IS?インフィニット・ストラトス?黒獅子と駆ける者? |
episode74 襲撃されるIS学園
そうして次の日・・・・専用機持ちタッグマッチ当日。
「うわぁ・・・・結構賑やかなもんだ」
そして周りでは生徒達がお祭りムード並みに賑やかであった。
「あっ、おーい神風くーん!」
すると後ろから新聞部の黛薫子さんがやってきた。
「黛先輩」
「いやぁ賑やかなものねぇ。そんなわけで取材いいかな?」
「なんでそんな流れに・・・まぁいいですけど」
「ではまず一つ。今回の試合で基本一人でのエントリーになっているけど、どういうパートナーを選んでいるんですか?」
「・・企業秘密」
「またそんな固い事を・・・。じゃぁ二つ目。今回の試合予想を一般生徒に投票してもらった結果君は二位なんだよね。それに関してはどう思っているのかな?ちなみに一位はたっちゃんと簪ちゃんペア」
「(そう来たか)・・・まぁそんなもんでしょうね」
「でも、噂じゃ君の実力はたっちゃんより上だって言う生徒が居るって話だけど、それはどう思っているのかな?」
「見解の相違ですよ。俺は楯無さんよりも劣っていますよ」
「そうかな?私の見解じゃ君は強いと思うなぁ。それに加えて世代不明の高性能なISを持っているのなら尚更だよ」
「・・・・・・・」
ズドォォォォォォォン!!!
「っ!?」
すると突然爆発がすると地震のように地面が揺れて、黛先輩はバランスを崩して倒れそうになる。
「危ない!」
隼人はとっさに倒れそうになる黛先輩の手を掴んで自分の方に抱き寄せた。
「大丈夫ですか?」
「え、えぇ・・」
「そうですか・・・」
「で、でも・・・一体・・」
「・・・・・」
すると隼人の脳裏に何かが過ぎると、突然ランプが赤く発光していくつかあったディスプレイに『非常事態宣言!』と表示された。
「こ、これって・・・!?」
「黛先輩!あなたはすぐに避難してください!」
「わ、分かった!」
そして隼人はすぐに走り出すとバンシィ・アサルトを展開するが、その直後に再び地響きがする。
「この事態・・・・何で忘れていたんだ!!」
隼人はすぐさま近くのアリーナに向かおうとしたが・・・・
「っ!?」
するとその瞬間左側から何かがぶつかってきた。
「なにっ!?」
そしてそのまま隼人とそれは近くのアリーナの方に向かって行き、アリーナの壁をぶち破って中に突入した・・・・
「うおぉぉぉぉぉぉ!!」
その頃一夏と箒ペアも襲撃者と戦闘を交戦を開始していた。
一夏が雪片参型を振るうが、襲撃者は右手に持つブレードを受け止めた。
「はぁぁぁぁぁ!!」
その直後に箒が襲撃者の反対側から雨月を振り下ろすが、襲撃者は左手に持っているブレードを振るって受け止めた。
「くっ!」
そして襲撃者は二人を押し返してそのまま二人に回し蹴りを入れて吹き飛ばす。
「強い・・・!」
「くっ!」
一夏と箒は床に着地すると同時に武器を身構える。
襲撃者は両手のブレードを振るって二人に威嚇する。
全身装甲のISで、カラーは白をメインに各所に紺やオレンジ、水色が施されていた。額には四本の角を持っており、水色に発光するツインアイを持ち、その顔はガンダムタイプのものであった。両肩はブースターと一体化したもので、背中には上部にシールドを持ち下部に二つのブースターを持ったバックユニットを装備していた。
「一夏、私がやつに連続で攻めていく。一夏は攻撃をしながら隙を見て一気に決めてくれ!」
「分かった!」
そして箒が先に仕掛けると一夏もその後に続いた・・・・
「こいつっ!!」
そして鈴が非固定ユニットの衝撃砲を放つが、襲撃者は衝撃弾をかわすと背中より二種類のランチャーを展開して右側の方で攻撃してきた。
「くっ!」
鈴は放たれたエネルギー弾を後ろに飛んでかわした。
「鈴さん!下がってください!」
