真・恋姫†無双 外伝:幼なじみはメイドさん |
幼なじみはメイドさん
pppppp……―――。
「うぅ……」
毎朝耳にする電子音が鳴り響いている。もぞもぞと身体の向きを変え、その音源へと腕を伸ばした。
「……………朝、か」
時計を見れば、短針は時計盤の5を指している。窓へと顔を向ければ、まだ陽も射していない。これは別に、今朝だけ早起きをしたという訳ではない。毎朝の恒例行事だ。
いつものように着替える為に立ち上がる――――――
「………ぐぅ」
「二度寝はダメですよ、ご主人様」
――――――事が出来ずに、毎朝恒例の穏やかな、それでいて困ったような声を聞いた。
瞼を擦りながら起き上がり、軽く伸びをして声の主を振り返れば、いつもと違わぬメイド服の少女がいた。
「ふあぁ……おはよー」
「おはようございます」
言いながら、メイドはシャッとカーテンを開けた。いまだ陽の光は射さないが、窓の向こうの空は白んでいる。
「鍛錬の時間ですよ」
「へーい」
「着替えはここに置いておきますね」
「んー」
いつものように、箪笥から俺のトレーニングウェアを出してくれる少女の姿は西洋風の館に居そうな出で立ちではあるが、この部屋は畳敷きである。というか、建物も古き良き日本のそれだ。場違いにも程があるが、ひとえに爺ちゃんの趣味であり、それを着る本人も気に入っているのでよしとするべきか……その服装のまま買い物に出かけたりするのは頂けないが、手遅れだ。
「いってらっしゃいませ。私はお婆様のお手伝いをしていますね」
「あぁ。行ってくるよ、月」
メイド少女の笑顔を背に、俺は裏山へのランニングへと向かうのだった。
※※※
月との出会いは、小学校高学年の夏休み時だった。その頃は両親が県外へと赴任しており、俺は剣術の修行のこともあって、既に両親とは別居状態の頃の事だ。遠縁の親戚が亡くなったとかで、葬式に行くこととなり、俺を置いていくわけにもいかず、2人についてその場所へと向かう。
「…………」
「ん……?」
爺ちゃん達が記名をし、香典を渡している時の事だ。俺は、通夜の家のロビーで、ソファに座った少女に気が付いた。年の頃は、3つか4つ下といったところか。親戚とはいっても上述の通り遠縁であり、俺は面識もない。ただ、夫婦が同時に亡くなったという事だけは、周囲を見渡して理解出来ていた。
「よっ。何してるんだ?」
まわりでは女性たちが慌ただしく準備に走り、婆ちゃんもそれに加わる。爺ちゃんは知り合いを発見して、故人を偲ぶ会話を始めていた。
俺は暇を持て余し、その少女に話しかける。
「……」
だが、彼女は応えない。流石に、こんな場所で遊びに誘うほど幼稚ではなく、反応を見せない少女を俺は観察する。そして気づいた。彼女の目が真っ赤に腫れ上がり、それでいて、それ以上泣くことが出来ない程に泣き腫らしていたであろう事に。
「……もしかして、お父さんと、お母さん?」
本来ならそんな事を聞くべきではなかったのかもしれない。だが、俺の言葉は的を射ていたようだ。少女は無言のままはらはらと涙を零し始め、俯いてしまった。
「えっと、えと……」
そのような状況に初めて出くわした俺に気の利いた事も出来るはずもなく、ただ、なんとなく、無意識のうちに彼女の頭を撫でた。
「パパも、ママも……死んじゃったの……」
返ってきた言葉は、俺の問いへの返事だった。
「…………そっか」
そんな事しか言えなかった俺は、初めて自分の無力を実感した。
通夜を終え、葬儀も終わり、火葬も済んだ。その時は、あまりに長く退屈なイベントに辟易していたが、大人たちはそうではなかった。
残された一人娘の処遇だ。
『うちにはもう3人子どもがいるし――』
『旦那は失業中で――』
『施設しかないのか――』
聞こえてくる会話は、少なくとも、少女に対して肯定的なものではなかった。ある程度成長した今だからこそ、各家庭の事情があったのだと分かるが、その時は、そう思える程の理解力も想像力も、俺にはなかった。
