真・恋姫†無双 異伝 「伏龍は再び天高く舞う」外史編ノ二十九(終)
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 陛下によって連合に与した者達の処罰として領土と官職の剥奪が発表された。

 

 そしてその対象になった者達は全て、一旦洛陽に連れてこられたのである。

 

 しかし、陛下は洛陽に着いた直後にその者達をしばらく謹慎にした後、新たな

 

 官職を与えていった。(当然前よりその権限・領土・兵力共に大きく削がれた

 

 ものとなっているが)大半の者はそれに安堵したのか陛下に忠誠を誓い、方々へ

 

 散っていったのであった。

 

 ちなみに行方不明になっている公孫賛の領土は、袁紹の檄に賛同せず、連合に

 

 参加しなかった一族の公孫淵に与えられる事となった。

 

 そして襄陽は劉gに預けられたが、その後見として一刀が就き、実質北郷軍の

 

 傘下に入る事となったのである。

 

 また益州は劉璋がすぐさま謝罪の使者を出してきた事と都より遠く離れていて

 

 状況がわからなかった事を酌量され、改めて劉璋を太守に任命する事となった

 

 のであった。(但し相応の罰金を課せられている)

 

 そして残るは、袁紹・曹操・劉備の三名となったのである。

 

 

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 最初に呼ばれたのは袁紹であった。

 

「袁紹、あなたはこのまましばらく洛陽にて謹慎を命じます。あなたが自由に行動

 

 出来るのは今住んでいる家のみです。外出する場合は三日前までに申請するよう

 

 にしてください。しかし申請の内容によっては拒否する事もある事を覚えておい

 

 てください」

 

 陛下より正式にそう伝えられた袁紹さんは憤懣やるかたない表情をしていたが、

 

 まさか陛下に文句を言う事も出来ず、おとなしくしていた。

 

「あの〜、食事はどうしたら良いのでしょうか?」

 

 そう聞いてきたのは顔良である。彼女は馬騰軍の捕虜となっていたが、解放されて

 

 袁紹の下へ戻ってきていた。

 

「基本的には毎回ちゃんと運ばせます。もし自炊を希望するのであれば、材料を必要

 

 な分だけ支給する事になります」

 

「必要な分って肉十人前とか言ったらくれるんすか〜?」

 

 陛下に対して失礼極まりない質問をしたのは文醜である。彼女もまた董卓軍の捕虜

 

 となっていたが、解放されて袁紹の下へ戻ってきていた。

 

 実を言えば二人とも、捕まっていた各軍より破格の報酬での仕官の誘いがあったの

 

 だが、断っていた。その理由は『袁紹様は私達がいないと何も出来ないから』という

 

 ものであった。何だかんだ言っても主従の絆は強かったようである。

 

「食料の支給は三人しかいないのだから三人分です」

 

 陛下は文醜の質問に唇の端を引きつらせながら答える。

 

「ええ〜っ!?そんなんじゃあたい飢え死にしちゃますよ『文ちゃん!陛下になんて口

 

 の聞き方をしてるのよ!!』…わかったよ、すみませんでした〜」

 

 文醜は一応謝罪するが明らかに心がこもっていない。本来ならその場で処刑されても

 

 仕方ない状況であるが、陛下は苦笑いで済ませたのであった。

 

「ところで、袁術の行方がわからなくなったそうだな」

 

 陛下のその言葉に袁紹は顔をこわばらせる。

 

 実は袁術は袁紹の陣に保護された時、袁紹は足手まといにしかならない彼女をその

 

 まま南皮へと送ったのであった。しかし、処罰が下り南皮を明け渡す為に使者を送

 

 ると、留守居の者達から袁術が知らないうちに姿をくらましたとの報告があったの

 

 である。慌てて捜させたものの、行方をつかむ事が出来ず、今に至っている。

 

「申し訳ございません、袁家の棟梁として従姉妹の不始末をお詫び申し上げます」

 

「…無事である事を私も祈っています」

 

「ありがたき幸せ」

 

 袁紹は深々と頭を下げてその場を退出していった。

 

 

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 次に呼ばれたのは曹操であった。

 

「曹操、あなたほどの者をこのまま無位無官のままにしておくのはもったいないと

 

 いう意見が多く寄せられました。そこで、あなたには冀州の南皮への赴任を命じ

 

 ます」

 

 曹操はその言葉に耳を疑う。何故なら、そこは袁紹の本拠地であった所であり、

 

 大陸で一・二を争うほど豊かな土地であったからだ。

 

「何故、私に?私はいわば賊軍の将、そのような栄誉を受ける立場には…」

 

「残念ながら栄誉ではないのです」

 

 陛下の傍にいた董卓が代わりに話し出す。

 

「確かに南皮は肥沃な地でした。しかし袁紹の治世の間、民の暮らしを省みない

 

 政治が行われたせいで、多くの民が流出し土地の大半は荒れ放題。生産力は袁紹が

 