そしてセシリアがスターライトMK−Vを放つが、襲撃者は横に飛んでかわす。
(この狭い空間ではブルー・ティアーズが使えませんわ・・。それにストライクフリーダムもここではポテンシャルを発揮できませんわ・・・)
「何なのよこいつ!?」
「わたくしにも分かりませんわ!しかし・・・」
そして襲撃者は両肩表面にユニットを上げるとハッチに取り付けられたガトリングで攻撃してきて、二人はすぐに回避行動を取った。
全身装甲のISで、全体黒色系で包まれたカラーで、各所にグレーやオレンジが施されていた。額にはセンサーカバーが付けられて二本の角を持っていた。そして背中にユニットから伸びる二種類のランチャーは右側はライフル型で左側はガンランチャー型であり、両肩にはハッチに小型ガトリング砲が付けられていた。
その直後に襲撃者は緑のツインアイを発光させてランチャーを放って両肩よりミサイルを放った。
「やってくれるじゃないのよ!!」
鈴は衝撃砲を放ってミサイルを撃ち落すと双天牙月を展開して襲撃者に向かっていく。
「無茶ですわ鈴さん!」
「やるしかないのよ!じゃないといつやるって言うのよ!」
「くっ!」
セシリアはすぐにスターライトMK−Vを放って襲撃者を牽制する。
「そこですわ!」
そしてスターライトMK−Vを放つが襲撃者は右に飛んでかわしたが・・・
「貰いましたわ!」
そしてセシリアが強く念じると、レーザーはぐにゃりと曲がって襲撃者の背面に直撃した。
「くらえっ!!」
そして鈴は動きを鈍らせた襲撃者に勢いよく双天牙月を振り下ろすが、刃は襲撃者の装甲に直撃するもそのまま弾かれた。
「なっ!?」
鈴は傷一つ入っていない装甲を見て目を見開く。
そして襲撃者は左側のガンランチャーを鈴に向けて、銃口が光り輝く・・・・・
「うおぉぉぉぉぉぉ!!」
そしてラウラとシャルロットペアも襲撃者と交戦を開始した。
ラウラはワイヤーブレードを放っていくが、襲撃者はワイヤーをかわしていくと右腕にある複合兵装の一つである『トルケロス』のビームライフルを放った。
「ちっ!」
ラウラは後ろに飛んでかわすと、その直後にシャルロットがアサルトライフルとアサルトカノンを放つが、襲撃者は弾丸をかわしていく。
全身装甲のISで、全身紅い色をしており、特徴的な二本の角持っており、右腕にはビームライフルとランサーと盾を持った複合兵装を持っており、左腕には黄色い先端を持つユニットを装備していた。何より特徴的なのが背中にあるバックユニットであり、鉤爪のような形状のウイングを持っていた。
「このままじゃラチがあかない!シャルロット!Gモードで行くぞ!」
「分かった!」
そして二人がガンダムを展開しようとした瞬間襲撃者が景色に溶け込むように姿を消した。
「き、消えた!?」
「光学迷彩・・・いや、それとは何かが違う・・熱源反応まで消しているだと・・・?」
「どうするの?」
「だが、なんであろうとこのヴォーダン・オージェの前では姿を消しても無意味だ!」
そしてラウラは左目を覆う眼帯を外してヴォーダン・オージェを起動させて前の景色を見る。
「姿を消したところで、金属反応まで消せると思うな・・・そこだっ!」
そしてラウラはレールカノンを前方より左に放つと、弾丸が何も無い空間で弾かれて天井に直撃して爆発した。
その瞬間その場所で襲撃者が姿を現した。
「もらった!」
そしてラウラは両腕にプラズマ手刀を展開して襲撃者に切りかかる。
しかし襲撃者はとっさに左腕のユニット『グレイブニール』の先端のアームを展開すると、ラウラに向けて放った。
「なにっ!?」
そして飛ばされたユニットはラウラの胸部に直撃すると同時にアームで挟み込んだ。
「ラウラ!」
シャルロットがとっさにラウラの元に向かおうとするが、その直後に襲撃者は右腕のトリケロスに内臓されているランサーを放ってきた。
