外史を駆ける鬼・IS編 第008話 中編
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外史を駆ける鬼・IS編 第008話「驕り」 中編

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――作戦、開始。

箒は一夏を乗せて一気に上空三百メートルまで飛翔。

暫時衛生リンクを確率し、情報照合を完了して、暫く飛び続けると目標の現在位置を確認し距離を詰める。

ハイパーセンサーの視覚情報で目標を映し出す。

 

箒「見えたぞ、一夏!」

 

“銀の福音”はその名の通り、全身が銀色であり。頭部から生えた一体の巨大な翼を持っている。これは大型スラスターと広域射撃武器を融合させた新型システムだそうだ。

 

重昌【いいか。目標をしっかり見定めろ。(目標が)固まれば一気に差を詰めて、一撃をお見舞いしてやれ】

 

箒「ハイッ!{まだだ、まだだ・・・・・・・・・ヨシッ、ここだ!}加速するぞ!目標到達10秒!」

 

一夏「おう!」

 

赤椿のスラスターと展開装甲の出力をさらに上げ、高速で飛翔する福音との距離をどんどん縮める。

 

五、六、七、八、九、十。ここで一夏は零落白夜を発動。

同時に瞬時加速で間合いを詰めて、光の刃が福音に触れるが、突如福音は反転する。

 

福音「敵機確認。迎撃モードへ移行。”銀の鐘(シルバーベル)”、稼働開始」

 

一夏「!?」

 

福音より聞こえた機械音声に敵意を感じ、一夏はそのまま突っ切るが福音は僅か数ミリで避ける。

福音は頭から背中にかけて、身を包むような大きな銀色の翼を広げ、一夏は少しだけ距離をとり改めて福音と向き合う。

翼の名前は”銀の鐘(シルバーベル)”。大型スラスターと広域射撃武器を融合させた新型システム。36の砲口をもつウィングスラスター。高密度に圧縮されたエネルギー弾を全方位へ射出するとともに、常時、瞬時加速と同程度の急加速が行える、高出力の多方向推進装置(マルチスラスター)。

 

重昌【いいぞ、一夏君。今のところで躊躇して、少しでも角度を変えれば撃墜されていたぞ。とりあいず、零落白夜を切れ】

 

一夏「え!?それでは仕留める事は出来ませんが!」

 

重昌【二人共、当初の作戦は失敗だ。以降の指示は全て私に従え!どんな意見も逆らう事は許さん!今、福音の矛先は一夏に向いている。一夏は神経を集中してひたすら避け続けろ。所謂、囮だ。なるべくエネルギーを使わず、当たりそうになればブレードで弾き、避けきれなかったら瞬時加速を使え】

 

一夏「判りました」

 

話が終わると同時ぐらいに、福音が一夏に猛攻を仕掛ける。

彼が福音の攻撃を避けきっている間に――

 

重昌【箒よ。出撃前に渡したコンタクトは付けたな?】

 

箒「付けました」

 

重昌【よし。『テュイーン』】

 

重昌の方からは、何の機械を作動させた機械音が聞こえる。

 

重昌【よし。こちらからはそちらの風景は丸分かりだ。これは君のお姉さんが作った物で、付けさせた相手の見ている景色が判る代物だ。一夏君が福音の攻撃を避けている間に・・・・・・そこから見ている限りでは、その翼が福音の速さの源だな。まず、その翼をもぎ取り、速さを奪う。よって、君は雨月による突きのエネルギー波でひたすら、翼を狙い続けろ。よく狙え。ありったけのエネルギーを打ち込んでやれ。ただし帰りのエネルギーは残しておけよ】

 

箒への指示を終え、改めて重昌は一夏に話かける。

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重昌【どうだ、一夏。そちらの様子は?】

 

一夏「あんまり・・・くっ!芳しくないですね。・・・避けるのと・・・弾くのだけでっ!『キンッ!』精一杯です」

 

福音の翼から出る、36もの砲口による猛攻で、悪戦苦闘しながらもなんとか一夏は耐え凌いでいる。

 

重昌「いいか、よく聞け。福音の速さの原因は、銀色の翼にあるはずだ。ならば奴の速さを奪おうと、箒ちゃんと話し合っていた所だ。私が君を誘導するから、指示に従って動いてくれ。まずは――」

 

・・・・・・・・・

 

箒「{よし。一夏が福音を誘き寄せてくれたな。あの機動から考えると・・・・・・よし、ここだ!!}」

 

彼女は打てるだけの突きを福音に放つ。雨月から放たれた突きは、エネルギー波となり銀色の翼めがけ飛んでいくが、福音の翼はそう簡単に崩れず――

 

福音「防御モード」

 

翼で自らを覆って、全てのエネルギー波を防(ふせ)続ける。

 

重昌【今だ一夏!零落白夜開放!】

 

