貴方と人生を共に 天和√
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貴方と人生を共に〜ifストーリー天和√〜

 

 

 

 

 

 

一刀「2だな。」

 

左慈「?」

 

一刀「ちょっと先生の所に行ってくるわ」

 

月「何か用事ですか?」

 

一刀「いや、報告し忘れた事あったからさ」

 

左慈「付いてくぞ?」

 

一刀「いや、ついでに天和の様子も見てくるわ」

 

レーナ「ええ〜」

 

華琳「はいはいっ行くわよ。じゃあね一刀」

 

星「では。」

 

一刀「ああ。また明日な」

 

 

職員室

 

潤香「どうした?」

 

一刀「体育倉庫で男達が集まってるんですよ

 

・・・隠れて行く感じでした・・・大抵は悪巧みでしょうかね?」

 

潤香「ふむ・・・私が行くから貴方は帰ってなさい

 

何人か付いて来てくれ」

 

一刀「失礼しました。」

 

一刀はそのまま音楽室へ

 

 

 

 

音楽室

 

♪〜〜〜

 

一刀「お?やってるな」

 

ガラガラ

 

天和「兄さん!」

 

一刀「やあ。ボディーガード権客としてきたぞ〜」

 

詠「じゃあ、張り切らないとね!」

 

雛里「でしゅっ!」

 

天和「じゃあ、最初から繋げて行くよ?」

 

2人「コクッ」

 

♪〜〜〜〜〜

 

♪〜〜〜〜〜

 

♪〜〜〜〜〜

 

一刀「(いい歌だ・・・)」

 

一刀は目を瞑りながら聞いていた。

 

 

天和「ふぅ〜」

 

パチパチパチッ

 

一刀「最高だったよ」

 

天和「ホント!」

 

一刀「ああ!」

 

3人『b』

 

一刀「遅いし・・・帰るか」

 

天和「だね〜」

 

詠「じゃあ、どっか寄ってく?」

 

雛里「コクコクッ」

 

一刀「ファミレスでも行くか・・・」

 

天和「賛成〜」

 

詠「いいわね。」

 

雛里「コクコクッ」

 

4人はファミレスへ

 

 

 

 

ファミレス

 

一刀「そういえば、もうすぐ夏だけど

 

どっかに遊びに行くかどうかと検討してるんだけど

 

お前らも来るか?」

 

天和「行く〜」

 

詠「お邪魔じゃなければ」

 

雛里「コクコクッ」

 

一刀「じゃあ・・・どこ行くかな・・・」

 

天和「海に行きたいな〜」

 

一刀「海か〜いいな」

 

詠「そうね。日焼けしたいわ。」

 

雛里「UVケア・・・持ってかないと・・・」

 

一刀「じゃあ、そうするか・・・」

 

天和「じゃあ、期末試験が終わったくらいで良いんじゃない?」

 

詠「そうね・・・それがいいと思うわ」

 

雛里「賛成です!」

 

一刀「じゃあ、電話入れとくわ」

 

天和「任せるね、兄さん」

 

一刀「はいはい」

 

4人は色々しゃべり、帰宅する。

 

 

 

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北郷家

 

雪蓮「おかえり〜」

 

天和「ただいま〜」

 

一刀「ただいま」

 

雪蓮「御飯は用意出来てるから

 

手を洗ってきなさい」

 

天和「は〜い」

 

一刀「俺は少し左慈に電話するから後でいいよ」

 

雪蓮「そう?じゃあ置いとくわね」

 

一刀「ああ。お願い」

 

 

ピッ

 

一刀「左慈か?」

 

左慈「ん?どうした?」

 

一刀「今度、海に行こうと思うんだけどさ」

 

左慈「いいな。いつ頃にするんだ?」

 

一刀「期末終わった後ってのはどうだ?」

 

左慈「でも、まだ寒くないか?」

 

一刀「それも心配だけど、期末前からどうやら

 

熱くなるって言ってたぞ?今日の最高気温でも31度じゃんか」

 

左慈「確かにな・・・分かった。そうしよう」

 

一刀「じゃあ、明日学校で計画を練るか」

 

左慈「だな。」

 

一刀「でも・・・潤香先生も来そうで怖いんだが・・・」

 

左慈「ああ、バレないようにしないとな・・・」

 

一刀「だな。引率がどうとか言って結局付いてきたしな、

 

前は・・・」

 

左慈「あれはさすがにキツかったな・・・

 

飲んで騒いでだろう・・・運ぶのはごめんだぞ?」

 

一刀「だな・・・まあ、明日な」

 

左慈「ああ。じゃあな」

 

一刀「おう!」

 

ピッ

 

一刀はリビングに向かい、ご飯を食べた。

 

一刀「どうしようかな・・・

 

無双でもやるかな・・・」

 

しばらくゲームを満喫し・・・そのまま布団へ

 

 

コンコンッ

 

天和「兄さん?起きてる?」

 

ガチャッ

 

天和「・・・もう〜ゲームつけっぱなしだし・・・」

 

一刀「zzzzz」

 

天和「はぁ〜」

 

天和は部屋をしょうがなく部屋を片付けた。

 

天和「・・・これは!!」

 

一刀「・・・ん・・zzzzzzz」

 

天和「・・・まあ、男だしね・・・

 

(内容は何かしら・・・)

 

妹通信と言うエロ本を見ていた。

 

天和「うわ・・・兄妹でこんな事・・・」

 

天和は真剣に見ていた。

 

マンガの一部

 

兄「俺達は兄妹だ!だめだって!」

 

妹「私・・・お兄ちゃんになら何でもできるよ・・」

 

服を脱ぎ全裸になっていた。

 

兄「だめだって!」

 

妹「私達・・・血が繋がってないんだよ?」

 

兄「そうだけど!」

 

妹「説得力ないよ?」

 

 

 

天和「うわ〜・・・私も兄さんと・・・ゴクリッ」

 

一刀「zzzzz」

 

天和「・・・一緒に寝るだけだしね・・・お邪魔しま〜す」

 

天和は一刀の隣で寝ることにした。

 

 

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翌朝

 

むにゅっ

 

一刀「・・・ん・・・ん?(柔らかい・・・)」

 

ムニュッムニュッ

 

天和「すぅすぅ・・・・」

 

一刀「うわっ!」

 

ゴチンッ

 

一刀「いつっ!」

 

天和「ん・・・おはよう〜兄さん」

 

一刀「おはようじゃない!何でここで寝てるんだ?」

 

天和「昨日つけっぱなしで寝てたでしょ?」

 

