【テドカイ】輪廻の呪縛 |
説明 | ||
何度終末を迎えればいいのだろう? 何度、愛した人を手にかければ終わるのだろう? 「僕ね、気付いたんだ」 再び巡り会った恋人を抱きしめて囁いた。 「僕が世界を裏切っても、何も変わらないんだって」 幾度と繰り返した再会。もう回数なんて忘れてしまった。 白と黒が覇権を争うこの世界で、宿命付けられた二つの翼。 「俺は、誰を憎めばいい…?」 「一緒に世界を憎めばいい。僕等を勝手に巻き込んだ、この世界に」 願ったのはただ一つ。 愛した人と一緒にいたい。それだけだった。 生放送しながら作ってた代物。見に来てくださった方ありがとうございます。 この世界は白い翼のカイトと黒い翼のテッドが互いに争い、カイトが勝利する事で平穏を得られるという世界。 が勝つ事は義務付けられ、テッドはカイトに殺される為に産まれてくる。 黒い翼が勝ってしまえば、世界は闇に覆われてしまうから。 けれどカイトは殺される為だけに産まれてくるテッドを好きになってしまうんですね。輪廻の始まりで二人はセットとして産まれてきたから。 そしてテッドを殺し続けるうちに段々カイトは狂っていく。 好きな人を殺し続ける事に心が耐えられなくなっていく。 テッドも産まれた時から『破滅を呼ぶ者』として迫害されて生きていく。 嫌われて、虐められて、死にそうになりながら生きなきゃいけなくて。 そうして彼自身が憎しみに満たされたその時にテッドはカイトに殺されるのです。 それを二人は延々と繰り返していくけれど、壊れてしまったカイトは再びテッドが産まれた事を知り、彼の元に行くんです。 幼い彼は理由もわからず赤子の時から母親に罵られ、一人孤独に生きていた。 謂われのない迫害に傷付いていた幼いテッドを連れて、カイトは世界を裏切る事を決めるんですね。 自分がテッドを殺さなくても世界は回る。 自分達は犠牲となるべく選ばれただけの存在で、どちらかが死ななくても世界は滅ばない事を知ってしまったから。 ただ人々が安心したいだけ。そんな物語でした。 ポーズデータ→http://www.mediafire.com/?2jm5pu6tc76nq7d |
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