誰に預けるべきなのか。誰が育てるべきなのか。答えはなく、自分から言い出す者もいない。少女はいまだ会場のソファに座っている。
俺は、その状況が無性にムカついた。
そして――――。
「――――だったら、俺が面倒を見る!」
思わず出てきた言葉は、それだった。
さっきまで話し合っていた大人たちが、一斉に俺を振り返る。そこには『子どものくせに何を言っているんだ』と言わんばかりの、呆れや疲れが明らかに見えた。
だが、俺は気にしない。
じっと座ったままの少女のもとまで駆け寄ると、膝もとでぎゅっと握られていた手を掴む。
「爺ちゃん、婆ちゃん、一生のお願い!これからずっとわがままなんて言わないから、うちに連れてってよ!俺がちゃんと面倒を見る!俺がこの子のお兄ちゃんになるから!」
少女が俺を見上げる。俺は笑みを浮かべて、その子の頭を撫でた。少女は、その年齢にしては聡い子だった。大人たちが何を言っているのか、そして、自分にはどうしようもない事を理解していたのだ。
だからかもしれない。俺の必死な様子に、何かを感じ取ってくれたのだろう。自分の手を握る俺の手をぎゅっと握り返してきた。
「そうじゃな!」
少女が受け入れてくれた事に安堵を感じていた俺の耳に入って来たのは、爺ちゃんの、いつも通り威勢のいい声だった。
「誰も面倒を見れん。かといって施設に預けるのも忍びない。なれば、儂らしか面倒を見れるのはおらんようじゃ。なぁ、婆さんや」
最後に俺の方を向いてニッと笑い、爺ちゃんは婆ちゃんにも話を振る。果たしてそこには、いつもの穏やかな笑みを浮かべた婆ちゃんがいた。
「そうですね、お爺さん。一刀ちゃんもお兄ちゃんになるって言ってるし、うちはもう1人増えてもかまいませんよ?」
後から聞いたが、爺ちゃんがそれまで何も口を出さなかったのは、少女の両親との関係性からだったらしい。親戚とはいえ、それほど交流もない。その家庭の1人娘の今後に口を出すのも憚られたとのことだ。
だが、俺の言葉を聞き、少女の反応を目にし、うちで預かる事を決意してくれた。
かくして、月は、うちで暮らすこととなったのだ。
「おはよう、月」
「……おはよぅ、お兄ちゃん」
心を閉ざしかけていた月のケアは、主に俺に任された。朝は一緒に起きて、ご飯を食べる。道場での稽古を婆ちゃんと一緒にお茶を供に見学する。
昼ご飯の後は遊びに行く。とは言っても、裏山を散策するくらいだ。友達と遊ぶ事も考えたが、女友達は少なかった為、それも断念した。
散歩から帰ると婆ちゃん手製の菓子とお茶と共に、俺の稽古を見学する。夕飯は一緒に食べ、風呂にも一緒に入り、寝る時も一緒の布団で寝る。
その繰り返し。
同じ事の繰り返しだが、それでも、穏やかな日々は月の心を少しずつ癒していったようだ。夏の終わりには、ぎこちなくも笑顔を見せてくれるようになった。
「私も、何かお手伝いをしたいです」
月がそう言い出したのは、年も明け、年度も変わり、出会ってから2回目の夏を迎えた頃だった。その頃には両親の死を乗り越え、素のままの笑顔を見せてくれる。
「別に気にせんでもえぇぞ?」
「そうよ、月ちゃん」
爺ちゃんと婆ちゃんが諭すが、月は頑なに首を振る。引き取り、世話をしてくれている恩返しをしたいとの事だった。
「じゃぁ、とりあえず、今日のお昼ご飯の手伝いをしてもらおうかしら」
しばらくの攻防があったが、ついに婆ちゃんが折れる。その言葉に月は笑みを浮かべ、台所に向かう婆ちゃんについていくのだった。
そして3年が経過。俺も中学3年生で、月も小学校最後の年を迎える。そんな春先の事。
「月よ、儂と婆さんからのプレゼントじゃ!」
町内の剣道会の指導に出かけた爺さんが、帰宅するや否や、そんな事を叫び、荷物の中からそれを取り出した。
「あらあら、可愛いわねぇ」
「わぁ、ホントに可愛いですね」
婆ちゃんと月の反応に俺も興味を持ち、それを覗き込み、そして絶句した。
「……なに、コレ?」
3人が見ていたのは、白と黒を基調とした、ゴシック調の衣装。おそらく腰帯であろう赤紫の布もある。
