魔法少女リリカルなのは DevilStrikerS ー起動…そして帰還ー |
「バルダ達、大丈夫かな…」
「心配しないのフェイトちゃん。みんな強いんだから、そうでしょ?」
バルダ達の事が心配なフェイトを宥めるなのは。
「高町の言う通りだ。少しはあいつ等を信頼してやれ。それが上司だろう」
「うーん、でもぉ…」
それでもやっぱり心配のフェイト。
「ん?……どうやらその心配はいらなくなったようだぜ、フェイト」
ヴィータの視線の先には テメンニグルから出てくるバルダ達の姿があった。
すぐさま駆け寄り状況を確認するなのは達。
「どうだった?あの塔は?」
「まさに悪魔の巣窟ですね…そして今あそこにいるギルバーと交戦し、洗脳を解きました」
という感じで報告しながらバルダ達と話し込んでいるギルバーを見てみる。その表情は実に心豊かな表情であった。その様子を見てなのはは少し微笑み、
「そっか」
と言った。
――ゴゴゴゴゴゴ…――
突如テメンニグルに変化が起きた。なんとただでさえ大きいのに更に塔の 高さが増したのだ。
いきなりのことに驚きを隠せないバルダ達。そして顔面蒼白にしたギルバーがこう言った。
「まさか…魔界が開くというのか……!」
「「「え!?」」」
ギルバーの言葉に驚愕するなのは達。
「それってどういうこと?兄さん?」
案外冷静だったバルダが聞いてきた。ギルバーはこう答える
「お前たちが礼拝室に来た時には封印が解けかかっていたんだ。まあ俺がやったんだが…そしてバルダが俺の洗脳を解いて封印が後一歩の所で止まったが、ネロアンジェロが封印を解いてしまったようだ…」
だがティアナがその事で疑問に思う。
「ちょっと待って。そのネロアンジェロは封印を解く様なことしてなかったわよ?寧ろアンタを殺そうとしてたし」
「テメンニグルを起動させるにはスパーダが作った二つのアミュレット…巫女の血、そしてスパーダの血が必要だ……ネロアンジェロは俺を貫いた後、俺の血を部屋の真ん中のにあった穴に注いでいたか?」
今度はギルバーが質問する。ティアナはしばらく思いだそうと唸っていたが漸く思いだしたのか
「……………あ!そうよ!!そういえばやってたわ、そういうの」
と言った。するとギルバーは
「そうか…」
と呟いた。
「やはり俺の血を捧げたことによって封印が解けてしまったんだ…」
「ああ、兄さんもスパーダの血族だしな」
「とにかく、魔界の封印が解かれたからにはそれなりの戦力が必要だな…」
「どうするんですか?」
フェイトが真剣な表情で聞く。
「これからの事はあなた達の拠点……………え〜、何でしたっけ?「機動六課です」あ、すみません…とりあえずそこでお話します」
「わかりました」
ギルバーの天然(?)に苦笑いしながらも了承するなのは達。
「魔界の連中が行動を起こすのは約三日後…それまでに対策を立てないといけません」
「そっか、とりあえず六課に戻ろうか」
なのはがそう言うとヴァイスに連絡した。
―――ヘリの中で…
「なあ?何か忘れてないか?」
ヘリの中でヴィータがなのは達にそう言う。
「どうしたんですか?ヴィータ副隊長」
スバルが怪訝そうに聞いた。
「いやさ、あたし達がグリフォンと戦ってた時妙なことがあってよ」
「ああ、あの時の砲撃魔法だね…」
なのは達はその時のことを簡潔に話した。
「―――と、いう訳なの」
「それに、その魔力は軽く見てSSSはあった………」
「「「!?」」」
フェイトの言葉に驚愕するバルダ達。
「トリプルS!?そんな事が…それで魔力反応は?」
「消えた…まあこれは気にしても仕方ない…今はこれからのことを考えろ」
「「「はい」」」
シグナムの一言でこの話は終わった。
――――魔界――――
「ふん、ギルバーの始末は失敗したか……まあいい、これより三日後にて人間界を我らのものに………………ククククク……フハハハハハハハハハハ!!!」
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二十二話目です。 | ||
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