真・恋姫無双〜白き牙を持つ者〜 #??
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〜 第??話 その時二人は?! 〜

 

 

 

 

僕の名前は太史慈(たいしじ)字は子義(しぎ)

今僕は洛陽(らくよう)にあるお店で働きながら

私塾に通い知識を深め、来るべき時の為に修練を積んでいる

僕にはすでに決めた主がいる・・・

しかし、その人は僕の近くにはいない

この大陸の色んな場所で見聞を広めつつ

一緒に歩んでいく仲間を探しているからだ

あの人の為になら僕はいくらでも頑張れる

だけど・・・あの人が近くに居ない今は色褪せた世界に感じる

 

 

「早く・・・帰ってきてよ・・・馬鹿白(はく)・・・」

 

 

今日も僕は寝る前に文句を言って眠りにつく

 

 

あの人が洛陽を旅立ってどれだけ経っただろうか

1年に1回は必ず立ち寄ると言ってたはずなのに・・・

1年が過ぎても洛陽に立ち寄っていない

僕の心は今にも張り裂けそうなほどあの人に会いたい

会って話をして、またぎゅっとしてほしい

一体今はどこに居るの?何をしているの?元気にしてるなら早く帰ってきてよ!

もう僕の心はあの人に会いたいという想いしかないみたい

 

 

そんなある日、あの人の親友と名乗る赤髪の男が僕と高順(こうじゅん)を訪ねてきた

 

 

「こんにちわ、初めまして白の親友をやらせてもらっている

 ゴットヴェイドーの華陀(かだ)というよろしくたのむ」

 

 

歯がきらーんと輝くほどに白い歯にとても暑苦しいまでの笑顔を見せる男

ごっとべいどーといえば漢中で確か信仰されてるモノだったかな?

 

 

「・・・こんにちわ」

「おいおい、木通(あけび)ちゃん、折角白(しろ)ちゃんの親友が来たってのに

 そんな無愛想はおねーさん的に駄目だと思うんだけどなぁ〜?」

「ま、まき姉はだまってて!

 も、もしかしたら白の親友を騙ってきたかもしれないじゃない!」

 

 

ちなみに木通(あけび)は私の真名で

まきちゃん(正式には苧環(おだまき))は高順の真名である

一緒に過ごしている内に最初は苦手だったけど

今は僕の頼れる姉代わりをしてくれる人だ・・・悪戯は嫌いだけどね!

ちょっと話がそれちゃったから戻すけど

私達の会話を苦笑いしながら見つめる華陀と名乗った男

本当にあの人の親友なのかしら

 

 

「おいおい、困ったな・・・確かにお嬢さん達の言うとおり

 俺があいつの親友を騙ってると思われても仕方無いよな

 一応、あいつからの書簡を預かってたんだが・・・」

 

 

その言葉に私は即座に反応をした

 

 

「は、早く渡してください!」

 

 

まき姉の反応は短く

 

 

「ほぉ・・・」

 

 

と目を細めて興味深く相手を見ている

 

 

「こいつを渡す前に、あいつからの伝言だ

「帰って来れなくてごめん」だそうだ

 それとこれを見た後に聞きたい事があると思う

 後は俺から一つだけ、書簡に書いてある事は真実だ

 目を逸らさずに受け止めてくれ・・・

 それじゃ暫くしたらまたここに戻ってくる」

 

 

そういって華陀と名乗った男は僕達の前に書簡をおいて立ち上がって

私が働いてるお店:漢女(おとめ)の館から出て行った

 

 

「まき姉・・・?」

 

 

僕は書簡を手に持って開けずにまき姉の方を見る

 

 

「まっ華陀殿の言った事は中身を見れば分かるさ

 我らの白ちゃんが折角書いてくれたんだ見てみれば分かるさ」

 

 

片目を閉じながら僕を安心させる為にいってくれる

こういう仕草が本当に綺麗だなと憧れる・・・食べ方は汚いけどさ

それはさておき、まき姉も書簡を開いたので僕も中身をみる

 

