神次元ゲイムネプテューヌV CODE:Joker 甲の回 第一話 【弾道の奇禍】 |
この世界には通常の人間の能力では計り知れない特殊能力(スペック)を持つ者が潜んでいる。
だが人々はその存在に気付いてはいない。
もしその能力者がその能力を悪用していたら……。
その能力を使って世界を支配しようと考えていたら……。
全ての真相は闇の中である……。
「これが最後のチャンスだ。正直に答えなさい。」
静まりきったこの空間にどこか苛立ちのこもった声が響く。
薄暗いその空間は四方を完全に壁で囲まれており、窓1つ存在しなかった。
そこに置かれた4つの椅子には4人のスーツ姿の男達が1つのテーブルを共用しながら目の前の男を嫌悪感を込めた瞳で睨みつけていた。
4人の男達は年齢からすれば50〜60歳ぐらいであろうか、どこか重々しさを感じさせる雰囲気であり、目の前の男に対して横柄な態度を取っていた。
対してこの4人の男達に睨まれている男は見た目からして20歳後半〜30歳前半ぐらいであろうか、とにかく他の4人と比べて若く見えた。
スーツ姿に似合わずに坊主姿であり、無感情なその表情からはどこか哀しささえ感じられた。
少し間をおいて自分の背後以外をガラスの囲いで囲まれた状態でその男、”((瀬文焚流|せぶみたける))”は静かに口を開いた。
話は少し前に遡る。
この男、瀬文はプラネテューヌ警視庁特別部隊、SITの部隊長であり、その日も街外れの倉庫付近である犯罪グループと交戦していた。
街外れの倉庫近くに響く数多の銃声、それがこの交戦の壮絶さを物語っていた。
瀬文率いる部隊は銃撃戦を有利に進め、徐々に犯罪グループを追い詰め、遂に倉庫の中へと追いやっていった。
犯罪グループは倉庫内に入るといち早く中の階段を上り、上から拳銃で掃射すると共に奥へと消えていった。
それに伴い、部隊は倉庫の入り口の壁に身を寄せ、犯罪グループの銃撃を防ぎながら何発か威嚇射撃を撃っていた。
瀬文「慌てるな。俺が威嚇射撃する。GOを出したら突入だ。」
SIT隊員「おお!!」
防弾チョッキにシールド付きヘルメットを身に着けた瀬文が手馴れた手つきで両手に持つMP5のマガジンを交換しながら冷静な口調で部下に指示を出す。
ほとんどの部下は威勢よく答え、手元の装備を確認していた。
だが1人、瀬文よりも若い男が息を切らし、ヘルメットのシールドを手で持ち上げながら壁にもたれ掛かって膝を折り曲げた。
その時、倉庫の中に目を向けていた瀬文が唐突に口を開いた。
瀬文「よし、志村。終わったら何が食いたい? 奢ってやる。」
志村「……金だこの、さっぱりおろし天つゆねぎだこが食いたいっす!」
隊員、”志村優作”は某たこ焼きチェーン店、銀○こに似た店の名前を出すと疲れきった笑顔で答えた。
その様子を横目で見た瀬文は軽く笑うと同じように笑みを浮かべている隊員たちに向かって声を上げた。
瀬文「よし、とっとと片付けて金だこ行くぞ。」
SIT隊員「おお!」
その言葉と共に瀬文は右手の指をそろえたまま軽く振ってGOサインを出し、自分の向かい側にいる隊員達を突入させた。
それに続くように、自分と自分達側の隊員たちも倉庫内に突入し、犯罪グループが逃げて行った階段を上り始めた。
その後、部隊は近くにあるコンテナと荷物の山に身を寄せ、瀬文の指示を待った。
瀬文はコンテナにそって最前へと移動し、犯罪グループからの射撃が無い事を確認して何発か威嚇射撃をした。
瀬文「GO!!」
その声に応じて隊員たちは一斉に犯罪グループが身を潜める倉庫の奥へと突入した。
全ては手順に従った物だった。
ところがその時、隣にいたはずの志村の姿が見えなかった。
――何処に行った!?
