ガンダムSEED〜始まりの義賊〜
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第二話 ビシディアン

 

「ここは…」

 

私は起きたときベットの上に寝ていて、私の友達も私が寝ているベットのとなりで幸せそうに寝ている。

 

一体どうしてこんな場所にいるんだろう?私たちは荒野に森を抜けた荒野にいたはずなのに。どうしてこんな設備の整った

 

場所にいるんだろう…。もしかして捕まってしまったんだろうか…。

 

そんな不安を思ったとき、ドアが開き、黒いコートにボロボロのジーンズ、そして私とそう歳が変わらないような黒髪の少

 

年が入ってきた。

 

「よかった。体は大丈夫か?野営してたら倒れてたから驚いたぞ。俺はアッシュ、アッシュ=ハザウェイだ。君は?」

 

「ティナ、ティナ・スプラウトです。どうして助けたんですか?私は、私はコーディネイターなのに」

 

「それがどうしたよ?特に変わったことなんて無いだろ。まだ寝てる子もコーディネイターかもしれないが、俺はそんなこ

 

とで差別したりはしないさ。」

 

コーディネイターであることを気にしない?

 

「それは、どうして…」

 

「ん?理由は簡単だ。ただ人種で俺は人を選ばないんだ。それに、これでも宇宙海賊なんでね。腕が立つなら仲間に引き込

 

むさ」

 

「宇宙…海賊?」

 

「ああ。宇宙海賊ビシディアン。まだ活動はしてないが、それが俺さ。そしてここは戦艦バロノーグ。速度ならザフトのナ

 

スカ級にも負けはしない。」

 

「もしかして、ザフトにも海賊行為をするんですか?」

 

「ああ。もちろんだ」

 

「しかしモビルアーマーではモビルスーツに落とされてしまいます。」

 

「おいおい、誰もモビルアーマーを使うっていってないぞ。そもそもこの艦に搭載されてない」

 

え?搭載されてない?

 

「もしかして、白兵戦ですか?」

 

「なんでそうなるんだよ。この艦に搭載されているのは全てモビルスーツだ。それも、現行のモビルスーツ以上の性能の機

 

体のな」

 

「は?今、なんと?」

 

現行モビルスーツ以上の性能?まさか。

 

「嘘じゃないぞ?実物、見てみるか?」

 

「見せてくれるんですか?」

 

「ああ。」

 

なら見てみたい。どんなものなのかを。

 

「見せてください、その機体を。」

 

私はまだ満足に歩けなかったから車椅子に乗せられ、この艦の格納庫に案内された。

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格納庫にあったのは黒の機体。どれもメインカメラが悪役面だった。

 

「こいつはシャルドール ローグ。一般機のようなものだ。これが大体5機搭載してる」

 

右腕に大きなライフルが取り付けられ、独特な機体だった。

 

「次はGエグゼス ジャックエッジ。こいつは上級者向けの機体でな。新兵がこれに乗ろうものなら機体に振り回されて録

 

に動けやしない。それでも汎用性が高いからいい機体なんだよ」

 

次に見せてもらったのは髑髏の歯と海賊帽を模した頭部を持つ機体だった。

 

「振り回されるとは?」

 

「運動性がかなり高いんだよ。だからきちんとした腕がなければ乗りこなせない」

 

「なるほど」

 

なぜかはわからないけど、この機体に乗りたいなと私は思った。

 

「ちなみにこのGエグゼス ジャックエッジは3機搭載してる」

 

機体性能が上がっていくと機体数が減っていくんだ。

 

「そして、こいつがGサイフォス。正真正銘エースパイロットの機体用の機体だ」

 

「GサイフォスはGエグゼスの改良機ですか?」

 

「いや。発展機だ。こいつはGエグゼスとは違い、汎用性をあえて犠牲にすることで格闘能力を上げた機体だ。それゆえ戦

 

い方は近接戦闘がメインになる。」

 

なるほど。

 

「これが最後の機体なんですか?」

 

「いや、俺の専用機が一機残ってる」

 

次のハンガーに向かうと今までの機体とは違う、シャープな機体だった。

 

額と胸部についた髑髏のレリーフ、そして海賊帽についた眼帯を思わせるバイザー。これがこの人の機体…。

 

「ダークハウンド、それがこいつの名前だ」

 

「あなた専用ということは、あなたはMSを操縦できるんですか?」

 

「ああ、出来る。できなきゃ自分専用機なんてつくらないさ」

 

確かにそうだ。

 

「これから先は最重要機密だ。仲間でないから見せることは出来ない」

 

「それは、どういう…?」

 

「この先には、ビシディアンのモビルスーツの秘密がおいてあるのさ」

 

あの機体の秘密…。

 

「率直に聞こう。俺の仲間になるつもりはないか?」

 

え?

 

「あの、それはどういうことですか?」

 

「言葉通りだ。俺は仲間を探していている、信頼の置ける仲間を。いくらモビルスーツがあっても人間がいなければ動かな

 

い。それに、君は何かから逃げていたんだろう?友達と一緒に。それだけで十分信頼が置ける」

 

「たった、たったそれだけで?あなたはおかしいです」

 

「おかしいのは十分知ってるさ。だがな、俺は君を信じたいんだよ。だから、仲間になって欲しい」

 

馬鹿だ。この人は何も考えていない。けど、私はそれが新鮮だった。あそこにいた研究員は私たちを人として見ていなかっ

 

た。けどこの人は信じたいといった。私を人として見てくれると。だから…だから私も、信じて見たい…。

 

「後悔、しませんか?」

 

「誰がするか。仲間のためなら、俺はザフトだろうが連邦だろうが相手になってやる」

 

本当に、この人は…。

 

「ふふ、信じますよ。ティナ・スプラウト、喜んでビシディアンの仲間になりまいす」

 

私は、生まれて初めて、自然に笑顔になれた。

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あとがき

 

頑張った…。ちょっと燃え尽きたよ…。

そして最後が強引な気がしてならないよ…。

ええい!これからも頑張ってやる!そしていつかいい感想をもらいたい!(ぁ)

説明
神の間違いで死んでしまった青年がビシディアンのMSとAGEシステムを貰いガンダムSEEDの世界で海賊行為を起こす
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コメント
ありがとうございます!好意的なコメントに涙が出そうです!そして、頑張って原作介入だぁぁぁぁぁぁぉぁ!(アリアン)
今後も、燃え尽きないように、ガンバ!!(biohaza-d)
まってました!  次の話も、楽しみにしています!(biohaza-d)
タグ
オリキャラ 海賊 ガンダムAGE モビルスーツ MS ガンダムSEED 

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