IS-インフィニット・ストラトス ネクサス あっちこっちーHere and thereー |
「なあ皆、今度日曜一緒に公園に行かないか?」
「「「「「え?」」」」」
とある日の昼休み。一夏は五人を誘ってきた。
「きゅ、急にどうしたんだ一夏。」
「そうですわ。」
「実は今度の日曜に伊御達に会う約束でな。」
「ああ。伊御達に会うのね。」
「伊御?」
「誰だそれは?」
「一夏とあたしの友達。」
「私は会ったことはないな。」
「まあ、箒が転校した後で友達になったからな。」
「でもいいね。皆でお出かけなんて。」
「そうだな。」
「じゃあ決まりでいいか?」
「ああ。」
「もちろんですわ。」
「あたしも。」
「僕も。」
「私もだ。」
「じゃあ決まりだな。日曜の外出届出しとけよ。」
「「「「「は〜い。」」」」」
日曜日、快晴な空。一夏達は猫ね駅にいた。
「あ!お〜い、伊御〜。」
「一夏、久しぶり。鈴も。」
「久しぶりだな。」
「久しぶりね。」
「久しぶりなんじゃよ〜。」
「お久しぶりです〜。」
伊御たちが一夏達に挨拶をする。
「久しぶりだな。」
「ほんとアンタ達変わらないわね。」
「ふぇっふぇっふぇ〜、鈴さんもお変わりないようですな〜。」
「アンタ喧嘩売ってんの。」
「おや!そちらの方々は?」
真宵が箒達に気付く。
「ああ、紹介するよ。同じ学校の友達の。」
「篠ノ之箒だ。」
「セシリア・オルコットですわ。」
「シャルロット・デュノア。」
「ラウラ・ボーデヴィッヒだ。」
「俺は音無伊御。」
「御庭つみき。」
「戌井榊。榊でいいぜ。」
「片瀬真宵。」
「春野姫です。」
「さてと、揃ったところで公園に行こうぜ。」
「ああ。」
「そうね。」
一同公園を目指して足を進める。
「でも良く考えんとこうして大勢で出かけるなんてそうそう無いよな。」
「いわれてみれば確かに。」
「私はそういう経験がありませんわ。」
「でもピクニックみたいですね。」
「まあ、弁当もって出かけるなんてそうそうないしな。」
「そうじゃね〜。」
「僕もそう思う。」
「軍での野外訓練を思い出すな。」
「軍って・・・」
「ラウラったら〜。」
「まあ。こうして皆との楽しい想い出があったら明日からも頑張っていける。」
「「「「「「「「「「!!」」」」」」」」」」
「「昨日までもお前に何があった!?」」
榊の発言に驚く皆。伊御と一夏は突っ込みを入れる。
そんなこともあって一夏達はにくきゅう公園に着いた。榊は芝生に前転し寝転がる。
「芝生が気持ちいいぜ!」
「ほんと晴れてよかったです。」
「ふふふ、そうですわね。」
「芝生を見るとさ〜、なんか寝転がりたくなるよな〜。」
「でもたまにチクチクするな。」
「それはそれで醍醐味なんじゃよ。」
「チクチク、針の山ってことか。」
榊が頭を下にし、腕組みをして言う。
「「そら剣山だ。」」
伊御と一夏が突っ込む。
「そんなとこにいたらザクザクです〜。」
「でも剣山って先が尖ってないんだって。」
「じゃあギュウギュウ?」
「でもそこにずっといたら当たってるところから出血するわよ。」
「!!怖いぞ。」
「拷問か!」
「それじゃあ、キャッチボールでもするか。」
榊の言葉でキャッチボールをしようと真宵が鞄の中を捜索しているとあることに気がつく。
「!ミット忘れたんじゃよ。」
「さすがに素手で硬球は痛いだろ。」
「心のキャッチボールにいらないんじゃよ。」
「素心でキャッチボールってことか。」
「素心って・・」
「ならば私のAICで。」
「外でIS使ったら織斑先生に怒られるぞ。」
「うっ!」
「やるぞ、伊御。」
「知らんぞ。」
榊は位置に付き構える。
「遠慮はいらね〜。伊御、ばっちこ〜い。」
伊御は硬球を榊向けて投げる。
バシイイイイイン!
