〜幻想郷外伝録〜異変・少年 |
〜幻想郷外伝録〜「異変・少年」
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父は、僕が幼い頃に癌で亡くなった。
母はシングルマザーとなり、唯一の子供である僕のために毎日働いている。
そして、僕、 桜集 椿(オウシュウ ツバキ)。
高校生2年生で、毎日学校に行き。母がいないため、家に帰ったら家事をし。
宿題をして、遊んで、寝る。
普通の、一般的な、ノーマルな高校生。
特別な事なんてない。それに、コミニケーションが苦手で友達が少ない。
出来損ないなのだ。僕は。
母は軍事開発のスペシャリストと言われてるらしい。毎日世界を飛び回っている。
死ぬ前の父は、一流の大学を卒業。所謂エリートだ。一流企業で指揮を取っていたとか何やら。
そして、とても優しく強い人だったと、母から聞く。
それに比べて、僕はどうだ。 勉強も普通。運動も普通。
特別何か出来るわけではない、普通の男子。
情けない。 こんな自分が情けない・・・・。
僕は、そんな事を考えながら家への帰り道を進んでいたのだった。
「・・・・・僕にも、何か出来ないのかなぁ・・・。」
だけど、出来ない。家事を毎日こなす程度だろうか。所詮、家事しかできない。
そう、僕の両親に比べれば。所詮家事なのだ。
「・・・・だけど、僕にだって・・・っ。」
そう思って、様々な事をした。
しかし結果は、失敗だった。
「・・・・・僕に出来ること・・・。皆にはない。僕の力・・・あるわけないか。」
そう呟いてしまう。 もう諦めるべきなのだろうか。
この、今の自分のまま、社会に出ていくのだろうか。
(こんな自分は・・・嫌だな・・・)
そう思った。
その時だった。
道端に光る何か。 何かが落ちている。
それに気づいた。
「・・・・・っ」
僕は辺りを見回す。
この道は、人通りが少ない道なので今は人がいない。
「誰も・・・いない・・・よね?」
辺りに誰もいないことを確認し、僕は
光る何かを手に取った。
「・・・・これは・・・、ペンダント・・・。」
綺麗な装飾が施された銀色のフレーム。
ロケットペンダントなのだろうか。 スライドさせる事によって、中が開く。
「・・・・・」
勝手に見てもいいのだろうか。
僕の欲がそそられる。
見てしまえ 中を開けろ 僕の欲がざわめく。
「人は・・・・時には通らなければいけない道が・・・あるよね・・・(笑)」
そして、なにが言いたいのか自分でも分からないような言葉を言い残し、ペンダントを開く。
そこには、写真が入っていた。
「・・・・・」
そこに写っているのは、僕とは年下の・・・・一人の少年と一人の少女。
派手で不思議な装飾の施された服のような物を着る少女。
ピンク髪で、小顔。目は大きくも小さくもなく、綺麗な顔立ちをしている。
そして、少年。
「・・・・・僕・・っ?」
そう、僕にとても似ているのだ。 僕の幼い頃に似ている。
先ほどの少女と同年代なのだろうか。年齢は、推測で10辺りに見える。
しかし、僕は少なくともこの女の子は知らない。
小学校高学年辺り────僕が普通に友達とも遊べていた年頃だといえ、こんな少女は見たことがない。
暫く考え込んだ結果、[このペンダントと僕は無関係。明日、登校時に交番に提出。]となった。
・・・・・何か、非日常でも始まるのだろうか。
そう思った僕。 まぁ、有り得ないか。
明日になって、交番に届け、持ち主が見つかり、一件落着。 これでいいのだ。
母は言う。 平和が一番、と。戦争や軍事に関わっている母だからこそ言える一言なのだろう。
そして僕は、ポケットにペンダントをしまい、家に帰るのだった。
私の駄文を読んでいただきありがとうございました^^
はい、出てきました。本作品の主人公。桜集 椿くんw
はい、罪王冠と椿の花タグが付いちゃいますね。
は(ry、私はギルクラが本当に大好きです。シュウといのりとか・・・・!私の光っ!a(ry
そんなこんなで、主人公椿君のイメージは・・・・シュウ君でお願いします^^;
ピンク髪の女の子・・・いのr((((((殴
すみません、パロ乙ですね。
そんなこんなで、まだ椿君に幻想入りしてもらう気はないので・・・wそのつもりでお願いします。
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何もかもを受け入れる、~幻想郷~ それは、人間や妖怪たちが共存をしている楽園。 しかし、そこに異変が紛れ込む。 その異変、何を望む。 「少年編録」進行中── |
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