真・恋姫無双〜白き牙を持つ者〜 #38
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〜 第37話 †旅行記 涼州編1† 〜

 

 

董卓(とうたく)達と別れて数日

途中で小さな邑などに立ち寄りながら北の武威(ぶい)へと向かってる

邑で聞いた話だともう馬騰(ばとう)が治める土地のようだ

ちょっと道草食ったけど当初の予定通り着けそうだ

後は・・・どうやって会うかだよな

そこが一番の問題なんだよな

別に名声とか俺あるわけじゃないし商人でもない・・・

唯一できるのは医療行為だけなんだが

あんたは病魔に冒されてるから俺が治しにきた!とかいっても

すんなり会わせてもらえるわけがないからな

実に困った・・・どうすっかね

 

 

「っと、獄炎(ごくえん)いきなり立ち止まってどうした?」

 

 

いきなり立ち止まった相棒こと獄炎

耳をピクピクと動かして、視線をとある方向へ向ける

 

 

「ん?あっちに何かあるってのか」

 

 

ヒヒーン!と嘶く

 

 

「気分転換代わりにいきますかねっと!」

 

 

タテガミを触って合図すると、弾丸のように駆け出す

 

 

「なるようにしかならんか」

 

 

そんなことを呟きながら、獄炎が見つけた何かへと集中する事に決めた

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???側

 

 

「お、お姉様!思った以上に数が多くてやばいかも?!」

 

「言われなくても分かってるよ!

 くそっ斥候の話じゃ50人も居ないって聞いてたのに・・・な!」

 

 

五胡と言われる異民族が近くの邑に少数で略奪しにきてるという報告があったので

邑を襲われる前に私と妹分の二人を筆頭に50人ほどの兵士で退治しにきたのだが

どうやら後で合流したらしく数が私達より倍以上になっていた

 

 

「お姉様逃げようよ!」

 

「馬鹿!そんなことしたら邑の人達が・・・!」

 

「そういうと思って、邑の人達はすでに避難させてるよ!」

 

「それなら、さっさと態勢立て直す為に引くぞ!」

 

 

槍を振るい五胡の連中を殺すが、それでも私達を逃がしてもらえそうもない

他の兵士達も奴らにやられるか先に退避したようだ

 

 

「○○○大丈夫か?!」

 

「まだい・・・きてるよ!お姉様こそだいじょ・・・きゃああああああああああ!」

 

「くそ!?○○○!!○○○!?」

 

 

五胡が振るった攻撃で槍をへし折られて吹き飛ばされていく妹分

地面に数回叩きつけられて転がっていく・・・

くそ・・・こんなところで死んじゃうのかよ!?

 

 

「いや・・・まだしにたく・・・ない」

 

 

妹分が吹き飛んでいく様子を見た私に戦う気力は残ってなかった

槍を落とし、膝から崩れ落ちて両手で顔を覆う

死を覚悟した瞬間、その人が私を助けてくれた

燃える様な赤い馬に乗った全身真っ白の仮面をつけた死神に

 

 

厳白虎(げんはくこ)SIDE

 

 

「ちっ、女性二人が頑張って戦ってるみたいだけど危ないな

 こりゃ最初から本気でいくか」

 

 

背中に横向きに下げてある斬馬刀・白虎牙(びゃっこが)を左手に持ち

気を全身に巡らせる

 

 

「間に合ってくれよ!!」

 

 

一人の女の子が槍で防ぎながらも吹き飛ばされて囲まれてる中から放り出された

もう一人の女の子はそれをみて武器を手から落とし、膝から崩れ落ちるのを見た

 

 

「飛べ獄炎!」

 

 

獄炎に吹き飛ばされた女の子を救助させる為にジャンプさせてその子の元へいかせ

俺はジャンプした獄炎から飛び降り敵の真ん中で座り込んだ少女の隣へ降り立つ

 

 

「さて、お嬢さん少しの間我慢してくれよ・・・

 最初から全開で行くから生きて帰れると思うなよ!」

 

 