考えが思い浮かぶ前に瀬文の足は倉庫の奥へと進んでいた。
その時、何者かが瀬文の前に飛び出し、銃口を瀬文へと向けていた。
瀬文「……志村?」
飛び出してきたその人物に瀬文はそう呼びかけた。
そう、その人物は紛れも無く瀬文が探していた志村の姿だった。
MP5を支える手を震えさせながら、志村は全身に汗を滲ませてまぶたを閉じ―――
志村「うああぁぁぁあああああっ!!!」
瀬文「撃つな!!!」
瀬文に向けて引き金を引いた。
乾いた発砲音と共に薬莢がMP5から飛び出し、銃口から連続して弾丸が撃ち出された。
そして撃ち出された弾丸は―――
ビシビシバシュシュシュシュッ!!
志村「ぅああぁっ…!!」
瀬文「志村……志村ぁっ!!!!」
志村の体を貫いた。
「いい加減にしろ!!」
男の怒号が静まり返った空間に響き渡る。
対する瀬文は黙り込んだままじっと男達の方を見つめ続けている。
その表情に焦りや動揺の色は無く、相変わらずの哀しげな無表情を貫いていた。
間を空けずに男達は口を開く。
「君ともあろう者が、何故そんな見え透いた嘘を?」
「君の部下は今、命を落としかけてるんだ!」
通常ではありえない((現実|・・))、男達がこう言うのもなんら不思議ではなかった。
瀬文に向けられる疑いの目は一向に収まりを見せず、むしろ悪化しているようにも思えた。
男達はもはやこの事件の犯人が誰なのか、自分達の中での答えに疑いを持っていないのだから。
瀬文は視線を少し下に下げると再び口を開いた。
瀬文「しかし、志村が……我々を…撃ってきたんです。」
「じゃあ、志村は自分が撃った弾に自分で撃たれたとでも言うのか!?」
瀬文「……自分は、事実だけを述べております。」
瀬文の言葉に男達は半分呆れたような表情を見せた。
しかし、それとは対照的に瀬文の話を黙ったまま興味深そうに聞いている男が居た。
男達の奥、その男はサングラスにキャップをかぶり、壁に右手を突いてじっと瀬文の事を見つめていた。
◆◆◆
現在プラネテューヌ警視庁捜査一課
「聴聞会の結果、突入捜査は適切だったという判断が出た。」
捜査一課のメンバーが集うオフィス内、そこに瀬文はいた。
目の前のデスク越しの椅子に座っている男、捜査一課管理官”馬場 香”は瀬文に向けて声を上げた。
その後、馬場はゆっくりと椅子から立ち上がり、デスクに腰をかけると再び瀬文に向かって話しかけた。
馬場「突然だが、君は本日から公安第五課未詳事件特別対策係に移動することになった。」
瀬文「……未詳?」
馬場の言葉に瀬文は首を傾げた。
瀬文の言葉をさえぎるように馬場はすかさず声を上げた。
馬場「公安からの強ーい要請だ。」
瀬文「しかし…自分はこの手で、志村が撃たれたなんらかの…」
瀬文の声はそこで止められた。
馬場が瀬文の胸に手の平を当てたのだ。
――それ以上は言わなくて良い。
その動作はその事を言わずとも瀬文に告げていた。
馬場「無論、それは引き続き我々が調査する。私物をまとめたまえ。」
馬場の言葉も、瀬文の言葉もそれが最後だった。
◆◆◆
現在CBC(中部プラネテューヌ餃子)店内
文字通りプラネテューヌ中央部に存在する餃子屋、そこに彼女は居た。
少しカールした茶髪のロングヘアーに黒のレディーススーツを身につけ、左腕を三角巾で吊るした彼女の足元には赤のキャリーバッグが置かれていた。
店内に充満するニンニクの匂いの中、彼女はテーブル席に座りながら店内に置かれている割り箸を器用に使って目の前に広げられている評論文が書き連ねられた分厚い本をめくっていた。
店内には彼女以外の人影は見受けられない。それを見るとあまり繁盛はしていないようだ。
にもかかわらず、厨房では店の大将と思われる人物が忙しく餃子を焼き、女の従業員が溜まった皿を洗っていた。
大将は焼きあがった餃子と隣でゆでていた餃子を皿に盛ると、その全てを彼女の方に持って行った。
彼女はその姿を横目に見ていたのだろうか。小皿に何故かウスターソースを注ぎ、その中にからしをぶち込んだ。
大将「大名古屋〜茹で味噌餃子〜! 大名古屋〜焼き味噌餃子〜! はい、お待たせいたしやした〜。」
