真・恋姫無双〜白き牙を持つ者〜 #31 |
〜 第30話 †漢旅最終章?† 〜
「凰飛(おうふぇい)!」
「応!分かってる!!」
「どけえええええええええ!」
「友の為に俺は修羅となるぞおおおおおおお!」
そんなわけで地元の情報などを頼りにやってきた霊山です
はっきりいって野生の熊やら狼やらが大量にいます
これは確実に山の主(ぬし)がいるんだと思われます
それにしても中々休まる暇がない・・・
思った以上に強烈な場所のようだ
「凰飛少し休むか」
「はっこの程度!と言いたいが気の消費がきつい助かる」
「俺が針打つから、俺にも後で頼むわ」
「了解だ任せておけ」
適度に休憩を挟みながら、獣道を進んでいく俺と華陀(かだ)
「凰飛気脈探れてるか?」
「バッチリだなこれだけ強い気脈なら見失う事もないだろう
ただ・・」
「どうした?」
「大きすぎるからな、ここの主はヤバイと思う」
「いざとなれば俺の虎気全開でやるさ、それで駄目なら逃げてくれ
俺の目的の為にお前を死なせるわけにはいかんしな」
「大丈夫だ俺は医者だ、死ぬ前に治してみせる!」
「そうしてくれるとありがたい、頼りにしてるぜ凰飛
それでも絶対は無いからな・・・
万が一だ俺に何かあったらこの文書を洛陽にいる
高順(こうじゅん)と太史慈(たいしじ)という人に渡してくれ
漢女(おとめ)の館という場所にいけば大丈夫だ」
そういって俺は4つの手紙を預ける
「俺が死んだ場合は赤色の方をそれ以外の
俺が死にはしないものの重傷で暫く動けない場合は青を頼む
託す事ができるのは凰飛・・・お前しかいないんだ」
「ああ・・・分かった
俺の真名に誓ってこれは必ず渡しておこう
願わくば、そんな使命が来ない事を祈るけどな」
白い歯を見せながら親指を立てて笑う華陀
俺が教えたグッドポーズなんだが輝くほどに似合ってやがるぜ
さて、休憩も済んだし先にいきますかねっと
霊山に入って2日ほど経った
無理なくしかし確実に休憩を挟みつつ霊脈の中心地へ向かっていく
「そろそろ着くぞ白(はく)」
「途中からは拍子抜けするほど何もなかったな」
「俺達が最初の方に暴れまくったから動物達も警戒したんだろう」
「何にせよ体調も万全に近いし楽なのはいいことだ」
和気藹々と笑いながら中心地にたどり着いた
抜けた先に広がったのは中央に大きな岩が一つ転がっており
その周りだけ木が何も立ってない空間がぽっかりと空いてるだけ
どっちかというともっとすごい光景を期待してただけに拍子抜けだ
「凰飛・・・ほんとにここ?」
「いや、俺も自信が無いが確かに気脈はその岩に集中してる」
「そ、そうか・・・ならさっさと用事をすませるか」
岩に近づいていき、その岩に触れようとした時
それは突然に襲ってきた
「白・・・避けろ!!」
華陀の言葉に咄嗟にその場から離れる
ドゴォ!!! という音ともに地面が爆ぜる
同時に土煙が周りに充満する
「うおっ!」
「大丈夫か白!!」
「大丈夫だ!こっちにくるな・・・俺が一人でやる!」
「しかし!」
「凰飛、お前は優れた漢(おとこ)の前に医者だ!
医者は治すのが仕事だろうが!
荒事は俺に任せておけって!」
「分かった!」
さて・・・最初から全開でいかないとやべーな
俺の勘が全力で危険信号を鳴らしやがる
土煙が晴れると、そこにいたのは真っ白な人型っぽい何かだった
目などのパーツが全く無いただ人のように2足で立ってる何か
「な、なんだこいつ・・・」
「われ すべ て こ わす
す べてに く い
しねしねしねしねしねしねしねしねしね」
会話する余地無しってか!
