IS?インフィニット・ストラトス?黒獅子と駆ける者?
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episode79 守れなかった事

 

 

 

 

その頃隼人はと言うと

 

 

 

 

 

「うおぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」

 

隼人はディバイド・ライフルを振るってバインドを切り裂き、その瞬間高出力のビームを放ってバインドを連続で五機撃ち抜いた。

 

そして背中の純白の翼四枚より白い羽を辺りに向けて放っていき、バインドを次々と撃破していく。

 

隼人は両腕を大きく広げると、ディバイド・ライフルを放つとそのままローリングをしてバインドを多数撃破していった。

 

そしてバインドが左手にビームサーベルを持ってビーム刃を出すと隼人に切り掛かってきた。

 

「くっ!」

 

隼人はとっさに後ろを向くと首元のカバーを展開してマシンキャノンを出して弾丸を放ってバインドを撃ち落した。

 

 

 

『ディフェンド!』

 

そして背後よりバインドがビームライフルを放ってきたが、リインフォースが背中にエネルギーフィールドを張ってビームを弾いた。

 

「っ!」

 

隼人は後ろを向いて右手のディバイド・ライフルを放ってそのバインドを撃ち抜くとそのまま後ろのバインド二機も撃ち抜いて撃破する。

 

そしてそのまま右手のディバイド・ライフルを振るって接近してきていたバインドを切り裂き、左手のディバイド・ライフルを放ってバインドを撃ち抜いた。

 

「さっきとは全然動きが違うな。これが真のユニゾンか」

 

『はい。適合率も安定領域ですので、特に問題はありません』

 

「あぁ。だが、それでも数が多い」

 

『そうですね』

 

ユニゾン前にも多数のバインドを撃破して、ユニゾン後はそれ以上にバインドを撃破しているが、それでもまだ数があった。

 

「ユニゾンしても数の減りは変わらないな」

 

『そうですね』

 

「一気に敵を殲滅できる何かがあれば・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

「リイン」

 

『はい』

 

「必殺技とかそんな類のものってないのか?」

 

『いきなりそういわれても・・』

 

その間にも隼人はバインドの攻撃をかわしていき、ついでにバインドをディバイド・ライフルを振るって切り裂いていった。

 

 

 

『しかし似たような物でしたらあります』

 

「似たような物?」

 

『はい。―――――』

 

 

 

 

「なるほど。だが凄すぎないか?」

 

『これ以外に一気に敵を撃破する方法はないかと」

 

「・・・・・」

 

『私の言った通りに動いてください』

 

「あぁ」

 

隼人はその場から一気に飛び出すと、バインドたちを次々と切り裂いて行った。

 

 

 

そして隼人は上空高く上がって翼を大きく広げるとバインドの群れを見下す。

 

「ターゲット・・ロックオン」

 

隼人は両手のディバイド・ライフルを横同士に連結してバインドの群れに向けると、エネルギーをチャージすると同時に『ツインディバイド・ライフル』の前方と銃身にエネルギー状の帯が円形に形成されて行った。

 

その間にバインドたちがビームライフルを放ってくるが、ビームはリインフォースが張ったディフェンドによって弾かれる。

 

『バーストリング・・・形成完了。エネルギー増幅開始』

 

「・・・・・」

 

そして先端の上下のブレードの間にエネルギー磁場が発生した。

 

『終焉の序曲』

 

「今こそ・・解き放つ!」

 

そして銃口に溢れたエネルギーが出てきた。

 

 

 

「『エンドレス・ブレイカー!!』」

 

そして銃口より高出力かつ高密度、さらには膨大のエネルギーが放たれて、エネルギー磁場を通ったので初速が付き、更にツインディバイド・ライフル前方に形成されたバーストリングの中を通ったので更にエネルギーが増幅されてとてつもない膨大なエネルギーが放たれた。

 

物凄く太いエネルギーがバインドの方に向かっていき、すべてのバインドを包み込んで消滅させて、そのまま海へと落ちると核爆発の如くエネルギーが半径十キロの範囲に爆発を起こして辺り一面に爆風と衝撃波が襲った。

 

 

 

 

そしてツインディバイド・ライフルの外側の側面の一部が開いてそこから排熱がされた。

 

「なんとまぁ・・・」

 

その光景を隼人は呆然と見ていた。

 

「何て威力だよ・・・これでも本気じゃないのか?」

 

『え、えぇ。完全に能力を発現させたわけではないので、これでも半分です』

 

「これで半分って・・・」

 

隼人は太陽のように光を放つ爆風を見て息を呑む。

 

「・・さて、織斑先生にはどう説明するかな・・」

 

『問題はそこなんですか?』

 

「そうだろ。絶対見られているからどう説明すれば納得するか?」

 

『まぁ、それはそうですが・・・』

 

 

 

「・・・・・・」

 

 

 

 

 

 

 

兄さん・・・!!