頭に白い三角巾を巻き、同じく白い七部袖の調理衣に身を包んだ店の大将が彼女のテーブルに餃子が盛られた皿を置く。
その量は二皿合わせて優に10人前はありそうだった。
しかし、そんな量の餃子を目の前にしても彼女、”((当麻 紗綾|とうま さや))”は特に気にする様子も無く餃子に箸を伸ばした。
箸で餃子を1つ持ち上げると何の躊躇も無くウスターソースとからしの入った小皿に浸し、そのまま口に運んだ。
はたして餃子にソースとからしが合うのかは疑問だが、少なくとも彼女は満足のようだ。
満悦の笑みを浮かべながら餃子を噛み締め、再び本へと目を向けた。
当麻「シュレーディンガーの猫、ウケる。てか観測される前の1個の電子は場所AとBとCって感じで本当に複数存在してるわけですよ。それをこんな難癖つけちゃって。」
大将「何言ってんだ…? アラータ、しっかり見ときゃーよ。」
アラータ「あい。」
本を見ながら意味不明なことを呟く当麻を尻目に、大将は従業員のアラータに声をかけ、いそいそと厨房から抜け出すとテーブルに広げられている3000ピースほどもあるジグソーパズルに手をつけた。
大将が散らばっているピースを1つ手に取った瞬間、何故か大将は視線を感じた。
不審に思って顔を上げると、いつの間にかテーブルをたった当麻が食い入るように半分ほど完成しているジグソーパズルを見つめていた。
一通り散らばったピースとはめ込んであるピースに目を通すと、当麻は静かに口を開いた。
当麻「1ピース足りない。」
大将「はぁ!?」
それだけ言うと当麻は急ぎ足で自分の席に戻り、再び餃子を口に運んだ。
まだ餃子が口に残っているうちに当麻は再び箸でページをめくり、呟き始めた。
当麻「んで、レフ・ランダウは何て突っ込んでんだ?」
この一連の行動を見てもうお分かりの方もいるだろう。
そう、彼女はいわゆる”変人”なのだ。
◆◆◆
現在プラネテューヌ警視庁内廊下
「瀬文さんが未詳行きじゃろ? こりゃ飛ばされたんじゃねぇ。」
「しっ!」
人でごった返す廊下を瀬文はダンボール箱を2つ重ねて両手で持ち、無言のままにひたすら歩みを進めていた。
歩く途中でたびたび先ほどのような会話が耳に入ってきたが、瀬文は特に気にする様子も無く歩き続けた。
しかしいくら歩いてもその部署は見当たらず、遂には廊下の突き当たりに来てしまった。
ところが廊下の突き当りの左側、何故か開きっぱなしになっているドアが瀬文の目に止まった。
まさかとは思いつつ、その中に足を踏み入れるとそこには扉のない貨物用のエレベーターとコピー紙にサインペンで雑に書かれた標識のような物が目に入った。
未詳事件特別対策係↑
標識の通り、貨物用エレベーターに乗り込むと瀬文はコードにつながれたリモコンのスイッチを入れ、エレベーターをゆっくりと上に上がらせた。
すると、エレベーターと共に徐々に上がって行く瀬文の目線に1人の男の姿が飛び込んできた。
年齢からして60〜70歳ほどだろうか、グレーのスーツ姿にグレーの髪をしたその歳にしては体格の良い老人は大切そうに柿ピーの入った大きな瓶を抱きかかえたまま瀬文を見つめていた。
エレベーターが止まり、2人の目が合った瞬間に、瀬文は右手を上げて敬礼をした。
それに釣られるかのように、目の前の老人も驚いたような表情で敬礼をした。
瀬文「本日付で捜査一課に転属を命じられました。瀬文焚流警部補であります。」
「おぉ、君が! 公安部公安第五課未詳事件特別対策係係長、野々村光太郎です。あっ、柿ピー食べます?」
瀬文「……結構です。」
野々村「あぁ、うん、ま、ここ使ってくれて良いから。」
野々村はそう言うと、まっさらなデスクを指差した。
他のデスクにもちらほらパソコンなどが置かれているが、今ここにいるのはこの2人だけである。
――何だここ
瀬文は心の中で呟いた。
部署にもかかわらず、そこにはまるで倉庫のようにそこら中にダンボールやら機材やらが転がっていた。
その上移動は貨物エレベーター、瀬文は初めて自分が左遷された事を悟った。
