真・恋姫無双〜白き牙を持つ者〜 #28
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〜 第27話 †熱く燃え滾る漢魂(おとこ)の鼓動† 〜

 

 

「覇あああああああああああああ!」

 

「はぁはぁ・・・その程度じゃ逝かねぇ・・・よ!」

 

「くぅっ、いい加減に逝きやが・・・れ!」

 

「どうした!華陀(かだ)お前はそんなもんかよっ!」

 

「ま、まだ全力何かだしてねぇ後悔すんじゃねぇよ!」

 

「そいつは良かったこのままじゃ不完全燃焼だったぜっと!」

 

「くそっくそっくそっ!さっさと逝っちまえ!!」

 

 

ただいま絶賛華陀と避け無し殴り合いの真っ最中です

一体俺は何故殴り合いをしているのでしょうか

張魯(ちょうろ)との会話の後に華陀に言われた場所

修練所とやらに顔を出したんだが

話し合いをして、親交を深めようと思ったら

集団に囲まれてる華陀がいてその会話を盗聴すると

 

 

「師匠が信頼して二人きりになった男が気に食わん

 皆であいつを脅して、さっさとここから出て行ってもらわないか?」

 

「確かにな、いきなり来たわけ分からん奴が張魯(ちょうろ)様と二人きりは・・・」

 

「で、でもよ張魯様が信頼されてる人だからこそ

 我々も力を貸すべきではないのか?」

 

「違う!師匠はきっと我々を試しておられるのだ!」

 

「試す・・・?」

 

「そうだ!師匠は結束をせよと試しておられるに違いない!」

 

「「「・・・」」」

 

 

一人中央で熱弁をふるう華陀

その周りでは冷めた目の集団

み、見事に浮いてるぜ華陀・・・

周りのため息とかも聞こえてないのか?

 

 

「華陀、お前にはやっぱついていけねぇわ・・・」

「お前見たく俺らは素質ってのがないしな」

「そうそう、天才の華陀が俺らには眩しいわ」

「お前なら一人でもあの余所者をどうとでもできると思うわ」

「だな、俺らは張魯様に任された事をやろうぜ」

「天才の華陀なら何でも一人でできるだろう」

「ちがいねぇ!」

 

 

「お前達・・・待てよ・・・待ってくれよ!!!」

 

 

一人一人と華陀から離れていき

最後の一人が離れていくと、華陀は手を出すが

誰もその手を握るものはいなかった

 

 

「くそ!くそっ!!くそったれ!!!

 誰も師匠の事を分からないのか!

 結局俺しかいないのか・・・俺がやってやらないと駄目なのか!」

 

 

地面に拳を叩きつけるその姿はただの子供だな

あー・・・本当にこいつは肉体的指導した方が早そうか?

んじゃいきますか

 

 

「よ〜天才の華陀先生、話があるっていうからきてやったぜ」

 

 

俺の声を聞くなり、地面を叩いてた華陀が俺を睨む

お〜怖い怖い、最初の時よりさらに殺気が濃くなったな

 

 

「ようやく来たのか他所者め!師匠の為にさっさと出て行け!」

 

「張魯殿か?この後一緒に食事をする予定だが問題が?」

(旅の間、お酒無くて苛々してたからこっそりお忍びで飲むみたいだが)

 

「き、貴様!!!信者達ですら無いというのに

 俺でさえまだ一緒に食事は無いのに・・・許さん!!」

 

 

そういって殴りかかってくる華陀

確かに動きの切れは並の武将より速くて力強い

しかも男と考えると稀な存在だろうな

だが・・・相手が悪い!

 

拳をわざと顔で受ける

相手も避けると分かってたみたいだから驚いた顔をしている

殴った状態で固まってる華陀をさらに挑発する

 

 

「ふん、お前の師匠愛はこの程度の重みか?

 それならとっととやめてしまえ、こんなんじゃ張魯殿の邪魔になるだけだ」

 

 

鼻で笑いながら言ってやったが、実際は泣きたい

思った以上に気を込めて殴りやがって!くそ!いてぇ!

 

 

「い、言わせておけば!!!」

 

 

それから冒頭のお互いに相手の攻撃を避けずに

ひたすら殴り合いに繋がる

 

 

殴り始めてどれ位経ったか

騒ぎというか信者の一人がやっぱり華陀が気になったのか

張魯に報告しにいって、張魯がここに来るまで殴り合いをしてた

もうねお互い意地だけだったわ

俺はこんな奴と友達になりたいって思ってた事に腹が立ってたし

華陀は華陀で師匠とイチャイチャしやがって!とかその辺りだろう

 

 

 

張魯が来ても、本当は殴り合い続けるつもりだったんだが

首筋におかれた簪(かんざし)と笑ってるはずなのに笑っていない目

そして、逆らうと問答無用で命が散りそうなどす黒い気

俺と華陀の殴り合いを止めるには十分すぎるほどでした

俺は冷や汗かく程度で済んだが

華陀は初めてだったのか泡吹いて気絶してしまったからな

 

 

まぁ旅を一緒にする間に色々と鍛えなおそう・・・

 

 

後はあれだね、この世界の女は最強もとい最凶だよねと

改めて認識した日になった

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あとがきっぽいもの

 

ちょっと間が空いてしまい申し訳ないです

色々と妄想していったんですが、中々しっくりこない・・・

そもそも1回だけで終わらせていいのか?と思ったので

数回に分けて華陀を原作のような熱い男にしてみようか?!と無謀な挑戦にしました

無事熱い男になるといいな・・・orz

 

そんな駄文ですが、次回もよろしくお願いしますm(_ _)m

説明
この物語はオリ主メインの外史です
チート・ご都合主義・オリキャラ満載でお届け中です
苦手な人はご遠慮下さい
大丈夫だ問題無いという方は駄文にお付き合い下さい

いつも支援・閲覧・コメントありがとうございます
今回だけは非常に話作り悩んだので遅くなりましたm(_ _)m
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コメント
ラーズグリーズ1さん>まだまだ華陀の調教はこれからです!(tokkey)
やはりならなかったか・・・残念だ(ラーズグリーズ1)
★REN★さん>それだけ華陀は心が熱い漢だと思います!!(tokkey)
アルヤさん>某日本人テニスプレイヤーのようにもっと熱くなれよ!位の勢いで熱くしようかなと・・・(tokkey)
shirouさん>この世界のとし・・・げふんげふんお姉さん達は色んな意味で強いですからねw(tokkey)
グリセルブランドさん>そういってもらえると考えた甲斐がありました、ありがとうございますっ!(tokkey)
それ以上、熱くさせたら、華佗の周り全部溶けそうだ・・・(リンドウ)
まさかこの華陀、もっと熱くなるというのか・・・・・・!?(アルヤ)
まぁたゆ・・・・・・げふんげふん張魯さんの黒い気は凄そうだw(shirou)
開幕の濃厚なやりとりでお腹いっぱいです(健啖家気取り)(グリセルブランド)
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