第4話「ロビンを追え!仲間の絆を胸に」
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気絶してどれくらい時間が経ったんだ?俺は自分が情けなかった。ロビンに忠告した位でいい気になっていた。未来は大きくは変えれない。ルフィとウソップの争いは止めれたが、ロビンは救えなかった。そして、ロビンは重傷の俺の為にアイツ等に着いていったのだ。そんな事を考えてるうちに、段々意識がはっきりして目が覚めた。

 

チョッパー「気が付いたか?○○。」

 

目が覚めた俺の横に居たのはチョッパーだった。どうやらチョッパーのおかげで助かったみたいだ。

 

チョッパー「気分はどうだ?」

 

○○「少しボ〜っとするくらいで、問題ないぞ。」

 

チョッパー「そうか…なら俺は皆を呼んでくる!皆凄く心配してたからな。」

 

チョッパーは、そう言うと甲板に出て皆を呼びに行った。そして、物凄い勢いでルフィ達は部屋に入ってきた。

 

ナミ「○○大丈夫!?」

 

○○「あぁ、チョッパーのおかげで何とか一命を取り留めたよ。」

 

ウソップ「そうか!良かった。」

 

○○「優秀な船医のおかげだよ。」

 

チョッパー「そんな誉められたって嬉しくなんかね〜ぞ♪コノヤロ〜♪」テレテレ

 

一同「嬉しそうだな〜。」

 

○○「さて、状況を教えてくれ。あれからどうなった?ロビンは連れていかれたのはわかってるが、俺はどれくらいたった。」

 

ナミ「あれから、2日たってるわ。けれど、今のところ向こうに不振な動きはないけれど・・・」

 

○○「ないけど?」

 

ナミ「街の人達には、私達がアイスバーグさんを襲ったと勘違いされてるの。」

 

○○「やっぱりか・・・」

 

サンジ「それに、ルフィとゾロがロビンちゃんを取り戻そうとしていたんだが、変な角頭の奴にロビンちゃんを盾に手が出せなかったんだ。」

 

○○「そうか・・・アイツにはあったのか?」

 

ゾロ「アイツ?」

 

○○「あぁ、フランキーにだよ。」

 

俺は皆がフランキーに会ってるかを聞いてみた。

 

ルフィ「フランキーって誰だ?」

 

○○「まだ会ってないのか・・・ならそろそろだな。」

 

俺の予感は当たった。表で叫び声が聞こえてきた。フランキーだ。

 

フランキー「出てこい海賊ども!テメェ等、アイスバーグに手ぇ出しやがって!!」

 

○○「・・・・・・」スクッ

 

チョッパー「○○!お前今起き上がったら駄目だぞ!」

 

○○「悪いがウソップ、肩貸してくれ。」

 

ウソップ「お、おう!」

 

俺はウソップに肩を借りて表に出た。そこには、今すぐ襲い掛かってきそうなほど怒っている。

 

フランキー「お前がこの船の船長か?」

 

○○「違う。お前はフランキーだな?」

 

フランキー「何で俺の名前しってんだ?」

 

○○「その事について話があるんだが、聞く気はあるか?」

 

フランキー(コイツ、他の奴にはないスーパーなオーラを感じるぜ!)

 

フランキーは、俺の事をジッと見つめてきた。何だろうな?

 

フランキー「わかった。オメェの話を聞こうじゃね〜か!」

 

○○「ならこっちに来てくれ。」

 

俺とウソップ、そしてフランキーは皆のいる医務室に向かった。そして、ルフィ達がアイスバーグを襲っていない事と海列車事についても話した。

 

フランキー「なるほど、そこまで言われて信用しない訳にはいかね〜な!」

 

フランキーは、俺の話を信じてくれたのだ。

 

サンジ「で、これからどうするんだ?」

 

○○「そうだな・・・」

 

考えていると、外が突然嵐となってきた。

 

○○(嵐・・・マズイ!まさか・・・)

 

俺は嫌な予感がした。嵐となると、ロビンがエニエスロビーに連れてかれてしまう。何としてもそれだけは避けたい!

 

○○「マズイ!ロビンがもうすぐエニエスロビーに連れてかれてしまう!」

 

サンジ「何だって!」

 

フランキー「もしそれが本当なら、今からだと駅に間に合わねえぞ!」

 

ナミ「どうすんのよ!」

 

○○「・・・まず、駅までは距離どれくらいだ?」

 

フランキー「直線で行けば大体200Mくらいだが、回り道になるから大体1Kちょいだな。」

 

○○「なるほど・・・チョッパー、悪いけど俺の部屋に行ってバットを持ってきてくれないか?」

 

チョッパー「何するんだ?」

 

○○「いいから早く!」

 

チョッパー「お、おう!」ビクッ

 

チョッパーは慌てて俺の部屋に行き、愛用のバットを取ってきてくれた。

 

ナミ「バットで何するつもり?しかも5本もあるし。」

 

