とらドラif 竜児×奈々子 22
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「よし、みんな揃っているな。楽しかった旅行ももうすぐおしまいだ。

 今日はここで解散にしよう」

 

駅に着き皆自宅へと帰ろうとする。

竜児も泰子は無事だろうかと歩みをすすめようとしたのだが

 

「おい、バカ犬」

 

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スドバ

 

「あんた結局みのりんとはどうなったのよ、私報告受けてないんだけど」

 

「そうだな、お前には報告しなきゃならねえよな。

 まあとりあえず、あれだ。この旅行中いろいろ協力してくれてありがとうな」

 

「ふん、飼い犬の面倒をみるのは飼い主として当然なのよ。

 ていうかもったいぶってないでさっさと」

 

「振られたよ、多分だけどな」

 

「え!?どういうこと、ほんとにみのりんにちゃんと好きだって伝えたの!?」

 

「当たり前だろ、ちゃんと正面からぶつかってそれでも受け流された。

   十中八九振られたんだろうな」

 

そういって竜児は苦笑した。

 

「嘘っ、嘘よ!だってみのりんはあんたのこと」

 

「大河色々協力してくれたのにすまねえな。でももういいんだ。」

 

「は?なに言ってんの?あきらめるって言うの?あんたのみのりんへの思いはその程度だったって言うの?」

 

「そんなわけないだろ!!」

 

「っ!!」

 

「そんなわけ、ないに決まってんだろ……

 俺だってあきらめたくねえよ。10分程度で振られてはいそうですか何て言えるわけねえだろ」

 

そういって竜児は唇をかみ締める。

 

「正直に言っちまうとな、櫛枝に告白した次の日香椎に告白された。好きでしたって」

 

「は!?じゃああんたみのりんに振られても次の女がいるからってこと!?」

 

「ちげえよ!そんなんじゃねえ!

 ただはじめての告白だったんだ……するのもされるのも

 っていうかされること自体考えてなかった、想定外だった。

 考えることが多すぎてどうしたらいいのか分かんねえんだよ」

 

「どうしたらいいのかって、みのりんをあきらめていいわけないでしょ!」

 

「だから自分でもどうしたらいいのか分からないんだ!

 だけどこればっかりは自分で答えを見つけなきゃいけない気がする、だからお前を頼れない」

 

「……」

 

「今まで協力してくれたこと本当に感謝してる。これからも北村とのことは応援する。

 それは約束する」

 

「本当に他の女に乗り換えたとか、そういう下衆な理由じゃないのね」

 

「ああ、それも保障する」

 

「そこまで言うなら信じてあげる、話はそれだけ、帰っていいわよ」

 

「え?お前も一緒に帰らないのか?」

 

「あんたの話がグジグジ長いせいでこっちはろくにお茶も飲めてないのよ!」

 

「へいへい、わかったよ。夕飯までには帰ってこいよ」

 

 

こうして竜児は店を出た。

 

「どうして、どうしてなのよみのりん」

説明
22です。
よろしくお願いします。
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コメント
竜児がどういう風な結論をだしていくのか、大河がそこにどうかかわっていくのか、楽しみにしていますね。(summon)
ま〜、大河の反応は原作でもこうだしな。原作から大きく変わり始めそうでwktk(峠崎丈二)
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