
「あ〜・・・確か開いてたはずよぉん」
「場所分かるか?」
「まっかせてぇん!」
いるのか・・・
曹操にあったからな、時代の英雄の一人が私塾にいるか分からんが
あっておいて損はないだろう
洛陽にきたからにはあっておきたかったしな
これでまた目的が一つ消化だな
さて・・・と
後はお二人連れて甘味所巡りでもしますかね〜
あとがきっぽいもの〜
というわけで魅惑の貂蝉編でした
そして次は分かる人にはわかると思われます・・・
後途中でぽろっと重要な名前バレもしちゃいました!
それにしても原作の貂蝉とは違う気もするが気のせいだと思いたいです
こんな駄文ですが、次回もよろしくお願いしますm(_ _)m
説明 | ||
この物語はオリ主をメインとした外史です チート・ご都合主義が多々ありますので 苦手な方はご遠慮下さい・・・ 大丈夫な人は駄文にお付き合い下さいm(_ _)m 気づけばもう20作目・・・ 毎回の閲覧コメントありがとうございます! |
||
総閲覧数 | 閲覧ユーザー | 支援 |
9371 | 8295 | 27 |
コメント | ||
アルヤさん>その言葉でさらに漢女道いけそうです!(tokkey) shirouさん>子義嬢的には給金がしっかりとしてて、乙女の嗜みも教えてもらえるからだそうですっ(tokkey) グリセルブランドさん>休憩室(はぁと)も完備してお待ちしていますよw(tokkey) 大丈夫!漢女、平常運転!(アルヤ) 華琳が一刀に魏と告げられたときの感じかな?まぁそれよりもっと違った思い入れもあるのやも。そして子義嬢働く場所は選びなさいw(shirou) 漢女の館・・・店の奥にプレイルーム(意味深)とかあるんですかね・・・(地獄絵図)(グリセルブランド) |
||
タグ | ||
ご都合主義 駄文 真・恋姫無双 チート オリ主 | ||
tokkeyさんの作品一覧 |
MY メニュー |
ログイン
ログインするとコレクションと支援ができます。 |
(c)2018 - tinamini.com |