真・恋姫†無双〜2人目の天の御使い〜 第8話 英次と一刀 出会い編
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英次「う・・・ううーん・・・」

 ゆっくりと意識が目覚める

英次「知らない天井だ・・・」

 頭がまだボーっとしてうまく働かない

体を動かそうと試してみるが、重くてうまく動かない

 声も微かに出てるような感じだ

するとまた意識が闇の中に落ちそうな感覚を覚えて

 そのまま目を閉じる

 

そして、誰か入ってきた。その気配だけは分かったが、一体誰なのかはわからない。

???「・・・この男が天の御使い?2人も天の御使いが居るなんて・・・」

 前後の言葉がよく聞こえないけど、俺が天の御使いって知ってる??

その事を知ってるのは詠だけのはずなんだけど、一体どうなってるだ・・・

 だかそこで意識が完全に落ちる。

 

英次「ん・・・んん・・・・」

 腕に痛みを覚えて、目を覚ます

英次「うっ・・・・はぁ〜・・・」

 やっぱり知らない天井だ。ここは一体何処なんだろう?

さっき起きたときよりはいくらか頭がスッキリしている

 

英次「うぐっぬぬぬ・・・はぁ〜」

 でも体がまだ動かない。駄目だ、ほとんど動かない。俺はあれからどうなったんだ?

もしかして捕虜になったりしたのか?いやいや待て待て、確かあの時

 

俺が倒れる寸前に見た姿は、長く黒い髪に大剣持っていた人

 そうだ。間違いない春蘭だ

捕虜って可能性は限りなく低いな・・・あっでも華琳の捕虜って事もあるか

でも今俺って官軍なんだよな。それに何かの役職に付いている訳じゃないしな

そんな俺を捕虜にしても意味ないしな

 

そんな考えをしていると、ドアが開く

???「あら?目が覚めたの?」

 金髪ツインテールの子が入ってきた。うん、華琳だ

実物見たの初めてだけど、めっちゃ可愛いな。

英次「・・・あぁ」

 華琳に聞こえるか聞こえないぐらいの声で言った

英次「すまないな・・声が出なくて」

曹操「まぁ仕方ないわ。あれから5日も寝てたのだから」

英次「えっ?5日もか・・・それよりここは何処か教えてほしいんだけど」

 

曹操「そうね、順番に説明してあげるわ。私は曹猛徳。ここは私の街陳留よ。そしてあなたは矢に撃たれた。

そしてそこに私たちが来てあなたを助けた。そして矢には毒が入っていたから

衛生兵では処置が少し難しくてね、応急措置だけして、私の街まで運んで治療した訳よ」

 

 俺はうなずき、わかったと華琳に示す。その代わり、1つの疑問があった

英次「俺と一緒に居た人たちは?」

曹操「あ〜1人ちょっと厄介なのが居たけど、帰ってもらったわ。本当はあなたの事ほっておいても

よかったのだけど、頼まれたしね」

 俺はその瞬間誰が厄介か、誰が俺の事を助けてって頼んでくれたのかわかった

俺は心の中で「霞ありがとう」とつぶやいた

 

曹操「それにあなたと話もしたかったしね」

 俺は心当たりがなく首をかしげる

曹操「まぁその事は後でもいいわ。今は体力を回復させないさい」

 そう言って華琳は出て行った

 

一人になり俺は考えていた。ここにはたぶん一刀が居るはず、何とか2人で話できるといいんだけどな。それが出来れば何とか1つの目的は果たせそうだし

 そんな事を考えつつもう1度眠りについた

 

〜その頃都では〜

詠「やっぱり新堂には戦場の指揮は早かったかしら、ボクの判断ミスだったわ」

 詠はそう言いながら右手の親指の爪を噛む

月「詠ちゃんのせいじゃないよ。でも英次さん大丈夫かしら」

霞「すまん・・うちがついていながら・・・」

華雄「ちっこのままじゃ私の気がすまない。あいつらを根絶やしにしてやる!」

 華雄が今にも飛び出しそうになるが

詠「待ちなさい華雄!今は出てっても何もならないわ」

華雄「くっ・・くっそー!」

 華雄は叫び壁を拳で叩く

そこに恋、音々が登場する

音々「落ち着くのです。あの男が死のうがどうでもいいですが、士気が下がるのは良くないのです」

恋「こら、ねね・・・駄目」

 恋に怒られ音々が少しシュンとするが

音々「とにかく、今は陳留の曹操に預けてあるのですから、きっと大丈夫なのです。(たぶん)」

 

霞「そうやな、うちらがウジウジしとってもしゃぁない。英次はきっと生きてるからな」

 霞がみんなの士気を高めようとしている

そして、みんなは少しだけ元気が出た気がした

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そして俺が目を覚ましてから3日目

英次「よし、体も動くようになった。腕の痛みは少しあるけど、ほぼ完治したな」

 しかしずっと布団の中に居るって暇だな・・・

英次「そうだ。こそっと少しだけど外に出てもいいんじゃないだろうか?」

 などとブツブツ言っていると後ろから突然声が掛かる

曹操「何を言っているの?あなたをそう簡単に出すわけないでしょ」

 しかし俺は気が付かず

英次「だよなぁーあの人が俺を外に出すわけないか、なんせあの人頭固そうだもんな」

曹操「へぇ〜誰の頭が固いのかしら?」

英次「そりゃ・・・ってえっ???」

 華琳が後ろに立っていた・・・あれ?じゃあさっきの受け答えは・・・

英次「やぁ曹操さん・・・あははは・・・」

曹操「誰が!?あ・た・ま・か・た・いですって!?」

 やべぇぇぇ鬼の形相とはこの事じゃね!?

