ソードアート・オンライン デュアルユニークスキル 第七話 お帰りピナ |
ロザリアが入ってすぐ、回廊は光を放って消滅した。
回廊が消えた後、デュオが剣を戻しながらキリトに聞いた。
デュオ「ところでキリト、なんでお前がここにいるんだ?」
キリト「俺がいたら問題でもあるのか?」
デュオ「いや、むしろ助かった。」
キリト「お前こそ、こんなところで何してたんだ?」
デュオ「ちょっと人助けを・・・そうだ忘れてた。」
デュオはそう言ってシリカを呼ぶと、自分がこの層に来た理由を話した。
デュオが話し終えた後、今度はキリトがこの層に来た理由を話した。
デュオ「つまり、お前がギルドの仇討ちを引き受けて、それを追っていたら俺がいて、お前のターゲットをコテンパンにしていた、ってことか。」
キリト「そう言うことになるな。」
デュオ「なら、もう少し早く駆けつけてくれても良かったんじゃないか?」
キリト「2,3秒で片付けておいてよく言う。」
キリトがそう言うと、デュオはそれもそうだな、と言って笑い、キリトは呆れたようにため息をついた。
その後、キリトは依頼人への報告のために一人で帰っていった。
キリトが帰ったのを見送った後、デュオはシリカに言った。
デュオ「俺たちも帰ろうか。」
シリカ「はい。」
デュオとシリカの2人はそのまま街に戻った。
シリカは風見鶏亭に着くまで、無言のままだった。
二人は風見鶏亭に着くと、二階に上がり、デュオの部屋に入る。
窓からは赤い夕日が差し込んでいた。
デュオ「それじゃあ、ピナを生き返らせてあげよう。」
シリカ「はい!」
シリカは頷くと、ピナの心とプネウマの花を呼び出す。
水色の羽根をテーブルに置き、真珠色の花を手に取るとウインドウを消す。
シリカは右手の花をそっと羽根にむかって傾けた。
花と同じ真珠色の雫が羽根にかかると、羽根が光り始める。
それはバスケットボールくらいの球体になると一際強い光を放つ。
そして光が治まると、そこにはふわふわとしたペールブルーの綿毛で全身を包んだ
2本の大きな尾羽を持つ、小さなドラゴンが現れた。
シリカ「ピナ!!」
シリカは叫ぶとピナを抱きしめる。
ピナもうれしそうに鳴き声を上げる。
デュオ「良かったなシリカ。」
シリカ「はい!ありがとうございました!」
デュオ「お前も良かったなピナ。もう無茶はするなよ。」
デュオはピナの頭を撫でながらそう言う。
するとシリカの表情が今日に暗くなった。
シリカ「やっぱり・・・行っちゃうんですか・・・?」
デュオ「前線になら行く気はないよ。」
シリカ「えっ・・・!?」
デュオ「俺が前線に出るのはボス戦の時かレベル上げの時だけだから。」
シリカ「そうなんですか!?」
デュオ「そこで相談なんだけど。」
シリカ「何ですか?」
デュオ「シリカ、このまま俺とパーティー組まない?」
シリカ「えっ、いいんですか!?」
デュオ「もちろん。シリカがよければだけど。」
シリカ「はい!ぜひお願いします!!」
こうしてデュオとシリカはパーティーを組むことになった。
後書き
デュオ「良し!これで第一章完結。これで問題ないだろ?」
作者「それでいいんだよ。」
シリカ「こんにちは。」
作者「おや、シリカいらっしゃい。」
デュオ「おい、俺の時と大分扱いが違うな・・・」
作者「シリカはお前と違ってデリケートなんだよ。」
シリカ「デュオさん、この人は誰ですか?」
作者「俺はやぎすけ。」
デュオ「ただのバカだよ。」
作者「そうそう、ただのバカって違うわい!!」
デュオ「本当のことだろ。」
作者「【ヴォーパルストライク】!!」
ドーン!!
デュオ「やりやがったな!」
ドンタンバンタンガッシャーン!!
シリカ「ちょっとやめてください2人とも!!」
?「あ〜あ、またやってる・・・」
シリカ「あなたは・・・?」
?「もうすぐ会えるよ。」
?「次回【妖精の少女】。」
作者&デュオ『勝手に終わらせるな!!エ・・・』
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