CONVAIR F-106 Delta Dart
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説明
「究極の迎撃機」と呼ばれたF-106の1/48になります。
どの辺が究極かというとやっぱり、パイロットは極論離着陸とミサイル発射ボタン押せばいいだけ(一説によると居眠りも懸念されていたらしいです)とも言われるほど機械統制が集約していたり、そもそもミサイルが頼りなく、冷戦の一番ピリピリしてた時に産まれた機体なのでTu-95みたいな大型核爆撃機が群れてきたときに「核攻撃される前に核攻撃で吹っ飛ばす」というFallout3の世界から出てきたんじゃねーかってくらいのブッ飛んだ運用思想が究極的なのでしょう。(これ56年も前の飛行機ですよ)実戦経験は幸いなことにゼロですが、一回でもあったら終末戦争始まってたかもしれないので人類にはありがたい話です。

さて、F-106自体キットは少なく、概ねハセガワの1/72、レベルの1/48と言われています。そのうちレベルの大きいスケールの方です。二年ほどクローゼットで眠らせていたのですが、意欲が湧いたのでいざ調べてみると1/48のベストキットであることが判明。旧モノグラム、1983年の金型だそうです。ベテランだ……。
それ以前にこれ以降もう新造されることの無いキットですので、当然といえばそうなんですが。(ところがF-102だかが今度発売するらしいですね!随所でおじさまモデラーのみなさんの歓声が聞こえます)

開けてみると、その、非常に難産でありました。合い合わせはモノグラムらしいアレーな感じで、手持ちの接着剤では強度が足りない次元。上下左右四分割とかいかにも29年前の金型です……。
しかしそれを乗り越えると、モノグラムらしい良心面であるインナーや機体下部の充実さ、実機をよく捉えたシルエットが見えてまいります。色は量産機にしてもよかったのですがQF-106(NASA無人標的機)オマージュ。オレンジのラインは勝手に写真見ながら塗ります。

ミスは……TINAMIの利用者でもある某モデラーさんに、「Laさん主翼のアメリカ軍デカール逆だよ!」と突っ込まれてから気づきました。おうふ。

接着までが大変でしたがデカールも良質ですし、完成するとそのフォルムもあって迫力あるキットです。きっと二年間放置された箱も成仏してくれるでしょう……

ファルコン空対ミサイル、ジニー核ロケットほか、キャノピーが二種(視界の良いものと悪いもの、恐らく前後期別)がついてきます。このキットは視界の悪い方のキャノピーを使用しています
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コメント
冷戦期の中でもかなり初期の機体ですが、エリアルール活用のためかデザイン性はやや同期の(F-101、MiG-21などの)機体よりも先鋭的で、また余裕の無さを感じさせるフォルムだと思います。そう言った意味ではおっしゃる通り緊張感が外面に溢れていますね。若輩者の僕でもこの機体が産まれた当時はいかに選択肢が際どかったかがまざまざと感じられます。(LayeU)
なんか冷戦の緊張感を感じるモデルですね。56年前ですか。冷戦も、もう時代劇ですね。(RIBON-Y)
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