IS 革新の光 第3話 ティア・リトアルト |
第3話は結構長いですwww
すいません上手く纏められなくて(´・ω・`)ショボーン
第3話 ティア・リトアルト
第3アリーナ管制室
そこにはオペレーターの山田真耶、2年1組担任 織斑千冬そしてIS学園生徒会長
2年専用機持ちと1年1組担任 メルティア・ビスト 1年男子専用気持ちが
揃って試合会場をモニタリングしていた
千冬「ふぅ、しかし今年の1年も血の気の多い奴がいるな」
メルティア「ホントに勘弁してもらいたいね」
こう言ってはいるが声は弾んでいて戦いを楽しみにしているようだった
千冬「その割には声が弾んでいるぞ?メルティア」
メルティア「冗談、これでも生徒の身を案じてるんだぜ?」
千冬「本当の所はどうなんだ?」
メルティア「リトアルトが射真相手にどこまで足掻けるか楽しみで仕方ない!」
千冬「はぁ・・・纒、準備は出来たか?」
射真「いつでも」
千冬「よしでは山田君オペレーションを頼む」
真耶「はいっ!全システムオンライン、リニアカタパルトボルテージ上昇、進路クリア、デュナメス発進どうぞ」
射真「デュナメス、纒 射真 目標を狙い打つ」
海人「始まる・・・か」
一夏「どうしたんだよ、随分心配そうだな?」
海人「いや、射真の心配をしているわけじゃない、ただ」
箒「ただ・・・なんだ?」
海人「リトアルトの事が心配なんだよ」
鈴「どういうことよ?」
海人「皆知っているはずだぜ、アイツの両親の事を馬鹿にした奴等の末路を」
シャル「でもそれはあの人たちが敵だったからで」
朱武「今の射真にとってリトアルトは・・・敵ダ」
楯無「今年の1年も荒れそうですね」
そして空中ではGN粒子を散布し静止している射真と
それを呆然として見つめているティアがいた
観客席に居る新入生もただ目の前の光景が信じられないでいた
そう彼女たちは大戦中の戦いについては知っていても
誰が戦っていたのかは知らないからだ
ティア「ガン・・・ダム、ガンダム・・・デュナメス・・・・」
射真「・・・・・」
ティア「どうして・・・・どうして、どうして貴方がっ・・・どうして貴方みたいな人間がそれに乗っているのよ!! っ!!」
射真は一瞬でGNハンドガンを展開しティアの右頬ギリギリを撃った
射真「そんな棒立ちだと、直ぐに終わってしまいますよ」
ティア「・・・・・・・・・」
射真「今は貴女を狙い打つだけだ」
こうして戦いの火蓋が切って落とされた
ティア「はぁっ!!!!」
ティアは一喝と共に大剣を振り下ろすが射真には掠りもせずにアリーナの地面を破壊するに止まった
ティア「くっ!何故貴方のような人間がどうしてガンダムに!!その機体は貴方みたいな人間が乗っていい機体じゃない!!アリィ!!」
ティアはクリムゾン・ウィングの固有武装「スパーダアリィ」を発動させた
この武装はSEを消費して翼から細かいエネルギー刃を広範囲や任意の場所に集中的に連射できる武装を地上に立っている射真に向けて撃った
ティア「これなら、、、なっ!!?」
土煙が晴れるとそこには無傷のデュナメスが立っていた
射真「落せたと思いますか?甘い」
そのままGNハンドガンでの牽制射撃から本格的な攻勢射撃へと移行していった
ティア(くっ!なんて射撃精度なの!?どの回避パターンにも遅れることなく着いてくる!ここは間合いを詰めて)
射真(回避パターンが単調すぎる、攻撃パターンへの移行も教本通り、ほら来た)
序盤はティアが専用機 クリムゾン・ウィング《紅の剣翼》の持ち味である機動性と大剣による斬撃で攻めていたがそれを射真は掠ることなく避け続けていた
まるで次の行動が解っているかのように
ティア(っ!また躱された!!今の速度が躱せるなんて先読みでもしないと避けられないはず!攻撃も喰らい過ぎてしまったからSEも残り少ない、仕方ない次の一撃で決めきるしかないわね、ここで勝たなきゃ、ここで決めなきゃ今までの全てが)
射真(遅い・・・あれであのISの最高速度を出したつもりなんでしょうか、宝(性能)の持ち腐れとはこの事、恐らく次で決める気でしょう、ここで決めなければ彼女の全てが)
((終わる!!))