一刀「そうだったか?」

 

天和「そうだよ〜眠くなったから一緒に寝ただけ」

 

一刀「別にいいけどさ・・・

 

そろそろ出てってくれないか?」

 

天和「あ!ごめん!///」

 

バタバタバタッ

 

一刀「ったく・・・成長したな・・・」

 

 

 

 

 

 

教室

 

一刀「じゃあ、期末終わって夏休みに入る時で

 

いいか?」

 

華琳「ええ。うちの別荘があるからそこを使うと

 

いいわ」

 

一刀「おお!サンキュー」

 

左慈「じゃあ、期末後の日曜だな」

 

華琳「ええ。それでいいわ」

 

レーナ「一刀〜セクシーな水着で悩殺しちゃうからね〜」

 

月・華琳「#(大きければ良いと言う物じゃないでしょう!)」

 

左慈「はぁ〜」

 

愛紗「(左慈はどんな水着が好きなのかな・・・・)」

 

 

放課後

 

音楽室

 

詠「一刀さん、毎日ありがとうございます。」

 

雛里「でしゅっ!」

 

一刀「いいって。暇だしそれより、

 

期末が終わった週の日曜に決まったぞ」

 

天和「ホント!じゃあ水着買ってこなきゃ!」

 

詠「そうね。最近サイズがちょっときつくなってきたし・・・」

 

雛里「#(死ねばいいのに!)」

 

一刀「まあ、そこら辺は各自って事で」

 

天和「じゃあ、今から行こうよ。」

 

詠「賛成〜」

 

雛里「はい・・・(パッドでごまかせないかな・・・)」

 

一刀「まあ、買うまで待っててやるよ。

 

女3人じゃ危ないしな」

 

天和「ほんと!やった!〜」

 

詠「助かります」

 

雛里「はいっ!」

 

一刀「いい返事だ。行こうか」

 

4人はデパートへ

 

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水着売り場

 

天和「これなんてよさそうだよ」

 

詠「これは・・・ちょっと大胆ね・・・」

 

雛里「#(脂肪共め!)」

 

一刀「ふぁ〜・・・ん?」

 

カメラを持った男が天和達に近づいて行く。

 

一刀「ったく・・・」

 

 

 

 

 

 

男「早く着替えないかな〜」

 

一刀「俺のヌードなら取ってもいいぞ?」

 

男「えっ」

 

ボコッ

 

一刀「カメラも壊すね〜」

 

バギッ

 

一刀はデジカメを真っ二つにし、ゴミ箱へ

 

一刀「気づかれる前に」

 

ズルズルズルッ・・・ぽいっ

 

トイレに捨てた。

 

 

 

 

 

天和「待った〜?」

 

一刀「いや、ゴミを捨てに行ってたし待ってないよ?」

 

天和「そうなの?」

 

一刀「ああ。でかいゴミだったからボコッて捨ててきた」

 

3人「・・・・」

 

一刀「それより、いい物買えた?」

 

詠「ええ。当日のお楽しみです。」

 

天和「だよ?兄さん」

 

雛里「(パッドも買ったし・・・OK)」

 

一刀「?そうか・・・じゃあ、行くか」

 

 

 

帰り道

 

天和「そういえばね、桃の木があるじゃない」

 

一刀「神木だよな?」

 

天和「うん、なんでも願いが叶う金の桃があるんだって」

 

詠「聞いた事あるわ、思いの力で実る〜とか誰か言ってたわよ?」

 

一刀「へぇ〜」

 

雛里「不思議ではないですね。年中桃が実ってますし」

 

天和「それとね、勝手に桃を取ると不幸が起きるんだって」

 

一刀「金の桃取れないな」

 

雛里「いえ、木が相手を選んで授けてくれるとも聞きました。」

 

詠「確か・・・思いの力と

 

綺麗な心の持ち主しかくれないんじゃなかった?」

 

天和「私は心が折れない人って聞いたよ」

 

一刀「ふむっ色々伝説があるんだな・・・」

 

詠「まあ、ただの噂だしね」

 

一刀「ふむ・・・」

 

家に着き、4人は解散した。

 

ガラガラッ

 

天和「いい匂い〜」

 

雪蓮「お帰りなさい。今日はカレーよ」

 

一刀「姉さん!良いチョイス!b」

 

雪蓮「b!」

 

手を洗いそのままカレーを食べながら

 

一刀「そういえば、姉さんも一緒に海に行く?」

 

雪蓮「いいの?」

 

一刀「ああ。多い方が楽しいし」

 

雪蓮「じゃあ、エスコートお願いね♪」

 

一刀「まかせて!姉さん」

 

天和「私も〜」

 

一刀「はいはいっ」

 

 

 

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期末試験が終わり・・・日曜日

 

 

一刀「ん〜いい天気だな」

 

雪蓮「弁当足りるかしら」

 

天和「駅弁買えば良いんじゃない?」

 

月「私も作ってきましたので大丈夫です。」

 

天和「遅いね」

 

詠「まだ、集合時間じゃないわよ?」

 

雛里「早く来ちゃいましたしね。」

 

そこへ

 

左慈「お〜い!」

 

一刀「きたきた。」

 

愛紗「すいません、遅れました。」

 

華琳「レーナが遅すぎるのよ」

 

レーナ「だって〜日焼け止め探してたんだもん〜」

 

華琳「私の貸すわよ」

 

レーナ「ホント!」

 

華琳「ええ。」

 

星「では、私も貸していただこう。」

 

華琳「ええ。いいわよ」

 

一刀「そういえば・・・誰か忘れてないか?」

 

一同『?』

 

 

 

 

 

補習組

 

及川「うわ〜ん海行きたかったわ〜」

 

教師「おい!及川!ちゃんと聞いてろ!」

 

及川「へ〜い」

 

 

 

 

 

左慈「気にする必要なさそうだけどな」

 

一刀「だな。」

 

一同は海へ

 

 

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御坂別荘

 

 

華琳「男はこっちの部屋を使って頂戴」

 

一刀「了解」

 

ガチャッ

 

左慈「・・・広すぎだろ」

 

一刀「まあ、良いんじゃないか?」

 

左慈「・・・だな。着替えて、早速行くか?」

 

一刀「おう。・・・それより〜愛紗とはどうなんだ?」

 

左慈「うっ」

 

一刀「ふむっ・・・その様子だと、まだか・・・」

 

左慈「それがどうした?」

 

一刀「ここで進展させるんだ!」

 

左慈「はぁ!?」

 

一刀「ふふふっキューピット一刀ちゃんに任せなさい〜

 