一夏「うぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!」

 

〜回想〜

 

一夏「つまり。箒の雨月からの攻撃で銀色の翼を封じ、速さが無くなった時に零落白夜で仕留めるわけですか?」

 

重昌【いや、恐らく福音は完全なる”戦争用”に作られた機体だ。それしきの攻撃が通じるとは思わない。全て跳ね返されるだろう。だから、福音が防御体制に入った頃を見計らう。これは勘だが、防御の時は動きが少し鈍るだろう。そこに君が零落白夜を打ち込めば――】

 

一夏「なるほど。判りました」

 

重昌【防御しきれない一撃を打ち込んでやれ】

 

〜回想・了〜

 

一夏は上空より零落白夜で突っ込み。重昌読み通り、福音は機械的な悲鳴をあげながら崩れさる。

そのハズだったが、福音は鈍い動きながらもまだ健在していた。しかしそのうちの片翼だけは、一夏の零落白夜によって切り落とさている。

 

箒「くっ!防御状態の福音には、零落白夜も通じないのか」

 

重昌【・・・・・・いや。軌道、速さ、力的にも考えて十分に福音を戦闘不能に出来る力はあった】

 

箒「それならなぜ!?」

 

重昌【俺の計算が正しければ、一夏が”まともに”突っ込めば。海に着水するぐらいの計算だった】

 

箒「一夏の位置は・・・・・・!?」

 

箒が下を見ると、一夏は福音と海のちょうど真ん中ぐらいで止まっていた。

 

重昌【一夏ぁぁぁっ!何故途中で力を抜いた!】

 

最初で最後のチャンスだったが、それは一夏自身の手で折られ、普段冷静沈着な重昌も怒りを露わにする。

 

一夏「船がいるんだ!海上は先生たちが封鎖したはずなのに――ああくそっ、密漁船か!」

 

重昌【・・・・・・ちっ!】

 

重昌は耳に付けているイヤフォンを叩きつけ、何処かに立ち去ってしまう。

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・・・・・・・・・

 

一夏の零落白夜はエネルギー切れを起こし、雪片弐型の光の刃は消え、展開装甲が閉じる。

 

箒「馬鹿者!犯罪者などをかばって・・・・・・。そんなやつらは――!」

 

重昌の作戦を不意にされた怒りもあるのか、箒は一夏に怒鳴りつけるが――

 

一夏「箒!!」

 

箒「!?」

 

一夏「箒、そんな――そんな寂しいことは言うな。言うなよ。力を手にしたら、弱いヤツのことが見えなくなるなんて・・・・・・どうしたんだよ、箒。らしくない。全然らしくないぜ」

 

箒「わ、私、は・・・・・・」

 

箒は動揺し、自らの握っていた刀を落とし、両手で自らの顔を覆う。その時に落とした刀は、光の粒子となり消えていく。ここまで白式を運んで使った燃費、さらに先程のエネルギー波、操縦者の動揺などで、既に限界に達していた。

それを察知してか、福音は回転しながら残った片翼から出す一斉射撃モードで箒を狙う。

一夏は残り全ての力を使い、瞬間加速で箒の下に向かい、放たれたエネルギー光弾を全て自分で受ける。

いくらISに自己防衛用のバリアーが張られていても、エネルギー切れの状態で光弾を喰らえばひとたまりもない。

一夏は箒を抱えて海に落ちて、箒のトレードマークであるポニーテールも、リボンが焼けて、髪が解けてしまう。

落ちている間一夏は気絶し、箒は泣きながら一夏の名を呼ぶが反応無い。

やがて2人は海に打ち付けられる様に着水。

箒はそこで・・・上空に浮かぶ”何か”を確かめながら気を失った。

 

・・・・・・・・・

 

時刻は四時前。

あれから2人は回収され、一夏はISの防御機能を貫通して人体に届いた熱波に焼かれた。今は体中の至る所に包帯が巻かれ、旅館の一室で寝かされ、意識不明の重体に陥った。

箒は一夏に庇われたこともあり体に異常は無くすぐに目を覚まし、今は一夏のそばに控えている。

作戦は失敗。

以降は変化があれば招集し、それまでは各自現状待機となった。

 

花月荘、作戦司令室。

 

重昌「私が・・・・・・あの福音の行動を抑えろと?」

 

千冬「そうだ。お前の指揮のおかげで、仕留めるまでには至らなかったが、福音は行動を休止し、自動メンテナンス状態に陥った。あと30分はまともには動くまい。今さっき、学園より鎮圧部隊を要請した。部隊の到着まで、奴を抑えてもらいたい」

 

重昌「しかし打鉄(うちがね)・練習機で抑えれてもせいぜい10分が限界です。福音相手ではエネルギーが持ちません。それに私のISは束に――」

 

