真・恋姫無双〜白き牙を持つ者〜 #30
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〜 第29話 †漢旅(おとこたび)† 〜

 

 

 

俺と華陀(かだ)はあれから3日後に漢中(かんちゅう)を旅立った

周辺の邑や都市を周り、霊山の話などの情報収集

華陀自身の成長の為に色んな人達と触れ合う為だ

後はまぁ今後の為の薬草など集めてそれをゴットヴェイドーで使う為だな

 

 

「そんなわけで最初の邑に到着だぞ!」

 

「ああん?いきなりなんだ見れば分かる」

 

「俺は周辺で取れそうな薬草とか探してくるわ

 凰飛(おうふぇい)は邑の人で重病者居ないか探しておいてくれ」

 

「ちっめんどくせー・・・向こうから勝手にくるだろ」

 

「ばっかやろう!医者を仮にも名乗るなら自分からいけ!」

 

「いってぇな!一々殴るんじゃねぇよ馬鹿白(はく)!」

 

「そう言いながらも殴り返すんじゃねーよ!」

 

「分かったからさっさと探してきやがれ!!」

 

 

 

ちなみに凰飛は華陀の真名だ

旅立つ時に、「師匠に言われたから仕方なくだからな!」と預けてくれた

ただしあくまで二人きりの時だけらしい

それ以外では華陀と呼べと何度も釘を刺された、実際には針を刺されそうになったけど

それはおいといて

俺は邑のお偉い人に挨拶をして、この周辺にある森などの場所聞いたり

邑の子供に話をしたりしてついてきてもらい

俺が指定した薬草を持ってきた子には少しだけお小遣いをあげたりして

邑の人達との関係を良くしつつ薬草集めの時間短縮をさせてもらった

薬草取りから戻ると、華陀が用意した天幕に入る

 

 

「今帰ったぞ」

 

「おう、これでいい次の患者入って来い」

 

「俺は漢方作りに入るわ」

 

「分かった、終わりだ次入って来い」

 

 

こいつの治療法を見て思ったが素っ気無いよな

確かに凄く腕の良いのは分かる・・・分かるんだが

物足りない・・・もっとこうなぁ?

この辺りは少しずつ矯正していくしかない・・・か?

 

 

邑自体がそんなに大した規模でもないので1日で大体終了した

大層お礼を言われて色々金品などを渡そうとされたが断らせてもらい

その日の宿と食事だけをもらって次の邑へと向かった

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そんなことをやりながら色んな場所へ巡った

中々情報が集まらないが

華陀の方に関してはかなりの収穫があった

最初は本当に俺が診療してやってんだぞと上から目線だったのが

今では・・・

 

 

「早くしろ白!まだ見ぬ病魔に冒されてる者を救わないといけないんだぞ!」

「この病魔は・・・どこだ!!どこに隠れている!!

 見えたぞ・・・はああああああああああああああ!

 一撃一針(いちげきいっしん)!病魔覆滅!!!!!

 げ・ん・き・に・なあああああああああれええええええええええ!!!」

 

 

見ているこっちがウンザリするほどの熱い漢(おとこ)になっちまったぜ・・・

あまりにこいつの治療が素っ気無いもんだから

殴り合いというお話を何回もして

何気なく俺も針治療できるようになったし

お前のはつまらん!俺の見ていろ!!!と

 

 

「お前の病魔は俺が今ここでぶち壊す!!

 この針が全てを穿(うが)つ病魔退散!無病息災!!

 うおおおおおおおおおおおおお!

 か・ら・だ・よ・いきかえれええええええええええええ!」

 

 

となんとなくノリノリでやったら

華陀が目をキラキラさせながら!!

 

 

「良い!おま!!それすごくいい!!!

 俺もやっていい?いやむしろやらせてくれ!!!」

 

 

という具合に、変な方向に魔改造してしまった

俺帰ったら殺されないかな・・・一応医者としては立派になったからいいと思うんだが・・・

こうなりゃ地酒を送りまくって今からご機嫌伺いだな!

ついでに邑や都市の住人達には簡単に処方できる薬草など教えてある

まぁゴットヴェイドーの人達も定期的に来るようにしてあるし

専用の施設なども建ててくれる様な所も出てきたから

漢中周辺での疫病などは大体対応できるようになるだろう

おまけとしては着いてきてる司馬家の者にも夜中などにこっそりと教えておいた

名前は聞いてないが女性だったのできっと名のある人なのかね?

 

 

さて・・・霊山情報をボチボチ集まってきたし

俺の用事もすませにいくとしますかね

 

 

そういえば思い出したけど張魯(ちょうろ)が酔い潰れた次の日辺りから

華陀がやけに従順になった気がしたな・・・どうでもいいことか?

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あとがきっぽいもの〜

 

 

ようやく時間にゆとりができた!!

人材不足は凄く面倒ですね・・・それはさておき

華陀の強制イベントならぬ矯正イベントでした

こんな感じで殴り合いの末に分かり合い親友となる二人でした!

真名も登場させました

鳳凰のように強く飛び立つという意味を込めて凰飛(おうふぇい)としました

赤髪だし燃える魂持ってるというのもでかいですけどねw

と書いた後に気づいたのが鳳凰で別に燃えてないよね?それは不死鳥の方だっけ・・・?

しかし名づけて勝手に納得した後なので変更せずに載せました

 

こんな駄文ですが次回もお付き合いお願いしますm(_ _)m

説明
この物語はオリ主メインの外史です
チート・ご都合主義・オリキャラが満載となっています
苦手な人はご遠慮下さい
大丈夫な人は駄文にお付き合い下さい

とうとう30話目・・・
毎回の閲覧・支援・コメントありがとうございます
原作までの道のりが果てしなく遠い気がします・・・
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コメント
クラスター・ジャドウさん>何度でも立ち上がりますからねあの人はー・・・(tokkey)
あぁ、鳳凰と不死鳥が混同される様になったのは、やはり聖闘士星矢の功罪の一つだよなぁ、とか思ってしまう…。(クラスター・ジャドウ)
ラーズグリーズ1さん>無事に性格改変できてほっとしてます、華陀はこうじゃないと駄目ですよね!(tokkey)
きたあああああああ!!これだよ!この華陀をまっていたんだぁぁぁぁぁぁ!(ラーズグリーズ1)
★REN★さん>きっとあんまり関係ない・・・かもしれないですよ!(tokkey)
最後の言葉、気になる><(リンドウ)
グリセルブランドさん>すでに内定済みかもしれませんよ?(tokkey)
アルヤさん>華陀は常に夏男ですから・・・寒くても袖なしルックでしたし・・・(tokkey)
shirouさん>掛け声って大事ですからねw きっと華陀の心がトキメイタ瞬間だったと思われますっ(tokkey)
司馬家の人 「早く本編で顔と名前を出してもらいてぇなぁ・・・(切望)」(グリセルブランド)
もう夏も終わるってのにあっついなぁ・・・・・・・・・・・・(アルヤ)
掛け声が気に入ったのねw切磋琢磨していってお互いを助け合える存在になっていくんでしょうねぇ。(shirou)
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