夏は恋の季節!女が変わる季節でもある!いいな?」

 

左慈「おっおう」

 

2人は着替えて

 

そのまま海へ

 

天和「待った?」

 

一刀「いや、今来たとこだし。」

 

天和「そう?」

 

詠「はっ恥ずかしいわね///」

 

ぼよんっ

 

雛里・月・華琳「#(私達よりある時点で同罪よ!)」

 

 

 

雪蓮「ん〜久しぶりに羽を伸ばせそうね〜」

 

ぼよんっ

 

雛里・月・華琳「##」

 

レーナ「ちょっときついかしら」

 

ぼよんっ

 

雛里・月・華琳「#(脂肪め!死ねばいいのに!)#」

 

星「ふむっ・・・貧乳はステータスだ・・・希少価値だ

 

・・・と誰か言ってたぞ?」

 

ぼよんっ

 

星「おっと・・・揺れてしまうな」( ̄ー ̄)

 

雛里・月・華琳「##(憎たらしいな・・・)##」

 

一刀「どうした?」

 

華琳「いえ・・・なんでもないわ」

 

一刀「ならいいんだけど」

 

天和「ビーチバレーしよう〜」

 

雪蓮「私は日焼けでもしてるわ」

 

レーナ「じゃあ、私もbeachやるわ〜」

 

華琳「ちゃんと日焼け止め塗りなさいよ!」

 

 

 

一刀「むむむっ」

 

天和「どうしたの?」

 

一刀「・・・実はな・・・って事なんだ」

 

天和「なるほどね〜じゃあさ、私も協力するよ」

 

一刀「お!それは助かる。」

 

華琳「面白そうね。」

 

レーナ「乗るわ。」

 

星「暇つぶしになりそうですな」

 

華琳「(いい性格してるわ・・・)」

 

一刀「いつの間に・・・まあ、多い方がやりやすいか」

 

華琳「そう言う事よ」

 

一刀「どうすっかな・・・」

 

華琳「そういえば、ここら辺に夜になると

 

綺麗なスポットがあるわよ」

 

一刀「そこだ!・・・何とかして2人をそこに呼び出すぞ」

 

天和「うまく行くかな?」

 

一刀「行くかは2人次第だ」

 

華琳「そうね。相思相愛だし、大丈夫でしょ」

 

レーナ「ダイジョウブb」

 

一刀「夜決行だ」

 

4人『おお!』

 

 

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女部屋

 

天和「連れ出し、案内する人をくじで決めるよ。」

 

華琳「望む所!」

 

レーナ「異議な〜し」

 

星「いいだろう」

 

天和は4本の割り箸を用意した。指に朱肉を付けて・・・

 

天和「じゃあ、引いて〜赤いのが当たりね〜」

 

ヒョイッヒョイッヒョイッ

 

華琳「はずれよ」

 

レーナ「NO〜」

 

星「私もだ」

 

天和「私で決まりだね〜」

 

華琳「貴方のも見せて頂戴」

 

天和「は〜い」

 

天和は箸の先を見せると

 

華琳「負けね、後は頼んだわね。」

 

天和「任せて〜(私も・・・勝負を仕掛けよう!)」

 

 

 

 

男部屋

 

一刀「左慈、良いスポットを用意した・・・

 

勝負を賭けろ。」

 

左慈「だっだがよ・・・緊張してな」

 

一刀「前に進め!自分を信じろ!

 

途中までついてってやるから」

 

左慈「ホントか?」

 

一刀「ああ。二言はない」

 

左慈「そうか・・・分かった!」

 

一刀「いくか」

 

左慈「ああ!」

 

 

 

スポットの途中まで行った。

 

一刀「ここからはお前の戦いだ」

 

左慈「おう!」

 

左慈はそのまま愛紗の元へ

 

 

 

 

愛紗「天和ちゃ・・・左慈!」

 

左慈「よっよう・・・」

 

星と月が照らし、良いムードに

 

 

 

 

 

天和「うまくいくかな?」

 

一刀「どうだろうな・・・」

 

天和「ねぇ・・・もし、私が兄さんが好きって言ったら

 

どうする?」

 

一刀「どうするって・・・兄妹だろ?」

 

天和「でも、血は繋がってないよ?」

 

一刀「・・・正直、わかんない・・・けど

 

もし、そうなれたら・・・いいな」

 

天和「うそじゃないよ・・・私・・・兄さんが好き

 

・・・昔から守ってくれたよね・・・その時からずっと

 

好きだった・・・兄さん誰にでも優しいから何回もやきもき

 

したよ?」

 

一刀「そうか・・・すまなかったな」

 

天和「いいの・・・兄さん・・・」

 

天和は服を脱ぎ水着姿に。

 

天和「実はね・・・兄さんだけに見せたくて

 

別の水着を買ったんだ・・・どうかな?」

 

一刀「・・・綺麗だ・・・」

 

天和「兄さん・・・」

 

天和は一刀に抱きついた・・・

 

一刀「良いのか?」

 

天和「コクッ///」

 

物陰に行き・・・?

 

事後

 

天和「兄さんのがまだ残ってるみたい」

 

一刀「そうか?すまん・・・激しくしすぎた」

 

天和「いいの・・・兄さんが気持ちよかったなら」

 

一刀「天和・・・」

 

再びキスを交わし・・・求めあった・・・

 

 

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翌朝

 

一刀「うまくいったのか?」

 

左慈「おっおう!」

 

一刀「そっか・・・実はな・・・

 

俺もうまくいったぞ?・・・妹と・・・やっちまった」

 

左慈「・・・マジか?」

 

一刀「でも、血は繋がってないんだ・・・」

 

左慈「そうだったな・・・あいつらがうるさいぞ?」

 

一刀「だな・・・しばらくは黙っててくれ」

 

左慈「・・・分かった」

 

一刀「さて、飯食いに行くか」

 

左慈「だな。」

 

2人は部屋を出て・・・

 

愛紗「おっおはよう///」

 

左慈「おっおう///」

 

一刀「お熱いね〜」

 

華琳「まあ、結果オーライね」

 

レーナ「いいな〜一刀〜私と付き合おう〜」

 

そこへ

 

天和「だっダメ!」

 

華琳「・・・・・」

 

レーナ「いいじゃない〜」

 

天和「ダメなものはだめなの!」

 

華琳「・・・天和・・・貴方・・・一刀と何かあったわね」

 

天和「彼女になりました!」

 

左慈、雪蓮、星以外『ええええーーーーーー』

 

雪蓮「あら、いいじゃない〜血は繋がってないんだし」

 

星「ですな。」

 

華琳「そう言う問題じゃないの!」

 

レーナ「近親相姦だよね!」

 

月「へぅ〜」

 

星「何よ言う!近親相姦!結構じゃないか!