「見てわからんか。メイド服じゃ!」
「……」
いまだ上手く言葉を紡げない俺に対し、ジジイは嬉々として言葉を続けた。
「月は我が家で手伝いを頑張っておるからの。それならば、侍女っぽい服装でもよかろうが」
「待て待て待て。そんなもん着せたら近所から何を言われるか分かったもんじゃないぞ?」
「気にするな。月が自発的に着るなら問題はあるまい」
「そうね。外に着ていくのが恥ずかしかったら、家の中だけでもいいわよ?」
「私、気に入りました!これ、着たいです!」
まさかの三者の反応に、俺は再び絶句するのだった。
「では月よ。これからは一刀の事を『ご主人様』と呼ぶがよい。儂は『お爺様』の方が気に入っておるからの」
「へぅ……」
「おいおい、あんまり月を困らせるな」
「あの、私は気にしませんよ……ご主人様?」
…………イケナイ趣味に目覚めそうだ。
「かっかっか!予想外の破壊力だったようじゃな。一刀も固まっておる」
「一刀ちゃんもそう呼ばれるのを気に入ったみたいよ、月ちゃん」
「へぅ……」
思春期の男児にこれは辛い。
※※※
ランニングと爺ちゃんとの組手を終え、シャワーを浴びる。
「ど、どうぞ……ご主人様」
「……恥ずいんだけど。つか、月も恥ずいんならやんなきゃいいのに」
風呂場から出れば、脱衣所にタオルを持った月。
「へぅ……私の特権ですので……」
よくわからん。
「どうぞ、お爺様、ご主人様」
居間へと戻れば、月が味噌汁を渡してくれる。次いで白米。食卓の上には焼き魚に漬物、ほうれん草のお浸しと、純和風な料理が並んでいる。
「くぅぅっ、月の作る味噌汁は美味いな!婆さんにも後れをとらんぞ!」
「へぅ…私なんてまだまだです……」
そんないつもの遣り取りだが、実際に月の料理は婆ちゃんのものと比べても遜色がない程だ。
「どうですか、ご主人様?」
「あぁ、美味しいよ、月」
「へぅ…」
隣に座り、箸を手に取ながら問う月の頭を撫でてやれば、いつもの口癖。
そんな朝の光景。
朝食を済ませ、登校の準備をし、爺ちゃん婆ちゃんに見送られて家を出る。
「今日もいい天気ですね、一刀様」
流石に外で『ご主人様』はご勘弁願いたい。予想以上にその呼称を気に入っていた月だが、俺が再三お願いした事で、了承を得る事が出来た。だが。
「『様』もなしだよ、月」
「へぅ…すみません、一刀さん」
時々こんな感じ。
「おいーっす、かずピー、月ちゃん」
「おーす」
「おはようございます、及川さん」
横合いの路地から呑気な声が聞こえてきた。級友の及川だ。
「あぁ……やっぱ月ちゃんは癒されるわー」
「何言ってんだか」
「ふふっ、ありがとうございます」
まぁ、こんな奴。
「それでは一刀さん、及川さん。また」
「あぁ」
「ほななー」
フランチェスカの中等部と高等部の分かれ道で月と別れ、及川と教室へと向かう。
「相変わらずかずピーのばあちゃんの弁当は美味そーやなー」
「まーな」
昼休み。
月の手作りという事は伏せておこう。発狂するに決まってるし。
「ただいまー」
「あ、お帰りなさいませ、ご主人様」
剣道部の部活を終えて帰宅すれば、メイド服の月が出迎えてくれた。その手にはビニール袋を持っている。どうやら買い物に行き、帰ってきたところらしい。またその恰好で行ったのか……。
「今日は十五夜ですからね。お団子の材料を買ってきたんです」
「あぁ、そっか。そういや今日だったな」
「それと、その件でお爺様からご伝言です」
部屋に剣道着を置き、鍛錬の為に着替えを始める。ビニール袋を台所の婆ちゃんへと持っていき、鞄を持ってきてくれた月との会話。爺ちゃんからの伝言というだけで、何か嫌な予感がする。
「えぇと、今日の鍛錬は休みだそうです」
「珍しいな」
「それで、裏山に行ってススキを採ってくるように、とのことです」
「……生えてたっけ?」
「へぅ…ちょっと、よくわからないですね」
苦笑する月。頭を抱える俺。
「ま、走り込みを兼ねて、ってところかな」
「あはは、ですね」
玄関まで出て。
「じゃぁ俺は探してくるから、月も、美味しい団子を頼むな」
