真・恋姫無双〜白き牙を持つ者〜 #26 |
〜 第25話 †旅行記 漢中到着編† 〜
邑を出て1週間位経ったな
真っ直ぐに漢中(かんちゅう)に向かうのかと思ったら
周辺の邑や街に立ち寄ってる
その理由は病気や怪我で苦しんでいる者を治してるからだ
その報酬はお金ではなくその土地土地で取れる作物だった
といってもほとんどお米なんだが
この辺は元もとの五斗米道(ごとべいどう)と同じなのかね
それを俺は護衛と言う名の助手をやらされてる
もうあれだ曹操の所でやってた事と変わらんな
それで今は次の場所へ向けて移動中です
「太夫殿次はどんな所なので?」
「おや、白(はく)ちゃん仕事熱心だね
ようやくゴットヴェイドーに入信してくれるのかい」
「違います、早く漢中に行きたいだけなんです」
「ありゃ残念、ゴットヴェイドーの素質たっぷりなのにねぇ
まっ安心しなちゃんと次は目的地だよ」
「そうですかそれは助かります」
「暫く漢中に滞在するのなら本格的にゴットヴェイドーを
覚えておいて損は無いと思うけどねぇ」
「やけに熱心に言ってきますね」
「そりゃそうさね、一人でも優秀な子がいれば
それだけ病や傷で悩む民が減る、いいことじゃないか」
「考えておきますよ」
「なんならアタイが手とり足とりで教えてあげてもいいだがね」
あの母性たっぷりな丘に手取り足取りだと・・・
いやいやいや、落ち着け落ち着くんだ
これは俺をからかう為に言ってるんだそうに違いない!
「非常に魅力的ですけど色んな意味で
教えにならないと思うので別の方でお願いします」
「・・・はっはっは!!言ってくれるじゃないか!
そうかいそうかいアタイの「コレ」が気になっちまうか!」
一瞬キョトンとした後に
大笑いしながら手で自分の立派な母性を持ち上げる
一応ぎりぎ・・・じゃない年頃の女がはしたないな
この世界のある一定の住人に年齢的な事を言うとどうやら命の危険が迫るようだ
そんな感じで漢中に着くまでの間に簡単なゴットヴェイドーの術を教えてもらった
といっても太夫のように気を打ち込むようなものじゃなくて
病魔の探り方、薬草の煎じ方などである
気を打ち込んで直接治すのはほんの極一部しかできないようだ
ほとんどの者は薬草を使って治りを早くしたり
針を身体に打ち込んで身体の治癒能力を高めたりする程度だそうだ
つまり太夫はゴットヴェイドーの中でも幹部以上の人間ってことか
そんな人間に会えたのは幸運だな
ちなみにちゃんと習えば俺は気を打ち込む事ができるほどの逸材だそうだ
今後の為にしっかり覚えておくか?
「白ちゃん、そろそろ目的の張魯(ちょうろ)様が治める漢中に着くよ」
「ようやくですかー・・・太夫殿色々とありがとうございます」
「ゴットヴェイドーのお導きってやつさ」
そういって俺の背中をバンバンと叩いてくる
最近気づいたのだが照れてる時はこういった大袈裟な事をしてくるようだ
まっ耳が赤いからバレバレだけどな
それから少し行った所に大きな・・・寺院?が見えてきた
どうやらお城とかではなく寺院のようだ
こういった所が教団って言われるんだろうね
白炎(びゃくえん)を近くの馬屋に預けて寺院へと向かう
行く途中行く途中に上が白に下が黒の作業着っぽいを来た人達が行き交ってる
多分この連中がゴットヴェイドー使える人達なんだろう
それに普通の民が寺院へと向かっている
多分病気などを治しにもらいにいってるんだろうな
それを見ながら俺は太夫に着いていき寺院へと向かった
中へと入ると
そこに広がってたのは現代でいう病院の風景だった
受付っぽい所で名前を書いて、木に書いた番号札をもらう
番号を呼ばれるとゴットヴェイドーの職員が個室に案内する
待ってる間は待合室っぽいたくさんの人が居る場所で待つ、そんな感じ
「白ちゃんはこっちだよついといで」
太夫に呼ばれてほいほいとついていく
途中途中でゴットヴェイドーの職員に太夫は
「おかえりなさいませ」「太夫様がお戻りになられたぞ!」などなど
それに対して「帰ったぞ」「そうはしゃぐな」などなど慣れたようだった
俺がそれを感心してみていると太夫が「な、なんだよ」とちょっと顔が赤かった
一番奥の大きな扉に着いた