そんな事を思っているうちにも、野々村は能天気に話を続けた。
野々村「ま、ご存知だと思うけれども我々の部署は例えば、超能力で人を殺した、何て言うような科学では解明できない――」
瀬文「要するに……頭がおかしいとしか思えない相談とかハードクレーマーな無茶苦茶な苦情がたらい回しにされてくる部署だからそれをのらりくらりかわすだけで何もする事はない。」
野々村「……ま、見方によっちゃそう言う事だね。」
瀬文「で、この部署は係長だけですか?」
野々村「あ、いやいや、もう2人、当麻君と青桐君って人がいてね。青桐君は今遠征中、んでもって当麻君はピチピチのギャルでね、これがなかなか――」
当麻「ひどいなー、食い逃げだなんて。」
大将「どう見ても怪しいから刑事だなんて信用できんがや!」
当麻「財布忘れただけでしょ!」
何故こうなったのか状況を整理しよう。
まず当麻が財布を忘れ、大将が怒る→当麻は刑事だと言い張るが大将は信じない→大将、当麻の髪を引っ張ってここに連れて来る→そして現在に至る
そして今、瀬文と野々村の目の前には大将に髪を引っ張られている当麻がいた。
とうの本人である当麻は悪びれる事も無く大将から目線をはずしていた。
ガンッ!!
やり取りをしているうちに焦らした瀬文はデスクを思い切り蹴飛ばした。
その音にビクついた大将は思わず当麻の髪から手を離した。
対する当麻は特に驚きもせず、何故か狸寝入りを始めた。
瀬文「おいくらでありますか。」
大将「……一万跳んで600クレジットです!」
瀬文の問いに大将は威勢良く答えた。
先ほどまでビクついていたとは思えないほどの声の大きさだった。
それを聞いた野々村は渋々大将の前に足を運び、財布を取り出した。
野々村「よく食べるんだよこの子…。どうも、ご迷惑をおかけしました。」
当麻「ツケにしろよ!」
瀬文「お前警察官だろ!!」
椅子に座っていた瀬文が立ち上がって当麻に向けて怒号を放つ。
その瞬間、その場の空気は凍りついた。
当麻は無言のまましばらく瀬文を見つめると野々村と大将に向けて軽く頭を下げた。
大将「はい、300クレジットのお釣り。今度は財布忘れたら……茹でるよ。ならおかげさまで、みゃあど!」
何とも微妙な名古屋弁で大将は当麻に向けて皮肉を込めた口調で声を上げた。
それを受けて当麻は目を思い切り見開いて大将を見送った。
大将がいなくなったことを確認して当麻は口を開いた。
当麻「すいませんでした。」
野々村「まぁまぁ、それよりこちら、瀬文君。こちら、当麻君。」
野々村の言葉に当麻は瀬文に向けて右手で敬礼をした。
しばらく無言で瀬文を見つめていると、何かを思い出したように目を見開いた。
直後に当麻はせかせかと瀬文の方に歩き始めた。
当麻「この人が例の不思議な事件の……当麻です、お会いできて大分光栄です……意外に普通の人間だな。」
当麻は瀬文に目一杯近づくと、敬礼しながら瀬文を見回した。
一通り見回すと当麻は近くにあるDVDプレーヤーにディスクを入れ、何かの映像を画面に写し始めた。
そこに映っているのは白い拳法着に身を包んだ胡散臭い老人だった。
野々村「うんうん、おっ、今日は何?」
当麻「気功の達人の映像を入手しました。捜査の資料になればと。」
野々村「この爺さんが?」
映像が始まり、瀬文が思った事は1つ。
――絶対ガセだ。
そう思わせるほどに映像は酷かった。
老人が手をかざすとその先にいる人物はいかにもわざとらしく倒れていく。
ガセの映像にしても、もっとまともなのが作れなかったのだろうかと思わせるほどにその映像は嘘くさかった。
にもかかわらず、当麻と野々村は興味深そうに画面を見つめていた。
瀬文「バカバカしい。こんなインチキな物眺めるのが仕事なのか?」
当麻「……人間の脳は、通常10%ほどしか使われてません。残り90%が何故存在し、どんな能力が秘められているのかまだ分かってないんです。……残念ながら、このDVDは眉唾臭いですが、通常の人間の能力や常識では計り知れない特殊なSPECを持った人間が、この世界には既に存在していると私は思います。」
