歪んだおとぎ話 |
針の止まった懐中時計の
銀鎖に絡まった砂時計の
上天に取り残された金の鍵で
ねじ巻き式のオルゴールの
さびついた蓋を開けて
眠る蝋人形に
錫の兵隊が口づけると
傷ついた振り子時計が
針を左に回し出す
歪んだ時の真ん中で
微笑みを浮かべるのは
やぶかれた絵本の
傷ついた悪役
説明 | ||
不思議系の詩。 | ||
総閲覧数 | 閲覧ユーザー | 支援 |
583 | 566 | 0 |
タグ | ||
詩 おとぎ話 不思議 不安定 | ||
天嶺琥珀さんの作品一覧 |
MY メニュー |
ログイン
ログインするとコレクションと支援ができます。 |
(c)2018 - tinamini.com |