「白ちゃんはここで待っててくれ
アタイは張魯(ちょうろ)様に言ってくるから」
そういって扉の奥へと太夫は歩いていった
待ってる間暇だったから、近くに居たゴットヴェイドーの人と会話した
ゴットヴェイドーについてやら太夫についてやら
気になる情報としては俺と同じ位の歳の男で
ゴットヴェイドー内で継承者と言われる人物が居るという事
男でそれだけ言われる奴か会えるなら会っておきたいぜ
ちなみにどんな人物か尋ねたらすぐに分かるという事だった
気になるが・・・楽しみは後にとっておくか
会話が弾んでると、扉の奥から「中へお入り下さい」と声がかかった
情報をくれた人にお礼を言いながら俺は扉の奥へと進んだ
中はちょっと薄暗く、祭壇らしきものがあり
その前に玉座みたいな椅子があった
そこに一人の女が座っているが暗くてよくみえない
少し歩いて、両膝をついて頭を下げて手を頭より上へあげる
「張魯様、この度は突然のご来訪にも関わらず
名も無き自分の為に謁見して頂き至極感謝の極みにございます」
そういって俺は声がかかるまで頭を下げたままでいる
「顔をあげてください、太夫から全て聞いております
我が同胞の為に尽力してくれたようでありがとうございます」
そう言われたので顔をあげると
いつの間にか俺の前に立っている張魯がいた
服装は白の膝丈までのズボン
上は白のビキニをつけてるがいかにもこぼれそう
両手両足には金色のブレスレットと米の稲で作られたと思われるミサンガ
口元を覆う透明の黒の布に、頭からは白のヴェールようなもの
髪は黒に青が混じった感じのを腰までストレートに伸ばしている
どこぞの踊り子風な格好の・・・
太夫がそこに立っていた
あとがきっぽいもの
満を持して正体が発覚!!!
というかほぼバレバレでしたよねw
そんなわけで張魯さん登場です
最初捻ろうかと思いましたが、張魯の軍に目立った人物いなかったよねと
勉強不足な自分にはやっぱり当初の予定通り太夫=張魯にしました
ちょい役?とかではないので真名もしっかりと考えてますよ!
最近オリキャラ紹介してないのであれですが
仲達さんも真名はちゃんとありますのでご安心?ください
こんな駄文ですが次もお付き合い下さいm(_ _)m
説明 | ||
この物語はオリ主メインの外史です チート・ご都合主義・オリキャラが満載です 苦手な人はご遠慮下さい 大丈夫な人は駄文にお付き合い下さい 毎回の閲覧・コメントありがとうございますっ |
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総閲覧数 | 閲覧ユーザー | 支援 |
8442 | 7561 | 25 |
コメント | ||
わらってしまった。。(qisheng) クラスター・ジャドウさん>この世界のとし・・・げふんげふん。お姉様方は悪戯心がありますからねw(tokkey) …やっぱり太夫=張魯だったか、幹部にしてはちょっと風格が有り過ぎる感じがしたし、正体隠して主人公からかってるのが丸分かりだったからな。(クラスター・ジャドウ) ラーズグリーズ1さん>ソウデショウソウデショウ!(tokkey) ソ、ソウダッタノカー!マッタクヨソウデキナカッタ・・・。(ラーズグリーズ1) エフさん>初コメありがとうございますm(_ _)m 励みになりますありがとうございますっ(tokkey) 展開が楽しみです(エフ) グリセルブランドさん>肉体言語という名の調教ですね・・・分かりますっ(tokkey) アルヤさん>フッフッフ・・・ガンバッテカンガエタカイガアリマシタヨ!(tokkey) shirouさん>マサカノテンカイデスヨー!カクシタカイガアリマシタ・・・・・・ハズ?(tokkey) 白くんは太夫さんにゴットヴェイドーの真髄をねっとりと叩きこまれて終了(グリセルブランド) ナ、ナンダッテー!ヨソウガイニモホドガアルゾ!(アルヤ) マ、マサカタユウサンガチョウロダッタナンテ・・・・・・キヅカナカッタナ。(shirou) |
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