真・恋姫無双〜白き牙を持つ者〜 #22 |
〜 第21話 †旅行記 洛陽滞在編3† 〜
出発の日取りは特に決めては居なかったので
のんびりと旅の支度やら洛陽での商売人との交流をしている
情報収集は欠かさないようにしないとな
いい加減自分専用の情報係が欲しくなってきたわ・・・
そんな都合の良い人物は居ないから、自分の足でやるしかないわな
そんなことを数日しながら
時には曹操(そうそう)が通ってるという私塾へ顔を出してみたり
「お〜ほっほっほ!曹操さんの小間使いは不男ですわねぇ!」
「そ、そうね袁紹(えんしょう)さんの所のお二人に比べると劣ってしまうわね
(くっ・・・白(はく)の事を虚仮にするなんて絶対いつか殺す・・・)」
「ええ、そうでしょうそうでしょうとも!
お〜ほっほっほっほ!!」
こんな感じであの名家の袁家の本初(ほんしょ)さんとも出合った
うん、予想通りのお嬢様でむしろ清々しいほどだわ
曹操の笑顔が青筋立てながらなのですごく怖いけど
それすらも流すとはある意味この袁紹さん大物なんじゃないか?
袁紹の容姿は、曹操と同じ金髪で髪型もほぼ同じだが
縦ロールがさらにボリュームアップしてすごい前2本に後ろに2本・・・
服装は白を基調としたスカートに水色の腰布赤紫の半袖のフリルシャツに
その下に紫の長袖という服装だが
指輪やら首飾りやらの装飾品が金かかってそうだわ・・・
その袁紹に付き従うように二人ほど女の子がいる
片方はおかっぱ黒髪の子だが
「ごめんなさいごめんなさいごめんなさい!」と俺に謝っている
もう一人の青緑髪にヘアバンドつけた活発そうな子は
「兄ちゃん・・・めっちゃ強そう・・・」と指咥えてみてくる
この二人が実は袁家の2枚看板になる
顔良(がんりょう)文醜(ぶんしゅう)だというから驚きだ
しかし・・・スカート率高いなぁ・・・
この他にも、劉備(りゅうび)や公孫賛(こうそんさん)とも会話した
まぁ子義嬢が洛陽に居る間は送り迎えしないとやだ!と駄々っ子したからだが
それはおいといて、この二人との会話も楽しかったな
「あ、白さんこんにちわ今日も子義ちゃんのお迎えですか?」
「劉備殿に公孫賛殿かこんにちわ」
「白殿いつも大変だな〜」
「俺が旅に出たら次はいつになるか分からんからな
これ位はやっておいて当然ってもんさ」
「子義ちゃん羨ましい〜・・・」
「だよな〜・・・」
「二人とも子義嬢を御願いするよ」
そういっていつも通り?に二人の頭を撫でてやる
「あ、あぅ・・・」と固まる二人
可愛いよなぁ・・・とか思ってると凍てつく殺気が・・・
冷や汗が止まらない・・・
おそるおそる振り向くととても笑顔(目は笑ってない)な子義嬢がいましたとさ
そんな送り迎えを数日した時
私塾の前でため息をついている劉備と公孫賛を見かけた
あの二人がそんなに落ち込んでるのは初めてだったので
子義嬢が世話になってるし相談でも乗れるかなと声をかけてみた
「劉備殿、公孫賛殿一緒に座っていいかな?」
「え・・・?白さん?!」
「うそ!?白殿いつのまに?!」
「ん?お邪魔だった・・・か?」
「「い、いいえ!大丈夫です!」」
「それじゃ失礼するよっと・・・」
「ふえっ?!」
「きゃぁ!?」
そういって二人を抱えて、俺の膝の上に一人ずつ乗せる
まだまだちっちゃいから軽いなぁと思いながら
顔を真っ赤にしている二人の悩みを聞いてみよう
「それで盛大にため息ついてたけど二人とも何かあったのか?」
「な、何かというわけではないん・・・ですけど・・・」
「私も何かあったわけじゃないんだ・・・」
「ふむ?無理にしては聞かないし
解決するか分からないが人に話してみたら少しはスッキリする時もあるぞ」
「白さんになら聞いて欲しい・・・白蓮(ぱいれん)ちゃん先にお話してもいい?」
「私は大丈夫だぞ、私も桃香(とうか)の悩み解決してあげたい」
「ありがとう白蓮ちゃん!
あ、あのですね実は・・・」
劉備の話を聞くとこうだった
困ってる人、泣いてる人皆を助けてあげたい!
でも私には知恵も力も無いからどうしたらいいかわからない・・・みたいな?
考えアマアマちゃんすぎるな
ただこれが劉備なんだろうな・・・
これに強かさ加わればさらに一皮剥けそうだが
まだ小さいからな、もう少し大人になった時にしっかりと教えたがいいか?
