魔法世界に降り立つ聖剣の主 |
魔法世界に降り立つ聖剣の主
突然だが、俺は死んだ。
高校3年の終わりに第一希望の大学に受かってヒャッハー!って舞い上がりながら帰る途中、電車の脱線事故に巻き込まれてミンチになったらしい。
だが、気が付けば俺は真っ白な部屋にいて、見るからに酒とパチンコとキャバクラが好きそうな中年オヤジが立っていた。
ポケットに手を突っ込みながら煙草をくわえたそのオッサンは、何と自分は最高神ゼウスだと名乗りやがった。
「なるほど、薬までやっていたか…ギャアアアアア!!!」
不意に本音を呟いたらいきなり雷落とされた。
一応言っとくが別に怒鳴られたとか叱られたとかそういう言葉の綾じゃなくて、マジで落雷を受けたのだ。
俺が黒焦げになっていることなどまるで眼中に無いかのように口から煙を吐き出しながら、神は俺を転生させると言い出しす。
その一言に俺は足下から絶望が這い上がる感覚を覚えた。
だって転生ってアレだよな?アニメとかゲームの世界に送られて主人公補正という呪いで必然的に悪の組織ヨロシクと戦う流れに引き込まれていくテンプレ的な流れだよな?!
平穏な生活を至上の喜びとする私としては迷惑でしかないんですよ!
何て思いながら真っ青な顔をしていたら神は悪そうな笑みを返して来た。
「そうか、そんなに殺伐とした生活が嫌か。フッフッフ……」
何その黒い笑い!?嫌な予感しかしないんですけど!
この顔は絶対に「それじゃぁとびきり波乱万丈ライフ間違い無しの世界に送り込んでやる。」って顔だよ!( ;´Д`)
「ほう、よく分かったじゃねぇか。もしかして読心術の心得でもあんのかお前?」
心読まれてたぁぁぁ!!((((;゚Д゚)))))))マズイぜこれは!神様が悪魔みたいな顔してるぜ!!
そして神は一人で戦慄している俺を地獄に叩き落す言葉を発した。
「じゃぁ、お前にはこれから「リリカルなのは」とかいうアニメの世界に行ってもらうから。」
へ?何その乙女チックなタイトルは?(・・?)
そんな可愛らしい名前の癖してこの場でチョイスされる様なデンジャラスな世界なの?名前負けもいいところじゃん。
ガ○ダムとかス○ロボとかしか興味無い俺のボキャブラリーにそんなタイトルは記されてないよ。
「ちなみに転生特典とかは無しな。ていうかお前そんなもん欲しがりそうにないし。」
そりゃぁ当然ですよ。何で戦いたくないのにそんなもん貰わなきゃならないんですか。
そんなもんあってもいい迷惑、正直言ってお荷物以外の何でもありやせんぜ。
「とりあえず生活には困らねぇ家に生まれさせてやっから、原作に関わりたくなかったら上手く立ち回るこったな。」
他人事だからってそんな投げやりな……
しかし、生活に困らないと言うのは普通にありがたい。
生まれ変わっても貧乏生活ってのも嫌だし。
だけど何かおかしい…
こんな奴に限ってそんな気前の良い境遇なんぞ期待して良いんだろうか?
何だろうこれ、堪らなく不安だ。(−_−;)
「そんじゃぁ転生させるぞ。気を付けて逝って来い。」
あれ?字がおかしかったような…
そう思った瞬間、俺の視界はブラックアウトした。
あとがき
皆さんこんにちは駿上です。友達のリクエストでまだfateの方も終わってないのにただでさえ長引きそうなビッグタイトルに手を出すという暴挙に出てしまいました。♪( ´▽`)
しかも原作なんて見たこと無いし、完全に他の人の作品で得た知識で頑張ってくことになりますね。まぁ頑張って行くんで応援お願いします。
感想、批判等ございましたらコメントにどぞどぞ。
では、次回でまた会いましょ〜(^O^)/
説明 | ||
アットノベルスでも投稿してた奴です。 感想、コメントお願いします |
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コメント | ||
今現在原作もちょこちょこ見て知識補充してるんですけどそれも心もとないっていうか……リクエスト受けたからって軽く書き始めた自分が恨めしい……(駿亮) しかも原作なんて見たこと無いし、完全に他の人の作品で得た知識で頑張ってくことになりますねってそれはマズイ(yasu) |
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