 

 

 

 

 

 

 

「っ!?」

 

すると隼人の脳裏に颯の声がする。

 

『どうされました?』

 

「今・・・颯の声が」

 

『え?しかし私には』

 

「いや、間違いない!」

 

そして隼人は声がした方を見る。

 

「・・・・」

 

そのままスコープでその方向を拡大していくと

 

 

 

「っ!」

 

約二十キロ先に一体のISが上空を飛んでおり、その腕の中には気を失っている颯の姿があった。

 

「颯!」

 

『あのISは・・ナンバーズの!それにこのタイミングで!』

 

「くっ!」

 

隼人は一気に飛び出すと全速力でISの元に向かっていく。

 

「うおぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」

 

 

 

 

 

「颯を・・・返せぇぇぇぇぇぇ!!!」

 

 

そして分離したディバイド・ライフルを振るうが、ISはとっさに気付いてすぐにかわした。

 

「ちっ!」

 

隼人はとっさに急速旋回してISの前に立ちはだかる。

 

「颯!」

 

 

 

「あら、誰かと思えば、これはこれはオリジナル。またお会いしましたわね」

 

「お前・・・」

 

「しかし・・・あのユニゾンISと融合したその姿が、破壊の王の真の姿と言うところですか。先ほどの攻撃には正直驚きましたわ。まぁあれくらい造作のないものでしょうが」

 

「颯をどうする気だ!」

 

「颯?あぁ、なるほど・・・そういうことですか」

 

シスターは何か確信を得た。

 

「・・・・」

 

「情が移ったのですね・・・オリジナル」

 

「なに?」

 

「オリジナルは分かっていたのでしょう?この子が人間じゃないことを」

 

「・・・・」

 

「この子の正体は戦闘機人No02・・・ベータ」

 

「・・・・・」

 

「つまり・・私達の仲間であるのですよ。・・・それはお気づきで?」

 

「・・・・・」

 

「それを承知の上で親しんでいたのですね。なんとも哀れなものですね」

 

 

 

「違う」

 

「え?」

 

「違う!違うっ!!その子は颯だ!!それ以外の何でもない!!」

 

そして隼人は一気に飛び出した。

 

「うおぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」

 

そしてディバイド・ライフルを勢いよく振るうが、シスターはとっさに上に飛び上がって攻撃をかわした。

 

「でやぁぁぁぁぁぁ!!」

 

隼人は振り向くと同時にそのままディバイド・ライフルを勢いよく振るった。

 

「くっ!」

 

 

 

 

しかしその直前に何者かが両者の間に入り込み、隼人の攻撃を受け止めた。

 

「なにっ!?」

 

「これは」

 

そこには一体のISがいた。

 

 

全身装甲のISで、スマートな形状をしており、白をメインに赤や青、黄色とトリコロールカラーをしていた。頭部はガンダムタイプに酷似していたが、クロノス同様に目には黒いバイザーにラインが入って緑に発光した。右手には大きめのビームライフルが握られており、左腕にはシールドが装備されており、掌の銃口よりビームサーベルを出して隼人の攻撃を受け止めていた。腹部には銃口を持ち、背中のスラスターの下部には長い砲身が尻尾のように見えるキャノンを搭載しており、上部には翼のような形状のユニットを搭載していた。

 

「こいつは!?」

 

 

 

 

「『ガンダムレギルス』・・・クライン姉さま。いいタイミングですわ」

 

 

 

「・・・早く行け」

 

「了解」

 

そしてシスターは後ろを向いてスラスター全開で空域を離脱した。

 

「っ!待て!!」

 

隼人はレギルスを押し返してシスターを追いかけようとしたが、その前にレギルスが隼人の前に立ちはだかって腹部にビームバスターを放った。

 

「っ!」

 