○○「いいから、ロビンの助けにまず3人に先に行ってもらう!」

 

サンジ「当然俺が行くぞ!」

 

サンジは一番早く手を上げた。そして、残りのメンバーはフランキーとウソップに決まった。

 

○○「それじゃあ3人とも、歯を食いしばれよ!」

 

3人「はい?」

 

俺は3人の後ろに並び、そして黒いバットを手にした。

 

○○「んじゃ行くぞ!アレックス・カブレラ・・・」

 

サンジ「ちょ、ちょっと待て!」

 

ウソップ「お前・・・まさか・・・」ビクビク

 

○○「打法〜!!」カキーン

 

サンジ「覚えてろおぉぉぉぉぉぉっ」キラン

 

ウソップ「サンジ〜!!」

 

○○「じゃあ次はウソップな。」

 

ウソップ「ままま、待てって!」

 

○○「タフィー・ローズ・・・」

 

ウソップ「わわわ〜!!」

 

○○「打法〜!!」ガキーン

 

ウソップ「ギャアァァァァァァッ!!」キラン

 

○○「で、最後は・・・」

 

フランキー「待て〜!!」

 

○○「王貞治・・・」

 

フランキー「Oh〜!!」

 

○○「一本足打法〜!!」カキーン

 

フランキー「スーパーーーーーーッ・・・」キラン

 

残りのメンバー「・・・・・・」ポカーン

 

○○「アタタタッ・・・無理し過ぎたかな?」

 

ナミ「ちょっと○○!何なの先のは!?」

 

チョッパー「○○!お前無茶するな!!」

 

ルフィ「サンジ達よく飛んだな〜。」

 

ゾロ「お前そんな技あったのか?」

 

○○「ゾロの三十六悩鳳を参考にしてみたんだ。でも、俺のは物を飛ばすしか出来ないんだ。」

 

ゾロ「成る程・・・じゃあお前に何か投げ付ければ、立派な武器になるじゃねぇか?」

 

ナミ「それもそうね。・・・○○は私と一緒に来て。ルフィ達はそのまま駅に向かって!」

 

ルフィ「わかった!」

 

俺とナミはルフィ達を見送った。

 

ナミ「さて、○○!私達も行くわよ!」

 

○○「行くってどこに行くんだよ?」

 

ナミ「どうせアイツ等は何かしら体力奪われてる筈だから、肉とお酒を買い出しに行くのよ。」

 

○○「了解。しかし、肉と酒で治るってどんなんだよ・・・普通なら有り得ないぞ。」

 

ナミ「ま〜、アイツ等は普通じゃないし。」

 

ナミはさらっと言いはなった。でも、ナミの意見には賛成だわ。それから俺達は街にありったけの肉と酒を探しに行ったのである。それからしばらくして・・・

 

○○「取り敢えず、こんだけあればひとまずは大丈夫だろ?しかし・・・凄まじい量だな。」

 

ナミ「ルフィとゾロの食欲と飲酒の量は半端ないからね。」

 

○○「俺もよく食うけど、ルフィには負けるよ・・・これからも大変だな。」

 

ナミ「うぅぅ〜、私の苦労がわかってくれる人がロビン以外にいてくれて嬉しいよ。○○には、男共の中で唯一相談できる相手よ〜」ブワッ

 

ナミは今までの苦労をわかってくれる男性が出来たことに、思わず泣き出してしまった。

 

○○「お前も別の意味で苦労してたんだな・・・ハハハッ・・・」ナデナデ

 

俺は、少し呆れつつもナミを慰めようと、頭を撫でて上げた。

 

ナミ「ありがとう・・・私、ロビンが羨ましいわ。」

 

○○「そうか?俺でよければ何時でも相談にのるぞ?けど、ナミはルフィの事が好きなんじゃないのか?」

 

俺がそう言うと、ナミの鉄拳が俺に降ってきた。

 

ナミ「アンタね!確かにルフィには、私の村を救ってくれたから恩はあるわよ?でも、それが別に好きとかじゃないから!私が好きなのは・・・///」

 

ナミはそこまで言って黙り混んでしまった。しかも顔が滅茶苦茶赤い。

 

○○「お前が好きなのは?誰だ??」

 

ナミ「と、とにかく!私の好きな人は別にいるのよ!ほら!!さっさとルフィ達と合流するわよ///」

 

ナミはそのまま走り去ってしまった。てかオイ!この大荷物どうすんだよ!

