IS《インフィニット・ストラトス》〜転生せしは勇者王〜 |
ISの完成から少し時が経ち、以前束さんと約束した篠ノ之家に泊まりに行くという日になった。
「よし、何とか間に合った………………流石に徹夜はつらかったけど多分喜んでくれるはず」
そうして俺はあるモノを鞄にしまい、篠ノ之家を目指して家をでた。
「お邪魔しまs「やあやあ、いらっしゃい!むっくん!」ムゴォッ!?!?…………」
篠ノ之家の玄関を開けた途端に視界が真っ暗になり、何事かと思っていたが直ぐに正体は解った。
「やっぱり、束さんですか」
「うんうん、直ぐ解るなんて流石むっくん!愛の力だね!!」
「愛の力って何ですか…………それはそうと、今日はお世話になります」
「うぅ〜、あっさりスルーされたよ………」
まったく、束さんはことある毎に今みたいに俺をからかってくるからもうなれたよ。
「睦月も来たか(く、束の奴めいきなり睦月に抱きつきおってからに)」
「よ、睦月(ち、千冬姉怖えぇっ………)」
「良く来たな。いきなり姉さんがすまないな………(まったく、姉さんが少し羨ましい。私も一夏にあんな風に…………//////)」
「箒さん今日はよろしくお願いします」
「っ!?あ、ああゆっくりしていってくれ//////」
「箒、どうしたんだ?顔が真っ赤だぞ風邪か?」
「だ、大丈夫だ!」
一夏よ、箒さんは多分自分が束さんみたいにお前に抱きついてる所を想像したんだと思うぞ…………… 普通ならあんな態度をとられたら好意に気づくハズなんだがな。
「はぁー、箒さんも一夏には苦労するんだろうな…………」
「「睦月(むっくん)には言われたくないと思うぞ(よ)…………」」
一夏の鈍感さに俺がげんなりしながら呟くと千冬さんと束さんがお前が言うなと言う視線と言葉を向けられたので、「自分は一夏ほど鈍感じゃあないですよ」と言ったら
「「「「……………………………ハァー」」」」
俺以外の全員が何か呆れ顔でため息をついていた……………なんでだ?
それから少しして、昼ご飯の時間が近づいてきたので準備はどうするのだろうと考えていると箒さんが
「今日は父さんも母さんも居ないから私が準備しよう」
と言ったので俺は 「箒さん、今日は俺に準備させてもらえませんか?」と言って準備したのだが(転生前の実家が料理屋で良く手伝っていた)……………………
「「「「……………………………」」」」
何か一口食べた途端に皆無言なんですけど!?
まさか不味かったのか?一応味見したから大丈夫だと思ったんだけど…………………
〜side 千冬〜
私は睦月が作った昼食を一口食べて固まってしまった…………
固まった理由は決して不味かった訳ではない、むしろその逆だったのだ。
なぜ美味かったのに固まっているのかだと?それは睦月はまだ小学生、しかも低学年なのにも関わらずこれほどの味がだせるということに対してだ。
他の奴らがどうなっているのか確認するために周りを見ると束や箒に一夏も固まってしまっていた……………
〜千冬side end〜
〜束side〜
な、なにこれー!?すんごく美味しいよ!箒ちゃんやいっくんの料理も美味しいけどむっくんが作ってくれたご飯はもっと美味しいんだよ!
ちーちゃん達を見てみると皆も固まっちゃってたよ!
料理もできるし、束さんとISも造っちゃうしこうなったらむっくんにはお婿さんになって貰うしかないね!
ちーちゃんもむっくんの事を狙ってるみたいだけど負けないよー!!
〜束side end〜
〜箒 side〜
な、なんだこれは………………
自慢ではないが私は 料理に多少なりとも自信はあったが睦月が作った料理はそんな自信を打ち砕くものだった。
周りを見てみると姉さん達も固まっていることから同じ様な衝撃を受けているのだろう。
作った本人は私達が黙っているのが不安なのかなにやらオロオロとしていた。
(睦月は頼めば料理を教えてくれるだろうか?)
などと考えていると………………
「う、美味ぇー!!」
一夏が叫び声をあげていた…………………
〜箒side end〜
「う、美味ぇー!!」
「うぉ!?何だ!?」
皆が黙っている中一夏が急に叫びだしたぞ!?
