真・恋姫†無双 〜月の守護者〜 第2話 |
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等の成分が多量に含まれております。
これに耐え切れない方は今すぐにブラウザバックで引き返してください。
眠り病…現代では"ナルコレプシー"と言われている、睡眠障害の一つ。
症状としては、日中の過度の眠気や、入眠時の金縛り・幻覚・幻聴である。
もっと詳しく知りたいならwikiってくれ!
俺は、先天性のナルコレプシーで、毎日悪夢を見ている。
最近の悪夢は、筋肉の塊に追いかけ回されて、後ろを汚される夢だ。
うう…怖いよぉ…
妹の月が産まれて1週間がたった。
翠奈さんは1月程天水に滞在するらしい。
西涼には余程優秀な人がいるようだ。
因みに…城にある部屋の窓から翠がこっちを見ているがとりあえず放置。
城の庭園で父さんと一緒に座禅を組んでいると、2つの気配がこっちに向かってくる。
「……誰か来る。」
そう呟くと、
「ほう。そこまでになったか。」
と、嬉しそうに俺の頭を撫でてくる。
「ん?この気配は…亞霧か?」
「亞霧さん?でもあの人は今…」
父さんと同じ方向を見ると、黒髪長髪の美人が子供を抱きながら
こちらに歩いてくるのがわかる。
「御久しぶりですねー。練司様、一刀様。」
子供を抱いたまま軽く頭を下げて挨拶してくる。
「どうした?休暇はまだ終わってないのだろう?」
父さんは俺の頭を撫でながら聞いている。
「はいー。遅ればせながらお祝いに…
それで…」
亞霧さんは辺りを見回している。
どうやら母さんを探しているようだ。
「唯美なら執務室で仕事をしているぞ?」
「あららー。お体は大丈夫なんですかー?」
亞霧さんのいつも通りののんびり口調にほっこり(?)しつつ座禅を再開しようとすると、
翠がいつの間にか膝の上に座っていた。
そして背中には亞霧さんが抱いていた子供が掴まっていた。
「どうしてこうなった…」
快晴の青空に視線を向けてそう呟いていた。
「はぁ……おかんの鬼…」
天水の城門の近くにある建物から眼鏡をかけた少年が溜息を付きながら出てきた。
少年は出てきた建物を見ながら辺りを見て、誰も居ないことを確認する。
「おかんはもうおらへんなぁ…」
少年はたった今出てきた建物を見て、
「にしても…この建物の正式名称ってなんなんやろ…?
駐車場ならぬ駐馬場ってか〜」
少年がそう言ってから数秒間全世界の温度が5°程下がったような気がした。
「我ながらくだらんこと言ってしもうた…orz」
少年はその場で生まれてきたことを後悔したwww
「さて…おかんを探さなあかんな…」
少年はそう呟いて歩きだした。
「なぁ…唯美…
なんであたしはお前がやるべき政務をやっているんだ?」
「あなたが私に仕事をさせないからよ…なら手の空いている翠奈にやってもらうしかないじゃない。」
産まれたばかりの月をあやしながら唯美はぼやいている翠奈に向かって告げる。
「あたしは余計なことを言っちまったなぁ…」
翠奈はぼやきながらも竹簡の山を減らしていく。
「貴方…普通に政務出来るのになんでやらないの?」
「あたしは民が笑っていて平和に暮らしていて…そして、なにより私が楽できればそれでいい!!」
「……途中まで感心していた私が馬鹿だったわ…」
涼州にその人あり!と言われている馬騰…とてつもない面倒くさがりやだった…
「なんか今…誰かに馬鹿にされたような…」
しかも感がいい…
「仕方ないわね…貴方、文字通り馬鹿だから…」
月を抱きしめながら翠奈に向かって唯美が言うが、翠奈は気にせず竹簡の山を片付ける。
「そうですねー。翠奈さんはどこか抜けてるところがありますからねー。」
「「え?」」
天井から間の抜けた声がしたと思い、二人が天井を見上げると…そこにはいつも通りの天井があった。
「それは残像ですー」
扉から亞霧が入ってきた。
「相変わらず意味のわからんことをしやがるな…亞霧…」
翠奈は若干げんなりしながら言うが…
「ああああ亞霧!!!変なことしないでっていつもいってるでしょ!!」
唯美はとても吃驚したのか顔を真っ赤にしながら亞霧に掴みかからんとしていたが…
「あらあら、唯美様…そんなに叫ぶと「おぎゃああああああああああ!!!!」…遅かったみたいですねー」
「あ!ごめんね月!!ほら、よしよし…亞霧…後で覚えていなさいよ!」
唯美の声で月が泣いてしまったので泣き止ませようと必死になっている。