 

曹操「まったく!あなたには緊張感がないのね」

英次「あははは・・・(苦笑い)」

曹操「さて、あなたには聞きたいことがあるわ」

英次「ん?何?俺の女性の好みとか?それなら・・」

曹操「違うわ」

 あれ〜?素で返されるとちょっと恥ずかしいんですが

 

曹操「あなた・・天の国から来たの?」

英次「えっ!?ど、どうしてそんな事聞くの」

 ええ〜予想外の質問ですけど?何で知ってるの????

曹操「あなた嘘つけないわね」

英次「うぐっ」

 図星を突かれた。嘘って言うかいきなりだから誤魔化しきれなかったんだよ

曹操「はぁ〜他にも居るとはね」

英次「・・・一刀は居るのか?」

今度は曹操が驚く番

曹操「なっ!?一刀の事知ってるの?おかしいわね、一刀に顔を見せたけど知らないって言ってたのに、なら一刀が嘘を・・いいえそれは考えられない、何故あなたが一刀を知っているの!?」

 

英次「それは曹操には言えない」

 何故呼び捨てかって、はじめはさんをつけて呼んでたんだけど

呼び捨てで構わないって言われたからなんだけど、理由知らないよ!

曹操「それならここで斬るって言っても?」

英次「いや正直斬られたくはないから抵抗するよ」

曹操「あなたがもし一刀と同じ世界から来たなら私一人でも十分あなたに勝てるわ」

英次「そうかな?俺は一刀と一緒の世界から来たけど、ちょっと一刀と違う所があるよ。

それは強さだよ」

 俺はこれをハッタリにしない為集中する。

英次(70・・・80・・・・85・・・)

 俺が華琳を真っ直ぐ見つめる

曹操「でもここであなたが暴れればすぐに兵が駆けつけるわよ」

英次「その前に曹操あなたを人質に取らせて貰う」

曹操「それで逃げ切れるの?それにそうなったらあなたの所と私の所は戦いになるわ」

英次「それも仕方ない。俺はやらなきゃならない事があるから」

 

互いに見つめ合って・・2〜3分

曹操「ふふ・・・あはははは!」

 俺は華琳が急に笑い出してキョトンとした

曹操「そう、目が本気ね。本当に一刀一緒の世界から来たの?とても信じられないわ」

英次「まぁ正確にちょっと違うけど・・まぁいいや」

 

英次の心の中では

 よかったぁぁ!本当にそうなったらどうしようかと思った

華琳を人質に取る?そんなの無理無理!だってその後どうするんだよって思ったもん

それに月たち迷惑かけるのは仕方ない?そんな事出来る訳ないじゃん。

 恩を仇で返すところだったぁー!

まぁでも本当に華琳には話せないからなぁー。それに斬られるのも嫌だし。

目的に手段は選べないってのもわかるんだけどね

 しかし、よく見破られなかったな。あの時は必死だったからな

俺って俳優の才能とかあるんじゃ(ありません)ですよねー

 

曹操「でも、2人きりにするのは出来ないわ」

英次「・・・・・」

曹操「そ、そんな顔しても駄目よ・・駄目だったら」

 どんな顔かって・・・それは企業秘密だ。

英次「うーむ・・・」

 俺が悩んでいると、ドアが開き

一刀「華琳、大事な用事が・・・」

英次「あっ一刀・・・」

一刀「えっ?俺の事知ってる?」

英次「まぁね名前と顔だけはね」

 

その後俺は華琳に聞かれてもいい範囲で話をした

一刀「2012年?俺より4年後の世界?」

英次「あぁ・・(チラ)」

 俺は華琳を見た

華琳「2人きりにはしないって言ったわよね」

一刀「華琳、2人きりにしてくれ」

一刀が真面目な顔で華琳に言う

すると

曹操「・・・・わかったわ。ただし後でちゃんと報告しなさい」

一刀「あぁ」

 そして華琳が部屋から出て行った

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あとがき

 書いては見ましたが、色々変な感じになりました

でも意味とかなんとなく解って貰えればいいかと思います

次回は英次と一刀との話です

 なぜ英次がこの世界に来たのか?その答えに少しだけ触れる予定です

説明
一刀と英次の出会い編です
 グダグダになりました。
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コメント
え〜と・・・「ミス」って言葉使うのって・・・変じゃないか? めっちゃ続きが気になるやないかーい!!(スターダスト)
タグ
真・恋姫†無双 新堂英次 北郷一刀 出会い 華琳 

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