 

『子義嬢へ

 これを見てるという事は俺は今動けない状態だという事だ

 そしてこれを託した人物は俺が信頼する人物だと思ってほしい

 それはおいといてだな

 この先について話をしたいと思う

 正直な所これを書いてる時点で俺は子義嬢達の所へ帰れるか分からない

 それほどまでに深刻な状態だ

 それでも・・・それでも、俺を信頼してるなら待っていてほしい

 だが、子義嬢の人生だからな子義嬢が幸せになる生き方をしてくれた方が

 俺はとても嬉しく思う

 この先は必ず皇帝が崩御して群雄割拠の乱世になるだろう

 その時までに俺が戻らなければ・・・

 劉備・曹操・孫策の三人の内誰かに仕えるといい

 勿論誰にも仕えずにひっそりと暮らすのも良いと思う

 むしろ誰にも仕えずに街娘として暮らして欲しいな

 子義嬢は才能がとてもある・・・しかし血で汚れては欲しくは無い

 これは俺の勝手な願望だけどなー・・・

 何を言いたいのかわからなくなってきたが

 子義嬢・・・君は君の天命の為に羽ばたいてくれ』

 

 

僕は最後を読み終えると手が震えていた・・・

それはあの人に対する怒りだ

これはもうおしおきが必要だね・・・馬鹿で大馬鹿なあの人には

僕の天命・・・?決まってるじゃない!

あの人と共に一緒に生きる事が僕が決めた天命なんだから!!

黒い笑みが浮かぶのが分かる

ふと、隣のまき姉を見ると・・・

やっぱりね、僕と同じどす黒い笑みが見える

僕と目が合うと

 

 

「まき姉」

 

「なんだい木通」

 

「多分僕と同じだと思うんだけど」

 

「そうだね、私もそう思うよ」

 

「「おしおき」」

 

 

華陀が戻ってくるまで、僕達二人は笑いがとまらなかった

覚悟してなさいよ白!!

 

華陀が帰ってきて僕達は聞きたい事をぜ〜んぶ聞かせてもらった

いますぐあの人の下にいきたい・・・

最初は会わせる事はできないの一点張りだったが

僕達の熱意に負けてか、ため息をつきながら分かったと言ってくれた

条件付だったけど、会う事ができる・・・

僕たちは久しぶりに文句を言わずに眠れそうだ

 

 

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あとがきっぽいもの〜

 

 

いきなり時間が飛んで話を進めても駄目だなと思ったので

洛陽お留守番組の二人のお話でした

一応本編?の方で手紙を渡すという事を言ってたのでそれの回収ともいいますがw

一つ言えるのは白にげてえええええええええええええええ!

 

こんな駄文ですが次回もお付き合いお願いしますm(_ _)m

説明
この物語はオリ主メインとした外史です
チート・ご都合主義・オリキャラ満載で書いています
苦手と言う方はご遠慮下さい
大丈夫な方は駄文にお付き合い下さい

今回は白が動けなくなって華陀が手紙を洛陽にいる
あの二人に渡した話となります
毎回の閲覧・支援・コメントありがとうございます!
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コメント
ラーズグリーズ1さん>イチャイチャさせたかったなぁ・・・(tokkey)
これから夢の雪華さんとのイチャイチャが始まるんですね!(ラーズグリーズ1)
グリセルブランドさん>鬼という優しいもので済めばいいんですけどね・・・(tokkey)
アルヤさん>きっと白は無傷じゃないでしょうね!(tokkey)
shirouさん>そこまで重い条件にはしない・・・はずですっ(tokkey)
白くん 「ああ逃れられない(二匹の鬼から)」(グリセルブランド)
次回は聖域(新)での二人かな?(アルヤ)
条件付きかぁ・・・・・さてさて花の慶次の幸村状態とかもありえそうだなぁ。次回も期待しております。(shirou)
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ご都合主義 真・恋姫無双 オリキャラ あの二人 

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