「はいっ、お任せください、ご主人様」
そんな秋口。
30分山の中を駆け回り、ようやく目当ての植物を見つけた。崖のような場所で風当りのよい開けたそこに生えた植物は、夕陽を浴びて黄金色に輝いている。
「ふむ……」
なんとはなしに、俺は考える。
「まぁ…たまには、いいのかもな」
そんな益体もない事を考えながら、俺は数本抜き取り、それを片手にゆっくりと山を下るのだった。
――――夕食後。
縁側にて、月と婆ちゃんの会心の団子を摘まみつつ、茶をすする。爺ちゃんはある程度団子を腹に収めると、酒へと移行していた。
「美味しいよ、月」
「ふふっ、お気に召して頂けたようで」
婆ちゃんは酔っぱらった爺ちゃんを寝室へと連れていき、縁側には俺と月だけが残されていた。俺は行儀悪くごろんと横になり、座布団に正座した月の膝に頭を乗せる。
「あと2つ残ってますけど、食べますか、ご主人様?」
「じゃぁ、半分こな」
「はい」
語尾に音符でも付きそうな調子で月は頷き、人差し指と親指で中秋の名月にも負けないほど綺麗で丸い団子を摘まむ。
「はい、ご主人様。あーん」
「あー」
そのまま俺の口元まで運ぶ。俺は口を開け、それを放り込ませた。
「月も、あー」
「へぅ…恥ずかしいですけど……あーん」
俺も寝転がったまま手を伸ばし、月の口に団子を添えた。
「えへへ、ちょっと私には大きいです」
「そうだな」
団子が丸々1個入り切る事はなく、月は両手で口元の団子を支え、ちまちまとそれを齧る。なんだか小動物みたいだ。
「……綺麗ですね」
「そうだな」
団子もなくなり、湯呑の茶も空になった。ゆったりと月を見上げていたが、俺は夕方より考えていた計画を実行する事にする。
「月、これからちょっと出れるか?」
膝枕に名残惜しさを感じつつも、俺は身体を起こして問いかける。
「買い物ですか?私は平気ですけど……」
「よし、じゃぁ行くぞ」
月の手を取って立たせ、俺は居間に戻る。引出しから取り出したのは、虫よけスプレー。玄関で靴に履き替え、露出している肌にスプレーを噴き掛ける。俺にもスプレーをして、対策はバッチリだ。
「さて、山を登るぞ」
「え、裏山ですか?」
「あぁ、月にも見せたくてな」
「?」
「ついてくれば分かるよ。そう遠くないから」
俺の言葉に首を傾げてはいるが、拒否する気はないのだろう。そのまま俺の隣に並び、左手を握って来る。俺も優しくその手を握り返す。ふと、初めて彼女と出会い、庇った時の事を思いだした。
「……どうか、しましたか?」
「なんでもないよ。さ、行こうか」
勝手に照れ臭くなり、俺は誤魔化す様に裏山へと足を向けた。
20分ほど歩いたろうか。月に合わせて歩調を遅めにしたため、彼女もそれほど疲れてはいないだろう。夕方に見つけた場所に月を連れ、そして仰々しく手を振りながら、そこからの景色を月に見せた。
「わぁ…」
どうやら成功のようだ。月は右手で俺の腕を掴み、左手は軽く握って胸に当てたまま、その光景を目に焼き付けていた。
そこから見えるのは、住宅街の灯り。お世辞にも100万ドルの夜景などとは言えないが、俺達にとっては住み慣れた街。月にとって、安寧の象徴。
そして、そのさらに上には。
「月」
「あ…」
真円の月が、蒼昏い夜空に浮かんでいる。その白銀の月光に照らされて、俺達の周りで風にそよぐススキは、月の光と同じか、それより少し金色味を帯びて、キラキラと煌めいていた。
「今日、ススキを採る時に見つけたんだ」
「そうなんですか?」
「あぁ、月にも見せたくてな。いつも世話になってるお礼って事で」
俺がそう笑い掛ければ、月はかすかに涙を浮かべ、それでもしっかりと微笑んでくれた。
あの時泣き腫らしていた少女は、もういない。ここにいるのは、しっかり者で、優しくて、すごく可愛らしい1人の女の子なのだ。
「なぁ、月」
「はい、なんですか?」
俺が守ってやると思っていたが、そんなのは必要ないくらいに強くなっていた。いつも俺の世話をしてくれて、俺の傍にいてくれる。
