リリカルなのは×デビルサバイバー As編
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 バス停の前でカイトは一人立っていた。冬真っ盛りということで、首にマフラーを巻いて白い息を吐いている。

 カイトがこうしてボーッと突っ立ているのには勿論理由があるそれは……。

 

「あ、カイトくーん!」

 

 少し訛りのある、少女の声でカイトを呼ぶ声が聞こえる。

 声が聞こえた方を見ると、そこには、はやてとヴィータ。そして、カイトの知らない女性が、はやての車椅子を押していた。

 ベージュ色の優しい色をした、髪を持つその女性は柔らかい雰囲気を持つ大人の女性だ。

 

「ごめんな? 待たせてしまって」

「いや、気にしなくていいよ。俺も今来たところだし」

 

 まるでデートの待ち合わせのような会話である。それに気づいているのか、はやての後ろにいる女性がくすくす、と微笑みを浮かべている。

 カイトは視線をはやてから、後ろの女性に移すと、その視線に気づいたようで。

 

「初めまして。私はシャマルと言います。よろしくね、カイトくん」

「……天音カイトです。よろしく」

 

 彼らが集まったのは、はやてとの遊ぶという約束を守るためだった。そして遊ぶ場所をすずかの家に決めたため、バスで向かうためにこうして集まったというわけだ。

 挨拶も終わったところで、カイトは携帯を見て、時間を確認する。

 

「ん〜……。次のバスの時間が十三時半……なぁカイト、今何時だ?」

 

 携帯を持っているカイトを見て、ヴィータが時間を聞いた。

 

「十三時二十五分。後五分ぐらいで来ると思う」

 

 ヴィータの質問に答えた後、カイトは近くの自動販売機に行き硬貨を数枚入れ、コーヒーを購入した。

 

「コーヒー……ですか?」

 

 缶の蓋を開けた所で、シャマルにそう問われ、カイトは「うん」と頷いた。

 

「それが何か、問題でも?」

「はやてちゃんと同じぐらいの歳なのに、コーヒー……しかも、ブラックを買うなんて珍しいと思って」

「む……まぁ、子供らしくないってのには、否定しませんけど」

 

 それから数分会話をしていると、バスが到着し皆で乗り込んだ。

 バスに乗り込むと、車内には数人の人が居るものの、人数は少なく、その大半が老人だった。はやては車椅子に乗っているため車内の人数が少ないことは良いことではあるのだが。

 車椅子が動かないように固定させると、一息ついた。

 

「ごめんな? 私のせいで面倒かけて……」

 

 主語がなく少々わかりづらいが、はやての足の事を言っていと言うことは、何となく分かる。

 カイトが口を開こうとした時、はやての近くにいる、ヴィータの視線に気づき、苦笑いをしながら。

 

「足のことは仕方ないだろ。厚顔無恥に堂々とされるとむかつくけど、はやてはそうじゃないし。そこは気にしなくていいよ」

「……うん!」

 

 はやての笑顔を見て、少々気恥ずかしくなったのか、カイトは手に持ったコーヒーを一気に飲み干した。

 カイトの挙動の真意に気づいたのか、シャマルが笑みを浮かべ、それとは逆に頭に?を浮かべているのは、ヴィータだった。

 

「なー。すずか、って言ったっけ? そいつの家ってどんなかんじなんだ?」

「いや、俺も詳しくは知らないんだけど……」

「そーなのか? 友達なんだからてっきり、知ってるともんだと思ってた」

「月村さんと仲良くなったのは、ここ数ヶ月の話だし、なにより俺、男だぞ? 月村さんは男子を家に呼ぶなんてタイプじゃないし」

 

 アリサなら気にせず呼びそうだけども、とカイトは思っていた。

 

「でも、バニングスさん……いや、友人曰く猫屋敷だそうだ」

「……猫屋敷?」

「月村さん、猫が好きなんだそうだ。それで、野良猫とか捨てられてた猫とか、色々と拾ってきては……を繰り返してたらそうなったって」

 

 猫の話になり、テンションが上がったすずかを思い出す。いつもとは全く違う彼女のその姿こそ、本当のすずかなのでは? と、カイトは思う。図書館へと向かう前の時も、あのテンションだったと。

 

「後は……そう、家がとても大きいそうだ。もしかしたら、あの家がそうだったりするのかもな」

 

 窓の外に見える豪邸、しかも見た感じではあるが、周りの林や森も、あの家の持ち物だったりするのかもしれない。

 

「だったら、おもしれーけどな!」

「でも……」

「それは流石に、ありえへんよ〜……」

 

 三人の言葉にカイトもまた「だよなー」と、言いながら笑い合っていた。

 

* * *

 

「まぁ、そのまさかだったとは……」

 