 治める前のおよそ一割程度まで下がっています」

 

「一割って…はあっ、麗羽のやりそうな事ね。それで南皮の復興を私にという事

 

 ですか?」

 

「そういう事になります。恥ずかしい話ですが、お任せできるような人は曹操殿位

 

 しかいないのが現状でして…」

 

 董卓はそう言ってため息をついた。

 

「…わかりました。南皮の事、粉骨砕身務めさせていただきます」

 

 そう言って曹操は退出した。

 

 

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「それで、華琳様はお受けなされたのですか!?」

 

 曹操が住まいに戻って南皮への赴任の話を告げると、荀ケは驚きを隠さずに聞き返す。

 

「ええ、このままこうして外出もままならない生活をしてても仕方ないでしょ?」

 

 曹操は事もなさげにそう言うが、

 

「しかし、南皮は袁紹の悪政のツケで荒廃しています。それを立て直すのに一体どれだけ

 

 の金と時間が必要になるか皆目見当がつきません。これではいつまで経っても華琳様の

 

 理想を叶える事が出来ません」

 

 荀ケは懸念を口にする。

 

「私はそうは思ってないわ」

 

「…? どういう事ですか?」

 

 曹操が楽観視した発言をする事に荀ケは疑問を呈する。

 

「確かに今は荒廃しているわ。でもそれを立て直せばそれは私達に多くの利益をもたらす

 

 事が出来るわ。そして私達が一丸となって事にあたれば早期の復興も夢じゃない。何せ

 

 模範的な先例がいるからね」

 

「先例…あっ、そういえば」

 

「そう、北郷…というより諸葛亮よ。あそこだって引き継いだ時は領土は荒廃寸前だった。

 

 それをわずか数ヶ月で復興したのよ。いくら諸葛亮が神がかり的な知恵を持っていると

 

 いっても私達がまったく真似出来ないわけではないわ」

 

 そう言って曹操は笑みを浮かべる。

 

「わかりました。ならば、早期に南皮に赴いて現状の把握と復興計画の立案を行います」

 

「頼むわよ、桂花」

 

(ふふ、私を荒廃した所へ飛ばして力をつけさせないようにしようという魂胆でしょうけど

 

 このまま終わる私ではないわ。いつか必ず…)

 

 曹操が内心でそう誓っていたその時、夏侯淵が駆け込んで来た。

 

「どうしたの、秋蘭?そんなに慌てて…」

 

「華琳様、劉備が陛下からの新たな官職への辞令を断ったそうです!!」

 

「えっ!?…どういう事、それ?」

 

 

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「陛下のお気持ちはうれしいのですが、その話はお断りさせていただきます」

 

「えっ!?…それは本気ですか、劉備」

 

 劉備は陛下からの新たな辞令を断る。

 

 まさか断られるとは思っていなかった陛下は驚きを隠せなかった。

 

「はい、私は今回の戦いで如何に自分の視野が狭かったのか思い知らされました。

 

 ですので何が正しくて何が正しくないのか見極められるようになるまで、官職に

 

 就くつもりはありません。申し訳ございません」

 

 劉備はそう言って頭を下げる。

 

 陛下が声をかけようとしたその時、董卓が口をはさむ。

 

「劉備さん、あなたは神にでもなるつもりですか?正しい事と正しくない事を見極

 

 めるなんて誰も出来るようになんかなれないんです。皆、自分の正しいと思った

 

 事を実現する為に努力してきた結果でしかないんです。あなたの言っている事は

 

 理想というにもあまりにも現実よりかけ離れた言葉でしかありませんよ」

 

 董卓のその言葉に劉備は押し黙ったまま、じっとしていた。

 

「それにこれはあなただけの問題ではありません。あなたにはあなたを信じてここ

 

 まで付いて来た人達がいましたよね。その人達はその気になれば条件の良い所へ

 

 仕官出来るのに、他に仕えるつもりは無いとあなたと共にいると聞いています。

 

 その人達に対しても、あなたは責任があるはずです。それなのに、あなたは自分

 

 の理想のみに囚われている。それではいつまで経っても何者にもなれません」

 

 董卓はさらにそう言葉を続けたが、劉備はそれに対しピクリとも反応せずにその

 

 場に佇んでいるままであった。

 

 

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「董卓の言うとおりです。理想を叶える為にも、まずは力をつける事です。そうす

 

 れば、理想を実現する事に一歩近づけるのです。再びただの平民に戻れば、あなた

 

 は自分の理想を叶えるのにまた多くの時間をかける事になるでしょう。もしかし

 

 たら、実現出来なくなる可能性もあるのです。それでもあなたはその道を選ぶの

 

 ですか?」

 

 陛下からもそう声をかけられ、劉備の体は小刻みに震えていた。見ればその目は

 

 大粒の涙で溢れていた。

 

