リリカルなのは 〜勇気の魔導師と電子の獣〜
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 「成程、フェイトと話している最中に落雷がフェイトに向かって落ちてきたってことか」

 

 「はい」

 

 アースラに戻った太一となのは。太一は自分がいない間に二人がどうしていたのかなのはから聞いていた

 

 「でも、ちゃんと自分の気持ちを言えてよかったな」

 

 「はい。返事はまだですけど」

 

 「気長に待つしかないな」

 

 「そうですね」

 

 その後、太一となのははリンディに呼ばれ、艦の整備の間地球に戻ってもいいと言われ二人は地球に戻った

 

 「ただいま」

 

 「ただいま〜〜」

 

 家に戻ると

 

 「お帰り太一兄!」

 

 はやてが二人を出迎えた。その日、太一は出来る限りはやての願いを聞いていた。久しぶりだったのもあったのか、太一はずっと笑顔のままだった

 

 

 

 

 

 

 

 ある日の夕方、太一がはやてと共に買い物をしていた帰り道、二人は傷だらけで倒れているブイモンを見つけ、保護した

 

 「こ、ここは」

 

 「っあ、目が覚めた。太一〜〜、はやて〜〜ブイモンが目を覚ましたよ〜〜」

 

 ブイモンのことを見ていたアグモンが二人に目が覚めたことを教えた

 

 「傷の具合はどうだ?」

 

 リビングに来た太一が聞くと

 

 「これぐらい何ともない。それよりここは?」

 

 太一の質問にそっけなく答えると今度はブイモンが尋ねた

 

 「俺の家だ。お前は傷だらけで道に倒れていたんだぜ」

 

 太一は質問に答え、椅子に座ると

 

 「っで、何で傷だらけで倒れていたんだ?」

 

 「・・・実は」

 

 太一がブイモンに聞くと、ブイモンは語りだした。フェイトの母、プレシア・テスタロッサがフェイトに行ったことに我慢が出来ず、アルフと共にプレシアに挑んだが返り討ちにあい、アルフの転移魔法で地球に転移してきたらしい

 

 「・・・頼めたぎりじゃないのは解ってる。だけど、お願いだ。フェイトをフェイトを助けてくれ!この通りだ!!」

 

 ブイモンはボロボロの体に鞭を打ち、太一に頭を下げた

 

 「任せときな、フェイトは必ず助ける。だから頭を上げろ」

 

 太一に言われ、ブイモンは頭を上げた

 

 「俺の言葉ではフェイトは止まらない、なら適任者はなのはしかいない」

 

 「なのはって、あのガブモンを連れた子か?でも、彼女は一度フェイトに・・・」

 

 「なのはは確実に成長してる。もしかしたら、もしかするかもしれないぜ?」

 

 太一が笑って言った

 

 「まぁ、今は傷を治すことに集中しとけ」

 

 そう言われ、ブイモンは横になり、再び眠り始めた

 

 

 

 「そんなことがあったのか」

 

 その日の夜遅く、はやてのことを見に来たゲンナイに太一はブイモンから聞かされたことを話した

 

 「プレシア・テスタロッサ。まだ私が管理局に勤めていた時によく聞いた名前だ。何度か彼女と話したこともある」

 

 「そうなんですか?」

 

 「ああ。彼女の行っていた実験に同じ科学者として興味があったからね」

 

 「ブイモンからフェイトのことを頼まれたんですよ。いいアイディアありませんか?」

 

 太一が尋ねると

 

 「そうだな。・・・・・・あくまで可能性だがこれを使えば何とかなるかもしれないな」

 

 ゲンナイはアークからUSBメモリをだし太一に渡した

 

 「これは?」

 

 「プレシア・テスタロッサが起こした事件についての資料が入っている。当時、気になった私はこっそりその事件について調べたんだ。そこには事件の真相と真犯人のデータが入っている」

 

 「なんでそんなものをアークに入れてるんですか?」

 

 太一が苦笑いで聞くと

 

 「アークほど安全な場所はないからな。それと、それはあくまで可能性の話だ、絶対ではないから自分でも考えておくといい」

 

 「はい。それと、はやてはどうでしたか?」

 

 太一が聞くと

 

 「いつも通りだとしか言いようがないな。だが、ワイズモンと私の見解は何かによってはやての脚に障害が出来てると見ている。その何かはまだわからないでいるが」

 

 「・・・・そうですか」

 

 「安心しなさい。必ず原因を調べ、はやての脚を治して見せる」

 

 「はい」

 

 その後、太一はゲンナイにアストレアの整備を頼み、その日が終わった

 

説明
第12話
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