千冬「判っている。だから”あの機体”を使え」

 

重昌「――ッツ!」

 

あの機体と言われ、重昌の顔が渋る。ホントは使いたく無かったのだが、一夏と箒の回収時に千冬が言う”あの機体”が露見してしまったのだ。重昌は小さく「束が言ったのか」と呟き、千冬に向き直る。

 

重昌「それでしたら、今いる他の専用機持ちに任せれば?”あの機体”はまだ不安定なのです。特に燃費が一番の問題で、そう易々と動かせる物では――」

 

千冬「束からその話も聞いた。他の専用機持ちに任せたいのも山々だが、あいつらはまだ未熟だ。これ以上余計な犠牲者を出したくはない。それよりもまだ場数を踏み、自由国籍権を持っているお前に任せた方がまだ安全だ。しかしどうしても断るなら強制はしない」

 

重昌「・・・・・・判りました。私もこれ以上、他の者が血を流す姿を見たくないですから。それでは失礼します――」

 

千冬「待て、影村」

 

部屋を出ていこうとした重昌を、急に千冬が呼び止める。彼が振り返ると、千冬は重昌に頭を下げていた。

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千冬「・・・・・・織斑の事は・・・・・・ホントに済まなかった。そして礼を言う――」

 

重昌「それは”教師として”ですか?それとも”姉として”ですか?」

 

千冬は頭を上げて話し出す。

 

千冬「そうだな。5対5ってところだな。あの馬鹿のせいで、今回の事件はまた伸びてしまった」

 

重昌「しかし、そんな”馬鹿なところ”も一夏君のいいところですよ」

 

彼はニヤリとニヒルに笑うと部屋を出て行った。

出撃前に一応、一夏の様子だけ見ようと彼は一夏が安静にしている部屋に行こうとする。

 

重昌「{さて、引き受けたからには全力を出さなければな。だが今のあの機体では、ホントに福音を落とせる一撃は無い。・・・・・・動きを抑えるだけか。負けるわけでもなく、倒すわけでもない。こういう戦闘が一番むずk}「やるべきことがあるでしょうが!今!戦わなくて、どうすんのよ!」{あいつらは・・・・・・また余計な事を考えているんじゃ――}」

 

・・・・・・・・・

 

一夏が寝ている側では、箒と鈴が言い争っている。と言うより、完全に戦意喪失した箒を、鈴が叱咤激励しているのだが。

 

箒「どうしろと言うんだ!もう敵の居場所もわからない!戦えるなら、私だって戦う!」

 

勢いで立ち上がった箒に、鈴はふぅと溜め息をつく。

 

鈴「やっとやる気になったわね。・・・・・・あーあ、めんどくさかった」

 

箒「な、なに!?」

 

鈴「場所ならわかるわよ。今ラウラg「そのラウラがどうかしたのか?」!!」

 

突然の重昌来訪で、鈴は変なポーズで飛び上がるが。彼の隣には何か申し訳なさそうな表情をする軍服を着たラウラがいた。

 

重昌「全く。何を馬鹿な事を考えているかと思えば。ちょうどいい、2人にも話がある。付いてくるがいい。外にはシャルロットちゃんとセシリアちゃんもいるだろう」

 

大人しく3人は彼に付いて来、そこは今朝一夏と箒が出撃した砂場ポイント。

すでに先にシャルとセシリアが待機しており、何かをしようとしていた。

 

重昌「さてと。5人とも・・・・・・自分たちが何をしようとしているのか判っているのか?ただ一度の怒りに任せ、冷静さを失い。勝手に出撃していいとでも――?」

 

鈴「・・・・・・」

 

シャル「・・・・・・」

 

ラウラ「・・・・・・」

 

箒「・・・・・・しかし、今回の事は私の責任です。私のせいで一夏を傷つけてしまった。ならば、私の手でかたをつけなければ」

 

重昌「そうかのかぁ。・・・・・・4人もそれでいいのかな?勝手に、しかも学園外でISを使用すれば、査問委員会にかけられて、最低2年の監視の下で暮らさなければならない。それでもいいのか?」

 

鈴「大丈夫ですよ、重昌さん。私たちなら」

 

セシリア「ワタクシのブルー・ティアーズにかかれば、福音なんてお茶の子さいさいですわ」

 

シャル「やられっぱなしってのも、なんかスッキリしないしね」

 

ラウラ「嫁がやられて、黙って見過ごせません」

 

すると突然重昌は狂人の様に笑い出し、その反応を見た5人も気味悪く感じ、一歩程後ろに下がってしまう。

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重昌「若い!若いなぁ!実に未熟な考え方だ。いいか、所詮貴様達の言うことは綺麗事で、後の事など考えず、最終的には後悔する。そんな奴らがまたあの福音に立ち向かおうと、結局は返り討ちにあうだけ。・・・・・・それに――」

