綺麗なお人形
[全1ページ]

 

 

 

 

 

覚えているのは・・・

何者かが青白く発光しながら自分へとかざす手

 

「バーナビー、この能力は「その人間にとって大切な者を自分が殺せば、解ける」んだ。覚えておくといい・・・」

 

そして・・・意識が切り替わる。

 

 

 

 

 

「えっ・・・」

これは・・一体・・・・・?

 

 

次に気が付いた時には、目の前の状況に兎は呆然とするしかなかった。

 

 

手にはさっきまで相手の首を絞めた感触まで残っている。

藻掻く身体を自分は口元に冷笑を浮かべたまま、この手に力を込めた。

そして・・段々冷たくなっていく様をただ、眺めていたんだ。

 

彼女をこんな姿にさせたのは、紛れもない自分。

 

僕は・・・なんて事を・・・・

 

「あ、あああああっ・・・・ああああああああ」

 

慟哭があたりに木霊する。

 

 

 

 

 

 

兎はマーベッリクに記憶を奪われ、そしてこんな暗示を掛けられた。

「大切な人間を殺せば戻る」っと。

 

 

望まぬ催眠は長くは続かない。それにちょっとした齟齬で簡単に解けてしまう。

 

ならば・・・

 

絶望させ、その壊れた心に催眠を掛けてしまえばいい。

もう二度と解けないように。

 

 

これで逆らわない「綺麗」な「人形」の出来上がり。

 

 

「おはよう。バーナビー」

 

 

 

 

 

 

説明
※注意書きはプロフに書いてあります


youtubeで見掛けた涙を流してる濡れ髪バニーさんからイメージ。

さっきまでウロバニだったバニーさんが夢主(虎でも可)を殺した後、洗脳が解けバニーに戻った。そんなイメージ。

総閲覧数 閲覧ユーザー 支援
978 977 0
タグ
TIGER&BUNNY バーナビー・ブルックスJr ウロボロスバニー 夢小説 小咄 

九条さんの作品一覧

PC版
MY メニュー
ログイン
ログインするとコレクションと支援ができます。

<<戻る
携帯アクセス解析
(c)2018 - tinamini.com