再び失うのが怖くて、月はこんなにも俺達に尽くそうとしているのではないだろうか。
いつだったか、そう考えた事があった。だが、傲慢にもほどがある。むしろ、月を失う事を恐れているのは俺の方だった。彼女のいない生活など、もう考えられない。
だから、俺は勇気を振り絞ってその言葉を伝える。
「……月が、綺麗だな」
言葉尻が違うのは、単なる照れ臭さと、月ならきっと分かってくれるという信頼からであり。
「私…」
そう考えた俺の予想は、果たして間違ってはいなかった。
彼女は月明かりの下でも分かるくらいに顔を赤くし、先ほどは滲ませただけの涙をぽろぽろと流す。それでも、彼女は笑顔を浮かべて、こう答えた。
「私…もう、死んでもいいです……」
おまけ
風が微かに冷たくなってきたところで、俺達は家へと戻り始める。
「……あの、ご主人様」
「なんだ?」
呼ばれ、左隣を歩く月を振り返る。だが、彼女の意図もすぐに気づけた。何かを掴もうとして遠慮している、そんな右手。
「ほら」
「えへへ、ありがとうございます」
左手を差し出せば、優しく握る。そして、指を絡ませた。
「いいですね、こういうのも……」
「そうだな」
俺達にとって、言葉はあまり必要じゃなかった。兄妹のように何年も暮らしてきたんだ。互いの考えは、なんとなく分かる。
……先の告白については、まぁ、分かってるけど信じられないといった情態だったわけだが。
「おかえりなさい、ご主人様」
「ただいま、月」
家へと戻れば、月が手を離して数歩先んじ、俺を振り返る。毎日のように耳にする挨拶だが、どこか新鮮な感じがした。
「また、夜のお散歩に連れて行ってくださいね」
「任せろ。今度は星でも見に行くか?」
「へぅ……ちょっと遠いですよ」
そんな秋の日。
あとがき
はい、と言う訳で月たんハァハァでした。
もうすぐ十五夜なので上げてみた。
今年は9月30日らしいですね。
お団子美味しいよ。
ではまた次回。
バイバイ。
あ、見たい幼なじみ設定があったら※ででも教えてくだされ。
では今度こそ。
説明 | ||
と言う訳で、むしゃくしゃして書いた。 猫は休憩ということで、これでも読んで気を紛らせてください。 どぞ。 |
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コメント | ||
月みたいなメイドさんが いてくれたらなぁ(qisheng) >>shukan様 凪たんだと内容が平坦になりそうで難しい……(一郎太) >>envrem様 どうやってメイドにもってくかが一番考えたぜ(一郎太) >>茂夫様 蒲公英だと必然的に姉が出てくる気が……(一郎太) >>悪さする2号様 七乃さんは……1度日常を書いたから、次はイベントがあったときですかね(一郎太) >>IFZ様 公園である必要はないのでは……!?(一郎太) >>ヴァニラ様 真理ですねキリッ(一郎太) >>呂兵衛様 風邪にはお気を付けを(一郎太) >>あるるかん様 爺さんも大概にエロいからな(一郎太) >>ZERO様 旦那様は穏のが似合いすぎてて他はなしというのが個人的な意見だったり(一郎太) >>劉邦様 大事なことなので(ry(一郎太) >>劉邦様 大事なことなので(ry(一郎太) >>ゆぎわ様 漱石さんは有名だけど、四迷さんは知らない人もけっこういるからね(一郎太) >>mkm様 どっぱどっぱってなんか卑猥だよね(一郎太) >>アルヤ様 フヒヒw(一郎太) >>たこきむち様 逝ってよし(一郎太) >>叡渡様 長生きしますねw(一郎太) >>ロンリー浪人様 メンマ……ダメだ、ギャグにしかならない……(一郎太) >>グリセルブランド様 ずっとご主人様も面白いけどね(一郎太) >>メガネオオカミ様 骨は拾ってやるぜ……(一郎太) >>桐生ノ介様 漱石氏は有名なのでもう一個の方もw(一郎太) >>一丸様 BL乙(一郎太) >>山県阿波(ry様 稟ちゃんも風ちゃんも別SSでヒロイン張ってるんでなしの方向でw(一郎太) >>欠陥製品様 ふひひ、喜んでいただけたようで(一郎太) >>きまお様 紫苑さんは未亡人設定になりそうだな(一郎太) >>よーぜふ様 に、にしにし……!