 

言葉の終わりと同時に、急に彼は5人に襲いかかる。

箒には胸部に掌底を打ち込み、セシリアには溝に一撃叩き込み、鈴には延髄切りを喰らわせ、シャルには腹部にソバットを叩き込む。

最後にラウラを戦闘不能にしようとするが、さすがは軍人。

彼女だけは彼のビックブーツ(足の裏で蹴りかかる技)を受け止める。

 

重昌「ほう。さすがは軍人。こういう反応は早いな」

 

ラウラ「ぐっ!レーラァ。何故こんなことを?」

 

重昌「悪いが君達を行かせるわけにはいかないのだよ。今作戦は私に委ねられる事になってね。しかし今の君達なら絶対に付いていこうとするから・・・ねっ!」

 

ラウラに放っていた右足に体重を乗せて彼女の上に立ち、左足でラウラの顔面に蹴りを放つ。ラウラは二回転ほどして、地面に叩き伏せられる。

 

重昌「あぁ、それと箒ちゃん。今回君は一夏君を傷つけてしまった事に、自身に酷い憤りを感じているらしいが、別に一夏君が傷ついたのは君のせいではない。任務を全う出来なかった一夏君が悪い――」

 

箒「な、何を?」

 

箒は悶えながらも、彼に反応を示す。

 

重昌「今回、私は一夏君に『何が起ころうとも任務の事だけ考えろ』とあれほど忠告した。しかし偶然にも密漁船の乱入で彼は手を抜いてしまった。そして福音は君に攻撃して、一夏は君を庇い負傷。しっかり仕留めていれば、庇う必要も傷つく必要もなかった。任務に優しさなど必要ない。非情になりきれない奴は死んでいく。彼はそれを体現したに過ぎない」

 

箒「ならば貴方は!一夏が傷ついたのは一夏自身のせいだと言いたいのか!?」

 

重昌「その通り。あれは練習ではない、実戦だ。戦いに犠牲は付き物。君の一番の罪も非情になりきれなかった事だ。一夏に力に溺れた事を指摘されて動揺し、一夏は君を庇う結果。君も非情になりきり福音の接近に気付けば、一夏君も傷つく事は無かった。そんな君に赤椿は重すぎる。早く束に返すことを薦める」

 

箒「あまり私を・・・・・・舐めないでもらいたい!!」

 

そう言いながら、”赤椿”を展開している箒は生身の重昌に突っ込むが、彼は箒の繰り出す二刀流を避けると、彼女の懐に入り込み、逆に突っ込んで来たスピードを逆手に取り、カウンターパンチを溝にお見舞いする。

箒のISの展開は解かれて、その場に転がり込む。

 

重昌「まだ力も使いこなせていない。ましてや、自分の力量も把握できていない青二才の攻撃など、たかが知れている。わざわざISを展開するまでもないわ!」

 

箒「――カハッ!何故?何故生身の攻撃がIS上よりダメージを喰らう」

 

重昌「これだ。この右手の数珠は私のISの待機形態。これは特殊で、付けた場所で攻撃をすると、装甲までとはいかないが、操縦者を包んでいるバリアーを相殺することが出来る。さて、お遊びはこれまでだ。私はそろそろ向かおう。・・・・・・オン・ベイシラ・マンダヤ・ソワカ。我こそは闘神、我こそは鬼、我こそは毘沙門天の化身なり。毘沙門よ、我に力を与えよ。行くぞ、”鬼姫”」

 

右手の数珠を彼が空にかざすと、ピンクの桜色に光るISが重昌を包んだ。

全体は普通のISとは違い、身を包む装甲は必要最低限で、ISの背丈も普通より小さい。

しかし操縦者(重昌)により、その様な事は微塵も感じない雰囲気を醸し出す。

 

箒「あ、あの時。一夏と私を助けてくれた・・・・・・」

 

重昌「皆。君たちの悲しみは良く判る。だがもう一度冷静になって考えろ。ホントにそれでいいのか?後悔はしないか?覚悟はあるか?”それでも”と思うなら後から付いてくるがいい。所詮私の任務は破壊では無く、ヤツ(福音)を抑えることなのだから」

 

そう言い残し彼は飛翔して行った。

スピードを上げていくにつれて、だんだん鬼姫が福音に近づいてゆき――

 

重昌「見えた!目視確認。・・・・・・さぁ、翼をもがれた堕天使よ。私の弟子を甚振ってくれたこと、後悔させてやろう」

 

福音「――la〜♪」

 

説明
中編投稿。

今回は戦闘シーンを書きましたが、ロボットや機械の戦闘シーンは難しいヽ(;▽;)ノ
だからまた修正入れたりするかもです。

それではどうぞ。
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銀の福音 白式 赤椿 IS 戦闘 

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