 

愛に境界線はない!メンマと同じだな」

 

月・華琳・レーナ「黙れ、メンマバカ!」

 

星「OTZ」

 

詠「二人がそれでいいなら、いいんじゃない?

 

血は繋がってないんだし・・・薄々は気づいてたし」

 

雛里「(やっぱり・・・巨乳補正かな・・・)」

 

雪蓮「私は応援するわ。2人のお姉さんとしてね♪」

 

華琳「でも!」

 

月「そうです!横暴です!」

 

星「メンマは美味しいのだ・・・ブツブツ・・・」

 

雪蓮「一刀、貴方は天和が好き?」

 

一刀「ああ」

 

雪蓮「天和、貴方は一刀が好き?」

 

天和「はいっ!」

 

雪蓮「ならいいわ。頑張りなさい」

 

一刀「姉ちゃん・・・」

 

天和「ありがとう・・・お姉ちゃん」

 

雪蓮「ふふっ。じゃあ、ご飯にしましょうか」

 

華琳「何か・・・はぐらかされわね・・・」

 

レーナ「ええ。」

 

月「私は・・・応援しようと思います。」

 

華琳「月はそれで良いの?」

 

月「一刀ちゃんが幸せならいいです。」

 

華琳「そう・・・そうね」

 

レーナ「ええ〜」

 

華琳「しょうがないでしょ?」

 

レーナ「ぶうぶう〜私の√も作れ〜作者〜」

 

詠「ぼくも欲しいわ」

 

雛里「ほしいです!」

 

雪蓮「早くしないと無くなるわよ〜」

 

星「・・・メンマ・・・ブツブツ・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

最後に海を満喫し、一同は家へ帰るのだった。

 

 

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次の日曜日

 

一刀「じゃあ、行くか。」

 

天和「どこ行こうか?」

 

一刀「ペアリングでも買うか?」

 

天和「欲しい!」

 

一刀「はいはいっ」

 

 

2人はアクセサリーショップへ

 

天和「これ、欲しいな」

 

くまのネックレスだった。

 

一刀「似合うんじゃないか?」

 

天和「ホント!」

 

一刀「良いと思う」

 

天和「じゃあ、これにしよ♪」

 

一刀はエンゲージリングの特設があったので見に行き

 

一刀「天和」

 

天和「何?兄さん」

 

一刀は左手の薬指に指輪をはめた。

 

一刀「今はこれで我慢してくれ・・・

 

いつかちゃんとした指輪を買うからさ」

 

天和「・・・いいよ・・・これでいい。

 

私気に入っちゃった。」

 

一刀「いいのか?」

 

天和「兄さん!どんなに高くても、安くても、気持ちが

 

こもってるなら何でもいいんだよ?」

 

一刀「そうか・・・」

 

天和「そうそう・・・コホッ」

 

一刀「風邪か?」

 

天和「どうだろ?誰かの移ったのかな?」

 

一刀「今日は家でのんびりするか?」

 

天和「うんっ!」

 

腕にしがみつき、家に向かった。

 

 

 

北郷家

 

雪蓮「丁度良い所に」

 

雪蓮は旅行用のバッグを持っていた。

 

一刀「旅行?」

 

雪蓮「そうなの、母さんが向こうで忙しいらしいから

 

手伝ってくるわ。」

 

一刀「今回はどれくらいになるの?」

 

雪蓮「今年明け前には帰って来れると思うわ

 

ご飯は天和に任せるわね」

 

一刀「おいおい・・・殺人料理をくえ・・・」

 

ボコッ

 

天和「・・・誰が殺人料理って?」

 

一刀「言ってません・・・」

 

雪蓮「これでもうまくなった方なのよ?

 

食べれるくらいなら」

 

天和「お姉ちゃん#」

 

雪蓮「さて、行こうかな」

 

天和「お姉ちゃん!」

 

雪蓮はさっさと出て行った。

 

天和「もう・・・」

 

一刀「・・・なあ」

 

天和「何?」

 

一刀「しばらくは・・・二人きりだな」

 

天和「/////」

 

ボコッ

 

一刀「ぐへっ」

 

天和「もう!バカ!」

 

一刀「わっ悪かったって!」

 

天和「はぁ〜・・・コホコホッ」

 

一刀「ホントに大丈夫か?」

 

天和「風邪薬飲んで早めに寝るね」

 

一刀「それがいい」

 

店屋物で済ませて、部屋で寝転がっていた。

 

一刀「天和・・・大丈夫かな」

 

コンコンッ

 

一刀「天和か?」

 

ガチャッ

 

天和「兄さん・・・一緒に寝ちゃ・・・だめ?」

 

一刀「おいで」

 

天和は一刀の布団に潜る

 

天和「えへへ・・・あったかい・・・」

 

一刀「逆に暑いだろ・・・」

 

天和「汗をかけば、

 

風邪が治りやすいって誰かが言ってたよ?」

 

一刀「・・・運動でもするか?」

 

天和「うんっ!」

 

 

????????????????????

 

 

 

 

 

 

 

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夏も終わり・・・9月

 

 

教室

 

一刀「俺らは何をやるんだ?」

 

華琳「喫茶店だったわね」

 

左慈「男は殆ど裏方だな」

 

月「一刀ちゃんは接客ですよ?」

 

一刀「エエ〜」

 

華琳「文句言わないの。」

 

一刀「ライブの時間は抜けるぞ?」

 

レーナ「OK〜」

 

左慈「うまく行ってるみたいだな」

 

一刀「そっちもな」

 

華琳「はいはいっごちそうさま」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

音楽室

 

天和「〜〜♪〜〜♪」

 

一刀「・・・・」

 

演奏が終わる。

 

一刀「これなら、当日もできそうだな」

 

天和「絶対見に来てよ?」

 

一刀「分かってるって」

 

詠「お熱いね〜」

 

雛里「もげろ!」

 

一刀「雛里・・・結構きついぞ・・・」

 

天和「じゃあ、もう1回頭からやろう」

 

詠「OK」

 

雛里「b」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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学園祭当日

 

教室

 

一刀「いらっしゃいませ。お席へどうぞ」

 

結構繁盛していた。

 

左慈「戻ったぞ」

 

愛紗「交代です。」

 

一刀「おお〜おお〜バカップルさんがやっと帰って来たか」

 