その後、一夏と箒さんに料理を教えてくれないかと言われたり(おそらく一夏は千冬さんの為、箒さんは一夏の為だろう)、束さんが抱きついてこようとして千冬さんに鎮圧されたり、晩ご飯の時に早速一夏と箒さんに料理を教えながら作ったりして今はお茶を飲んでいる。
そろそろ良いかな……………………
「束さん、ちょっといいですか?」
「んー、なーにむっくんっ……「束?」………ちーちゃん、(まだ)何もしないからその手をおろしてよ!?」
束さんは俺が呼んだ為、返事と一緒に飛びついてこようとしたのだが千冬さんが手を動かした途端に大人しくなった…………………………
(千冬さん、怖いですよ……………)
「で、なーにむっくん」
おっと、千冬さんの威圧感に恐怖していると束さんが先程の呼びかけについて聞いてきた。
「はい、束さんこれを受け取ってもらえますか?」
そう言って俺は箱に入ったある『モノ』を渡した。
「なになに!プレゼント!?開けて良い!?」
うぉっ!?めっちゃテンションが高い、どうしたんだ?
「は、はいどうぞ…………………」
余りに高い束さんのテンションに少し引きつつも答えると凄い勢いでかつ丁寧に包みを開けていった。
そして、箱を開けるとメカニカルなデザインのウサミミが入っていた。
「「「ウ、ウサミミ??」」」
束さん以外の三人は中を見て、何故ウサミミなのかと疑問の表情を浮かべていた………………………
当の束さんはと言うと箱を見つめながらプルプルと震えていた………………………
「束さん、どうしt……………ぶるぅぁぁっ!?」
「むっくん!ありがとう、とーーっても嬉しいよ!!」
「ちょ……………束さん………く、苦しい……………で……離し…ガクッ」
正面から抱きつかれて双子のお山に挟まれて息が出来ないので離して貰おうとしたのだが束さんはそれに気づかず締められ続け俺の意識はブラックアウトした…………………………
「あはは、ごめんねむっくん」
あの後、束さんは千冬さんによって鎮圧され、俺は一夏と箒さんに介抱されて復活したらしい。
「大丈夫ですから、気にしないで下さい束さん」
「全く、気絶するまで抱きしめる馬鹿が何処にいる……………(束の奴め、あんな風に睦月を抱きしめるとはなんと羨ましい、私はあんな風になど抱きつくことなど出来んと言うのに)」
「確かにあれには驚いたよな、束さんに抱きしめられた睦月が気絶するなんて」
「全くだ、姉さんには加減というものが無いのか?」
三人から非難の集中砲火を浴びた束さんが涙目になりながら
「うわーん、ちーちゃん達がイジメてくるよー!」
「で、もう説明しても良いでしょうか?」
「うー、むっくんまで冷たいよー」
あの後、束さんは懲りるということを知らないのか飛びついてこようとして千冬さんによって鎮圧されていた………………
(まさか、千冬さんの出席簿アタックとアイアンクローって束さんが原因で鍛えられたのか?)
「睦月、説明とは何の事だ?」
考え事をしていたら千冬さんが何を説明するのかを聞いてきた。
「すいません、説明って言うのはそのウサミミの事です」
「「??」」
「やはりただの飾りでは無いのだな………………」
「やっぱり!どんな事が出来るの!」
俺の言葉に一夏と箒さんは解らないと言った風に、千冬さんと束さんはやっぱり何かあるのかと言った風な反応を返してきた…………………
「はい、まずはそのウサミミに対象のDNAを登録する事でその人物が何処にいても現在位置を知ることが出来ます」
「「「………………………」」」
「うんうん!まずはってことはまだあるんだよね!」
「はい、もう一つは対人用の防御機能です。装着者が危険を感じた場合、危害を加えようとする対象を感知して電撃を放ちます。因みにオマケで電撃を喰らうとアフロになります」
「「「なんでアフロ!?」」」
「あーはっは、それおっもしろいね!」
「まぁ、まだ細かな機能は通信機能だったりナビゲーション機能だったり色々ありますけど、メイン機能はこの2つですね」
「「…………………」」
「………………………はぁ、そう言えばお前は…………だったんだったな」
「さっすがむっくん!」
俺の話を聞いて一夏と箒さんは唖然とし、千冬さんは半ば呆れた様な感じで束さんは何時もどうりという反応だった……………………………
説明 | ||
睦月の特技とウサミミ爆誕です。 原作には無かったですがこの世界でのウサミミ誕生の理由です。 スランプかつ忙しすぎてクオリティが微妙ですがよろしくお願いします! |
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インフィニット・ストラトス ウサミミ BRS | ||
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