ゼロの使い魔 気ままに生きる転生者 9+α
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結局のところ、ダメージが一番低い「強引に話を変える」を選択した

 

・・・否、してしまった、と言ったほうが良いな、それから一ヶ月間、家の住人の、余を見る目が、何と言うか、ほっこりと言うか、和みのようなものを含んでいたのだ

 

しかし、母上と主犯のアンナはさすがと言うか、訓練の時は一切の容赦が無かった。

 

とは言え、それ以外は他の者達と同じようなものであったが・・・

 

ともかく、訓練にて、母上とアンナを相手に普通の系統魔法で対抗していた結果、土魔法のクラスが【限界突破】し、スクウェアクラス程度では考えられない現象を引き起こしてしまった

 

こうなった原因としては、訓練中に、内容を完遂せず気絶すれば、美術関連の趣味を一週間禁止すると言われ、美への執着と言うか、女体への執着と言うかで、外見や触れた限りでは人間とまったく同じな、人型のゴーレムを作り出してしまった。

 

もちろんこの時点で訓練は中止、作り出されたゴーレムをディティクトマジックで調べた結果、臓器等の精密な部分はやはり再現はまだ不可能なようで、鉄や土などの物質で構成されており、外見と触った感触のみ人間であると言う事が解った。

 

そんなことより気になったのが、容姿である

 

何処かで見たような気がする、と、三日三晩の殆どをそのことで思考し続け、時折アンナに叱られつつも記憶を掘り返し、先日漸く思い出した!

 

余の前世の世界に「BB(ブレイブルー)」と言うゲームが存在した、所謂格闘ゲームというもので・・・否、今はそれは如何でも良い

 

・・・そのゲームに登場していたキャラクター「ν-13」と瓜二つだった。

 

これだけ似ているのならば、いっそのこと専用の武装も創ってみよう思い至り、素材調達と錬金で素材を集め大まかに加工し、衣装作成で荒を削って見た目は完成させた。

 

彼のキャラのオリジナルの術式はあまりに危険すぎるため、何重にもリミットを掛け、余の許可無では全開起動できないようにしておく、リミッターを書けた状態ではこの世界の規格に合わせ、かつガンダールヴ2人分の活躍ができるように調整しておく。

 

いろいろ劣化させた代わりといってはなんだが、耐久度を大幅に上げた

 

作られたゴーレムの名前も、ゴーレムのままでは何なので、「ν-13」・・・ではなく「ニュー」と呼称することに

 

そのまんまではあるが、それはまあ、置いておこう

 

ともかく、武装は完成したものの、装備する者が動かなければ意味が無いし詰まらん、故に、この際だから学習機能を持たせてみた、概念付与はなかなかに便利である。

 

学習機能を持ったとは言え、人間の学習能力より数段劣るが、基本的な言葉や動作などはあらかじめ記録してあるため、誤って何かを壊したり誰かを殺してしまったりと言う最悪の事態にはならぬだろう。

 

・・・若干心配なのでそこは余とアンナ・・・協力してくれれば嬉しいなあ・・・で何とかしよう

 

まあ、この件について、何をするにも、ニューが起動してからか、やはり一度に概念を付与しすぎたのが原因か

 

前世で言う、ニューの中で起動準備・・・なうろーでぃんぐ・・・だったか、あと半日はかかろう

 

「と、いうことなのだが、協力してくれぬか?アンナ」

 

「何が「と、いうこと」かは解りかねますが、出来る限りの協力はさせていただきます。将来、私の負担が減ってくれそうな予感がしますので・・・」

 

「うぐっ・・・そんなに余は【暴れん坊】か?これでも自重しているのだが」

 

「―――――ぇ?・・・ふぅ、ネロお嬢様、頭を使いすぎて疲れているのですね、今日はゆっくり休みましょう」

 

え、何が如何して余が疲れていると言う結論になる?

