B★RIS――ブラック★ロックインフィニット・ストラトス――転生して一夏の兄になった一人の男の娘の物語 |
第十一話 千夏はやっぱり強かった
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夕方 第3アリーナ
一夏たちは此処のアリーナで練習してたと思うけど・・・。あ、居た。
「お待ちなさい!一夏さんのお相手をするのはこの((私|わたくし))でしてよ!」
そういってブルー・ティアーズを展開するセシリアさん。あぁ・・・また一夏の取り合いか。
相変わらずモテるね〜一夏は。
「さぁ一夏、練習開始だ。」
「お相手しますわ、一夏さん!」
・・・一夏相手に2対1でやるつもりなの?ちょっと、いやかなり一夏ヤバイんじゃない?
「ちょっとちょっと、一夏相手に2対1は無いと思うよ?」
「あぁ千夏。午後の授業の時教室にいなかったが、何処に行ってたんだ?」
「整備室。新装備作ってたよ。」
「え?千夏兄武器作れるのか?」
僕は「もちろん。」と言ったあと、B★RSを展開して新しく作った武器、『★ rock cannon type R』と『ウォーハンマー』を展開し、上着の裏に隠していた『★ rock bit』を周囲に浮遊させる。
「うわ・・・それで殴られたら痛そうだな・・・。」
「そうかな?ISのシールドでそこまで痛みは感じないと思うよ?良かったら試してみる?」
「「「嫌だ(ですわ)!!」」」
そこまで嫌がらなくても・・・。
「さっきは一夏の練習相手で揉めてたみたいだけど。良かったら3人で僕と戦ってくれない?新装備のテストしておきたいんだ。」
まぁ断らせないけど。絶対にやってもらう。嫌だと言うなら昔1度だけやったあの方法を・・・
「いくら千夏さんでも・・・3対1ですの?」
「おいおい千夏兄、さすがにそれは無いんじゃないか?」
「強がるな千夏。3対1じゃ勝てるわけ無いだろ。」
あれ?自信満々だね?
「随分と自信あるみたいだね?じゃやろっか?30秒後にはじめるよ。」
ウォーハンマーを戻して左手に『★ rock cannon』を展開し、両手のロックキャノンを一夏たちに向ける。
3人には悪いけど・・・。新装備の実験台になってもらうよ。
残り20秒
「徹底的にやりますわよ!一夏さん!」
残り10秒
「本気で行かせてもらうぞ?千夏。」
残り5秒
「手加減しないぜ?千夏兄!」
残り0秒
「目標を駆逐する・・・!」
始まったと同時にブルー・ティアーズからビットが放たれ、僕を狙って撃ってくる。とりあえずセシリアさんからやろうか。
ロックビットは箒と一夏の足止めをさせ、セシリアさんに集中砲火を浴びせる。100発くらい撃ったかな?そろそろ終わらせよう。
エネルギー充電まで5・・・4・・・3・・・2・・・1・・・0!
「『ダブル・バーストショット』!」
ダブル・バーストショット:両手のロックキャンで同時にバーストショットを放つ技。
2発直撃すれば普通のISならエネルギーは残りわずかになる。
「きゃぁ!?」
「まだまだ!『フォトンシャワー』!」
フォトンシャワー:片方のロックキャノンで照射を行う技。効果範囲は広く、アリーナ全体を攻撃できる。ただしシールドエネルギーも消費してしまう。
この二つの攻撃を両方直撃してしまったセシリアは勿論エネルギーが0に。ちょっと早めの退場となった。
『くっ!硬い!』
箒が攻撃していたのはロックビット。千夏は調子に乗ってビットをダイヤモンドより硬くしたため、並大抵の武器では壊せない。千夏、恐るべし。
「箒、後ろも気をつけようか?」
『!?』{ドン!}
ダブル・バーストショットが直撃。ロックビットとの戦闘でもエネルギーが削られていたため、打鉄のエネルギーも0に。残るは一夏だけだ。
『千夏兄・・・ちょっとは手加減してくれよ・・・?』
一夏・・・この期に及んで命乞い?そんな頼み・・・
「嫌だ☆」
受け入れられるわけ無いでしょ(笑)
両手のロックキャノンを収納し、ウォーハンマーを展開する。
「一夏にはちょっとプレゼント♪『デッド★フォージ』!」
デッド★フォージ:エネルギーを少量消費する技、普通に殴るよりも威力は高く、通常時よりもリーチが広くなるため、複数の敵を巻き込みやすい。
・・・あ、セシリアさんと箒大丈夫かな?今IS強制展開されてるはずだけど・・・。巻き込まれてないよね?