 メールに添付された地図を何度も見返しながら、カイトは言う。

 先ほどの冗談のような会話が現実になったことにより、少々焦り……というよりも、引きつった笑みを浮べている。

 ちなみに他の三人も似たような反応である。

 

「ま、まぁいい……。とりあえず、ベルを鳴らしてっと(ア・ベルがベルを鳴らすって、なんかギャグっぽいな)」

 

 暫くすると、女性の声で返事が返ってきたため、自身の名前と八神家三人が来たことを伝える。

 

『では、門を開けますので、そのあと道なりに真っ直ぐ進んでくださーい』

「はい、分かりました」

 

 数秒後、女性の言う通り門が開く。

 普通の家で門が開くというのは、中々見ない光景である。

 

「それじゃ、行こか皆」

 

 はやてを先頭に、彼女の隣にヴィータ、車椅子を押しているシャマル。その後ろにカイトが続いて歩いて行く。

 

 パキンッ!

 

「ん……?」

 

 門を通った時、何かが弾けるような音がした。

 

「(なんだ……?)」

「(さて、な。しかし、気のせいか……この空間、やけに心地よく感じるが)」

「(悪魔が心地よく感じる空間? 異界でもあるのか、ここ? いや、これだけの自然があるんだ。それだけで心地よく感じるのかもしれない……か)」

 

 カイトが立ち止まっている事に気づいたのか、ヴィータが「どうしたー?」と、声をかけてきた。それに対しカイトも「あぁ、悪い」と言った後、歩き始めた。

 

 その後数分歩いていると(まだ家に着かない)メイド服を着た女性と遭遇した。

 

「あれ? カイト様と、八神様達……ですか?」

「そうだけど、どうかしました?」

「いえいえー。なんでもないですよー」

 

 少し困った表情をしている、メイドの女性をカイトは見ていると、服の袖を引っ張られているのに気づき、横を向くとはやてが引っ張ていたのが分かった。

 

「カイトくん、あの人は……?」

「あぁそっか、知らないよな。あの人はファリンさん。月村家のメイドだって」

「メイドさん?本当にメイドさんっておるんやなぁ〜。あれ? でも、なんでカイトくん、ファリンさんのこと知ってるん? 家に来るのは初めてだって、聞いたで?」

「十月にあった運動会の時に会ったんだ。その時自己紹介もしてる」

 

 出会い頭にお茶をぶっかけられたのを、カイトは忘れない。

 

「どうかしたんですか? ファリンさん」

「は、はい? なんでしょー?」

「いえ、キョロキョロと周りを見ているので、どうしたのかなー? と」

「いえいえ! なんでもないですよ! 掃除をしていたので、ゴミが落ちていないかな? と確認してたんですっ。そうだ! 今から屋敷までご案内しますね!」

 

 「こちらですっ!」と言って、ファリンははやての車椅子を押しながら歩いて行く。そのあたりの気遣いはメイドならではなのだが……。

 

「変なの」

 

 未だ落ち着かずに、周りを見ている彼女を見て、カイトは一言そういうのだった。

 

* * *

 

「すずかちゃーん!」

「はやてちゃん!」

 

 はやては車椅子を自分で動かして、すずかは駆け足ではやてに向かっていった。

 

「今日はお招きしてくれてありがとう、すずかちゃん!」

「うん! 私こそ来てくれてありがとう、はやてちゃん!」

 

 普段友人と遊ぶことが少ないこともあってか、かなりテンションが上がっているのが分かる。

 ヴィータとシャマルも、すずかに近づいて挨拶をしており、落ち着いた後にカイトも挨拶をするために、すずかに近づいた。

 

「やっ、こんにちは」

「こんにちは、カイトさん! カイトさんも来てくれてありがとう」

「いや、誘ってくれたのは、そっちだしお礼を言うのは俺の方だよ。誘ってくれてありがとう」

「はい!」

 

 挨拶もした所で、すずかが部屋へと案内するといい、はやての車椅子を押しながら歩き出した。ヴィータはそれに付き添うように隣に。シャマルとカイトとファリンはその少し後ろからついていくように歩き出した。

 

「それにしても……本当に猫多いんですね」

 

 ファリンに問いかけるように、カイトは言う。

 

「? 分かるんですか?」

「まぁ、気配から何となく。あそことか、この部屋の中にとか、結構居ますよね」

 

 カイトは林の中と、部屋の方を示した。

 

「確かに猫の数は多いと思いますけど、流石に場所までは〜……ほら、猫ちゃん達気まぐれですし」

「まぁ、そりゃそうだ。その気まぐれさが猫の魅力だし」

 

 とはいえ、猫の様な気まぐれさを持った人間を相手するのは、迷惑だが。と、カイトは心のなかで思った。

 しかし、気のせいだろうか? 猫が後ろの方からゆっくりと近づいてきているのは?