左慈「一刀!///」

 

愛紗「////」

 

華琳「じゃあ一刀、休憩なさい」

 

一刀「そうさせてもらうよ」

 

一刀は直ぐにライブ会場に

 

 

 

 

ライブ会場

 

天和「じゃあ!ライブスタート!」

 

 

♪〜〜♪

 

〜♪♪

 

一刀「いいぞ!その調子だ」

 

詠「〜〜〜♪」

 

雛里「〜〜〜♪」

 

ファン『おお〜!』

 

天和「♪〜〜〜♪」

 

一刀「うんうん・・・」

 

天和「〜♪〜♪」

 

ライブが終わった。

 

天和「皆!ありがと・・・」

 

バタンッ

 

一刀「天和!!」

 

客を押しのけ急ぐ・・・

 

一刀「どけ!」

 

一刀の怒りの殺気に全員が道を開けた。

 

一刀「天和!天和!・・・詠!救急車だ!」

 

詠「分かったわ!」

 

一刀「雛里は門まで運ぶのを手伝ってくれ!」

 

雛里「はいっ!」

 

雛里と2人で門まで連れて行き救急車で運ばれた。

 

一刀も一緒に同行した。

 

 

 

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病室

 

 

天和「・・・・」

 

一刀「天和!」

 

一刀は手が震えながらも握り締めていた。

 

看護婦「先生が話があるそうです。」

 

一刀「・・・行きます」

 

 

 

 

 

一刀「先生・・・どうなんですか?」

 

医師「実は・・・原因が分からないんですよ・・・

 

何処も悪い所はありません。健康そのものですが、

 

衰弱が激しいので、ただの過労だと思うんですけどね。

 

2、3日は安静が必要ですので、

 

しばらくは入院してもらいます。」

 

一刀「お願いします。」

 

医師「何、百刀さんの孫娘さんを助けたいですからね。」

 

一刀「じいちゃんと知り合いですか?」

 

医師「これでも、同級生だからな。」

 

一刀「しっ知らんかった・・・」

 

医師「ここの院長でもあるんだがね」

 

一刀「・・・なんとなく納得しました。

 

では・・・よろしくお願いします。」

 

一刀は深く頭を下げる。

 

医師「任せときなさい。」

 

 

 

 

 

 

 

数日後

 

一刀「天和?」

 

天和「兄さん」

 

一刀「今日退院していいって」

 

天和「ホント!」

 

一刀「ああ。」

 

天和は直ぐに支度し、家に帰る。

 

一刀「とりあえず、

 

しばらくは休学にしてもらったからゆっくり休め

 

出席日数は足りると思うから大丈夫さ」

 

天和「・・・うん」

 

一刀「これからずっと一緒にいられるんだ

 

辛気臭い顔すんな」

 

天和「そう・・・だね」

 

 

-13ページ-

 

北郷家

 

一刀「荷物は後から持ってってやるから

 

部屋で休んでな」

 

天和「うん」

 

一刀「飯は居るか?」

 

天和「じゃあ、牛丼が食べたい。」

 

一刀「おう!待ってろ」

 

一刀は自電車に乗り、牛丼屋へ

 

 

 

 

 

店員「ご注文はお決まりですか?」

 

一刀「牛丼並のつゆ抜きと特盛のだくで」

 

店員「かしこまりました。」

 

一刀は牛丼を買い急いで家に帰る途中・・・

 

一刀「天和!」

 

天和「兄さん・・・兄さん!!」

 

ぎゅっ

 

一刀「どうして、外に!」

 

天和「だって!兄さんが遠くに行っちゃう気がしたから・・・

 

怖くて・・・」

 

一刀「どこにも行かないさ・・・ずっと傍に居るよ」

 

天和「・・・うん」

 

一刀「じゃあ、帰って食べよう?」

 

なでなで

 

天和「うんっ!」

 

2人はそのまま家に帰る。

 

天和「兄さん!玉ねぎは食べないと」

 

一刀「硬い物は無理!」

 

天和「食べて・・・」

 

一刀「食べます!」

 

一緒にお風呂に入り、ベッドへ

 

一刀「今日は退院したばかりだから、あれは無しだぞ?」

 

天和「一緒に寝れるなら我慢する。」

 

2人は寄り添い寝る・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

-14ページ-

 

 

 

 

 

 

百刀「今日からお前らの妹になる天和だ!」

 

天和「天和です・・・よろしくお願いします。」

 

一刀「よろしくね♪」

 

天和「うんっ!」

 

雪蓮「一番上のお姉さんの雪蓮よ、よろしくね」

 

天和「うん!お姉ちゃん!」

 

百刀「この子は孤児だったのを引き取ったのじゃ

 

これからはホントの兄妹のように接してやるんだぞ?

 

家族なんじゃから。」

 

一刀「はい!」

 

雪蓮「ええ。おじいちゃん」

 

 

 

 

 

夢終了

 

 

 

-15ページ-

 

 

翌朝

 

一刀「俺の・・・夢?」

 

横に顔をやると天和が居ない。

 

一刀「天和!」

 

急いでリビングに

 

天和「どうしたの?兄さん

 

一刀「よかった!」

 

ぎゅっ

 

天和「///兄さん・・・料理・・・できないよ」

 

一刀「すっすまん・・・料理?」

 

天和「何?#」

 

一刀「HAHAHAHA何でもない」

 

天和「じゃあ、座ってて」

 

一刀「うっうむ」

 

一刀は覚悟を決め食べる事に

 

天和「召し上がれ」

 

一刀「ぱくっ・・・うまい!」

 

天和「どう?腕・・・上がってるでしょ?」

 

一刀「ああ!やれば出来るんだな!

