魔法少女リリカルなのはTime Leapなの? ?過去に戻った高町なのは? 【無印 After & A's Before】 第五十一話 |
……だれか、助けてください。
すずかちゃんの事件から数日後の平日、っていうより6月1日。3日後にははやてちゃんの誕生日であったりするのですが、正直に言えばその前にはやてちゃんとは知り合いたかったです。
だけど、そんな暇を今両隣にいる二人が全くしてくれなく、魔法の練習をアリサちゃんと一緒にすることは出来るのですが、それ以外はほとんどアリサちゃんかすずかちゃんの二人が居ることが多いですし……どうしてこうなってしまったのでしょうか?
ちなみに今は昼休みで屋上に居るのですが……
「なのは、こっち向いてくれる?」
「なのはちゃん、こっち向いて口開けて?」
……アリサちゃんとすずかちゃんがお互いにアリサちゃんとすずかちゃんに火花を散らしながらも、それぞれの弁当にあったおかずを箸で持って私の方へと近づけてきています。
何で私に恋愛対象として好意を持つ人が多いのです? フェイトちゃんのキスもそうですし、アリサちゃんは分かりやすいからいいとしても、まさかすずかちゃんまでこうなるとは……
前の世界でこんな感じだったらはやてちゃんにかなりからかわれたような気がします。っていうか絶対にしそうですね。
「あ、」
そんな事を少し考えていますと、すずかちゃんが突然何かを思い出したかのような声を出しました。
私とアリサちゃんはその声を聞いて一体どうしたのだろうかと言う顔をしていましたが、突然すずかちゃんが弁当を私たちが座っている椅子に置いて、立ち上がります。
「ごめん、ちょっと取りに行きたいものがあるから一旦戻るね」
「それって、今すぐではないといけないのですか?」
「そうでもないのだけど、いつも持ち歩いているからないと気になっちゃって」
あ〜よくあります。出かける時もいつも持ち歩いているから、それがないとなんか気になっちゃうんですよね。
まぁ、そういう事ならば分からなくもないので私は何も言わずにすずかちゃんをいかせることにしました。いや、実はもう一つ理由があり、すずかちゃんには一回私たちから離れてアリサちゃんと二人きりで話したいことがありましたので、丁度よかったのです。
とまぁ、そんなわけですずかちゃんが屋上から居なくなったのを確認して、私はアリサちゃんの方へと顔を向けます
「さて、二人っきりになったことだし――」
「アリサちゃん、ちょっと話があります」
なんかアリサちゃんがこの後とんでもない言葉を言いそうな感じでありましたが、私はそんな事を気にせずにアリサちゃんの言葉を遮ります。
アリサちゃんは突然言葉を遮られたことに少しこちらを睨んできましたが、すぐに私の顔を見て真面目な話だと理解したようです。
「それで、一体何の話? 魔法の話なら別にすずかも一緒にいて話しても良いとは思うのだけど?」
すずかちゃんを外した話という事は魔法の話なんだろうとアリサちゃんは察していたようでしたが、すずかちゃん魔法を知ったのにもかかわらずに二人になって私が話してきたことには訳があるのだろうと思っているような感じでした。
まぁ、アリサちゃんが思っていた通りなんですけどね。今から離すことはすずかちゃんには話せない内容ですし、そもそも内容自体がすずかちゃんに関する内容であったのです。
「一つ聞いていいですか? ここ最近、いや少し前までなんか違和感を覚えませんでしたか?」
「違和感? たとえばどんな感じの?」
「簡単に言えば、私以外の人から魔法を感じられたとかそういう事を感じませんでしたかと?」
「うーん……そういえば、確かにさっきまで魔力を僅かながらだけど感じられていたような……」
やっぱりそうでしたか。私もここ最近魔力を感じられたように思え、確証がなかったのでアリサちゃんに聞いてみた感じだったのです。しかもさっきまで魔力を感じられて、突然魔力が遠ざかって行くように感じられなくなっていったのです。
しかし、そうなると先ほどまで魔力が感じられたのは不思議です。アリサちゃんの時のように溢れているわけではなくて微弱に感じられるぐらいでしたので、リンカーコアの魔力総量が少ないか、無意識に魔力放出をしていないかのどちらかだという事しか分からないのです。多分後者だと思いますし、その理由はたとえ微弱でも大体誰が放出させているのかというのは分かると思うのですが、本当に私やアリサちゃんなどのように魔力総量が大きくないと分からないくらいのレベルであったのです。アリサちゃんも分かるかどうか微妙だったのですが、どうやら私と同じで違和感を覚えていたようですね
っとなると、このまま野放しにしておくわけにもいかないですし、その人物を探す必要があると思いました。
「アリサちゃんも感じられたなら説明する必要もありませんね。私たち以外に魔法を使える人がこの世界に居るとしたら何としてでも捕まえないといけません。何もしないかもしれませんが、せめて誰から魔力が僅かに溢れているのか確認しておいた方が良さそうですしね」
「確かになのはの言う通りね。とりあえず分かった。もし私が見つけたらすぐになのはに伝えるでいい?」
「それで構いません。でも何度か感じられるという事は私たちの近くにいることが多いという事ですから、なるべく気にしながら探せばすぐに誰だかわかるかもしれませんね」
「そうね。っていうか、別にすずかが居ない時じゃなくても念話で話せばよかったんじゃない?」
「それも念のためです。もし会話を盗み聞きされていて向こうが何か行動を起こしてしまったら大変ですし」
まぁ、見た感じ人の気配はないし、結果的にそこまでする必要はなかったのかもしれませんけどね。
それから私とアリサちゃんは昼食の再開を始めるのですが、アリサちゃんがまたしても私に向けて箸を近づけていき、そしてタイミング悪くすずかちゃんが戻ってきたものですからまたしても私を狙って火花を散らしていました。
だがすずかちゃんが戻ってきて少しすると、またしても魔力が微弱に感じられ、一体誰の魔力なんだろうと内心考えていました。
いや、実はいうと一つ当てはまる人物がすぐ目の前に居るのですが、その事をアリサちゃんには言いませんでした。それが本当であったら原因は私にあったかもしれなかったからです。
そんな感じで昼休みが続き、弁当を食べ終わっても私を巡って争っていましたので結局私に休める時間はありませんでした。
説明 | ||
新暦85年、高町なのははある任務の途中で死亡する。 任務は全て嘘であり、全てはなのはを殺害するための一部の管理局員による計画だった。 なのははその計画通りに殺されるが、その任務に向かう途中に偶然何故か落ちていた拾ったジュエルシードによって、なのははタイムリープをするのだった!! しかも、タイムリープしたのはなのはが生まれた頃だった!! 要は、魔法の知識や記憶を持ったなのはがタイムリープをし、無印、A's、STSと原作ブレイクしていくものです。 予定だと無印、A'sまでは原作通りに進み、STSはなのはの立ち位置を変えようと思ってます。 原作ブレイクは初めてなので正直うまく出来るか心配だったり^^; とまぁ、読んでくれると嬉しいです♪ |
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