 

* * *

 

 すずかに案内された部屋は、とても明るい開けた部屋だった。夏は陽が当たり熱が大変そうだが、それを防ぐために大きなカーテンが用いられている。

 

 はやてとすずかとヴィータは会話を楽しみ、カイトとシャマルはそれを見守る形で、後方から見ていた。ちなみにファリンは飲み物を取りに厨房へ行っている。

 

「でも良いの? カイトくん、はやてちゃん達の所に行っても良いのよ?」

「いや……さすがに、男一人あのなかに入るのは、きついものが……」

 

 誰しも経験したことがあるのではないだろうか? 女子グループの中に一人男が居る、心地悪さを。それに進んで入る勇気は、カイトには無かった。

 

「それに、あれだけ楽しんでるんですよ? それを邪魔するの、なんか気がひけるというか」

「そっか……」

 

 そこまで会話した所で、カイトの足元に一匹の子猫が近づいてきた。

 

「あら? 可愛い子〜」

「……ですね」

 

 子猫を持ち上げると、子猫は嫌がる素振りも見せず、「なー」と、鳴くだけだった。

 

「すごい、人懐っこいわねー」

「うん」

 

 その子猫に構っていると、一匹……また一匹と、猫が近づいてきていた。

 その数が二桁に達しようとした時、はやて達もカイトの周囲に猫が沢山居ることに気づいた。

 

「へぇ……意外だな。猫になつかれるなんてさ。でもその懐かれよう、日常生活に支障をきたすんじゃね?」

 

 猫に埋もれかけている、カイトを見ながらヴィータが言った。

 

「い、いや……ここまで懐かれたことなんてない……!」

 

 一体どういうことだ!? と、カイトが思っていると、カイトに語りかけるように、ベルの声が聞こえた。

 

「(ベルの名のつく者達は、特殊な力がある。不死の王、聖なる邪炎……貴様も知っているだろう)」

「(それは当然だろ。あれだけ苦しめられたんだ)」

「(なら……同じくベルの名を持つ、"ア・ベル"の力とはなんだろうな?)」

「(む……?)」

 

 そう言われ、カイトは考え始める。たしかにそうなのだ。不死の王、聖なる邪炎、ベル・デル、ベル・イアル。それだけではない、他のベルと名のつく者――召喚サーバであるバ・ベルでさえ、王の門と、バビロンの大罪という特殊な力を持っていた。ならば、ア・ベルにも特殊な力無いとは言えないのではないだろうか?

 

「(ア・ベルは羊飼い。その力の意味は、動物に好かれ、指示を出すことの出来る能力の事だ。しかし、力が目覚めるときには既に、我らの力を取り込んでいた。その為、我らが力に動物たちは恐れ、ア・ベルの力を中和していたのであろう)」

「(……いや、まて)」

 

 そこまでの会話でひとつの疑問が浮上した。

 

「(動物たちが、俺の中の力に恐れた。それはいい……なら何故、この猫たちは)」

 

 更に増えた猫たちをあしらいながら、カイトはベル達に言う。

 

「(俺を恐れていないんだ?)」

 

 しかし、ここまで考えることが出来れば、答えは一つしか存在しない。この猫たちは魔のちからに慣れている。そして、その慣れる要因とは……。

 

「(まさかな)」

 

 カイトはそこで思考を停止した。そんなはずがない、そう思ったからというのもあるが。

 

「み、見てないでいい加減助けてくれっ!!」

 

 猫の重みで圧迫されまくっていたからだった。

 

* * *

 

「いやーでも、今のは面白かったなぁ?」

「だなー!」

「ですねー」

 

 今、この場から席を外している少年の先ほどまでの様子を思い浮かべながら、はやては言いヴィータとすずかもそれに同意していた。

 ちなみに、件の少年は猫の毛とかを払いに違う部屋へと、ファリンとシャマルと共に、移動している。

 

「でもはやてちゃん、体の方は大丈夫?」

「ん〜。大丈夫大丈夫! ほら、こんなに元気や!」

 

 そう言って、体を動かしたりして、自分が元気だとアピールをする。

 

「……うん、ならよかったよ!」

 

 そのはやての様子に完全ではないが、すずかは安堵していた。

 

「でもさ、すごい猫の数だよなぁ」

 

 ヴィータが近くで寝転がっている、子猫を一匹抱き上げる。触られるのがイヤなのか、身体を揺らすように動かすが、眠気の方が強いのか、直ぐに動きが止まった。

 

「私も、お姉ちゃんも猫が好きだから」

「そやな……それは、この子達を見てれば分かるよー」

 

 見知らぬ人が居るというのに、あまり警戒せずこうしてゆったりしている猫たちと、自分の膝の上で眠り込んでいる猫を見て、はやては言う。

 

「こんな日が……」

「ヴィータちゃん?」

 

 猫を抱きしめながら、ヴィータは言う。

 

