IS-インフィニット・ストラトス ネクサス 隠し事と力の意味ーThe meaning of a secret and power ー |
無人IS『福音が暴走したことによりIS学園の代表候補生がそれに対処することになった。千冬は真剣に話を進めるが千冬を含めみんなが集中できなかった。全員がチラチラと見ている方向には一夏の姿があった。
「・・・・・・・・・・・・あの、皆大丈夫だから・・・・」
「・・・・・そうか。お前がそう言うならいいが・・・」
全員少し安心をした。
「では話に戻るぞ。現在『福音』はここから二キロ離れた空域にいる。今から五十分後に我々が対処することになった。」
「あの・・・」
「何だ織斑?」
「この『福音』は広域殲滅を想定して作られていると資料に書かれてますよね。」
「それが?」
「この状況を考えて俺の白式の『零落白夜』が切り札になるってことですよね。」
「よく気付いたな。そのとおりだ。」
「さらに言うとこの中で高速系はおそらく・・・・」
「ちょっとその話待った!」
突如束が部屋に入ってきた。
「この作戦で束さんから提案があるんだけど。」
「箒のISが第四世代であるから展開装甲を利用して行動することですかですか?」
「・・・・・・・・・・いっくん、どうしてわかったのかな?」
「束さんのことですから実の妹になまはんかな物は渡さないと思って。」
「なるほど。そのとおりだよいっくん!」
「束、やり過ぎるなといったはずだぞ。」
「えへへ、ついね〜。」
「ま、これで決まりましたね。俺はISをチャージしとくんで束さんは箒の方を。」
そう言って一夏は部屋を出て行った。
「・・・・一夏さん、本当に何者なんでしょう?」
「さあ。でも全戦無敗であることは確かだよ。」
「君たちに聞いていいかな?」
「「「「篠ノ之博士!」」」」
「いっくんてどんな感じに戦ってる?」
「どうといわれましても・・・」
「素人の動きじゃありません、確実に。」
「なんというか戦闘慣れしているといってもおかしくないです。」
「空での戦いをいつも経験しているといってもおかしくないです。」
「ふ〜ん。」
「それとウルトラマンの技に似ているんです。」
「ウルトラマン・・・・」
「あ!すいません、変なt」
「どこかで聞いたことがあるね。」
「・・・・・・・・・・・え!」
「束、おまえもか。」
「うん。どこかでね・・・」
ISを別の部屋でチャージしている一夏。だが、一夏は白式の表示を表に出ないように細工をしていた。そこに表示れてたのは「操縦者生命危険域」と表示されていた。
時間は過ぎ、作戦開始時間。一夏と箒は浜辺にいた。
「時間だな、箒!」
「ああ、『紅椿』」
(白式)
二人はISを展開する。
「早いな、一夏。」
「まあな。」
その時プライベートチャネルで一夏に連絡が入った。
『聞こえるか、織斑。』
「はい、聞こえています。」
『今の篠ノ之は自分の力に浮かれている。お前がフォローしろ。』
「はい。」
千冬はオープンチャネルに切り替える。
『それでは作戦を開始する。』
「「了解!」」
「一夏、私の背中に。」
「ああ、頼んだぜ。」
「では・・・・・行くぞ!」
箒は上昇し、福音の元へ飛ぶ。
「このまま行くぞ。」
「ああ。」
箒と一夏は急接近する。そして福音は目認できる距離まで近づいた。一夏は雪片を構える。そして切りかかるが回避される。
「かわされた!」
「落ち着け箒!」
一夏は再度接近し攻撃しようとするが福音は無数の光弾を放つ。一夏は回避するが数弾当たった。
やっぱり反応が遅い!
「一夏、大丈夫か!」
「ああ。」
「私がバックアップする。その隙を突け!」
箒は福音に向け攻撃を仕掛ける 。
箒!なにやってんだ!無駄に振りすぎている。油断しすぎだ!
一夏は箒をフォローしようと福音に接近しようとするがれ0だーに本能があることに気付く。
「まさか!」
一夏は急降下する。それと同時に福音は海上に受けて光弾を放つ。一夏はサークルシールドを使い防ぐ。
「一夏!何をしている。」
「密漁船だ。織斑先生!」
『聞こえている。こっちで対応する。』
「ありがとうございます。」
「一夏!そんな犯罪者など放っておけ!」
「箒!」
「!」
「どうしてだ?どうして力に溺れる。おまえは力をなんか勘違いしているんじゃないか?お前のことはわかってる。十年前、束さんがISを開発したことでお前は無理やり転校することになった。それだけじゃないあの時優勝できるはずの大会を辞退せざるをえなかった。お前は束さんを恨み、その怒りを剣道に向けた。この前のラウラのとき。それだけじゃない、あのISが奇襲した時だってお前は自分に力がないことを恨んでいた。そのきもちはわかる。俺も誘拐されたときの自分の無力さに今も後悔している。だがな箒、それじゃあダメなんだ。その力は自分のためじゃなく、誰かを守るために使うんだ。」
「誰かを・・・・・守るために・・・」
「そうだ。お前は闇に落ちようとしている。だがまだ間に合う。光に戻って来い、箒!」
「ああ・・・・私は・・・」
箒は刀を落とし、両手で自身の顔を覆う。
が、福音はそんな箒に光弾を放つ。
「!箒!」
一夏はマッハムーブを使い箒の前に出る。一夏は光弾を背中に受ける。
「ぐああああああああああ!!!!!」
「一夏!」
二人はそのまま海面に向かい落ちる。
「一夏!一夏!」
『篠ノ之、状況を報告しろ。』
「一夏が!背中に攻撃を受けて!」
『すぐに戻って来い!』
「は、はい!」
海岸、全員がその状況に物も言えなかった。
「一夏・・・さん・・・」
そこにいたのはISを展開して気を失っている一夏の姿があった。
「いっくん・・・・」
突如、アラームが鳴り響く。一夏のISは強制解除される。
「いったいなに・・・・え!」
「どうした、束。」
「こんな状態で・・・・まさか・・・・」
「一体何なんだ!」
「ISに『操縦者生命危険域』が出てる。」
その言葉に一同驚きを隠せなかった
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福音が暴走したことにより一夏達が対処することになったが・・・・ | ||
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