 

「ああ、恐ろしや・・・ネロお嬢様から「自重」という言葉が発せられるとは・・・!明日はきっと槍の雨が・・・こうしてはいられません、即刻奥様に報告し、災厄に備えなくては・・・!」

 

「はて?そこはかとなく馬鹿にされているような?」

 

「即急に奥様へ報告すべきことが出来ましたので、失礼いたします」

 

え?スルー?仮にもそなたより立場は上なのだが・・・って

 

「あ、ちょ・・・行ってしまったか・・・」

 

う〜む、暇だ、暇はいかん・・・ふむ、久しぶりに銃で的当てでもして遊ぶ・・・否、射撃訓練でもして時間を潰すか

 

 

―ゲートオブバビロン起動、「劣化霊銃ミョルニル」「劣化霊銃フェンリル」「練習用物魔対応式魔銃」「訓練用模擬弾」取り出し準備―

 

 

さて、行くか・・・あぁ、忘れるところであった、ニューをバビロンの中に収納してから行くとしよう、起動が早まるやもしれんからな

 

・・・あと、置いて行くと何かいやな予感がする・・・こういうのを、フラグ、と言うのだったか

 

最近ルイズ姉様も御転婆になってきたからな、動けないミューが見つけられたら、何をされるかわかったものではない・・・

 

―ゲートオブバビロン展開終了――

 

・・・ふむ、では行くとし―――!?

 

―ゲートオブバビロン展開「ニュー」取り出し―

 

「≪起動『ネロ・カエサル・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール』――認識 グランドマスタとして登録 完了 起動 起動 起動 起動 自己解析 各部異常無し 固体名「ニュー」正常起動の成功を確認 【おはようございます】 グランドマスター マスターオーダーを設定してください≫」

 

・・・いくらなんでも速すぎだろう、ゲートオブバビロンの補助能力、おそるべし・・・!

 

さて、マスターオーダーとな、どうしたものか・・・ふむ・・・

 

「ならば、余の人生の供をせよ」

 

いきなりマスターオーダーとか言われても、その、なんだ、困る

 

「≪・・・?意味 不明 意図 不明 オーダーを正確に遂行出来ない危険性が有ります マスターオーダーに設定しますか?≫」

 

そんな小首を傾げながら問われても、言った余自身でも意味が解らん・・・人生の供とはなんぞや・・・

 

「肯定だ、意味や意図などは、今はわからなくても良い、いずれ解る時が来よう」

 

・・・そうだといいなあ・・・あらやだ余ってばすごく無責任?

 

「≪・・・マスターオーダー受理 承認 認識 完了 グランドマスター 次のご指示を≫」

 

ふむ、此処に居ても時間の無駄か、予定通り、射撃訓練をしにいこう、序にニューの戦闘実験も兼ねるとしようか

 

「ではニューよ、戦闘実験を行う、此処では屋敷に被害が出るゆえに、場所を変更する」

 

「≪オーダー認識 受理 承認 諒解≫」

 

では行くとしよう

 

――場所は、ずっと残ったままの黄金劇場で良いか

 

 

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うむ、軽い準備運動も済ませた、そろそろ始めるか

 

「これよりユニット起動実験および戦闘実験を開始する ユニット起動承認」

 

「≪戦闘用武装ユニット 展開します≫」

 

別位相に待機状態で収納されていた((武装|ソードユニット))が出現、変形し、ニューに装着されていく

 

それはもう、何処から如何見ても某魔法少女の変身シーンのように・・・

 

ネタに走りたかった、反省も後悔もしていない。

 

装備を展開したニューの見た目は、まんま「ν-13」の戦闘形態となった

 

「≪自己解析 完了 ユニットの正常起動を確認 各部問題なし ・・・? 現在地に生体反応有り 数―2 該当者『ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール』もう片方の反応に該当者は無し≫」

 

ふむ、まあ、最近、姉上に許婚が出来たとか・・・おそらくその相手であろう、居る場所も・・・

 

「客席にいるので問題はない、では、往くぞ!」

 

余が取り出したるは練習用に威力を下げた二丁の霊銃、相対するは起動後間もない学習するゴーレム

 

だからと言って特別大きな事をするわけでもなく、動作確認程度に余がガン・カタモドキでニューの攻撃を相殺し続けるだけなのだがな

 

「≪剣軍召還 アインス ツヴァイ ドライ フィーア ヒュンフ 状態変更 殲滅 状態変更 ソードダンス≫」

 

余の周囲全方向から剣を錬金(と言う名の召還)して飛ばし、余に相殺させつつ装填の隙を付いて数えるのも面倒な程の剣を余に直接一斉連射、当たればも儲けモノ、回避されたらされたでその隙を付いてユニットの剣を使って近接戦闘

 

――ふむ、その辺の雑魚ならば、今ので殲滅出来ているな、基本的な機能は問題なし・・・と

 

「だからと言って、ガンナーが近接戦闘が苦手であるという保障は無い」

 

蹴りと左の銃で迫る剣を逸らし、右の銃は装填、その後すぐカウンターとして3発撃ってガードさせ、距離を取り、左の銃も弾丸を装填、距離は15メイルほど 仕切りなおしか

 