「ごめんなさい、でも、私……これで失礼いたします!」

 

 劉備は搾り出すようにそれだけ言うと足早に去っていった。

 

「彼女もいろいろ考えてはいるようですが…同じ劉姓の人間として、彼女には少なか

 

 らず期待したのですけどね…」

 

 陛下はそれだけ言うとため息をついた。

 

「劉備さん…」

 

 董卓は劉備の去っていった方をただ見つめていた。

 

 

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「…本気ですか、劉備殿!?陛下からの新たな辞令を断るなど…あなたは民が笑って

 

 暮らせる国を造るのではなかったのですか?何の後ろ盾も持たない我らが、今再び

 

 無位無官の身になっては力をつけるのにどれだけの時間と労力をかける事になるか

 

 わかっているでしょう?」

 

 戻って来た劉備より事の次第を聞き、真っ先に反対意見を言ったのは姜維であった。

 

「わかってる…陛下にもそう言われた」

 

 劉備はそれだけ言うのが精一杯であった。

 

「それがわかってて何故このような『そこまでだ、姜維』…趙雲殿?どういう事です、

 

 あなたは賛成するというのですか?」

 

 姜維がさらに問い詰めようとした時に趙雲が割って入ってきたので、姜維は今度は

 

 彼女の方に目を向ける。

 

「別に私は賛成したわけではない。しかし、ただ一方的に問い詰めているだけでは何の

 

 解決にもならんというだけだ。それに今更『やっぱりお受けします』などと言った所

 

 で官職のお沙汰をもらえるわけではない。我らが考えなければならないのはこれから

 

 どうするかという事だ」

 

 趙雲がそう言うとさすがに姜維も黙るしかなかった。

 

「でも、どうするのだ?このままここに住んでいてもお腹は一杯にならないのだ〜」

 

 張飛がそう言うと違う意味で皆黙ってしまう。

 

「鈴々殿の言う事も尤もだ。まずは我らが食べていける方策を考えなければなるまい」

 

 姜維はそれだけ言うと外へと出て行こうとする。

 

「真尋、何処行くのだ〜?」

 

「少々外の空気を吸って考えるだけさ」

 

 

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 姜維は近くの木にもたれかかりながら考え事をしていた。

 

(私は間違ったのだろうか?劉備殿を盛り立てる事で私自身も名を上げるつもりであった

 

 のだが、ここに至るまで名を上げるどころか働く場すら無くなりかけている。このまま

 

 私は一生かけようとも諸葛亮の所には届く事は出来ないのか?…誰か私の願いを叶えて

 

 くれる人が現れてくれれば、必ずそれに報いるだけのものを持ってる自負はあるつもり

 

 なのだがな…)

 

 そのような考えが堂々巡りに姜維の頭を駆け巡っていたその時、

 

「あら?姜維、こんな所で何をしてるの?」

 

 姜維がその声のする方に目を向けると、そこにいたのは曹操であった。

 

「曹操殿…あなたこそ、このような所までどうされたのですか?」

 

「本当は劉備に話があって来たの…提案があるのだけど、取り次いでもらえない

 

 かしら?」

 

「内容によりますね。私は軍師だ、もし主君に都合の悪い話なのならば身を以てでも

 

 防がなくてはならない」

 

 姜維にそう言われ、曹操は少し考えてから話し出す。

 

「わかったわ、決してあなた方の損にはならない話よ。実はね…」

 

 曹操は姜維に耳打ちする。

 

「…なるほど、それなら確かに双方の利害は一致しますね。わかりました、それでは

 

 劉備殿の所へ参りましょう」

 

 

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「私達が曹操さんの所にですか?」

 

 曹操からの提案に劉備は驚く。

 

「そう、あなたが陛下からの辞令を断ったと聞いてね。これからの事をゆっくり考え

 

 るにしても落ち着ける場所が必要でしょ?」

 

「でも、それじゃ曹操さん達にご迷惑をかけるだけでは…」

 

「そんな事はないわ。でもあなたがただでいるのが引っ掛かるというのなら、姜維達

 

 に私の手伝いをしてもらうという事でどうかしら?」

 

 その提案に劉備はすっかり考え込んでしまう。

 

「劉備殿、折角の曹操殿のご好意です。それに冀州であれば、あなたや兵達の故郷に

 

 も近い。ゆっくり今後の事を考えるには最適の場所と思いますが?」

 

「確かに曹操さんの申し出はうれしいのですけど、でも…」

 

「…もしかして、関羽の事?」

 

 逡巡している劉備に曹操が問いかける。

 

「…はい。出来れば自分の足で探しに行きたいと…」

 

「けれど、あなたは他にも家臣や兵士がついて来てるわ。関羽一人に拘って、その者

 

 達を路頭に迷わす気?それでは主君として失格だわ」

 

「でも『それなら愛紗の捜索は私が引き受けましょう』…星ちゃん?」

 

