ゼロの使い魔 〜魔法世界を駆ける疾風〜 第十四話
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よし、影分身はタバサについて行けたみたいだな

それじゃ、こっちはデルフを改造しようか♪

ちなみに場所はコルベール先生の研究室だ。使えるところが無いかといったら快く貸してくれた

 

「デルフ。この間言った錆を落としたりするの、今やってもいいかな?」

「んあ?ああ別にいいぜ」

「それじゃ…」

 

まずは左手でデルフを持ってガンダールヴを発動させて、大体の構造を調べる

その次にミョズニトニルンのルーンでどの術式を改造したらデルフが消えるかを、写輪眼と併用しながら調べる。

 

「ふむ…。意外に簡単な構造だな。複雑なのは精神を定着させる部分か。デルフ、昔の姿に戻ってくれないか?」

 

精神を定着させる術式はコピーしたから、これで万が一の場合は大丈夫だろう

 

「昔の姿ぁ?そんなモン覚えてねえよ。なんせ六千年も前の事だしよ」

 

やっぱり心の震えがないと思い出さないのか

…それじゃ、俺の好きな刀の形にするか

 

「じゃあ、今から形を変えるけどいいかな?少なくとも、今の姿よりは斬れるようになるよ」

「こないだも言ったが相棒と戦えるなら別にいいぜ」

「形を変えるときに痛いかもしれないから、ちょっと眠らせるね」

「おいおい相棒。俺は剣だぜ?剣は眠れねえよ」

「大丈夫。ちょっとした術を使うから」

 

でも、この術がインテリジェンスソードに効くかは分からないんだよな。大丈夫だろうけど

 

「それじゃ行くよ…。『((涅槃精舎|ねはんしょうじゃ))の術』」

 

今おそらくデルフには、白い鳥の羽が無数に舞っている様子が見えているだろう

…デルフに目があるかは知らないが

 

「…………………」

「デルフ?」

「…zzz」

 

成功かな?

 

それじゃ…改造開始〜♪

 

まずは錆を落として、次は…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

数時間後

 

 

 

 

 

…あともうちょい…。後はこれを塗り終われば…出来た!

 

「ふう出来た〜。我ながらいい出来だ」

 

そろそろデルフを起こそうか

 

「デルフ起きて。終わったよ」

「zzz…お?終わったのか…ってなんじゃこりゃ!?」

 

デルフは自分の姿を見て驚いている

まあそうだろうな

元の面影が殆どないもんな

 

今のデルフの姿は

直刀の刀身に鍔は無く、柄は白で中心に黒い線が入っておりうちはのマークが描かれていた

鞘も作られており、柄と同じく白で中心に黒い線が入っていた

 

まあぶっちゃけ『草薙の剣《サスケVer》』の色違いだ

 

「どうだデルフ?いい出来だろう?」

「相棒…めちゃくちゃカッケェじゃねぇか!あんがとよ!」

 

ちなみにデルフがしゃべるための金具が無くなったため、しゃべる際にはうちはマークの部分から声が出るようになっている

 

「そこまで言われると作った甲斐があったよ」

「ホントにありがとな相棒!…ん?なんかちょっと違和感があんぞ」

「ああ。それはちょっとした技を出すときの仕掛けだよ」

 

これは俺が好きだった漫画の技を出すときに使う仕掛けで、火遁や風遁を刀身に纏わせる事が出来る

そんな事が出来る理由は、実はちょっとだけ刀身に火石や風石、水石などを混ぜ込んだためだ

これらの属性石はこの間ブルドンネ街に行ったとき、スリからスッたお金で少しだけ買っていた

 

「相棒。そんな知識どこで手に入れたんだ?」

「うん?ああ、俺には使い魔のルーンが四つあるからね。多分そのうちの一つの効果だよ」

「四つ!?…相棒、もしかして胸にもルーンあるか?」

 

…ああ。そういえばデルフはリーヴスラシルを恐れてたんだっけ?

俺はリーヴスラシルのルーンの効果を知らないけど

 

「うん、あるよ。そういえば右手と左手、額のルーンの効果は分かったんだけど、胸のルーンは分からないんだ。デルフ、何か知らない?」

「…相棒。相棒の胸のルーンは『リーヴスラシル』。始祖の使い魔のうち『記す事さえ憚られる』使い魔だ」

「へえ、それで効果は何なの?」

「…よくは覚えてねぇが、確か精霊が…とか言ってたな」

「精霊か…。ありがとうデルフ」

 

おいおい精霊って、確かに魔法を使うことにメリットにはなるだろうけど最悪先住魔法扱いされかねないな。リーヴスラシルのルーンは極力使わないようにしよう

…?なんかルイズの声が聞こえるな

 

「相棒。なんか娘っ子が呼んでるぞ?」

「デルフも聞こえた?それじゃそろそろ行こうか」

 

そう言って研究室から出て行き、ルイズの元へ急ぐ

 

「ルイズー?なんか呼んだ?」

「あっ!ハヤテ!あなた治療の術を使えるのよね!?」

 

そういえば言ったっけそんなこと

 

「ああ、使えるけどそれがどうかした?」

「おねがい。ちぃ姉さまを治して!」

 

ちぃ姉さま?カトレアさんのことだっけ?

 

「ちぃ姉さまって誰?治すのは別にいいけど、学院はどうするの?」

「ちぃ姉さまって言うのは私の姉のカトレア姉さまのことよ!学院のほうは大丈夫。許可は取ってきたから!」

 

ふむ。まあカトレアさんは好きなキャラだしな。それにご主人様の大切な人だったら俺が護んなきゃな

 

「それでは、ご主人様。ご命令を」

「…命令なんかしないわ!お願い!ちぃ姉さまを助けてよ!!」

「わかったよルイズ。君の友達として、カトレア様を助ける」

 

 

 

 

そして、俺たちは馬車に乗ってヴァリエール領へ向かった

説明
十四話です。今回は以前行うといっていたデルフの(魔)改造です。
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コメント
何のために治療忍術をハヤテに習わせたと思ってるんですか。堕とすかはともかく治しますよ!(ディアーリーズ)
更新を待ってました!!次はいよいよカトレアを堕としに行くんですね!?(クライシス)
タグ
ゼロの使い魔 NARUTO オリ主 デルフ 魔改造 リーヴスラシル 

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