「い、心が痛て〜。」
「何だ今の音は!」
「銃声!」
「いや、伊緒の投げた球が榊の手に当たった音だって。」
「やっぱり素手で硬球は無理だって。」
「あんたのレベルを考えなさいよ。」
「他には何を持ってきたの?」
みにわが真宵に尋ねる。
「色々あるんじゃよ。フリスビーとかバトミントンとか。」
「フリスビーは懐かしいな。」
「昔よくちゃぶ台をフリスビーみたいに飛ばしてたな。」
「!!どんな状況!!」
『こーんな、おいしーもの、ごーちそーさまでしたー。』
「おいしいのに投げるの!?」
「亭主関白だったんだ俺。」
「「いや、亭主腕白だろ。」」
「腕白!?」
「伊御、勝負だ。」
「受けて立とう、一夏。」
「落としたほうがめ負けだ。」
伊緒に向けて一夏はフリスビーを投げる。伊御はそれを受け止めて一夏に投げ返す。一夏も負けじと対抗する。徐々にフリスビーがノータッチで回っているように見える。
「ラウラも頑張れば。」
「さすがに無理だ。」
「フリスビーの絵じゃないわね。」
「フリスビーもう一個あるけどつみきさんやる?」
「うん、やる。」
真宵は移動する。
「ヘイヘーイ。つみきさんカモ〜ンカモ〜ン。」
「いくわよ。」
ビュン
「へ?ぐぴゃ!?」
真宵は吹っ飛ばされる。その光景はおぞましいものだった。
「ひ〜、真宵さん!?」
「だ、大丈夫か!?」
「ごめん。」
「へ、へへへ。さふがまほいさん。」
「何を言ってるのかわからないな。」
ちなみに、「ふぇっふぇっふぇ〜、流石つみきさん。」といいました。
「せめて避けるか防ぐかしろよ。」
「だって、瞬きした瞬間、直前に円盤、眼前に斬首。どうやって避けろと。」
「確かに。」
「あの速度では避けづらいな。」
「え〜と、首を〜。」
「「「「「「首を?」」」」」」
「「引っ込めるか。」」
榊の発言をフォローするように伊御と一夏が言う。
「それもはやホラーじゃけん。」
「「「「「怖い。」」」」」
「次は私だな。」
「箒さん、頑張ってください。」
「ファイ、オー。」
「いくんじゃよ〜。」
ギュっピーン
「!」
「全力全開じゃー!!!」
「く、くる!」
真宵の投げたフリスビーは軌道を変え榊に命中。
「ぐげっ!」
追撃するかのごとく伊御の投げたフリスビーが当たる。
「ぐはっ。」
「あ・・・・」
「!あれは!」
一夏は木下にいる男性に目がいき、その男性に駆け寄っていく。
「一夏さん、どうしたんでしょう?」
「!あの人!」
「知ってるのか!」
放棄が伊御に尋ねる。
「ああ。確か一夏が遊園地でバイトしていたところの先輩で確か名前は・・・」
「お久しぶりです。憐さん。」
「憐。千樹憐だったかな?」
一夏のバイトの先輩は三番目のデュナミスト・千樹憐
「久しぶりだな一夏。ニュース見たときはびっくりしたよ。」
「俺も驚きましたよ。また会えるなんて。」
「デュナミストで世界で唯一ISが使えるなんてすごすぎだろ。」
「まあ。」
「で、どうなんだ調子は?二つの意味で。」
「どっちとも大丈夫です。」
「そっか。あ!ちょっといいか。」
「なんですか?」
「今俺スーツ作ろうと思ってんだけど最初の人になってくんない?」
「え!いいですけど・・・なんで俺?」
「いや、他に頼めるやついなくてな。それにこれから忙しくなるだろうし。なにより使うかもしれないしな。」
「まあ、そういうことなら。」
「んじゃあ測るな。あ、料金はタダだからな。」
「いや、悪いですって。」
「いいんだって。俺のわがまま聞いてもらってんだし。な?」
そう言ってレンはポケットからメジャーと小さいノートとペンを取り出す。
「で、でも・・」
「んじゃあ先輩命令。いうこと聞きなさい。」
憐は一夏に指差す。
「なんてな。頼むわ。」
「はあ、わかりました。それにどういっても無理にでもいうでしょうしね。」
「わかってんじゃん。じゃあ測るな。」
憐は一夏の脚、肩幅、腕、ウウェスト。腕の幅、脚の幅を測る。それをノートに記入する。
「それじゃあ出来たら連絡するな。」
「楽しみにしてますよ。」
「おう。じゃあな。」
憐は手を振ってその場から去っていった。一夏は皆のところに戻っていく。
「悪い、時間取らせて。」
「別に気にしないよ。」
「それより何をしていたのだ?」
「ああ、憐さんが俺にスーツ作る話を持ちかけてくれてな。それで測ってたんだ。」
「あの人作れんの?」
「そうみたい。」
「みたいって・・・」
「まあ、あの人は前々からすごかったもんな。」
「どんな感じにすごかったの?」
「バルーンを独学で作ったり、高い時計を直したり、エンジンを直したりといろいろやってたな。」
「す、すごいね・・・」
「まあ、話はそのくらいにして少し休むんじゃよ。」
「そうね。」
「だな。」
皆は芝生にシートを敷いて弁当を広げ、出納をかばんから出す。一夏と伊御は近くのベンチで休んでいた。そこに姫が駆け寄り、二人に紙コップに入った紅茶を渡す。