 

○○(俺まだ怪我してるのに・・・)

 

俺は渋々重たい荷車を引いてナミを追いかけた。

 

○○「ゼェゼェ、やっと・・・追い付いた・・・」

 

チョッパー「ナミ!○○に荷物運ばせたな!○○は本来は動いては駄目なんだぞ!」

 

ナミ「そうだった!○○大丈夫!?」

 

○○「アタタタッ、ちょっと傷口が痛むけど、何とか大丈夫だ。」

 

ナミ「ほんとに・・・ごめんなさい」シュン

 

○○(こんなナミ、今まで見たことないぞ・・・か、可愛い///)

 

こんなナミを見たことなかった俺は、思わず頬を赤くしてしまった。

 

ナミ「よかった・・・私ったら○○の気も知らないでごめんね。」

 

○○「いや・・・別に気にするな///」

 

俺は、ナミの可愛い姿を見れて得したと思った。その時、俺とナミの背後に恐ろしい寒気を感じたのだ。

 

ナミ「何!?今の恐ろしい程の寒気を感じたんだけど?」

 

○○「あぁ、俺も感じた。あの感じは・・・まるでロビンに見られてる気がする。」

 

ここにまでロビンの嫉妬心があるのか?ま〜バレないと思うし、大丈夫だろ・・・

 

ルフィ「○○にナミ!お前ら遅ぇ〜ぞ!早く乗れバカヤロ〜!!!」

 

ナミ「わっ凄い、これも海列車!!??」

 

○○「いや〜、実物を見るのは初めてだ。」

 

現物で見る海列車`ロケットマン´は始めてみた俺は、現物は恐ろしい程の出来に唖然とした。

 

ルフィ「お前ら遅いぞ!!時間ねぇっつったのは誰だよ!!その荷物は何だ!?」

 

○○「肉と」

 

ナミ「お酒。」

 

ルフィ「文句言ってごめんなさい!!!」

 

アイスバーグ「さて、水路から海へ飛び出して、線路さえ掴めれば、一旦は成功だが・・・」

 

○○「大丈夫だろ?ココロ婆さんは、海列車の運転はこの中じゃベテランだろ?」

 

アイスバーグ「お前は・・・」

 

ココロ婆「んががが!!まるで、これからの出来事を知ってたかの用な口調だね。」

 

アイスバーグ「ココロ婆さん、流石にそれはないだろ?」

 

○○「その通りだ。ちなみにココロ婆さんの正体も知ってるから。」

 

ア・コ「!!??」

 

俺の一言に二人は驚きを隠せない。当然だな。後、どんだけの奴に驚かれるのやら・・・

 

○○「さてと、そろそろ来るはずだが・・・」

 

俺の思いの通り、フランキー一家の連中が現れた。

 

???「麦わらァ〜!!!」

 

ルフィ「あいつら・・・」

 

ナミ「フランキー一家!」

 

ゾロ「この忙しい時に・・・」

 

○○「まぁ待て、コイツらの意見も聞いてやれ。」

 

ナミ「○○!?」

 

ザンバイ「頼む!!!俺達も連れてってくれ!!!!エニエス・ロビーへ行くってガレーラの奴等に聞いた!!!アニキが政府に連行されちまったんだ!!!追いかけてぇけど・・・アクア・ラグナを越えられねェ!!!!」

 

ココロ「相手は世界政府らよ。」

 

ザンバイ「誰だろうと構うかァ!!!」

 

キエフ「アニキを取り返すんだ!!!」

 

キウイ「あたしらアニキの為なら命だって惜しくないわいな!!!」

 

モズ「お願いだよ」

 

ルフィ「・・・・・・」

 

アイスバーグ「・・・・・・」

 

○○(フランキー吹っ飛ばしたのは、俺なんだよな・・・それだけは黙っとこ。)

 

俺がバットで打った事は、フランキー一家には黙っておいた。

 

ナミ「冗談じゃないわ!!!あんた達が今まで私達に何をしたかわかってんの!!?」

 

ザンバイ「恥をしのんで頼んでる!!!アニキを助けてェんだ!!!」ポロポロ

 

ルフィ「乗れ!!!!急げ!!!」

 

ザンバイ「・・・・・・!!!麦わら・・・!!!」ブワッ

 

ナミ「ちょっとルフィ!!!」

 

ルフィ「ま、いいよ。」

 

○○「やれやれ・・・ま、それがルフィだよな。」

 

ザンバイ「すまねェっ!!!恩にきる!!!!」ガン

 

ザンバイは、代表して土下座をした。

 

ザンバイ「でも、その車両じゃなくていいんだ!!」

 

ルフィ「!?」

 

ザンバイ「俺達ァおめェらに合わせて「キングブル」で海に飛び出すからよ!!車両の後ろにつかまらせてくれればいいんだ!!!よろしく頼む!!!じゃ後で!!!」

 

ココロ「・・・・・・んがががが、ほんじゃ行こうか」ガコン

 

ザンバイ「やった〜!!アニキ救出に行けるぞ〜!!!」

 

ココロ婆さんの一言で、俺達は海列車`ロケットマン´に乗り込んだ。

 

ココロ「さァ海賊共振り落とされんじゃらいよ!!ウォーターセブン発エニエス・ロビー`暴走海列車´「ロケットマン」!!」シュッシュッシュッシュッ

 

ルフィ「よし!!!出航!!!行くぞォ!!全部奪い返しに!!!!」ポッポ〜!!

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