隼人はとっさに止まると、リインフォースがディフェンドを掛けてビームを弾いたが、直後にクラインは飛び出してビームサーベルを振るって来た。

 

「ちっ!」

 

隼人はディバイド・ライフルを前に出して攻撃を受け止めるとそのまま後ろに飛んでディバイド・ライフルを放つが、クラインはスラスター全開で攻撃をかわして右手のビームライフルを放ったが隼人は翼を羽ばたかせて回避した。

 

そして翼から白い羽を放つも、クラインはそこから一気に飛び出すと左腕のシールド表面を前方にスライドさせると下にあった半透明の緑のパーツより光の球を複数出して一気に飛ばすと白い羽にすべてぶつけて爆発させた。

 

「やるっ!」

 

隼人は一気に飛び出してディバイド・ライフルを振るうが、クラインは左掌の銃口よりビームサーベルを出して攻撃を受け止めるとそのまま押し返して背中のキャノンを左脇から出してビームを放つが、リインフォースがとっさにディフェンドを出したが、衝撃は相殺しきれずそのまま吹き飛ばされた。

 

「ぐっ!」

 

直後にクラインがビームライフルを放ってきたが、隼人は一気に飛び出してかわし、ディバイド・ライフルを放っていくもクラインはスラスターを噴射してかわした。

 

「・・・・」

 

するとレギルスのバイザーが開くと下からツインアイが出てきて発光した。

 

そしてシールドの表面が前にスライドして半透明の緑のパーツから物凄い量の光の球ことビットが放たれた。

 

「ちっ!」

 

隼人はディバイド・ライフルを放ったが、放たれたビームはレギルスの周囲を周回するビットに弾かれた。

 

「っ!?」

 

そしてクラインは右手のビームライフルと左脇より出したビームキャノンを交互に放っていき、隼人はとっさに攻撃をかわしていく。

 

「く、くそっ!うまく動かない・・!」

 

『やはりさっきの収束攻撃直後ですとエネルギーが。それにやはり初めてのユニゾンで調整がうまくいきません!』

 

「こんな時に・・・!」

 

隼人は攻撃をかわして行くと一気に飛び出してクラインに向かっていくと、ディバイン・ライフルを振るうもクラインは左掌のビームサーベルで受け止める。

 

 

「・・・・」

 

そしてクラインは隼人を押し返すと腹部のビームバスターを放った。

 

「っ!」

 

そしてビームが直撃して隼人は大きく吹き飛ばされる。

 

「く、くそっ!」

 

隼人はとっさに体勢を保とうとすると・・・

 

「っ!?」

 

すると隼人の周囲にはいつの間にか夥しい量のビットが配置されていた。

 

(しまっ―――)

 

そしてビットが一斉に隼人に向かっていき、直後に爆発した・・・・

 

 

 

 

「・・・他愛もない・・オリジナルよ」

 

そしてクラインは後ろを向くとスラスター全開で空域を離脱した・・・・

 

 

 

 

 

 

 

「ぐ・・ぁ・・」

 

そして煙が晴れるとボロボロの状態のエクセリオン・ゼロがいた。

 

 

『だ、大丈夫ですか・・』

 

「お、俺は大丈夫だ。だ、だが・・リイン・・お前は・・」

 

『さ、さすがに・・無理をしまし・・・た』

 

そしてリインフォースは気を失ってそのままユニゾンが強制解除された。

 

「っ!」

 

そして元のバンシィ・アサルトになった隼人はとっさにブラックウイングに戻ったリインフォースを抱き抱えた。

 

「リイン・・しっかりしろ、おい!!」

 

隼人はリインフォースを揺さぶるも、ブラックウイングのツインアイの光は消えていた。

 

「くっ!」

 

隼人は歯を食いしばった。

 

 

 

「颯・・・俺は・・・」

 

 

 

「く、くそぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!!!」

 

そして辺りに隼人の叫びが響いた・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

説明
トラックに轢かれそうになった女の子を助けて俺はお陀仏になった・・・。・・・って!それが本来の死じゃなくて、神様のミスで!?呆れている俺に、その神様がお詫びとして他の世界に転生させてくれると言うことらしい・・・。そして俺は『インフィニットストラトス』の世界に転生し、黒獅子と呼ばれるISと共にその世界で戦うぜ!
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タグ
バンシィ ガンダム インフィニット・ストラトス IS 

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