 迷いを捨てられない劉備に趙雲がそう提案する。

 

「私が捜索をして、無事に見つける事が出来たら一緒に冀州へ行きます。それならば

 

 桃香様も安心して曹操殿と共に行けるというもの。如何か?」

 

「星ちゃん…でも」

 

「何、伯珪殿の行方も気がかりでしてな。それも兼ねての事です」

 

 趙雲は事もなげにそう答える。

 

 

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「劉備殿、関羽殿の事は趙雲殿に任せ、我らは曹操殿の下で力を蓄えるべきかと。

 

 関羽殿もその方が喜ばれましょう」

 

 姜維は改めてそう提言する。

 

 その時、それまで黙っていた張飛が声をあげる。

 

「星が行くなら鈴々も愛紗を捜しに『鈴々は桃香様の所にいるんだ』どうしてなのだ!」

 

「鈴々までいなくなってしまっては誰が桃香様を守るのだ?愛紗がいない今、桃香様

 

 の身を守れるのは鈴々だけだ」

 

「趙雲殿の申される通り、鈴々殿は劉備殿と共にいるべきです」

 

「…わかったのだ。星、愛紗の事よろしくお願いするのだ」

 

 姜維にもそう言われ、張飛は渋々ながらそれに従ったのであった。

 

「それじゃ、私と共に来るという事でいいのね、劉備?」

 

「はい、よろしくいお願いします。曹操さん」

 

 劉備からの言葉を聞き、曹操はほくそ笑む。

 

(ふふ、これで計画の第一段階は成功ね。関羽に続いて趙雲も抜けるのは痛いけど…私の

 

 為にせいぜい役に立ってもらうわよ、劉備…)

 

 また、姜維も内心で喜ぶ。

 

(よし、曹操殿の下でなら私も名をあげる好機が来るだろう。待っておられよ、諸葛亮殿。

 

 私もいつかあなたの域に達してみせる)

 

 

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「皆さん、此度の事、本当にご迷惑をおかけしました」

 

 そう言って董卓さんは俺達に向かって深々と頭を下げる。

 

 他の諸侯への処遇が終わり、最後に董卓さん側で戦った馬騰・孫策そして俺達北郷軍の面々

 

 が陛下の御前に集まり、祝宴を兼ねた論功行賞が始まったのであった。

 

「月、そんなに気にする事は無いぞ。我らは元々自分の意志でこちらに参戦したんだ。これも

 

 漢の為さ、なあ孫策」

 

「そうそう、それにそのおかげでこうして美味しいお酒が飲めるのだから言う事なし!!」

 

「雪蓮は酒が飲めれば基本言う事なしだろうが…」

 

 馬騰さんへの孫策さんの相づちに周瑜さんがツッこみをいれるとその場は笑いに包まれる。

 

「皆、祝宴も大事だけど先に決める事決めてからよ」

 

 そう言ったのは賈駆である。

 

「ええ〜っ、そんなん祝宴の後でええやんか〜」

 

「何言ってるのよ、霞!みんな酔っ払った後でまともな話が出来るわけないでしょうが!!」

 

「賈駆の言う通りです。ここは先に皆への論功行賞を先に行います」

 

 陛下の言葉にさすがに皆従う。

 

 

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 皆に対する論功行賞は次の通り。

 

 董卓 → 雍州・并州を領土として賜り、相国に加え大将軍も兼任。

 

 馬騰 → 驃騎将軍に任命され、宮中内での帯剣を許可される。

 

     (ちなみに領土の加増は馬騰自らが固辞)

 

 孫策 → 揚州及び荊州の内、江夏・長沙・桂陽・武陵・零陵の孫権への安堵。

 

      孫策は右将軍に任命される。

 

     (ちなみに孫策本人は『面倒な肩書きをもらった』といったような

 

      顔をしていた)

 

 そして…。

 

「北郷一刀。そなたの働きが無ければ此度の成功は無かったと言っても過言ではありません。

 

 そなたには現在の南郷郡に加えて新たに南陽郡を与え、襄陽郡の差配もあなたに一任します。

 

 さらにそなたを左将軍に任命します。これからも変わり無き働きを期待します」

 

「身に余る栄誉を賜り、恐悦至極にございます。これからも粉骨砕身、陛下の御為に働く所存

 

 にてございます」

 

 しかし左将軍か…こんなに偉い肩書きを得るとやはり緊張するものだな。

 

 これから荊州北部の三郡の差配もしなければならないし、とても忙しくなりそうだ。

 

 

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 論功行賞が終わって、祝宴を始めようとした時に、陛下が周瑜さんへ声をかける。

 

「周瑜、こちらへ」

 

 突然名前を呼ばれた周瑜さんが驚きを隠せないまま御前へと歩を進める。

 

「ふむ、やはり…誰かある、華佗をここへ!」

 

 陛下に呼ばれその場に一人の青年が姿を現す。

 