瀬文「超能力者や霊能力者ってことか。バカバカしい。」
当麻の言葉に瀬文は感情のこもっていない返事で返した。
すると当麻は何故かDVDプレーヤーからディスクを取り出し、穴から瀬文を覗き込んだ。
しばらくその状態で瀬文を見つめると、冷静な口調で口を開いた。
当麻「私は会った事があります。身をもってその恐ろしさを知りました。……あなたもそうですよね?」
瀬文「……分かったような口訊くな。」
野々村「まままま、((平和|ピンフ))((平和|ピンフ))、((平和|へいわ))。チッチキチ〜。」
「入りまーす!」
野々村が仲介していると、すぐ傍からエレベーターの起動音が鳴り響いた。
直後にこの部屋にいる誰とも当てはまらない若い女の声がエレベーターの方から上がった。
するとこの声に聞き覚えのある野々村は慌てたような声を上げながら、左手の薬指から無理矢理指輪を引き抜いた。
野々村「えっ! 雅ちゃん! 何しに来たの!?」
雅「公安部公安第五課未詳事件特別対策係にお客様が、それでは張り切ってどうぞ!」
黒のセミロングの髪に警官服を身にまとった若い女性”正汽 雅”が声を上げると、エレベーターから3人の男と1人の少女が降りてきた。
少女は薄紫色の髪に十字のアクセサリーを2つ頭につけ、白と紫をベースにした半袖のパーカーに紫のスカート姿の世間一般で言う美少女を思わせるような顔立ちだった。
その姿を確認するなり、当麻は気の抜けたような声を上げた。
当麻「初めてのお客だ……いらっしゃいやせ。」
「始めまして! 私ネプテューヌ、よろしくね! プラネテューヌの女神だよ!!」
この出会いが、世界を揺るがす物語の第一歩であることを、ここにいる者達はまだ知る由もなかった。
〜未詳ジャーナル〜
当麻「どうも、始めまして。おはようございます、こんにちは、こんばんは、刑事兼今回の未詳ジャーナルの司会を務める当麻です。」
瀬文「何だここ。」
当麻「あれっすよ。ネプステーションに対抗して未詳でもこういう事始めようって野々村係長が。」
瀬文「思いっきりパクリだろ。」
当麻「バレやしないですって。てか何でアシスタント瀬文さんなんですか?」
瀬文「ここにある時点でモロバレだ。後、知らん。」
当麻「無愛想だな〜。そんなんじゃ読者のハート掴めませんよ? んじゃ、まずは私らのプロフィールからどうぞ。」
<<人物データ>>
名前:当麻 紗綾
身長:163cm
体重:48kg
容姿:黒い瞳に茶髪のクセのあるロングヘア。瀬文はブスと言い放つが顔つきは美人な方。左腕を三角巾で吊るしている。スリーサイズはB75・W57・H78。
服装:グレーのスーツに白ソックス。常に赤いキャリーバッグを引き歩いている。
使用武器:立体起動装置(片手仕様) SIG P230(小型ハンドガン、装弾数8)
主人公の1人。警部補。公安第五課未詳事件特別対策係捜査官。IQ201の天才的な頭脳の持ち主であり、日本語・英語・スペイン語を使いこなし、パソコンの画面をスクロールしただけで全て記憶する高い記憶力を持ち、コンピューターに詳しく、ハッキングも得意という高い能力を持つが、がさつで口が悪い上に喧嘩っ早い性格で、舌打ちを頻繁にするなど人を小馬鹿にしたような言動を取る。
何回も財布を失くしたり、漢字が苦手だったりと抜けた一面があり、おまけに常識はずれで空気が読めず、服務規程もほとんど無視している。
「どんだけー!!」や「キター!」などといった死語を平然と使い、ぶりっ子のように甘えたり茶目っ気を見せる事もあるため、他の登場人物(一部を除く)からは呆れられ、瀬文と青桐からは暴力的ツッコミを受けている。
常に脳を使ってカロリーを消費するためかなりの大食いで、毎日のように行き着けの中華料理店「中部プラネテューヌ餃子のCBC」で好物の餃子を大量に注文し平らげている(50人前まで食べられるという)
加えて極度の味覚音痴。
青桐に言われて消臭用のガムや飴、スプレーなどを携帯するも、完全にニンニク臭を消す事は出来ないようだ。
だが突飛な言動とは裏腹に、心根は刑事としての使命感を抱き、犯罪を憎む正義感と義憤を抱えた一面も覗かせる。