「伊御君、織斑君、紅茶どうぞ。」
「ありがとう、姫。」
「あんがとな。」
二人は紅茶をもらう。
「榊さん大丈夫でしょうか?」
「多分大丈夫だろ。」
「硬球での回復を見ればな。」
「そうです・・・ね!」
姫は少し驚いた。そこには二人に数匹の猫が近寄っていた。
「い、伊御君、織斑君。」
「お〜い、姫っち〜こっちに来るんじゃよ〜。」
「は、はい〜。それじゃあ織斑君、伊御君。そろそろお昼・・・に!」
姫は鼻血を吹く。そこにはたくさんの猫と戯れている一夏と伊御の姿があった。
「まっしぐらです〜!!」
一夏と伊御の光景を皆は少しはなれた所からみていた。箒達はその光景を羨ましがっていた。
「そういや二人とも昔から動物に好かれやすかったな。」
「好かれやすいですむレベルじゃろうか・・・」
頷く五人。
「でもちょっと羨ましいです。」
姫の言葉に五人とつみきは頷く。
「猫が、か?」
「ち、違います。私も猫ちゃんと一緒に戯れたいと思いまして。」
姫の言葉に頷く五人。ただ1人、つみきだけは「え」と応えた。つみきに真宵が戸池ける。
「つみきさん。今「え」って言わなかった?」
「そんなこといってないもん。」
「ほんとは伊御さんとにゃんにゃんしたかったり?」
「ツーン。」
つみきは立ち上がり伊御の後ろに立つ。つみきは伊御の後姿を見つめる。
(そんなこと・・・そんな・・・そんにゃ・・)
つみきは顔を紅くして伊御の背中に手をポンッと当てて一言。
「にゃん。」
「ん!」
「!!」
つみきは我に返り顔から湯気を出す。
「うにゅ〜〜〜〜〜〜〜/////」
「?」
その光景を見ていた姫は鼻血を吹く。その光景に驚く五人。
「つ、つみきさん。」
「「「「「!!!」」」」」
「したんじゃね。」
「だな。」
「大丈夫なのか!?」
「ああ、姫のことだろ。いつものことだって。」
「万年鼻血放出!?」
「いやいやいや、このくらいじゃあ姫っちは死なないんじゃよ。」
「そ、そうなんだ。」
「すごいな・・・色々と・・・」
そんな時榊が唐突にあることを聞く。
「あ!そういや聞いていいか?」
「何よ突然。」
「一夏って向こうじゃ強いのか?」
「そうだな。私とセシリアと鈴とシャルロットで力を合わせて戦ったがまったく歯が立たなかった。」
「でもそれは一次移行したときの状態でしたし。」
「今の一夏に攻撃してどうなるかわかったもんじゃないわ。」
「でも箒はその時専用機持ってなかったから勝てると思うよ。」
「だが一夏は本当に強いぞ。」
「確かにあの技量もありますし・・」
「?あの技量?」
セシリアの言葉に疑問視する真宵。
「私と一夏さんが最初の授業で空を飛んだときですわ。」
「ISで空を飛ぶのか〜。いいな〜。」
「ほんとじゃね〜。」
「話を元に戻しますわよ。」
「「は〜い。」」
「上空から地上に降りる訓練で私は地上から10センチの止まりましたの。」
「ところが一夏は急降下した後地上にソフトタッチで着地してな。」
「ちょっと!それ本当!?」
「嘘だと思うなら織斑先生に聞いてみるといい。」
「教官も驚くだろうな・・・」
「うん・・・第一どこでそんな技術を・・・」
全員が深刻な顔をする。と、そこへ伊御と一夏が声を掛ける。
「お〜い。」
「!一夏!」
驚く箒。
「皆こっち来いよ〜。」
「あ、ああ。今行く。」
「この話はまた今度にしよ。」
「そ、そうですわね。」
「まあ、一夏さんのことはエベレストに置いといて。」
「そんなところに置いといたら取りにいくのが大変よ。」
「登れないです〜。」
時間は過ぎていき、もう夕方になった。
「そろそろ帰る時間だな。」
「そうね。」
「時間って意識していると長く感じてしてないと短く感じるよな。」
「爺くさいぞ、一夏。」
「ふふふ、そうですわね。」
「いやいや、一夏さんの場合・・」
「「「「「「「「「「?」」」」」」」」」」
真宵の言葉にみんなは疑問符を浮かべる。
「仙人なんじゃよ。」
「髭長くねーよ。」
「ツコッムとこそこ!?」
「違うだろ一夏。」
「榊・・・」
榊は一夏に近づき一夏の後ろに回る。そして一夏の服の後ろをめくる。
「バサッ!」
「「「「「ブーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!」」」」」
箒達は鼻血を吹く。
「若いっていうべきだろ。」
「いうことはあってるがやることが違うぞ。」
突っ込む箒。
「「成敗。」」
一夏と伊御は榊にトンと拳を当てる。
スギャギャギャン!!
「「「「「「「「!!!!」」」」」」」」
「グウウッ!!」
榊は倒れた。
「い、今何が!」
「内から弾けたわよ!?」
「伊御さんの技をマスターした。」
「叩いたら内で弾けるの!?」
「どんな技よ!」
こうして、一夏達の休日は終わりを告げた。
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