「こんな日がずっと続けばいいのにな……」

 

 

 

* * *

 

 

 

 赤毛の少女の願いも虚しく、時は進んでいく。

 時間は少女に決して優しくはなく、残酷な事実を突きつける。

 

 そこには決して救いはなく――。

 

 されど、人は足掻くのだ。

 

 何故なら、それこそがきっと――――。

 

 

 運命の時は、出会いの時はクリスマスイヴという、特別な日に訪れた。

 

 

 

* * *

 

 

 カイト達が月村家で遊んた日から数日後、はやてが倒れたという情報が携帯のメールを通じて、カイトとすずかに届けられた。

 当然、彼女の身を案じてお見舞いにも向かい、カイトとすずかだけでなく、なのはやフェイト、アリサもまた八神はやてと呼ばれる少女と友人関係となっていた。

 友達が一気に三人も増えたことで、はやては「入院してよかったのかも?」という、冗談を言って、彼等を怒らせたりなどもしていた。

 しかし、時が経つにつれはやての病状は悪化していくばかりであった。そんな彼女のために、今日も――クリスマスイヴという特別な日であるにも関わらず、カイト達六人は病室へとやってきていた。

 

 そして、彼女たちは出会い、知った。

 けれどもその事を、カイトが知るのはもう少しあとの話だった。

 

「どうしたんやろな? シグナムとヴィータ? シャマルは何か知ってる?」

「ううん! 何も知らないわよ?」

 

 傍目から見ても、シャマルの様子は可笑しかった。何も知らないすずかとアリサでさえ、何時もと違う彼女の様子に違和感を覚えたぐらいだからだ。

 

「それで、身体の具合は大丈夫なのか?」

 

 なのはから受け取った、ケーキの入った箱を開けながらカイトは聞いた。

 

「うん! 大丈夫! って言いたいところやけど、あかんなぁ……。少し身体が重く感じる……かもしれへん」

「おいおい」

 

 暗い表情をする……作るはやてに、カイトは気づいたのか、苦笑い気味にツッコミを入れいてた。

 

「でもほら! 美味しいケーキを食べれば、大丈夫や!」

「そらまた現金な奴だな」

「むっ……女の子にとって、甘いモノは何よりも勝る、お薬やもん!」

 

 むっとした表情をしながら、カイトの頭をぽかぽかと腕を振る。

 

「それじゃーあれね! 早く食べて、元気にならないと!」

「うん!」

 

 アリサからの言葉に元気よく返事をして、カイトからお皿に移したケーキをはやては受け取る。

 今ここに居ないなのは達の分は残したままにして、会話をしながらケーキを食べていた。

 ケーキが無くなったのを頃合いに、シャマルは空の花瓶を手に持つと。

 

「カイトくん、お花をいけるの手伝ってくれるかしら?」

「あぁ、はい。良いですよ」

 

 シャマルに誘われるがままに、カイトは花束を持って後ろをついていく。

 

「はやてさん元気そうで良かったです」

「そうね……。本当に……」

「良くないんですか? はやてさんの体調」

 

 シャマルの様子から、はやての体調が想像以上に悪いのか? と、考えたからこその質問だった。

 

「……? カイトくん、聞いてないの?」

「何がですか……って! 行きすぎてますって」

「あ、ごめんなさ〜い!」

 

 洗面所から通りすぎていくシャマルを止めてから、カイトは先に歩いて行き止まった。

 

「それで、俺が何を聞いてないんです?」

「ううん! 知らないなら良いの!」

 

 嬉しそうな表情で笑うシャマルを見て、カイトは少し考え込んだが、考えても無駄と判断し、包から花を取り出す。

 そんな少年を見ながらシャマルはとある事を考えていた。

 

 良かった、と。

 

 

「(良かった……。この子が私達を調べる目的で、はやてちゃんい近づいたんじゃなかったんだ)」

 

 シャマルの様子がおかしかったのは、なのは達時空管理局に見つかってしまったのもあるが、それよりもカイトが時空管理局の回し者だったのではないか? という疑問があったからだった。

 

「(本当に、良かった)」

 

 シャマルが安堵している横で、カイトは携帯を弄っていた。シャマルがボーっとしている間に一通のメールが届いたからだ。

 

 内容は――闇の書の主と、その騎士について、だった。

 

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 後書き

 

……ほのぼの回だと思った? シリアスになったよっ! 話が一気に飛んだよっ!

じょうだんはほどほどにするとして、大幅カットしたのには理由があります。闇の書の事件に関わらない以上、なのはAsでの話にあまり関われなくなります。なので、一気に飛ばしてもいいかなーと。その分、これから先少々長くなりそうですが。

説明
5th Day 運命の時

仰々しいタイトルですが、ほのぼの回です。
偶にはこういうのもいいよねっ!
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