 どうやら彼こそが神医と呼ばれた華佗であるようだ。

 

「陛下、お呼びで」

 

「華佗、彼女を診ていただけますか?」

 

「はっ!…何と、何故ここまで病魔を放っておいたんだ!!」

 

 華佗は周瑜さんを診るなり顔色を変えて詰め寄る。

 

「えっ!?…どういう事よ、冥琳!病なんて聞いてないわよ!!」

 

「……………」

 

 驚いた孫策さんの詰問に周瑜さんは答えられずにいた。

 

「華佗、どうです?」

 

「肺の病だな。かなり進行している。もう少し遅かったらあなたと『しっ!』…おっと、

 

 すまない。だが、今治療を行えば、まだ助けられる」

 

 華佗がそう言ったので孫呉の人達はホッと胸を撫で下ろしていた。しかし、華佗が今

 

 言いかけた事が気になる所ではあるが。

 

「元気になれぇぇぇぇぇぇーーーーーーー!!」

 

 気合と共に、華佗が周瑜さんの胸の辺りに黄金の針を打ち込むと何やら周瑜さんの体

 

 から、どす黒い気の塊のようなものが出てきて、すぐに消滅した。

 

 

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「これで病魔は退治した。後は体に滋養をきちんとつければ一ヶ月もたたずに完全に回復

 

 するだろう」

 

 華佗のその言葉に孫呉の皆は喊声をあげる。

 

「良かった〜!…冥琳、病気なら病気とちゃんと言ってよ〜!!もう馬鹿、余計な心配させ

 

 るんじゃないわよ〜〜〜!!」

 

「すまん、雪蓮。本当は江東中の医者から治る見込みは無いと言われていてな、我らの悲願

 

 が達成するまで持てばと…しかしさすがは神医との評判になるだけの事はある。あんなに

 

 私の胸の奥に重くのしかかっていたものが一気に軽くなった。ありがとう、あなたには

 

 礼の言い様も無い」

 

「礼なんていらない。俺は医者として当然の事をしたまでだ」

 

 孫策に抱きつかれながら周瑜さんは華佗に礼を言っていた。

 

「しかしすごいな。あれが噂に聞く『ゴッドヴェイドォー』とかいうやつか…」

 

 その俺の呟きに華佗が反応する。

 

「そこの君、今何と?」

 

「えっ…すごいなって…」

 

「そこじゃない、その後だ!」

 

「噂に聞く『ゴッドヴェイドォー』って…」

 

「もう一度そこの発音を!!」

 

「えっ!?…『ゴッドヴェイドォー』」

 

「す…す…素晴らしい!!そこまで素晴らしい『ゴッドヴェイドォー』の発音はお師匠様

 

 以外では初めて聞いたぞ!!」

 

「はぁ、そうですか」

 

 華佗は俺の手を取り、うれしそうに微笑む。

 

 っていうか、普通に英語風に発音しただけなのだが。

 

 ちなみに何故、俺が『ゴッドヴェイドォー』と発音したのかというと華佗の噂を聞いた

 

 時に普通に『五斗米道』と発音すると怒り出して『ゴッドヴェイドォー』だと力説する

 

 という話も聞いていたからだ。しかしこんなに喜ぶなんて、本当にそう発音出来る人間

 

 がこの大陸に少ないという事なのだろう…まあ、時代的に無理もありそうだが。

 

 華佗はしばらくその場で喜んでいた後『新たな患者が俺を呼んでいる』とか言いながら、

 

 その場から疾風の如くに去っていった。何というか…彼もまた少々変わった人のようだ。

 

 

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「ふふ、これで一安心です。良かったですね、周瑜」

 

「ありがとうございます。本当はもう諦めていたのですが…この御恩は一生かけて陛下の

 

 御為に尽くす事でお返しさせていただきます」

 

 周瑜さんは陛下に対して御礼申し上げていた。

 

「ぶう、冥琳は私に尽くすのぉ〜!!」

 

 孫策さんはそう言って周瑜さんにしなだれかかる。

 

「ちょ、雪蓮、陛下の御前でって…何故、酒を飲んでる!誰だ、祝宴は始める前にこいつに

 

 酒を飲ませたのは!!」

 

「周瑜さん、何か既に始まっているみたいだよ、祝宴」

 

 俺のその言葉に周瑜さんが振り向くと…。

 

「いや〜酒がうまい!!戦の後の酒は儂の五臓六腑に染み渡るわ!!」

 

「やっぱ、勝利の美酒は格別やな〜!!」

 

「モグモグモグモグモグ…おかわり」

 

 後ろではすっかり宴会となっていた。

 

「申し訳ありません、陛下。止める間も無く…」

 

「月のせいではありません。皆頑張ったのです。今夜は無礼講ですね」

 

 陛下のその言葉に皆が沸き立つ。

 