 

殺人料理からおさらばだぞ!・・・しまった!」

 

天和「ピキッ#」

 

一刀「HAHAHAHAアメリカンジョークジャマイカン!」

 

天和「もう!・・・ふふっ」

 

一刀は平らげる。

 

一刀「俺もしばらくは休学できるから

 

一緒に居られるぞ?」

 

天和「ホント!」

 

一刀「ああ。何かして欲しい事はあるか?」

 

天和「・・・抱いて欲しい・・・」

 

一刀「まだ、病み上がりだろ?」

 

天和「抱いてくれなきゃここを動かない!」

 

一刀「・・・・はぁ〜分かった・・・

 

ソファーに行こうか」

 

天和「うんっ!」

 

一刀と天和はお互いを確かめ合うかのように

 

抱き合った・・・

 

 

 

 

-16ページ-

 

 

 

 

数日後

 

 

一刀「おはよう〜」

 

華琳「天和はもう大丈夫なの?」

 

一刀「今日は体調が良いらしいから

 

俺は学校に来たんだ。俺の場合天和

 

と違って、出席日数が足りないからね。

 

こうゆう時に学校に来ないとさ」

 

華琳「そう。」

 

左慈「だが、心配したぞ?お前が過労で倒れてないかさ」

 

月「私はちょこちょこ行ってるので

 

分かりますけど、一刀ちゃん無理しすぎです。」

 

レーナ「目にクマが出来てるわよ?」

 

一刀「大丈夫さ、こんなのは天和に比べたら

 

全然苦じゃないさ。」

 

左慈「そうか・・・」

 

一刀「もうすぐHR始まるぞ」

 

華琳「そうね。」

 

 

 

 

放課後

 

及川「かずぴ〜どっかいこ〜」

 

ボコッ

 

バタンッ

 

左慈「今日は真っ直ぐ帰るんだろ?」

 

一刀「ああ。すまんな」

 

華琳「いいのよ。また、明日ね。」

 

一刀「おお。」

 

一刀は急いで出て行った。

 

左慈「・・・無理してるな」

 

レーナ「ええ。」

 

華琳「・・・壊れなきゃいいんだけど」

 

月「・・・一刀ちゃん」

 

 

-17ページ-

 

 

北郷家

 

一刀「ただいま〜」

 

天和「お帰りなさい、兄さん」

 

一刀「おとなしくしてたか?」

 

天和「もう・・・子供扱いしないで〜」

 

一刀「悪い悪い。」

 

天和「それより、御飯出来てるよ?」

 

一刀「おう。じゃあ手洗ってくるわ」

 

手を洗いリビングへ

 

 

一刀「今日な、桃の木が枯れてたんだ」

 

天和「ニュースでもやってたよ」

 

一刀「まあ、有名だから」

 

天和「兄さん、おかわり?」

 

一刀「うむっ」

 

二人で風呂に入り部屋へ

 

天和「兄さんの隣・・・落ち着くな・・・」

 

一刀「そうか?」

 

天和「うん・・・」

 

一刀「そろそろ電気消すぞ?」

 

天和「うん・・・お休みzzz」

 

一刀「お休み」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

-18ページ-

 

 

 

 

 

子供A「この!おっぱいお化け〜」

 

天和「うわ〜ん!」

 

子供B「お化けが泣いてるぞ〜」

 

天和「わ〜ん!」

 

子供B「リボンなんて付けてさ〜気持ち悪いんだよ〜」

 

シュルッ

 

天和「兄さんから貰ったリボン!返して!」

 

子供A「や〜い取り返してみろ〜」

 

天和「返して!・・・コホコホッ」

 

一刀「返せよ!」

 

子供A「なんだ!」

 

ボコボコボコボコッ

 

一刀はあっと言う間に子供達を血祭りにあげた。

 

子供B「ゆ・・・るし・・て」

 

子供A「ご・・・ごめ・・さ・・い」

 

一刀「・・・・#」

 

ボコボコボコボコッ

 

一刀「はぁはぁはぁ・・・

 

天和、はい!リボン!」

 

天和「兄さん〜!わぁぁぁぁん!」

 

抱きっ

 

一刀「お兄ちゃんが守ってあげるからな

 

・・・だから、泣き止んで?」

 

なでなで

 

天和「うん!」

 

 

 

親A「うちの子があんな怪我をしたのよ!

 

謝ってもらいましょう!」

 

百刀「申し訳ない・・・ですが、

 

お宅らの子供も悪いんじゃないか?

 

この子から聞きましたぞ?ワシの孫娘の

 

リボンを取り上げていじめてたとな。

 

月ちゃん、そうだろ?」

 

月「うん!私見てたもん!

 

親A「・・・・」

 

百刀「お主らも悪い。あんな事

 

をしなければ、こんな事にはならなかったんじゃないかね?

 

先に謝るのはどっちですかな?今後孫娘に手を出すならば、

 

北郷家の敵対とみなすぞ?・・・お主は最近越してきた

 

ばかりじゃろ?それと、子供のしつけはちゃんとやらんか!

 

元気に遊ぶのはよい!

 

じゃがな、正しくしつけとればこんな事にはならんかったと思うぞ?

 

一刀も確かに悪い・・・じゃがな、子供は親を見て育つ者でもある。

 

お主は共働きであろ?子供の面倒をしっかり見んか!」

 

親A「申し訳ありませんでした・・・」

 

百刀「分かったならよい」

 

親Aはそのままうつむいた状態で帰った。

 

 

 

 

一刀は正座をしていた。

 

一刀「じいちゃん!申し訳ありませんでした!」

 

一刀は深く頭を下げた。

 

百刀「ちとやりすぎたな。はっはっはっは!

 

それに、何故謝る?家族のピンチを救ったのじゃ

 

恥じる事はないぞ?」

 

一刀「でも!」

 

百刀「一刀お前は優しすぎる・・・じゃがな、

 

その優しさが一番必要なのじゃ・・・力と言うのはな

 

弱いものを守る為にあるんじゃ・・・これからも、精進せい」

 

一刀「はい!」

 

百刀「うむ!いい返事じゃ!」

 

天和「兄さん!」

 

ぎゅっ

 

一刀「もう大丈夫だぞ?」

 

百刀「かっかっか!仲良きことよ!」

 

 

 

 

 

夢終了

 

 

 

 

-19ページ-

 

 

 

 

一刀「またか・・・何でこんな昔の夢を?」

 

一刀は着替えて、リビングに移動した。

 

天和「兄さん、おはよう」

 

一刀「ああ。おはよう」

 

天和「御飯できてますよ」

 

一刀「んっもらう」

 

2人は御飯を食べ、今日は休みなので

 

リビングで抱き合いながらテレビを見る。

 

一刀「遊園地か・・・」

 

天和「行きたいな・・・」

 

一刀「元気になったら行ってみるか?」

 

天和「ホント!」

 

一刀「ああ・・・だから、早く元気にならないとな?」

 

天和「うんっ!」

 

 

 

 

 

 

だが、悪化する一方だった。

 

 

 

-20ページ-

 

 

 

数週間が過ぎ・・・12月

 

 

 

天和「ゴホッゴホゴホ」

 

一刀「天和!・・・病院に行こう・・・」

 

天和「待って!・・・行きたくない」

 

一刀「わがまま言うんじゃないの」

 

天和「嫌!」

 

一刀「天和・・・」

 

天和「ゴホゴホゴホッゴホ」

 

一刀「(クッ!どうすればいいんだ!)」

 

ガラガラガラッ

 

雪蓮「ただいま〜」

 

一刀「姉さん!」

 

一刀は直ぐに姉さんの元に

 

一刀「姉さん!天和が!」

 

雪蓮「!!」

 

2人は天和の元に

 

雪蓮「どう言う事よ・・・これ・・・

 

一刀?」

 

一刀「わからないんだ!医者に見せたけど

 

衰弱する一方だって!