ティア「纒 射真!!次の一撃で終わりにしましょう!次の一撃を打ち込んでSEが減少した方が負け!いいかしら?」
射真「えぇ僕もこの戦いには飽き飽きしてきた所ですから」
ティア「なら・・・」
射真「・・・・・」
二人が空中で睨み合ってから数秒後
ティア「シッ!!!!」
射真(ここに来て今日一番の瞬時加速(イグニッション・ブースト)での加速、この人は織斑先輩と同じタイプか、でもそれ一つで勝てるほど戦いは甘くないですよ)
ティア「ハァッ!!!!」
射真は今日一番の速度で迫って来たティアの後ろへ瞬時に回り込みGNハンドガンを連射した
射真「終わりです・・・・・・」
ティア「きゃぁっ!!」
クリムゾン・ウィングは強制解除され気を失っているティアは重力に従って地面へと落ちていった
射真「はぁ」
射真はイグニッションブーストでティアの落ちる先に先回りして受け止めた
ティア「ガン、ダム・・・」
射真「・・・世話が焼ける」
空中で静止していると管制室から通信が入った
メルティア「纒とりあえずご苦労さまだ、今から直ぐにリアトアルト抱えたまま医務室に向かえアタシ達も医務室に行くそれまでそいつの看病でもしてろ、それじゃぁな」
通信はプツリと切断されたそして残された射真は視線を落とし腕の中で気を失って眠っているティアへ向かって
射真「本当に世話が焼ける」
(ん・・・なんだか柔らかい、それに暖かい)
ティア「知らない天井だわ・・・ここは何処、私h」
射真「お決まりのネタは最初の一つでいいです」
ティア「っ!!?ああぁ貴方がどうしてここにいるのよっ!?痛っ!ってきゃぁっ!!」
ティアは射真がいた事に驚き立ち上がろうとしたが試合で射真から受けたダメージが大きかったため体を痛みが走りその痛みでバランスを崩し射真が居る方とは反対側に落ちた
ティア「痛たたた」
射真「はぁ・・・」
ため息一つ
ティア「ちょっと!ため息なんかついてないで助けなさいよ!!こっちは体中痛くて動けないのよ!!」
射真「・・・・世話の焼ける」
射真は重い腰を上げてティアに近づき手を引っ張って立ち上がらせようとしたが
ティア「こっちは怪我人なのよ!?もっと優しく運びなさいよ!」
射真「はぁ・・・」
仕方なしに射真がティアを横抱きで抱き上げようとすれば
ティア「ちょっ!何処触ってるのよ!?」
射真「経験上これが一番抱き上げやすいんです」
ティア「だからってそんな所触る必要は////!」
射真「あんまり騒ぐと落としますよ」
ティア「うっ」
ティアもベッドより高いところから落ちたらどのぐらいの激痛が体を駆け巡るか想像したのか大人しくなった
そしてそっとベッドに寝かせて掛け布団をかけた
ティア「それで、なんで貴方が居るのよ」
射真「先生の指示です、もう少しで先生達が来るでしょう」
ティア「そう・・・」
射真「貴女に少し聞いておきたいことがあります」
ティア「なによ?」
射真「貴女のt」
ガタン!!
メルティア「おう二人とも待たせたな!処置始めるぞ!!」
真耶「ビスト先生!ドアはもっとゆっくり開けてください!」
射真が何かを言おうとした瞬間外で計っていたような絶妙なタイミングでメルティアと千冬と真耶が医務官を伴って入ってきた
射真「・・・この話はまた今度です、それでは失礼します」
千冬「あぁ今日は自室に戻ってゆっくり休め」
射真は確信めいた目をして医務室をあとにした
射真「・・・・」
メルティア・千冬「・・・・・・・」
その目をメルティアと千冬は見逃さなかった
寮に向かう途中の小道の脇のベンチに射真は腰掛けてもう夕焼けもだいぶなくなった濃紺の空を見上げていた
メルティア「「自分の部屋に戻れ」って言われただろうがお前は」
射真「貴女達ですか・・・」
後ろにはメルティアと千冬が立っていた
メルティア「お前なぁもっと言い方あんだろ、「先生方ですか」とか「先生達ですか」とか」
千冬「全くだ、お前はどういう教育を生徒にしているんだ?」
メルティア「うるせぇな、どう教育しようがアタシの勝手だろうが」
射真「はぁ、態々お二人の口喧嘩を僕に聴かせるために来たわけではないでしょう?」
メルティア「まぁアタシ達の口喧嘩の原因はお前なんだが今回は不問にしてやる・・・リトアルトの事だ」
射真「彼女が何か?」
千冬「お前の事だ、対戦相手のことは調べてあるんだろう?」
射真「えぇ、まぁ」
メルティア「アタシ達が言いたいのはお前が気負う必要はないって事だ」
千冬「戦時中の事でお前を責める事など誰も出来ん、だからお前も過去に囚われずにリトアルトとは学友として接しろ」
射真は少し俯いていた
メルティア「解ったらとっとと寮に戻ってシャワーでも浴びて飯食ってとっとと寝ちまえ!そんでアイツの事は忘れろ!」
射真「そうします、それでは失礼します」
2人は去っていく射真の背中を見送り学校に戻っていった
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2005 | 1924 | 3 |
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ガンダム00 インフィニット・ストラトス IS | ||
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