魔法少女リリカルなのはTime Leapなの? ?過去に戻った高町なのは? 【無印 After & A's Before】 第五十七話 |
さらに翌日、私はアリサちゃんとすずかちゃんの二人と途中で会い、一緒に学校へ向かいます。
今日は月曜日ですし、さすがに私も学校を休んでまで昨日の一件をやるわけではないのでね。期限は半年もありますから。
昨日の一件というのは私が魔法の練習をアリサちゃんに任せてやるべきことをやりにいった事の事です。
何をやったかというのは細かくはここで言いませんが、簡単に言えば、闇の書の事件に関わる事ですね。
だから起源は半年もあると言いましたし、半年しないとこれは出来ない事なので。
ってなわけで今日から私は塾以外の時は図書室に行こうと思ってます、はやてちゃんの誕生日もそろそろでしたし、その前に関係を持ちたいと思いましたので。
さて、そうと決まったので放課後から結構しようと思ったのですが……
「ちょっとすずか、なのはから離れなさいよ」
「それはこっちのセリフだよアリサちゃん。アリサちゃんが離れたら私も離れたあげる」
――私の腕をつかんで腕を組ませている二人を何とかしてください……
なんか二人を何とかするのがここ最近一番疲れる気がします…… 昨日だって練習が終わって私の方も一段落ついたらこのように私から離れようとしないし……
でも、ここ最近アリシアちゃんまでもがアリサちゃんとすずかちゃんをみて羨ましそうにこちらを見るんですよね…… なんででしょう?
とか考えている間に学校まで着き、相変わらず二人に腕を組まれながら私は学校の中に入っていきます。他の生徒や教師たちはもはや見慣れた光景であまりこちらを見なくなったことには嬉しいのですが、なんか見慣れた光景とされているのが複雑になってます……はぁ〜
教室に着くとさすがに二人とも腕を離してくれますが、すぐに私の机の所にきますからね。正直言えば、ここ最近学校に居る間が一番疲れます。勉強ではなくて主にアリサちゃんとすずかちゃんで。
とか思っているとチャイムが鳴り、朝のホームルームが始まるのでした。
あぁ、早く帰りたいです……
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とか何とか言っていたらあっという間に放課後となります。
言え別にこれと言って話すことがなかっただけです……いや訂正、学校での出来事をただ私が言いたくなかっただけです……
昼休みや授業の合間の休憩時間なんか毎回のようにアリサちゃんとすずかちゃんが私の前に来て目の前で火花散らしているんですよ…… 昼休みはそれに加えてお互いの弁当からおかずを取って『あーん』なんかしてきますし……
要するに言えば私が疲れるのです。そこを察して欲しいです……
ちなみに今日はアリサちゃんとすずかちゃんはバイオリンの稽古があるらしいので学校で別れました。
さて、私はそのまま図書館に直行です。どうせ帰るのが遅くなったとしてもまた運動してたで通るだろうし、休みの日もほとんど家に居ることが少ないから余り心配することもないでしょうね。
かといって図書館にはやてちゃんが居ないという可能性もありますし、その場合は向こうに行くとしますか。
私は校門を出て家がある方に向かわずに図書館へと向かう事にしました。学校から図書館まではそれほど遠いわけではありませんし、十分くらい歩けば着くぐらいの距離です。
にしても、ここ最近はアリサちゃんとすずかちゃんの二人と一緒の事が多かったですし、久し振りに一人で行動しているのでのんびりできます。
そんな事を思いながらも私は図書館の前に着き、中へ入っていきます。
居る場所が図書館というのもありまして、図書館の中はとても静かでありました。私は一応本を探しているふりをしながらも、はやてちゃんが居ないかどうかを探します。
「う〜ん…… はやてちゃんが読んでたジャンルの本って確かこの辺りだと思いますが……」
はやてちゃんが居そうな所へ私は来てみたのですが、車いすに座っている人すら見当たりませんでした。
もしかしたら今日は居なかったかなと私は思い始め、今日はもう少ししたら帰ろうかなと思っている所でした。
「どんな本を探しておるん?」
「ひゃい!?」
全く私に近づいている人が居るとは気づいていなく、しかも声を掛けられるとは思っていませんでしたので突然の事で思わず驚いてしまいました。しかも私らしくない驚き方で恥ずかしいです……
すぐに冷静さを取り戻しましたが、そこで話しかけられた声に聞き覚えがあることに気づき、誰から声を掛けられたのか分かりました。