「よっしゃあ〜!さすが陛下は太っ腹やで!!」

 

「霞様、幾らなんでもそれは陛下に失礼ですって」

 

「何や、凪は構ってほしいんか〜ほれ、飲め飲め!!」

 

「ちょっ、霞様!一刀様、助けてください〜!!」

 

 

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「すまん凪、こっちは既に手一杯だ」

 

 ちなみに俺の両脇には既に出来上がった朱里と雛里がくっついていた。

 

「ご主人しゃま〜、最近あまり構ってくれないのは私に飽きたからでしゅか〜!?」

 

「ご主人しゃま〜、董卓様だけでなく陛下までここに来られるなんて聞いてなかったでしゅ。

 

 一人でどうしたらいいのか…ぐすっ、ふええ〜〜ん」

 

 絡み酒に泣き上戸って…この状況を俺にどうしろっていうんだ!?

 

「ああ〜っ、朱里も雛里もいいな〜!一刀さん、私も頑張ったんですからご褒美にここに混ぜて

 

 くださ〜い!」

 

 そう言ってダイブしてきたのは、これまた出来上がっていた輝里だった。

 

「ちょっと待て…」

 

 止める間も無く俺の膝の上に乗っかる形になり、そのまま輝里は俺に抱きついてきた。

 

「わ〜い、一刀さんだ〜」

 

 輝里はそう言いながら俺にグイグイ胸を押し付けてくる。

 

 これは何というボリューム…じゃなくて!!

 

「ちょっと輝里、落ち着けって…」

 

「ご主人様、やっぱり大きい方がいいというのでしゅね!?」

 

「ご主人様、これからは一人にしないでって…聞いてるんでしゅか〜!?」

 

 朱里と雛里も負けじと両脇から抱きついてくる。

 

「誰か何とかしてくれ〜〜〜〜〜っ!!」

 

 こうして祝宴だか、ただのドンチャン騒ぎだかわからない夜は更けていくのであった。

 

 

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 そして、黄巾の乱に始まり反董卓連合に至るまでの争乱を経て、ここに劉協陛下と董卓さんを

 

 中心として再び平穏を取り戻したのであった。

 

 後はこの平穏が長きに渡って続けばこの外史も救われる。そうすれば俺達の役目も終わる。

 

 俺も朱里もそう思っていた。しかし、まだ動乱の火種は残っていたのに気付くのはこれより

 

 約一年の時を経てからであった。

 

 ・・・・・・・・・・

 

 〜????〜

 

「どぅふふ、さすがはご主人様と朱里ちゃんね。私の目に狂いは無かったわぁん」

 

「しかし貂蝉よ。あれではまだ一時の平穏でしか無いであろう」

 

「そうねぇん、肝心の皇帝陛下があれではねぇん。もうしばらく二人にはあの外史で頑張って

 

 もらわなければならないわねぇん」

 

「という事は、我らは引き続き…」

 

「そう、あの外史に余計な介入が無いように奴等ともうしばらく戦わなきゃね」

 

「よし、そうと決まれば行くぞ貂蝉よ」

 

「わかってるわぁん、卑弥呼」

 

(ご主人様、朱里ちゃん、頑張ってねぇん。私達はそっちに余計な邪魔が入らないように頑張る

 

 からねぇん)

 

 こうして二人の漢女は何処かへ消えた。どうやら我々の関知しない所で何かと戦っているよう

 

 である。しかしそれを知る者はいない…。

 

 

 

 

 

           〜真・恋姫†無双 異伝 「伏龍は再び天高く舞う」外史編 完〜

 

 

 

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 〜予告?〜

 

 

 一刀達の活躍によって一旦は平穏を取り戻したが、再び動乱の影が忍び寄る。

 

 

 ―余命いくばくも無かった皇帝・劉協の死―

 

 

「陛下、しっかりしてください!今貴女に死なれたら…」

 

「どうやら私はここまでのようです…一刀、あなたに頼みたい事があります。あなたならあの人も

 

 きっと…」

 

 

 ―その混乱をついて暗躍せしめんとする者達―

 

 

「私が…皇帝に?…本気ですか、華琳さん?」

 

「そう、あなただって歴とした漢王室の末裔、十分に資格があるわ」

 

「そうです、劉備殿。私も補佐します故、今こそ表舞台に返り咲く時です」

 

 

 ―また新たな混乱を引き起こそうとする者―

 

 

 その女性は所々焼け焦げた跡のある銀の兜を被っており、その奥に見える目は怪しげな光

 

 を放っていた。

 

(私はお嬢様と笑って過ごせてさえいればそれで良かった。でもこの世界は私を否定した。

 

 ならば、今度はこっちがそちらを否定する番…覚悟していてください、孫策、北郷、

 

 そして諸葛亮…)

 

 

 ―自らに絶望し、さまよう者―

 

 

(桃香様…あなたはそれでいいのですか?それが本当にあなたの望むものならば、私は再び

 