俺の横で震えてる女の子を守りながら巨大な刀を振るう

圧倒的鉄の塊に為す術も無くただ無残に真っ二つに吹き飛ぶ異民族

「GYAAAAAAAA!!!」

「GUGAAAAAAAAAA!!!」

と絶叫をあげて絶命していく

ちなみに獄炎の方は吹き飛ばされた女の子を器用に口で掴んで背中に乗せて

安全なところまで逃げて、こっちの様子をみているようだ

 

 

「ざっとこんなもんかね・・・」

 

 

肩に白虎牙を担ぎながら周りを見渡す

うん、動く物体は無し・・・血の池だなこりゃー

死体は焼いておかないと病気の元になっちまうからな

その前に・・・

 

 

「お嬢さん、終わったけど立てるかい?」

 

「え・・・?」

 

 

伏せていた顔をそこで上げる女の子

周りをキョロキョロとみて俺の顔を見る

 

 

「私・・・助かったのか?」

 

「俺が一通り殺したから生き残ってるね」

 

「私だけ・・・助かったのか?」

 

「もう一人の女の子なら、あっちにいる馬の背中にいるよ」

 

 

ばっと俺が指差した獄炎のいる方向を見て

涙を流しながら

 

 

「良かった、本当に良かった・・・!」

 

 

と安心したのか急にふらっと倒れこんだ

 

 

「ちょいとお嬢さん!?」

 

 

ふむ・・・命に別状は無いし

とりあえずは獄炎と合流して武威に連れていきますかねー・・・

お嬢様抱っこをして獄炎に女の子二人を任せ

俺はとりあえず穴掘りに精を出すのであった

 

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あとがきっぽいもの〜

 

 

涼州到着!

ちょっとだけ別視点をいれてみたり

勿論、この二人は原作キャラのお二人です

こんな口調だったっけ?と思いつつも、誰かを助ける→目的の人物に会うという

同じパターンばっかりなのは気のせいだと思いたいです・・・

 

こんな駄文ですが、次回もよろしくお願いしますm(_ _)m

説明
この物語はオリ主をメインとした外史です
チート・ご都合主義・独自展開で書いています
苦手な人はご遠慮下さい
大丈夫な人は駄文にお付き合い下さい

毎回の閲覧・支援・コメント感謝です!
今回は涼州編をお届けします。
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コメント
クラスター・ジャドウさん>異端でも見つからずにひっそりとしてるからきっと問題ないはずっ(tokkey)
…急遽訂正。史実では、三国志の時代の百年以上前から、既に仏教は中国に伝わっていたみたいです。…しかし、戦術としての火計は一般的でしたが、遺体の火葬は異質だったのは、中国が広大で埋葬程度では問題なかったのが大きいのかも?(クラスター・ジャドウ)
…遺体を火葬にすると言う主人公の発想は、まだ仏教が伝来していないであろうこの外史の世界観では、異端とまでは言わないが異質かもしれないな。中国は国土が広いから、土葬が基本とか聞いた事があるような…?(クラスター・ジャドウ)
アルヤさん>なるほど・・・そういうやり方もありましたね。まだまだ勉強不足だと思い知りましたorz(tokkey)
shirouさん>確かに原作は惚れられるパターンばっかりですからねw しかしあれは種馬だからこそ・・・白ちゃんは違うようにしたいので変化つけたいと思いますっ(tokkey)
グリセルブランドさん>期待されての無茶振りならば出来る限り斜め上いけるように頑張りますっ(tokkey)
ラーズグリーズ1さん>手厳しいアドバイスありがとうございます、やっぱりまだまだ自分が未熟だなと思いました。もっとじっくり練ってみたいと思います!(tokkey)
↓↓↓そりゃまだ本編範囲に入ってないから仕方ないだろうけど。月の紹介で〜くらいにしてもよかったとは思う。(アルヤ)
まぁそれ言い出すと原作はうさんくさいと思われる⇒何かいいところみせる⇒惚れられるですから蜀ルート以外w(shirou)
そのうち波乱万丈で空前絶後の展開になるから大丈夫大丈夫ヘーキヘーキ(期待をこめての無茶振り)(グリセルブランド)
そのパターンは気のせいじゃないと思う・・・。なんとゆうか、ストーリーが薄っぺらくなってきてません?出会う→助ける→仲良くなる を繰り返しているだけのような・・・(ラーズグリーズ1)
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駄文 ご都合主義 真・恋姫無双 チート オリ主 

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