 

病気はないのに衰弱するっておかしいよ!

 

ご飯はちゃんと食べてるのに!」

 

雪蓮「落ち着きなさい!・・・とりあえず

 

もう一度医者に見せましょう。」

 

一刀は直ぐに救急車を呼び病院へ

 

 

-21ページ-

 

 

一刀「どうなんですか?」

 

医師「前と変わりませんね・・・衰弱する一方です。

 

こんなケースは初めてだ。」

 

雪蓮「あのままだと・・・どうなるんですか?」

 

医師「・・・・」

 

一刀「俺達はどうなるかは分かってます・・・

 

医師の貴方から聞きたいのです!」

 

医師「・・・このまま衰弱すると・・・死に至るでしょう」

 

一刀「そう・・・ですか」

 

雪蓮「直す方法はないんですよね?」

 

医師「今の医学では・・・無理でしょう・・・

 

原因さえ、分かれば対処はできるんですが・・・」

 

一刀「・・・そうですか」

 

医師「とにかく、入院させましょう。」

 

雪蓮「お願いします。」

 

一刀「・・・・・」

 

ガラガラッ

 

雪蓮「失礼しました。」

 

一刀「・・・・」

 

 

 

 

 

 

 

看護婦「先生・・・・」

 

医師「クッ!・・・何の為に医者になったのだろうね

 

・・・親友も救えなかった・・・親友の孫まで救えない・・・

 

・・・今はできる事をするしかない・・・」

 

 

 

 

 

 

 

雪蓮「いつからなの?」

 

一刀「姉さんが行ってから少しした時くらい

 

からだった・・・」

 

雪蓮「・・・そう・・・よく頑張ったわね」

 

一刀「当たり前じゃないか!俺の大切な人なんだから!」

 

雪蓮「そうだったわね・・・私が居るから

 

貴方は帰りなさい。寝てないんでしょ?窶れてるわよ?」

 

一刀「・・・分かった」

 

雪蓮「ご飯はきちんと食べなさい。

 

何でも良いから、お腹に物を入れなさい。」

 

一刀「はい・・・」

 

一刀は言われた通り・・・家に帰った。

 

 

 

 

一刀「・・・ごめん・・・食欲ないや・・・」

 

一刀はそのまま布団に潜る・・・

 

 

 

 

 

-22ページ-

 

 

 

数十日後

 

学校

 

左慈「おはよう」

 

一刀「・・・ああ」

 

華琳「かなり窶れてるわよ!」

 

一刀「・・・ああ」

 

月「ちゃんと食べてますか?」

 

一刀「・・・ああ」

 

レーナ「寝てないでしょう?」

 

一刀「・・・ああ」

 

星「・・・・・」

 

潤香「HRやるぞ〜」

 

 

 

 

 

 

放課後

 

一刀はそのまま病院に向かった。

 

雪蓮「また、食べなかったの?」

 

一刀「いや、カップラーメン食ったよ」

 

雪蓮「そう・・・」

 

ガラガラッ

 

天和「兄さん・・・ゴホゴホッ」

 

一刀「無理して起き上がるな」

 

 

 

 

病室外

 

看護婦「すいません・・・先生が呼んでます」

 

雪蓮「分かりました。」

 

 

診察室

 

ガラガラガラッ

 

雪蓮「失礼します。」

 

医師「座ってください。」

 

雪蓮「直す方法が見つかったんですか?」

 

医師「いえ・・・妹さんの体力を考えると

 

・・・今日いっぱいが峠です。」

 

雪蓮「そうですか・・・」

 

医師「申し訳ない!」

 

医師は頭を下げた。

 

雪蓮「いいんです・・・それが、天命だったと思ってますから

 

・・・最後に、外出させてあげられませんか?」

 

医師「・・・・分かりました。」

 

看護婦「先生!」

 

医師「・・・いいのだよ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

-23ページ-

 

病室

 

雪蓮「一刀・・・いい?」

 

一刀「・・・ああ」

 

病室の外に出た。

 

雪蓮「よく聞いて・・・今日が峠だそうよ。」

 

一刀「・・・そう・・・か」

 

雪蓮「最後に貴方達2人で行ってきなさい。

 

外出許可は出たわ。」

 

一刀「分かった・・・ありがとう」

 

雪蓮「当たり前じゃない・・・2人のお姉さんなんだから」

 

再び病室に戻る。

 

一刀「外出許可が出たんだ。どっか行きたい所はあるか?」

 

天和「・・・桃の木に行きたい」

 

一刀「そうか・・・行こう」

 

 

 

 

桃並木道

 

一刀「覚えてるか?子供の頃リボンを取られて

 

俺がボコボコにしちゃった事」

 

天和「うん・・・あの時から好きになったんだと思う」

 

一刀「じゃあさ、ここでよく及川を殴ってた事」

 

天和「うん・・・華琳さんによくボタン直されてたね。」

 

 

 

 

 

 

桃の木

 

一刀「覚えてるか?俺達が初めてあった時の事」

 

天和「うん・・・最初は怖かったけど、兄さんの優しい笑顔

 

で・・・直ぐに仲良くなれたよね」

 

一刀「だな。・・・おぼ・・・」

 

天和「もういいよ・・・兄さんが辛くなるなると思うから

 

・・・今日でお別れなんだって分かるよ・・・自分の体だもん」

 

一刀「・・・ごめんな・・・だらしないお兄ちゃんで・・・」

 

天和「そんな事ないよ・・・ねえ、約束して欲しい事があるんだけど」

 

一刀「なんだい?」

 

天和「私が居なくても・・・ちゃんと起きてよ?」

 

一刀「天和が居ないと起きれないよ・・・」

 

天和「約束してくれなきゃ・・・笑顔になれないよ・・・」

 

一刀「・・・分かった・・・約束する」

 

天和「じゃあ、私が居なくても・・・ちゃんと御飯食べてよ?」

 

一刀「姉さんの御飯は美味しいからな・・・

 

天和の料理の方が好きだけどね」

 