戦闘力は、一応訓練を受けているので一般常識で言えば高いが、それでも人間時の女神と同等ぐらい。
TVドラマ、【SPEC】より出典。
名前:瀬文 焚流
身長:174cm
体重:53kg
容姿:黒い瞳に坊主頭。基本無表情。
服装:黒いスーツに黒ネクタイと白のインナーシャツ。
使用武器:立体起動装置 SIG P230 S&W M36(小型回転式拳銃 装弾数5)
主人公の一人。警部補。未詳捜査官。若くして警視庁特殊部隊 (SIT) の小隊長を務めた凄腕。
犯罪グループとの銃撃戦の最中に不可思議な現象に見舞われたことから、部下である志村を誤射した疑惑を持たれ、未詳へ左遷される。英語と中国語に堪能である。軍事マニア。
坊主頭であることから、当麻に「ハゲ」と罵られることが多い。
鞄の代わりに口を捻った紙袋を持ち歩いており、時には拳銃を取り出すこともある。
強い正義感と、高圧的で生真面目な軍人気質の持ち主であり、上下関係を徹底して遵守する反面、未詳の緊張感の無いオフィスには呆れている。
変人奇人ぞろいのこの作品においてはかなりの常識人兼苦労人。
冷静かつドライな捜査に徹し、被疑者に対して躊躇なく発砲するなど攻撃的な態度に出ることもある。
戦闘力はSITの小隊長だっただけあって高く、身体能力も申し分ない。
軍事マニアなだけあって銃の取り扱いにも長け、その実力は警視庁で1,2を争うほど。
ただ、やはり人間ゆえに限界があり、女神化した女神達に一歩劣る程度の戦闘力。
TVドラマ、【SPEC】より出典。
(両者共に説明は殆どwikipediaより抜粋)
当麻「はい、まぁこんなとこっすかね。」
瀬文「殆どwikiのパクリじゃねぇか!」
当麻「ちゃんと書いてあるから大丈夫っすよ。いちいち細かい男やわ〜。」
瀬文「お前がガサツなだけだ。」
当麻「ガサツ上等。まぁこんな感じで毎回ダラダラやってきま〜す。あ、武器の”立体起動装置”についてはまた詳しく説明しますんで、ご心配なく。」
瀬文「毎回やるのかよ、これ……。」
当麻「じゃ、この辺で次回予告、どうぞ。」
未詳に始めての仕事の依頼が!?
野々村「それで、どのようなご相談でしょうか?」
そこで語られる奇妙な話―――
「懇意にしている占いの先生が、嫌な…予言をいたしまして。」
野々村「嫌な?」
当麻「予言!?」
そして、少女と2人の出会い
瀬文「頭がおかしいとしか思えない。」
ネプテューヌ「だーかーら! 私はプラネテューヌの女神なの!!」
当麻「((時間旅行者|タイムトラベラー))あるいは別世界の住人、とも考えられますよ?」
次回、神次元ゲイムネプテューヌV CODE:Joker 甲の回 第二話 【予言と少女】
当麻「そして、次回の重要キーワードは”2億”。忘れずにチェック!」
瀬文「これで終わりか?」
当麻「そっすね。じゃ、今回はこの辺で。」
大将「てゃーへんなんだなー。公務員はよう。」
当麻「まだいたの!?」
説明 | ||
前作と平行して進める予定の新作です。 最初の方はネプテューヌのネタバレというよりはSPECのネタなんでまだいいと思います。 一応前作と交互ぐらいのペースで進めていこうと考えています。 あ、最後の立体起動装置はまんま進撃の巨人からです……。 |
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柏中ロージュ&ミヤウエさん>当麻「そうなんっすよ?。上の頭でっかちの爺連中ときたら、現場にも出ないくせに何時も偉そうな顔して。」 瀬文「実際この部署自体がふざけてるだろ。」 当麻「まだ瀬文さんはこの部署の凄さを知らなくて良いんです! 」(クリケット) 未詳のように、あんまりにも現実離れしているようなものを取り扱う部署って日本的なところじゃ煙たがられる宿命ですよね。時には本当に国家規模の事件が起こるかもしれないのに・・・いってみただけです。(柏中ロージュ&ミヤウエ) |
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