「劉備殿、その志はとても立派だ
ただこれから先その志で何度も折れそうになると思う
それでも君はその志を曲げるなその理想を持ち続けるといい
間違ってはいけないのは理想は理想でしかないという事、夢物語なんだよ」
「うう・・・難しい・・・」
「難しかったか〜・・・それじゃ劉備殿が手の届く範囲で
少しずつできそうなことをやっていけばいいさ」
「それなら大丈夫そう!」
むんと胸の前で握り拳を作ってやるぞー!と気合を入れてる
うむ、向日葵のような子には笑顔が一番だよな
さて次は公孫賛だが・・・どんな悩みが?
「公孫賛殿はどのような悩みが?」
「そ、そうだよ!白蓮ちゃん何でもできるからすごいよ!」
「え、えーっと・・・笑わないで聞いてくれるか?」
「「うん」」
「普通すぎるって駄目なのかな?」
おっとー・・・?普通すぎる?
見た目、比較的良い方だよな?
智は、全体的にぱっとしないが不得手が無い分上位だよな
武は、どちらかというと頼りになるよな?
あー・・・なるほど確かに平均すぎるってことか
最初会った時の言葉忘れたか?
「公孫賛殿、俺が最初に会った時に言った言葉忘れた?」
「わ、忘れたりするもんか!」
「自信が持てないか?」
「う、うん・・・」
「何度でも言うが、俺から見た公孫賛殿は万能の将だ
確かに華やかさはないだろう・・・
しかしそんな人財が居るからこそ安心して任せれるし
いざって言う時に必要なんだよ」
そういって頭をポンポンと軽く叩いてあげる
顔を俯かせて、「うん、うん」とちょっと泣いてるがこれで大丈夫だろう
後は子義嬢が塾から出てくるまで3人で話をしていた
途中疲れた二人は俺の膝の上で俺を背もたれにして寝ていた
やれやれと思いつつ俺もぼーっと日向ぼっこ状態してると
俺の首に子義嬢が抱きついてきて・・・
思いっきり耳に噛み付いてきた
「ぎゃ嗚呼あああああああああああああああ!!」
この日洛陽で一番の叫び声だったそうだ・・・
あとがきっぽいもの〜
女3人だけのおしゃべり会にするかどうか迷った結果・・・
華琳さんでてなくね?!と思い急遽麗羽さん達3人だしてみました
後は桃香のあまちゃんをどうしようかなと悩みましたが、暫くは甘ちゃんでいいかなと
なるべく原作に近い状態がよいかなと〜・・・
白蓮ちゃんは・・・空気が多いので多少変わっても問題はない・・・はず!
しかし・・・前回コメントのCPって何の事なんでしょうかサッパリですorz
そんな駄文ですが次回もよろしくお願いしますm(_ _)m
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この物語はオリ主をメインとした外史です チートやご都合主義にオリキャラがかなり含まれますので 苦手な方はご遠慮ください 大丈夫な方は駄文にお付き合い下さい いつも閲覧・コメントありがとうございます! |
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コメント | ||
…因みに史実の公孫賛は、自慢の白馬義従の力に物を言わせ、独裁政治を強行する暴君だったそうですよ?…しかし、どうも酷すぎたのか討伐される破目になり、配下にも見限られて惨めな最期を遂げたとされています。(クラスター・ジャドウ) クラスター・ジャドウさん>何事もソツなくこなせるだけに通常ならどの勢力でも欲しい逸材なんですけどねー・・・扱いが不憫です。(tokkey) 白蓮は当人も自覚していた節があるけど、自身がトップに立つよりも、優秀な逸材の副官や参謀に納まる方が向いてるんだよな。なまじ担ぎ上げられた所為で、無印では一行殺の憂き目に遭う破目に陥ったのだから、本当に不憫…。(クラスター・ジャドウ) ラーズグリーズ1さん>袁紹と劉備って好き嫌いハッキリしますからねぇ・・・それも好みなのでよいかとっ(tokkey) 袁紹ぉぉぉぉぉぉ!!俺は!貴様を!許さない!! 失礼、取り乱しました。 劉備も袁紹もなんか好きになれないんだよなぁ・・・(ラーズグリーズ1) アルヤさん>いつもありがとうございます!自分でもその場その場の勢いなので分かりませんw(tokkey) グリセルブランドさん>原作に追いつくまではこんな日常が続く・・・かも?(tokkey) shirouさん>子義嬢の焼きもちっぷりに最近拍車かかりすぎかなと思いつつもニヤニヤしてる自分がいますよw 白蓮ちゃんにはもっと光浴びさせてあげたいですねw(tokkey) 劉邦柾棟さん>アドバイスありがとうございます!ご指摘通り直してみました。(tokkey) 洛陽滞在編はあとどのくらいかな?次回、楽しみにしています。(アルヤ) すっかり皆の優しいお兄さんと化してますね・・・こんな日々がいつまでも続けばいいのに(叶わぬ願い)(グリセルブランド) 麗羽さん相変わらずの通常運転ですねぇwそして子義嬢それは痛いぞw白蓮は配下に一人いると内政楽な武将筆頭なんだけどなぁ、白さんに自信つけさせてもらえ・・・・・・耳があるうちにw(shirou) 「公孫サン」だと違和感があるので賛成の賛で『公孫賛』と明記した方が良いと思いますよ?(劉邦柾棟) |
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