私が探していて車いすに乗っている人物、はやてちゃんの方に私は振り向きます。
「い、いきなりなんですか?」
「いや、どんな本を探しているのか気になって、私が知ってたら教えおうと思ってな」
「そ、そうですか」
話しかけられた理由はどうやら私が本を探しているふりをしていたからのようですね。っていうかさっきのは本当に驚きました。
「にしても、びっくりしたわ。声を掛けたら変な声を出して驚くんやもん」
「……言わないでください」
正直恥ずかしいです。しかもはやてちゃん以外の人も悲鳴みたいな声を聞いてこちらを見たと思いますから余計に。
とりあえず、図書館に来た理由であるはやてちゃんに会う事は出来ました。これで接点を持つことが出来ましたし、後は自然な会話を少しして別れますか。
「それで、どんな本を探していたんや? なんなら手伝おうか?」
「ありがとうございます。でも、探していた本は借りられていたようですので今は適当に歩いていただけで」
……よくこう噛まずにすらすらと言えますね私。元々探していた本なんてありませんし、はやてちゃんに会うという事が今日の目的でしたし。
「それならええんやけどな」
「でも、手伝ってくれると言ってくれただけでもありがとうございます」
「いえいえ、そんなん気にする事でもないよ」
はやてちゃんは感謝するほどではないと言ってきました。
なんか、少し嘘ついてる私の方が少し辛いかもしれません。
「にしても、えっと……」
「あ、名前まだでしたね。私の名前は高町なのはです」
「私は八神はやてって言うんや。それで、なのはちゃんって多分私と同い年くらいだとは思うんやけど、なんかかなり大人びいてるな。まるで、この世の事を知っているかのように」
「……な、何を突然言い出すのですか。そんなわけないじゃないですか」
完全に動揺しました。大人びいてるだけ言われるのならば何ともなかったと思いますが、はやてちゃんからこの世の事を知ってると言われるとは思っていませんでした。
だけど、何とか動揺をあまり表面に出さないようにすることは出来、はやてちゃんは私が動揺したことに気づいていないようでした。
「せやな。でも大人びいてる事は事実やと思うで」
「そうですか。まぁ、前にも友達に言われたのですけどね」
それはアリサちゃんとすずかちゃんのあの喧嘩のから数日後の話ですね。すずかちゃんが私の事を大人びいてると言われて、アリサちゃんもすずかちゃんに同意して、二人からどうしてそんな大人びいてるのかと問われた事があります。
あの時も咄嗟の嘘で誤魔化したのですけど、やはり回りから見るとそう思われるのですかね? あまり気にしていないのですけど。
「そういえば、はやてちゃんは図書館に居るという事は何か借りに来たんじゃないんですか?」
「いや、今日は返却しにきたんや。さっき返却してきて少し本を見てみようと思ったら、年が近そうな子が本を探しているのを見かけたので話しかけたというわけや」
通りでこの辺に最初はやてちゃんが居ないわけだ。ある意味本を探しているふりをしておくのは正解だったのかもしれませんね。
「さて、ここで会ったのも何かの縁ですし、一緒に帰りませんか? まだこの図書館に居るのならば別ですけど」
「そんじゃあ、そうしようかな? でも方向とか反対とかではないんか?」
「たとえ反対側でもいいですよ。家から反対側だったら寄りたい場所がありますので」
「それならええけどな。そんなら行こうか」
ってなわけで私ははやてちゃんが座ってる車いすを押しながら、はやてちゃんの家がある方向へ向かいます。もちろんはやてちゃんの家が何処にあるのか知らないふりをしてですが。
説明 | ||
新暦85年、高町なのははある任務の途中で死亡する。 任務は全て嘘であり、全てはなのはを殺害するための一部の管理局員による計画だった。 なのははその計画通りに殺されるが、その任務に向かう途中に偶然何故か落ちていた拾ったジュエルシードによって、なのははタイムリープをするのだった!! しかも、タイムリープしたのはなのはが生まれた頃だった!! 要は、魔法の知識や記憶を持ったなのはがタイムリープをし、無印、A's、STSと原作ブレイクしていくものです。 予定だと無印、A'sまでは原作通りに進み、STSはなのはの立ち位置を変えようと思ってます。 原作ブレイクは初めてなので正直うまく出来るか心配だったり^^; とまぁ、読んでくれると嬉しいです♪ |
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