魔法少女リリカルなのはTime Leapなの? ?過去に戻った高町なのは? 【無印 After & A's Before】 第五十二話 |
その放課後、私はアリサちゃんとすずかちゃんに教室に残ってもらって教室内に三人になることを待ちます。
理由は先ほどから感じる魔力が誰なのかを探知するために、二人には残ってもらったのです。昼休みが終わってもずっと感じていましたし、今もその魔力が僅かながらですが感じられるのです。
無意識という感じですし、私やアリサちゃんを監視しているのならばわざわざ魔力なんて感じさせないようにすると思いますし、多分自分に魔力があるって気づいていないんでしょうね。
とまぁ、時間が経つうちに教室内に居る生徒の数が減ってきて、遂には私たち三人だけとなりました。
実は下校していった生徒の中に居るのではないかと思って、もしかしたら魔力反応が遠くなるのではないかと思ったのですが、どうやらそのような事ではなくて未だに魔力反応がありますので気にせずに済みそうです。遠くなっていたら今日は諦めて明日の昼休みにでもしようと思っていましたので、別にそれほど支障はなかったのですけど、やはり一日でも早く把握しておきたかったのです。
「さて、始めますか」
ちなみにすずかちゃんには残ってもらう必要がなかったのですが、魔法の事を知っていましたから私とアリサちゃんが教室に残ると言ったことに何か魔法関連ではないかと思って一緒に残っています。余りすずかちゃんには魔法の事については触れてほしくなかったのですが、さすがに今回は何を言っても帰ってはくれなさそうなのですずかちゃんも一緒に居ることになったのです。こうなるのだったら昼休みにすずかちゃんにも話してもよかったかもしれませんね。
ってなわけで、教室が三人になるまで私はすずかちゃんに昼休みに話していた内容を他人には聞かれないように話していたのです。すずかちゃんはそれを聞いて私たちが学校に残る理由が分かり、そのまま残っている感じなわけです。
とまぁ、そんな感じで今に至るわけなんですが、私はその魔力を感じられるのが誰なのかを探すことにします。
微弱でもあったので、自分が魔法を使わない限りは分からないレベルであった。それに学校では不審な行動は避けたかったので放課後という事になったのです。
まぁ、相手も今は動いていないようですし、魔法を使えばすぐに見つかる……
「……今気づきましたけど、あれってもしかして……」
魔法を使おうとした私だったのですが、今日一日でその魔力を感じられなくなったのって昼休みだけだったことに今気づきました。
「なのは? 急にどうしたの?」
するとアリサちゃんが突然私が魔法を使おうとしたのを止めて考え始めた事に気づき、私にどうしたのか聞いてきます。突然魔法を止めたらさすがに何かあったと気づきますよね。
しかし私はそんな事を気にせずに念話でアリサちゃんに話しかけます。
《アリサちゃん、今日一日で魔力が感じられなかったのっていつですか?》
《たしか、なのはたちと朝会って投稿してから感じられて、昼休みの時に一度だけ感じられなくなったわね。それがどうかしたの? っていうか念話は盗み聞きされるかもしれないとか言ってなかったっけ?》
《それについては多分大丈夫な可能性が高いので気にしなくても構いません。それで本題なのですが、その時っていつでした?》
《え、たしかあの時って……まさかっ!? でも、それ以外に一緒に居なかった時って……》
《今日を振り返ってみたらほとんど((すずかちゃん|・・・・・・))が私たちの近くに居たときなんです。お手洗い行ったときはアリサちゃんも私のどちらかが教室にいた事は知っていますから、その時はお互いに魔力を感じられたことを話したので知っていますし》
《っていう事はやっぱり……》
そこで念話を止め、私とアリサちゃんはほぼ同時にすずかちゃんの方へと顔を向けます。
っていうか完全に見失っていましたね。何かを探していたりするとよく近くに存在していたりするという感じと全く同じですね。どうしてそんな簡単な事に気づかなかったのか。