「≪データ収集完了 モーションパターン記録 追加 完了 ユニット損傷修復 完了 問題なし≫」

 

学習機能、自己修復機能も問題なく動いている・・・と

 

「“スキルラーニング起動”」

 

序ではあるが、技のバリエーションも増やしておかねばな

 

「≪オーダー 承認 スキルラーニングシステム起動 ―正常起動確認≫」

 

これも動いたか、それは重畳、ならば今日はこれで最後としよう

 

「――創造――涅槃寂静・終曲――!」

 

・・・本来のそれならしかるべき渇望と、相応の「力」を持っていなければならないのだが

 

余の発動したこれは、名称と発現する現象が同じなだけの、ただの技術に過ぎない

 

外見に変化は無く、周囲の人間に目撃され、異形と呼ばれることが無い代わりに

 

自分が加速した分だけ、周囲に停滞を押し付けるという効果の威力が大幅に劣化している

 

とは言え、今現在では、原典に劣っているとは言え、効果は十全に発揮されている

 

自身と自身の所持物は加速し、ニューに停滞を押し付け、認識出来ても身体が追いつかないレベルの速度差で

 

ニューを蹴り上げ、双銃を連射、修復可能域を計算し、ギリギリまで銃弾の衝撃で空中に留め続ける

 

銃弾がなくなったので攻撃をやめ、術を解いた

 

ニューを空中にとどめていた衝撃が無くなり、当然の如く落下するも、空中で姿勢を制御して難なく着地

 

その間に錬金を使って適当に身代わりを作る

 

「≪自己解析 ダメージ計算 完了 自己修復開始 完了 ラーニングデータ 記録 ラーニング開始・・・完了 ラーニングに成功しました 試験運用を開始します 対象 鉄の像【創造 涅槃寂静・終曲】≫」

 

ラーニングした技能はしっかり効果を発揮し、超加速の後、身代わりの「鉄の像」を蹴り上げ、落下させること無く延々と斬りつけ続け

 

「鉄の像」はあっという間にバラバラに切り裂かれた

 

「良い記録が取れた、起動実験および、戦闘実験を終了する」

 

「≪諒解 起動実験および、戦闘実験を終了します 武装ユニット収納 おつかれさまでした≫」

 

「うむ!大義である!・・・ふむ、太陽も傾いてきたゆえ、部屋に戻るとしよう」

 

いや、良い運動であった

 

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((技能設定|ご都合主義))

【剣軍召還(錬金と言い張る)】

剣の群れを召還し、標的に向けて放つ

出現させる場所はある程度自由に出来る

包囲して一斉射出し、針鼠にすることも可能

回避は困難だが、出来ないということもない。

ちなみにネロは全て相殺した

 

【殲滅】

剣軍召還の一転集中バージョン

出現場所を一つに絞るため、連射速度や数は圧倒的に増す

射出しながら照準をずらすことも可能

所謂剣を射出するマシンガンのようなもの

 

【ソードダンス】

ニューの近接戦闘の総称

四歳時点のネロと同等の近接戦闘技術を

半永久的に繰り出すことが出来る

ラーニングや経験を詰めばつむほど進化する

 

【相殺】

あらゆる攻撃を

重さや大きさなどの物理法則を無視して

無効化することが出来る。

ただし、相殺するには自身の攻撃を当てなければならない

 

【創造 ((涅槃寂静|アインファウスト))((・|・))((終曲|フィナーレ))】

出典 Dies irae シリーズ

原典使用者 藤井 蓮

自身の「刹那を永遠に味わいたい」と言う渇望と、とある存在の力の流入で発現したもの

効果は前述したとおり「自分の時間を加速しつつ、周囲の時間を停滞させること」

再現は出来たが、効果の威力は原典よりかなり劣っている。

ネロは一応、なりきり士の能力で原典も使えるが、周囲の目があるため、と言うのと

使う機会もそうないだろうということで使用していない。

 

 

 

 

 

 

説明
やっちゃったZE!☆
他作品の能力やキャラの名前が出てきますが・・・ってタグにあるから注意書きは良いのかな?
ああ、いろんな所にけんか売ってるような気がする・・・どうしよう
総閲覧数 閲覧ユーザー 支援
5382 5235 3
タグ
微クロス・・・? 他のゲームなどのキャラ外見や設定も有り チート ゼロの使い魔 ご都合主義 TS要素 

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