『これの何処がプレゼントだよ千夏兄!!』
「これで終わらせるよ!『ダブル・バーストショット』!」
{ドンッ!}直撃。これで白式のエネルギーも0。僕の勝ち。あ、先に退場した二人、デッド★フォージに巻き込まれてなかったんだ。良かった・・・。
「千夏兄・・・手加減してくれよ・・・。」
「千夏・・・お前はどれだけ強いんだ・・・?」
「千夏さん・・・貴方は鬼ですか・・・?」
上から一夏、箒、セシリアさんの順。こんな声が聞こえた気がするけど気にしない気にしない。
まぁ新装備の出来は十分だね。よし、帰ろうか。
「もうそろそろ終わろう?もうすぐアリーナの使用可能限界時間だし。」
「あぁ・・・みんな先に帰っててくれ。俺はまだ(ショックで)動けない・・・。」
もう動けないよ〜。・・・違うか。
「それでは皆さん、また明日。」
セシリアさんが先に帰る。
「仕方が無いな。シャワーは先に使わせてもらうぞ。」
「おぅ・・・」
箒も帰る。これで今ここにいるのは僕と一夏だけ。
「一夏、大丈夫?」
「あれだけやっといてよく言うぜ・・・。多分大丈夫だ。」
「そう、じゃぁ僕も先に帰るね。」
「おぅ」
さて・・・帰ったら何しようかな・・・
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その日の夜
何か隣の部屋が騒がしいんだけど・・・。確か隣は一夏と箒が使ってたよね。何かあったのかな?
ちょっと行ってみよう。
「無視するな!こうなったら・・・」
箒のそんな声が聞こえて、僕はハッと思い出す。今鈴が来ていて、部屋を替わって欲しいって頼んでるんだっけ。で箒が怒って竹刀で鈴を・・・ってヤバイんじゃない?
「あ、バカ!」
「はぁ!」
{カァン!}
「部分展開・・・早い・・・。」
あ、そっか。腕の部分展開で防いだんだっけ。でもISって許可無く展開するのは校則違反じゃ・・・?
「今の、生身の人間だったら本気で危ないよ?ま、いいけどね。」
あ、いいんだ。
「そうだ、約束がどうとか言ってたな、何の話だ?」
「うん!あのさ、えっと・・・覚えてる・・・よね?」
「えっと・・・あれか?鈴の料理の腕が上がったら毎日酢豚を「そうそれ!」奢ってくれるってやつか?」
「はい?」
「だから、俺に毎日飯をごちs「一夏、それ多分違う。もっと違う意味だと思うよ?」あれ?千夏兄?どうしたんだ?」
「隣の部屋が騒がしいから何事かと思って来たの。」
{パンッ!}「え!?」
「最低!女の子との約束をちゃんと覚えてないなんて!本当に男なの!?犬に噛まれて死ね!」
「何で怒ってるんだよ!ちゃんと覚えてただろうが!」
「一夏が原因だよ・・・いい加減気づいたら?」
「約束の意味が違うのよ意味が!」
「じゃぁ説明してくれよ!どう意味があるってんだ!」
あぁ・・・また始まった。もう部屋に帰って寝ちゃおう。うん、そうしよう。
「じゃぁ、僕は帰るから。余り騒ぐと千冬姉さん来るから。それだけ要注意ね。」
「あ、あぁ、気をつける。」
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「馬にけられて死ね!」
そんな台詞が聞こえた気がするが気にしない気にしない・・・。
説明 | ||
昨日原作のノベル買おうと思って本屋に行ったんですけど売り切れてました・・・。orz | ||
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