「うぅ〜、月、ごめんねぇ〜…お願いだから泣き止んで〜」
あやしているはずの唯美が泣いてしまった。
「あらあら…唯美様の泣き虫病が出てしまいましたねー」
亞霧は内心焦っていた。
唯美は泣いたら一刀か廉司にしか泣き止ませられないからだ…
それに、未だに月が泣き止んでいない。
そして、泣かせた原因が自分にある以上この事態を早めに修めないといけないわけだ。
「何を泣いているんだ、唯美?」
「ふえ…?」
そこには唯美の頭を撫でている廉司の姿があった。
「廉司ぃぃぃ…ぐすっ…月が…月が泣き止まないよぉ…」
「大丈夫だ、唯美…ほら、月はもう泣いていないぞ?」
廉司が唯美に近づいたと同時に月は泣きつかれて寝てしまっていた。
「うぅ…廉司ぃ…廉司ぃぃぃ…」
唯美は廉司に縋り付きながら泣いてしまった。
「あのー…廉司様…?」
「なんだ?」
亞霧に殺気を向けながら返事をする
「えと…そのー……ごめんなさいー」
謝りながらその場から掻き消えるように姿を隠すが…
「後でたっぷりと御仕置きだぞ?亞霧…」
そう宣言して殺気を引っ込める。
「それより、何かあったのか?」
今まで我関せずを貫いていた翠奈が筆を置いて廉司に話しかける。
翠奈が処理していた竹簡の山は全て片付いていた。
「ん?ああ。一刀が亞霧の息子と名乗る子供と模擬戦をしていてな…
誰にも見られたくないそうだから人払いをして中庭を二人っきりにしてきただけだ。」
「へぇ…亞霧の息子って…あの子旦那いたっけ?」
「いや…結婚したという報告は受けていない。おそらく、拾ってきたのだろう。」
「あの子にしては…珍しいことをしたもんだねぇ…」
翠奈は天井を見上げながら、
廉司は未だ啜り泣いている唯美を抱きしめながら、過去にあった出来事を思い出していた。
「私はどうすればいいのだ…」
そう呟いた少女の目の前には今にも泣きそうな二人の幼女がいた。
一人は翠奈の子…翠。
もう一人は少女に学を教えてくれた姉のような存在である亞霧の子…とゆうか赤子。
「あらあら…相変わらず不足の事態には対応が遅れていますよー?」
そう言いながら二人の子供の頭を撫でている人物。
「先生!」
「ふふふー。まだまだですねー、華雄。」
今4人がいるのは中庭へ通じる道の一つだが、今現在ここは廉司の命により立ち入り禁止状態にある。
「一刀様とあの子が戦っておられるようですねー」
「先生は一刀様のお相手に心当たりがあるのですか?」
「言っていませんでしたかー?アレは私の息子ですよー」
華雄は時が止まっていた。
「ふふふ。息子といっても養子ですよー」
「養子……ですか…」
「大人にはいろいろあるんですよー」
二人はそんなことを話しながらも泣きそうな子供をあやしていた。
目の前の空間から聞こえてくる微かな罵り合いと大きな剣戟の音を聞きながら…
後書きのようなもの
次回は戦闘シーンです。
いろいろと資料が欲しいです…
資料というよりは知識が欲しいです…
オリキャラである亞霧さんの簡易設定です。
李儒(リジュ)
字は文海(ブンカイ)、真名は亞霧(アギリ)。
天水の武官の一人で、隠密部隊の隊長。
ちなみに、詠は亡くなった親友の娘で、佑は姉の息子であるのでまだ独身である。
いろんなことを知っている謎の人物で神出鬼没。
唯美とは幼馴染同士で廉司とも仲がいいが、ある意味で廉司のことが苦手である。
服装はセーラー服の上から藍色の着物を羽織っている。
武器は小太刀のような短刀。
あの作品の忍者さんですwww
それではまた次回
説明 | ||
月の守護者 第2話です。 だいぶ時間がかかってしまった… 他作品のキャラ設定がすごいことになってしまったけど… まぁ気にせずに執筆していきます。 では…誤字脱字が多々あるかもしれませんし、設定がおかしいところがありますが優しい目で見てください。 2012/10/13 修正しました。 |
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コメント | ||
グリセルブランド様>>さて…怒ったらどうなるんでしょうねww?(紫蒼の慧悟[しっけい]) 亞霧さんは李儒だったのか・・・怒ったら「毒飲むんだよホラホラホラ」みたいな感じになるんですかね・・・(恐怖)(グリセルブランド) |
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