「ぐっ!?」
そしてランサーがシャルロットに直撃して、その内一つがリヴァイブカスタムUの背面ユニットの左側に突き刺さってもう一つがシャルロットの左頬を擦れて、そのままバランスを崩して後ろに倒れる。
「シャルロット!!貴様よくもっ!?」
すると襲撃者はワイヤーで繋がれたユニットを回してラウラを引き寄せると、背中の鉤爪型のウイングを展開して前の方にやると、そのままラウラの首を挟み込んだ。
「ぐっ!?があぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」
挟み込まれた瞬間鉤爪より電流が放出されると、ラウラに電流ダメージを与えると同時にシュヴァレツェア・レーゲンのエネルギーを奪っていく。
「ラウラを離せっ!!」
その直後にシャルロットが横に跳んで襲撃者に向けて貫通弾を装填したアサルトカノンを放ち、弾丸が襲撃者の側頭部に直撃した。
それによって襲撃者は怯み、それを狙ってシャルロットはその場からスラスターを一気に噴射して飛び出すとラウラを抱えて距離を置いた。
「ラウラ!ラウラ!しっかりしてよ!!」
「う・・・ぁ・・・」
短時間であった物も、強力な電流を流されたラウラは意識を失いかけており、若干焦げ臭かった。
シュヴァレツェア・レーゲンの各所から煙が上がっており、満タンに近い状態であったはずのエネルギーも底を尽き掛けていた。
「くっ!・・・よくも・・・よくもラウラを!!」
そしてシャルロットは怒り心頭になり、ヘビーアームズ改を展開して全武装を展開した。
「何十倍にして・・・叩き込んで・・・砕け散れ!!」
そしてシャルロットは全武装による一斉射撃を襲撃者に向けて放った・・・・
「くっ!」
エリーナとシャーリーペアも戦闘を開始した。
シャーリーは両手に持つGNビームマシンガンを放つが襲撃者は狭い空間でありながらも器用に飛んでかわしていく。
エリーナはGNスナイパーライフルとGNビームピストルを交互に放っていくが、襲撃者は攻撃をかわしていくと右手に持つビームライフルを放ってきた。
「ちっ!」
エリーナは後ろ腰から伸びるアームに搭載されたシールドでビームを防ぐ。
「こいつ!こんな狭い空間でここまで動けるとは・・・!」
「厄介もんやな!」
そして襲撃者は二人を見下す。
全身装甲のISで、白をメインにスカイブルーやパープルのカラーリングであり、角ばったラインを持てば流形のラインを持った箇所を持っている。額にはV型アンテナを持っており、後ろに伸びる鶏冠を頭の上に持っていた。両肩に小型のウイングを搭載しており右手にはビームライフルと左腕にはシールドを装備していた。背中にはビームキャノンを二門搭載していた。
そして襲撃者はビームライフルを二人に向けて放つと一気に近づいてきた。
「くっ!」
シャーリーはビームをかわして襲撃者に接近するとGNマシンガンを持ち替えて銃身下部にある刃で切りかかるが、襲撃者はシールドで攻撃を防ぐと強引に押し返し、背中のキャノンを前に出して高出力のビームを放った。
「っ!?」
シャーリーはとっさにGNマシンガンを交差させて防ごうとするが、マシンガンは耐え切れずに爆発してそのまま吹き飛ばされピットの壁に叩きつけられた。
「くそっ!よくも!」
エリーナはGNスナイパーライフルを放つが、襲撃者はシールドで防ぐと天井に向けてキャノンを展開して放ち天井を撃ち抜いて外に出て行く。
「待てや!」
そしてエリーナは襲撃者の後を追った・・・・・
「っ!」
簪は背中より荷電粒子砲を放って襲撃者を牽制するが、襲撃者は粒子弾をかわすと右手に持つレールガンを放つ。
全身装甲のISで、白をメインにオレンジにグレーなどのカラーリングが施されており、胸部や脚部、フロントアーマー、膝に増加装甲が装着されていた。右手には先ほどのレールガンを持っており、左サイドアーマーにはビームライフルがマウントされており背中にはアームに繋がれたバズーカを搭載していた。