(一郎太) >>アンタレス様 星ちゃんは……考えてみよう(一郎太) >>不知火様 月たんが言うからだろうな(一郎太) >>summon様 いろんな意味でな!(一郎太) >>dorie様 一郎太もそこそこ文学好きなのですよ(一郎太) >>mokiti様 俺がなりたいわ!(一郎太) >>オシリス様 ふふん(一郎太) >>ヒトヤ犬 上げたよー(一郎太) 一郎太殿・・・ 幼馴染設定の凪たんハァハァでお願いします。(shukan) 月=メイドは鉄板ですねwww それにしてもなんとも心温まる話で癒されますなぁ〜(happy envrem) いいですね。リクなんですが蒲公英でオナシャス(茂夫) 更新お疲れです!このシリーズ毎回楽しみにしてます♪ 月が可愛すぎる…癒されました! リクなんですが七乃さんシリーズの新しいのか、幼馴染華琳様を見てみたいです。(悪さする2号) お医者様!お医者様はいらっしゃいませんか!? 『へぅ病菌』の患者が続出です!! ・・・・・・そうか、もうすぐ『15の夜』か。バイク停めてる公園を探さなければ。(IFZ) 月はかわえぇな〜(2828(ヴァニラ) 冷房で冷やされた心が暖まったわ(呂兵衛) 2828してしまったw とりあえず爺さんよくやったb(あるるかん) 結婚しても旦那様とか呼ばれるのかな?(ZERO&ファルサ) 良いな〜コレ 良いな〜コレ 癒されまくりだよwwwww!?(*´∀`*)(劉邦柾棟) 一郎太さんは、悶え死なせるつもりかw!(+5) 夏目漱石→二葉亭四迷の流れはなかなかなものですな。(ゆぎわ) 月は相変わらずマイナスイオンどっぱどっぱ出てますね〜w 次は凪希望です!!(mkm) 爺自重www(アルヤ) 月が可愛いすぎますね死にます。うん、死ねるわこれ(たこきむち@ちぇりおの伝道師) 漱石か……いい雰囲気だなぁ。次は星が見たいですね。「幼馴染はメンマ馬鹿」とかで。(ロンリー浪人) そのうち「ご主人様」から「貴方様」に変わるんでしょうねぇ・・・純愛やなぁ・・・(グリセルブランド) 一朗太様…………月が…………カワイイです(ガクリ)(メガネオオカミ) おおう、夏目漱石だけじゃなく二葉亭四迷まで入れてくるとはwナイスですb(桐生ノ介) あ〜癒されるわ〜可愛ええわ〜こんな娘が、メイドでも姉でも妹でも嫁でも恋人でも娘でもいいからほしいわ〜・・・(どれも高望みだから)無理だろうけど・・・さて、読みたい幼馴染設定ですが『全員!!』といいたいところですが、王道の華琳と意外性の高い華佗(BLではなくモテモテの二人)、二喬で・・・次の作品を楽しみに待ってます。(一丸) なんてうらやましい状況なんだ。私的には紫苑さんと祭さん、稟さんか風さんあたりが読みたいです。(山県阿波守景勝) 頬が緩んでしまう・・・だがそれがいい・・・(欠陥製品) なんだこのむずがゆくなるような小説は!w見たい幼馴染設定ですか・・・。大人の女性好みな自分としては、やはりBB・・・もとい熟女トリオの残りお二方を!(きまお) なんていいますか・・・2828しすぎて2424ですたいw(よーぜふ) やだ…顔が緩む…。 月の後なので思わず詠と言いそうになりますが、星が見たいです。(アンタレス) 私…もう、死んでもいいです…… にボクは殺されました(神余 雛) こんな娘がメイドさんになってくれたら、もう癒されまくりですよね〜(summon) 夏目漱石乙。(dorie) 俺も月のお兄ちゃんになる!…という意見が多数出そうですな。(mokiti1976-2010) 月かわええな〜……(オシリス) ええい!幼馴染はヒトヤ犬はまだか!!あ、1ゲット(ギミック・パペット ヒトヤ・ドッグ) |
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