 あなたの矛となるつもりです…しかし今のあなたからは…)

 

 

 ―そして新たに表舞台に登場する者―

 

 

 彼女は玉座に座るとその仮面を外して素顔を見せ、こう言い放つ。

 

「愚か者めが!妾の顔を見忘れたとは言わせぬぞ、曹操!!」

 

「なっ!?…もしや、あなたは…何故ここに!?」

 

 

 ―そして遂に野心を顕わにする者―

 

 

「そうよ…最初から漢なんて国に頼るから成功しないのよ!そう…私は乱世の姦雄なの

 

 だから、その通りにすればいいのよ!!見てなさい、今こそこの私が大陸の覇者と

 

 なる時よ!!」

 

 

 幾多の人間の想いを乗せて再び大陸に動乱の火の手が上がる。一刀は、朱里はそれらと

 

 どのように相対していくのか?そして外史を救えるのか?

 

 

 

 ―真・恋姫†無双 異伝 「伏龍は再び天高く舞う」外史編・第二部『外史動乱編(仮)』―

 

                               近日開幕!!(予定)

 

 

   ※ここで載せた台詞は本編では一部変わる可能性がありますのでご了承の程を。

 

 

 

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 あとがき的なもの

 

 mokiti1976-2010です。

 

 一応今回で外史編の終了です。

 

 というよりここまでが第一部で、次からが第二部というだけです。

 

 ここまでは 黄巾の乱→反董卓連合 という一応の流れの上でやってましたが(本流からは

 

 とっくに離れてますけど)これからは完全オリジナルになります。

 

 よってしばらく話の流れや細かい所の詰めをするので次の投稿は少し遅くなりますので、

 

 こんな駄文な作品でも楽しみにしてくれている方々には申し訳ありませんがしばらくお待ち

 

 くださりますようお願い申し上げます。

 

 

 それでは次回、外史動乱編ノ一にてお会いできる日がすぐ来ますように祈りつつ…。

 

 

 

 

 追伸 第二部は一応『外史動乱編』という題名でいく予定です。「今までも十分動乱だった

 

    じゃないか」というツッコみは無しの方向で一つ…。

    

    ちなみに季衣はちゃんと解放されて華琳さんの下へ帰っていますので。 

     

説明

 お待たせしました!