簪はとっさにかわすと、その次に楯無がランスを展開してガトリング砲四門を放つも、襲撃者は弾丸をかわしていくと背中のバックパックからアームで繋がっているバズーカを左手に持ち弾頭を放つと楯無はガトリングを放って弾頭を落とす。
「簪ちゃん!」
「はい!」
そして簪は非固定ユニットと脚部前面の装甲を展開してミサイルを一斉発射した。
襲撃者はバズーカとレールガンを放ちながらミサイルをかわしていくと、その間に楯無が蒼激流旋のカートリッジをリロードして刀身を回転させてそれを一気に突き出して螺旋に回る水流を放った。
襲撃者はとっさに気付いて回避するが、水流はレールガンを切り裂いて四散する。
「はぁぁぁぁぁぁ!!」
そして楯無は一気にその場から飛び出して蒼激流旋を突き出すが、襲撃者は右膝にある棒を抜き放つと先端よりビーム刃を出して攻撃を受け止めた。
「くっ!」
その直後に襲撃者は楯無を押し返してバズーカを向けるが、その瞬間簪が飛び出して展開した薙刀を振り下ろすが襲撃者はとっさに後ろに跳んで回避して楯無は左手にラスティー・ネイルを展開して襲撃者に切りかかるも、襲撃者は斬撃をビームサーベルで受け止めると左手のバズーカを簪に向けて放つが簪は荷電粒子砲を放って撃ち落した。
「このっ!」
楯無はランスを勢いよく振り下ろすが、襲撃者は後ろに跳んでかわすと頭部のバルカンを放つが、楯無はとっさに非固定ユニットの水のカーテンを前に出して弾丸を受け止める。
「強い・・・」
「・・参ったわね・・・この私がこうも苦戦するなんてね」
「ちっ!」
輝春はアリーナの外でビームライフルを放って襲撃者を牽制するが、襲撃者はビームをかわして右肩にある円形ユニットの先端を前に向けてビームを放つが輝春は左腕のシールドで受け止める。
「はぁぁぁぁぁぁ!!」
その直後に襲撃者の後ろからレッドフレームを身に纏った千冬がガーベラストレートを一気に振り下ろしたが、襲撃者は左肩にあるユニットの先端からビーム刃を出して受け止める。
「くっ!」
そして襲撃者は千冬を押し返すと両腰と両肩のユニットから小型武装を射出して輝春と千冬に向けてビームを放ってきた。
千冬はビームをかわしていき、輝春はシールドでビームを防ごうとしたが、ビームがシールド先端を撃ち抜いてAGE-Fの左肩アーマーをかすれる。
「ぐっ!」
輝春はバランスを崩しそうになるがとっさに踏ん張ってビームライフルを連続で五発放って牽制する。
しかし襲撃者は五発すべてをかわして飛ばした小型武装を戻して二人を見下す。
全身装甲のISで、白をメインにグレーや赤、紺などのカラーリングが施されている。頭部には四本の角を持ちこめかみ辺りには縦に二本のアンテナを持っていた。特に特徴的なのが右肩に搭載されている円形のユニットであり、そこに円錐型一本とフィン型二枚の小型武装を搭載しており、左肩にはフィン型の武装を四枚持って上部にシールドのような形状のユニットを搭載して、両サイドアーマーには円錐型を二本持っていた。背中にはスラスターユニットと思われるものを二つの中央に大型ビームライフルを持っていた。
そして襲撃者は再度小型武装を飛ばして輝春と千冬に向かわせた。
「くっ!」
千冬は小型武装から放たれるビームをガーベラストレートで切り裂き、輝春はビームライフルを放って牽制する。
そしてフィン型がAGE-1Fに向かっていくとビームを放っていくと、輝春はスラスターを噴射してかわしていくが、フィン型は素早く動いて攻撃してくるのでいくつかがAGE-1Fをかすって左腕に装備しているシールドを弾き飛ばした。
(くっ!・・・やつの攻撃速度にAGE-1が追いついてねぇ!性能の差が大きく出ていやがる!)