天和「殺人料理って言ったくせに・・・」

 

一刀「グッ・・・ごめん」

 

天和「ちゃんと、真面目に授業受けてね」

 

一刀「約束する」

 

天和「勉強もしっかりしてね」

 

一刀「俺は頭がいいからな・・・」

 

天和「じゃあ・・・これが最後・・・私を忘れて・・・

 

新しい恋を見つけてね・・・引きずっちゃダメだよ?」

 

一刀「天和以外の女の子を愛せないよ・・・」

 

天和「月さんも華琳さんもレーナさんも詠も雛里も

 

星さんも良い子だもん・・・大丈夫でしょ?兄さん・・・」

 

一刀「・・・・ああ」

 

天和「・・・ごめんね・・・もう・・・お別れみたい・・・」

 

天和の体が桃の匂いと共に透け始めた・・・

 

一刀「じゃあさ・・・俺からも1個だけ

 

・・・約束して欲しい」

 

天和「何?」

 

一刀「待ってるから・・・いつか戻ってこい・・・

 

ずっと待ってるからな」

 

天和「約束は・・・できないよ?」

 

一刀「じゃあ、覚えておけ・・・な?」

 

天和「・・・うん」

 

一刀「・・・いってらっしゃい」

 

天和「・・・行ってきます」

 

スッ

 

一刀「また・・・会おうな・・・天和・・・」

 

そこへ・・・

 

華琳「一刀・・・」

 

月「一刀ちゃん・・・」

 

一刀「・・・なあ・・・もう・・・我慢しなくていいよな」

 

華琳「ええ。」

 

一刀「天和は最後・・・笑ってたよな・・・」

 

月「はい」

 

一刀「クッ・・・」

 

2人は一刀を優しく抱きしめた・・・

 

華琳「もう・・・いいのよ?」

 

月「一刀ちゃんは十分に頑張ったよ・・・」

 

一刀「くっ・・・う・・・う・・・」

 

街・・・木が・・・泣いていた・・・そんな気がした・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

-24ページ-

 

その後

 

 

 

ピピッピピッ

 

一刀「・・・ん・・・」

 

一刀は頭をかきながら起きる・・・

 

天和が逝ってから2年の月日が流れた・・・

 

一刀は天和が逝った後、約束を守り・・・

 

朝は起き、授業は真面目に受け・・・

 

大学では常にトップを独占している。

 

一刀「よしっ準備完了・・・行ってくるな。天和」

 

写真立てにキスをしリビングへ

 

雪蓮「朝御飯出来てるわよ。それと、弁当ね」

 

一刀「ありがとう・・・姉ちゃんも結婚しろよ」

 

雪蓮「私はいいわ。一刀の面倒で忙しいし」

 

一刀「俺、もう子供じゃないぞ?」

 

雪蓮「私からしたらまだ子供よ」

 

一刀「はぁ〜・・・行ってきます〜」

 

雪蓮「行ってらっしゃい」

 

 

 

 

 

教室

 

一刀「おはよう〜」

 

左慈「おう!」

 

華琳「おはよう。」

 

月「おはようございます」

 

及川「かずぴ〜」

 

ボコッ

 

及川「ぐへっ」

 

一刀「抱きつこうとするな」

 

及川「ただのスキンシップやないか〜」

 

レーナ「一刀〜」

 

むにゅっ

 

一刀「おはよう。」

 

レーナ「おはよ〜」

 

星「メンマでもどうですかな?」

 

一刀「もうすぐHR始まるぞ?」

 

華琳「そうだったわね。」

 

教授「始めるぞ〜」

 

いつも通り、授業が始まり・・・終わる

 

-25ページ-

 

玄関

 

一刀「ん?またか・・・」

 

左慈「ラブレターか?」

 

月「無駄だと思いますけど」

 

華琳「無駄でしょうね」

 

レーナ「無駄ネ〜」

 

左慈「今年で告られた回数が50、ラブレターが200通」

 

愛紗「無駄だと言うのにな」

 

左慈「今回も断るんだろ?」

 

一刀「・・・とりあえず行ってみるわ

 

直接断る方が効くだろ?」

 

左慈「まあ、いつもの事だな」

 

月「ですね」

 

華琳「いつもの事ね」

 

レーナ「スパーンって切ってきなさい〜」

 

愛紗「切ったらいかんだろ・・・・」

 

一刀「先に帰っててくれ」

 

左慈「ああ。じゃあな」

 

一刀は・・・その場所へ

 

桃の木の下で待ってます・・・貴方の歌姫より

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

-26ページ-

 

桃の木

 

一刀「・・・この手紙は君が?」

 

???「そうだよ♪」

 

一刀「・・・顔見ないと返事できないな〜」

 

???「見せていいの?」

 

一刀「・・・ああ・・・見たいよ・・・天和」

 

天和「もう〜しょうがないな〜」

 

一刀「・・・お帰り」

 

天和「ただいま!兄さん!」

 

2人は抱き合う・・・

 

一刀「遅いぞ?」

 

天和「老けたね」

 

一刀「これでも、モテモテ街道爆進中だぞ?」

 

天和「もう、モテモテじゃなくてもいいよ」

 

一刀「どうして?」

 

天和「もちろん!私がいるから♪」

 

一刀「そうだったな」

 

天和「ひどいよ〜にい・・・ん!・・・」

 

一刀は唇を奪った・・・

 

一刀「遅くなったバツだ」

 

天和「もう〜」

 

一刀「どこにも行くな・・・」

 

天和「うん!」

 

一刀「俺の傍にいろ」

 

天和「もう・・・離れない」

 

一刀「好きだ・・・」

 

天和「私も・・・」

 

2人は抱き合いながら・・・熱いキスを交わす。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

左慈「奇跡だな・・・」

 

愛紗「ええ・・・」

 

レーナ「miracle!」

 

華琳「夢じゃないわよね?」

 

月「夢じゃないですよ・・・おかえりなさい」

 

星「ふふっ物語が紡ぐラブストーリだな。

 

(そうでしょ・・・主)」

 

詠「天和〜;;」

 

雛里「天和ちゃ〜ん;;」

 

抱きっ

 

天和「ただいま!」

 

一刀「これからは・・・ずっと一緒だ!」

 

天和「うんっ!」

 

 

 

 

 

 

桃の木・・・それは奇跡を起こす木・・・神木として崇められている

 

年中桃が実り・・・金の桃を手にした者は何でも願いが叶うと言う・・・

 

 

 

この幸せが永遠に続くように・・・貴方と人生を共に歩めるように・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

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天和√です。
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