 それでは今回は反董卓連合編その後

 という事で、前回処罰を受けた方々

 の処遇とこれからの流れ的な事など

 をお送りします。

 ちなみに(終)となっていますが、

 詳しい話はあとがきにて。

 それではご覧ください。
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コメント
chicken5757様、ありがとうございます。そう、酒に酔い目を潤ませている雛里もなかなか…第二部もお楽しみに。(mokiti1976-2010)
久々に見れたと思ったら、一部が終わっていたとは…泣き上戸のヒナリ…いいっすねぇ〜第二部凄い楽しみです!!(chicken5757)
yoshiyuki様、ありがとうございます。華琳さんは冷静に物事が見えてない所から始まるのです。それと小覇王さんはとりあえず江東は保たれてますので…。(mokiti1976-2010)
予告編の華琳さん、劉備を担ぐのは大好きな十常侍の〇番煎じだと解ってますよね。予告にでていない人達の動向も気になりますね(小覇王さんは、野心を捨てたのだろうか?とか)なにはともあれ、第二部も期待しています。(yoshiyuki)
act様、ありがとうございます。愛紗さんが何処へ行くのかも含めて、第二部をお楽しみに。他の何処へ行ったかわからない人達もね。(mokiti1976-2010)
第2部も楽しみな内容ですな。関羽は再び劉備のもとに?もしくは本郷のもとに?気になるところです。(act)
きたさん様、ありがとうございます。まだまだ混乱は続くのです。そしてかなり逸脱した外史になりますので、お楽しみに。(mokiti1976-2010)
いいですね〜さらに混乱に拍車がかかるわけですね! 正史からどれだけ逸脱た外史になるのかなあ?(きたさん)
PON様、再びありがとうございます。なかなかうまく表現する事が出来ず、ご不快な思いをさせてしまい申し訳ございません。これからも頑張って少しでも良いものを書けるようにしていきますので、見守っていてくださるとありがたいです。(mokiti1976-2010)
語りましょうよ!そこ大事ですよ!それに、賈?でも、というか姜維でもだれでも、ちょっと頭を働かせればだれだって監視をつけますよ。どうしてもそこが不自然で、後々の展開のためにみんなが無能にされた感がしてなりません。そこは本当に残念でした。(PON)
PON様、ありがとうございます。それも動乱の火種の一つです。そして朱里は一刀個人の軍師なので、そういう話には加われないのです。決めたのは劉協・董卓・賈駆です。そして南荊州は本当は一刀に賜るはずだったのですが、一刀が孫家に譲ったのです。作中では語りませんでしたが。(mokiti1976-2010)
いくら孫権が最初から一刀の元にいたとはいえケチのついた孫家が楊州と南荊州+江夏なのに一刀の領地が少なすぎる。それに曹操の領地を監視できるような者を平原や幽州、ギョウ、などに配置しないのは迂闊の極み。并州の月は飛び地の擁州もあるので監視者としては不適格。アホの所業と言っていい。諸葛亮がそんなミスをするとは思えません。(PON)
ハーデス様、ありがとうございます。確かに想像を掻き立てられますよね。私も予告を書いている時、とても楽しかったです。そして袁術さんについては検討中です。(mokiti1976-2010)
真一様、ありがとうございます。桃香を献帝のようにしようとするのですが、その前にある方が立ちはだかるのです。誰なのかはお楽しみに。(mokiti1976-2010)
一丸様、ありがとうございます。たまにはああいった姿も見せてみました。次は霞と凪辺りで一刀をサンドイッチとか…嘘ですけど。(mokiti1976-2010)
h995様、ありがとうございます。何せ全くといっていいほどうまくいってないですからね。少々狂った感じにはなっていくかも…。(mokiti1976-2010)
神木ヒカリ様、ありがとうございます。現代編は…予定はありません、悪しからず。(mokiti1976-2010)
ataroreo78様、ありがとうございます。その通りです、逆恨みが積もり積もって少々おかしくなってます。そしてブラック〇ベリオン的な大掛かりな事に発展するかどうかは…。(mokiti1976-2010)
ファイズ様、ありがとうございます。確かに愛紗の貞操は大丈夫…しかし今度は桃香の貞操の危機が…あるかどうか…。(mokiti1976-2010)
オレンジペペ様、ありがとうございます。朱里によって封印されていた種馬の下半身が遂に解放される……かどうかは未定です。(mokiti1976-2010)
村主7様、ありがとうございます。完全に逆恨みがこじれて鬼と化しました。次の投稿は少し後になりますがお楽しみに。(mokiti1976-2010)
予告っていいよね〜。毎回いろんな作品の予告読んでるとこれ動画にしたらどうなるんだろ?とか考えちゃうんですよね。本当に第二部はどうなるんでしょう?私個人としては、袁術は拾ってあげてほしいな。袁紹だと濃すぎるけど。(ハーデス)
劉協の替わりに桃香が献帝化か。 二部が楽しみになってきました。 一刀の種馬っぷり。けしからん、もっとやれ!!(真一)
どうなる!!第二部『外史動乱編』!!乞うご期待!!・・・・・・いや〜〜〜酔っ払った娘たち可愛いなあ〜〜〜続き楽しみに待ってます。(一丸)
曹操は手段と目的が逆転してしまったようですね。「乱世の姦雄(奸雄でも可)」決して褒め言葉ではないこの言葉が示す通りに曹操は堕ちていくのでしょうか。(h995)
第二部は外史動乱編か・・・次は現代編になるのか思っていた俺は気が早かった。(神木ヒカリ)
>「私はお嬢様と笑って過ごせてさえいればそれで良かった。でもこの世界は私を否定した。」いやいや、身の丈を弁えなかった自業自得でしょwwあの連中から謎の力を授かり、ゼ○仮面被って△の騎士団結成して「反逆の張勲」やるんですね、わかります。(ataroreo78)
このときばかりは愛紗がいなくてよかった気がする(理由:もしいたら彼女の貞操は華琳に奪われていたかもしれないから)(ファイズ)
病んだ未来パトロールがggg 逆恨みも大概なのに冷血さがUPして復讐鬼化ですかね 動乱の火の手が各人の野望の炎に引火して更に広がっていく・・・ その動乱の行方楽しみに待っています(村主7)
きまお様、ありがとうございます。ポロリは………どうしよう?(オイ そして桃の人の成長は…いつかはあるかも。(mokiti1976-2010)
ichiro588様、ありがとうございます。そうです、逆恨みです!!そして一応曹操が最大の敵になっていく予定です。(mokiti1976-2010)
殴って退場様、ありがとうございます。ご期待に応えられる様努力していきます。そして愛紗さんは…さてさて。(mokiti1976-2010)
氷屋様、ありがとうございます。まさしくそのような展開があったり…お楽しみに。(mokiti1976-2010)
外史動乱編〜ポロリもあるよ!に期待できるな(コラマテ そしてやはりピーチさんは一刀がいないと駄目ですね・・・。厳しい言い方になると、理想を掲げつつ妄想の沼進んでいるようなものだし。いつか理想を掲げながら現実を歩む日がくるのだろうか・・・。(きまお)
七乃さん逆恨みじゃないですかwwwwwwてかこの曹操は本家っぽくていいですね(ichiro588)
面白くなりそうですね。そして愛紗がかなり迷走しそうな動き…(殴って退場)
桃香が傀儡になってそうだなぁw(氷屋)
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