輝春は内心で焦るが、その直後に素早く動くフィン型の小型武装が背後に回ってAGE-1Fの左足首を撃ち抜いて破壊し、右手に持つビームライフルを撃ち抜いた。
「く、くそっ!」
「兄さん!」
千冬はスラスターを噴射して襲撃者に向かって飛び出すとガーベラストレートを振るうが、襲撃者は素早くかわして背中のビームライフルを放って、千冬はとっさにガーベラストレートを前に出して防ぐ。
輝春は両サイドアーマーよりビームサーベルを抜き放つと襲撃者に向かってビームサーベルを振るうが、襲撃者は左肩の先端からビーム刃を出して攻撃を受け止める。
「くっ!」
輝春はとっさに後ろに飛んで距離を置くと、さっきまで居たところをビームが通り過ぎた。
「だがな!性能の差がなんだって言うんだよ!!」
輝春はスラスターを噴射して飛び出すとビームサーベルを襲撃者に振るうが、襲撃者は身体を少し動かしてかわし、その後ろから千冬がガーベラストレートを振り下ろしたが襲撃者はスラスターを噴射して上に飛んでかわす。
その直後に襲撃者が円錐型を前に配置して拡散ビームを放った。
「ちっ!」
千冬はガーベラストレートを振るってビームを切り裂くが、輝春もビームサーベルでビームを切り裂いたがその衝撃で左腕が弾かれてその直後にビームがAGE-1Fの左手首を撃ち抜いて破壊する。
「くっ!」
それによって動きが鈍った輝春に追い討ちを掛けるかのようにフィン型が真上と真下に回ってビームを放ち、AGE-1Fのスラスターと右足首を撃ち抜いた。
「しまっ!?」
そしてPICと推力を失ったAGE-1FはそのままIS学園の敷地内に墜落する。
「兄さん!!」
千冬はとっさに輝春の元に向かおうとするが、その瞬間襲撃者が千冬に向けてフィン型全基を向けた・・・・・
「ぐっ!」
そして何者かに突撃されて隼人はアリーナのピットに押し込まれた。
「く、くそっ・・・!」
隼人はすぐに立ち直ると、目の前に一体のISが降り立つ。
「こいつは・・・」
そして隼人は異様な姿をしているISに息を呑む。
全身装甲のISで、全身濃い紫とピンクの二色で構成されており、頭部の額にはカブト虫のような角を持ち、後頭部には二本の角を持っていた。両腕の下部には一対のブレードを持ち手の甲には獣の爪の様な武装を持っていた。足にも獣の爪を燃したパーツが装備されており、踵には鉤爪のように三枚ずつ計六枚のブレードが装備されていた。両肩にはバインダーを持っており、背中には獣の頭を模したユニットが付けられていた。
(ミラージュフレームサードイシューだと・・・。かなり厄介な物を・・)
隼人は両腕のビームトンファーを展開してビーム刃を出す。
そしてサードイシューと呼ばれるISは頭部を180度回転させると鬼のような面を持つ後頭部を向け、両腕と足首も180度回転させて両腕のブレードを展開して踵の鉤爪を前に向けた。
「っ!」
するとサードイシューは一気に飛び出すと両腕のブレードを振るってきたが隼人はビームトンファーを前に出して受け止めた。
その直後にサードイシューは後ろに飛ぶと天井を蹴って跳び出して踵の鉤爪を振るってきたが、隼人は後ろに飛んでかわす。
「くそっ!」
隼人はビームトンファーを振るうがサードイシューは真上の飛んで斬撃をかわすが、その直後に隼人は床を蹴って飛び上がると右腕のビームトンファーを振るうが、サードイシューは右のブレードを振るって斬撃を受け止める。
そしてサードイシューは隼人を押し返して左のブレードを振るうが隼人は身体を反らして攻撃をかわしてそのまま足を上げてサードイシューを蹴り上げる。
「でぇぇぇい!!」
そして左腕のビームトンファーを振るうが、サードイシューは右足の鉤爪で受け止めるとそのまま後ろに飛んで床に着地する。
するとサードイシューのツインアイが発光して四つん這いになるとブレードを収納して背中にあったユニットを前に出して手の甲の爪を床につけて足を曲げて獣の姿に変形した。
「ブルートモードか!」
隼人は頭部のバルカンを放つが、サードイシューは獣の如く素早く動いて弾丸をかわすと壁を蹴って隼人に向かってくる。
「くっ!」
隼人は左腕のビームトンファーを振り下ろすがサードイシューは獣の頭部より牙のようにビームサーベルを出して攻撃を受け止める。
そして獣の爪とブレードを振り上げてバンシィに切りかかるが、隼人はとっさにサードイシューを押し返したが、サードイシューのブレードがバンシィの装甲を掠めた。
「ちっ!」
隼人はすぐに両腕のビームトンファーを振るってサードイシューの両腕ブレードを切り落とした。
「っ!」
そして隼人はデストロイモードを発動して装甲を展開してサイコフレームを露出させて金色に輝き、角を展開してマスクを収納して赤いツインアイが発光する。