上段の蹴りをかましてくる人型の何か
気を巡らせて両手を交差させて防御したのに・・・吹き飛ばされる
そこへさらに連打をしてくる
最初の一撃は確かに思った以上の威力で吹き飛ばされたが
それでも踏ん張れない事はない!
連打されてるがそれでも気を一点集中させて防御したり回避する
焦るな・・・集中しろ
相手の動きを見て、一瞬の隙を探せ
しかし、少しずつ速くなり威力も上がってくる攻撃に俺は・・・
右の上段蹴りを防いだと思ったら左の上段蹴りが同時にきていた
それをまともに受けてよろめいた所に顔面に拳を喰らう
咄嗟に後ろに飛んだのだちょっとは威力は弱まったがそれでも吹っ飛ぶは十分だった
「がはぁ!」
「白ううううううううう!」
「くるな!まだ・・・俺の心は折れちゃいねぇ!」
ゆっくりと近づいてくる人型の何か
ふらふらとしながら立ち上がるが、今にも倒れたいぜ
だがそうも言ってられん・・・か
「凰飛、今から俺は人を捨てる
だから俺が見えない位置まで下がってくれ頼む」
「そんな身体のお前を俺は放っていけるわけないだろう!」
「傷つけたくないだけだ、その代わり必ず勝つから待ってやがれ!」
「くっ・・・約束だぞ勝たないと俺が全身全霊を込めて針を刺してやる!」
走り去っていく華陀を目で見送った後
ゆったりと近づいてくる人型の何かを睨みつける
「いくぜ化物・・・俺も化物になるから・・・な!」
雪華(せつか)さん・・・力を貸してくれよ!
虎気全開放!
ぐぅ・・・力がミナギル
イシキガヌリカエラレル
「グオオオオオオオオオオオオオオオオ!」
「よく頑張ったな・・・後はわっちに任せてくりゃれ」
優しい雪華さんの手が俺に触れた気がした
そして、俺は意識を手放してしまう・・・
あとがきっぽいもの〜
という事で今回はちょっとしたバトルを書いてみました
いよいよ漢旅も大詰めを迎えております・・・
この後はどう原作に入っていくのか?!
白はどうなってしまったのか!?
はっきりいって自分でもどうなるか把握してません!
成長した子義嬢だけはちゃんと登場させたい・・・後仲達ちゃんも
そんな駄文でお送りしております・・・次回もよければお付き合いお願いしますm(_ _)m
説明 | ||
この物語はオリ主メインの外史です チート・ご都合主義・オリキャラ満載で書いています 苦手な人はご遠慮下さい 大丈夫な人は駄文にお付き合いください 毎回の閲覧・支援・コメントありがとうございます とても励みになります! |
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コメント | ||
ラーズグリーズ1さん>華陀といえば熱い漢ですからねっ いよいよ大詰めですよ〜(tokkey) 熱ぃ!展開が熱ぃよ!今!ある意味クライマックスまできている!!(ラーズグリーズ1) ★REN★さん>久しぶりの登場ですよ!わっちわっちされてくださいw(tokkey) グリセルブランドさん>この二人なら真っ赤に燃える石破親友天驚拳もいけますよきっと・・・(tokkey) 侵略?!イヌ娘さん>男子寝食を共にすれば何とやらアーッ!ですw(tokkey) shirouさん>shirouさんはいつも読みが素晴らしいので期待を超えるのが難しいですw(tokkey) アルヤさん>期待の斜め上をいけるように頑張りますっ(tokkey) 雪華さんキタ━━━(゚∀゚)━━━!!(リンドウ) この二人はトランザムができそうですね・・・(ソレスタルなんたら)(グリセルブランド) いつの間にここまで仲良く・・・アッー!(ギミック・パペット ヒトヤ・ドッグ) 雪華さんとの別れ(一部は残留するのかな?)が近いことも意味してますなぁ。次回も期待しております。(shirou) 虎気全開が白の体に与える影響やいかに。次回を楽しみにしております。(アルヤ) |
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