どうしてすずかちゃんが魔力が強くなったのかを考えてみたら、私の血を吸ったからという可能性があることに先ほど気づきました。ジュエルシードにしろ、吸血にしろ、そのような実証は今までありませんし、吸血に関してはすずかちゃんが吸血鬼だからという考えもあり得ます。特に吸血については追々と調べる必要がありそうですね。
さて、今はそんな事よりもすずかちゃんの事です。まだ確証があるわけではないのですが、可能性としてはあり得なくなかったです。っていうか考えられるのがすずかちゃんが一番なのです。
ってなわけで私はすずかちゃんへと近づき、ちょっとすずかちゃんにやってもらおうと思いました。
「な、なのはちゃん? 急にどうしたの?」
「すずかちゃん、ちょっとやってもらいたいことがあります。」
すずかちゃんの疑問を無視して私は言いました。
私はすずかちゃんにアリサちゃんの時と同じように手を前に出すように言い、すずかちゃんは言われた通り手を前に出します。
これもまたアリサちゃん同じように私は体から何かを出すかのようにイメージをしてみるように言いました。
するとワインレッドのような弾丸が前に出した手の手のひらの上に現れ、それを見た私はやはりそうなのかと思い、アリサちゃんはそれを見て驚いていました。
一方のすずかちゃんもまさか自分にこんなことが出来るとは思っていもいなく、アリサちゃんよりも驚いている感じでした。
「……やっぱりその通りでしたか」
「な、なのはちゃん。どうして私に?」
「一番考えられることは私の血を吸ったことかと。もしかしたら夜の一族という事も関係があるのかもしれませんが」
っていうか、それしか考えられません。前の世界で魔法が使えなかったのですから、違うところと言えば私の血を吸ったことぐらいですし。
「じ、じゃあ私にも魔法を?」
「そうでしょうね。まぁ、すずかちゃんの場合はアリサちゃんと違って無意識に魔力を押さえていたっぽいですから、探知魔法を使わないと分からなかったのですけどね。なんかその辺りも正確に表れているっぽいですが」
「……それって、私がバカだって言ってるわけ?」
「誰がそんな事を言いました……」
どうして性格と私が言ってアリサちゃんがバカを最初に思いついたのか分かりませんが、とりあえず誰から魔力が感じられたのかこれでやっと分かりましたので、学校に居る必要も無くなりましたね。
「さて、詳しい事は後で話しますから、二人は家に帰るのが遅くなると伝えておいてください。アリサちゃんは知っているとは思いますが、これからある所に向かいますので」
「何処に向かうの?」
「それは後で言います。今はとりあえず家に連絡してくれると助かりますね」
今日は二人とも学校が終わって何も用事がない事は知っていましたので、二人には家に連絡してもらう事にします。まぁ、私の場合は夜までには帰ってくればいいと思っているので、それ以外は運動をしているのだろうと家族は思っているのでしょうね。
とりあえず二人が家に連絡を終えて許可を得たところで、私は教室内に転移魔法を発動させます。
すずかちゃんは教室内で私が魔法を使ったことに驚いたような感じでしたが、そんな事を気にせずに私は第124管理外世界へと座標を定めて、アリサちゃんとすずかちゃんと一緒に移動するのでした。
説明 | ||
新暦85年、高町なのははある任務の途中で死亡する。 任務は全て嘘であり、全てはなのはを殺害するための一部の管理局員による計画だった。 なのははその計画通りに殺されるが、その任務に向かう途中に偶然何故か落ちていた拾ったジュエルシードによって、なのははタイムリープをするのだった!! しかも、タイムリープしたのはなのはが生まれた頃だった!! 要は、魔法の知識や記憶を持ったなのはがタイムリープをし、無印、A's、STSと原作ブレイクしていくものです。 予定だと無印、A'sまでは原作通りに進み、STSはなのはの立ち位置を変えようと思ってます。 原作ブレイクは初めてなので正直うまく出来るか心配だったり^^; とまぁ、読んでくれると嬉しいです♪ |
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次回も、楽しみにしてます!(ryuujin5648) | ||
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