「うおぉぉぉぉぉ!!」
隼人は右腕のビームトンファーを振るうがサードイシューは両肩のバインダー先端からビームを放ってバンシィに直撃させる。
「ぐっ!」
するとサードイシューが隼人に向かって突進した。
「ちっ!」
隼人は吹き飛ばされるもすぐに体勢を立て直して右腕のストライクバスターを展開してバレルを開かせると超音速で弾丸を放つ。
しかしサードイシューはそのまま突き進んで弾丸が右足を撃ち抜くが、諸共せずにサードイシューは隼人に飛び掛った。
「ぐっ!」
それによってストライクバスターを手放してしまい、隼人を床に叩き付けるとサードイシューの獣の頭にある口が開いてそのままバンシィの左肩と胴体の付け根辺りに噛み付いた。
「ぐあぁぁぁっ!!」
サードイシューは更に噛む力を増して隼人を押さえつける。
「ぐぅっ!・・・調子に・・乗るな!!」
隼人は至近距離で頭部バルカンを放ってサードイシューの首元に直撃させた。
「っ!」
そして跳弾がバンシィに擦れるが、それによってサードイシューは怯んで、隼人はその直後に右腕のビームトンファーからビーム刃を出してサードイシューの獣の頭部を模したユニットの側面に突き刺した。
「うおぉぉぉぉぉぉ!!」
そして隼人はサードイシューを蹴り飛ばしてスラスターを一気に噴射して立ち上がると右手でサードイシューを掴むとそのままアリーナの壁に放り投げて叩き付けた。
そしてウォーハンマーを右手に展開すると打撃面の反対側のロケットブースターを点火した。
「くらえっ!プラズマパイル!!」
そしてロケットブースターを噴射して三回ほど高速回転してサードイシューに向かっていき杭をサードイシューの腹部に勢いよく叩きつけてプラズマと衝撃を叩き付けた。
「もう一度!!」
そして隼人はもう一度叩き込もうとウォーハンマーを振り上げるが、サードイシューは突然隼人に飛び掛ってウォーハンマーを弾き飛ばした。
「くっ!」
隼人はすぐにサードイシューを押し返すと左腕にアームドアーマーVNを装着してクローを展開してサードイシューの獣の頭を掴んで右手でサードイシューの腹部を押さえつけると、そのまま強引に頭を引き千切った。
隼人はサードイシューをアリーナの壁に勢いよく放り投げて壁に叩き付けるとスラスターを一気に噴射してアームドアーマーVNを閉じてそのままサードイシューの胴体を勢いよく殴りつけた。
それによってサードイシューの胴体はひしゃげて動きが鈍ったところで隼人は左腕のビームトンファーからビーム刃を出してサードイシューの頭部に突き刺した。
「うおぉぉぉぉぉ!!」
その直後に隼人は右腕をひしゃげた胴体に勢いよく突き出すと腕を胴体に突き刺す。
そのまま胴体の中にあるコアを掴んで引き抜こうとするとオイルが血のように噴射してバンシィに付着するが隼人は気にもせずにそのままコアをサードイシューより引き抜いた。
その瞬間サードイシューは手足が震えて、そのまま機能を停止した。
「はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・」
隼人は左腕のビームトンファーのビーム刃を消すと、元の位置に戻してアームドアーマーVNを収納する。
「・・・他のみんなは・・・」
隼人は引き抜いたコアを近くに置くとすぐに外に出ようとして近くに落ちているストライクバスターを拾い上げてカートリッジを二回リロードしてアリーナ内に繋がるハッチに向けてトリガーを引き、超音速で弾丸を放ってピットの壁を破壊した。
そして隼人はスラスターを噴射してアリーナのピットの外に出る・・・・
後書き
今回の襲撃者は・・・まぁ特徴を見れば分かりますよね。
説明 | ||
トラックに轢かれそうになった女の子を助けて俺はお陀仏になった・・・。・・・って!それが本来の死じゃなくて、神様のミスで!?呆れている俺に、その神様がお詫びとして他の世界に転生させてくれると言うことらしい・・・。そして俺は『インフィニットストラトス』の世界に転生し、黒獅子と呼ばれるISと共にその世界で戦うぜ! |
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コメント | ||
出て来ますよ。現在AGE-3が改装中なので(ファントム) AGE-FXは、出ますか?(biohaza-d) そこは天才科学者なあの人に掛かれば・・・って言う感じです、はい(ファントム) ちょっと気になった事が。ミラージュコロイドは熱源も隠せなかったはずでは?(Nameless) |
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